バックブレーダー



【基本データ】

リアルミニ四駆
●全長132mm ●全幅89mm ●全高40mm
●Item No:19303
●本体価格600円 ●1997年4月発売
●本体価格900円(2009年2月21日[土]再販時)
  • 2020年再販時
●Item No:95532
●本体価格900円 ●2020年2月8日(土)発売

【本体内容】

リアルミニ四駆第3弾。
スパッツ型のホイールカバーが特徴的なデザイン。・・・が、残念な事に走行用シャーシに載せ替えるときは無改造ではスパッツ部分は装備できない。スパッツ装着状態で使いたいなら下記のポリカボディ版の方が手っ取り早い。
それまでのリアルミニ四駆と違い、設定やキットの構造上ステアリング機能はない。
設定上はフロント・リヤカウルの根元から稼動するアクティブサスペンションが装備されているが、残念ながら再現されていない。
まぁ再現しようと思ったらボディの分割が多くなって価格が高くなる上、モーターライズシャーシへの換装に支障をきたすからしょうがないかもしれないけど・・・
コックピット後方の冷却システムを、部品の差し替えで空冷タイプのファンか液冷タイプの冷却材タンクを選択できるようになっているが、冷却ファンはメカニックパーツのランナーに成型されているためにGUPメッキボディや無料配布の成型色違いなど、ボディのみのセットの場合はそちらが選べない。
冷却タンク着けときゃいいじゃん、と言いたいところだが、ボディ裏側に大きく張り出す形状のために下半分を大きく切除しないと収まらないという、困った点がある。
おまけに、液冷パーツは2分割の最中構造なのだが、その所為で下半分を切除すると接着しないと形を保てなくなるというこれまた困った仕様。
付属のステッカーは、チームリーダーのブレッド仕様を再現している。
DUS(ドレスアップステッカー)や新クリヤーボディのステッカーを使えば2~5号車も再現可能。

※リアルミニ四駆なのでそのままでは走りません

【漫画、アニメでの活躍】

漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」におけるWGP編で登場したNAアストロレンジャーズのマシン。
(一番手前の顔が特大サイズのがハマーD)
WGP戦のチームでは最初に豪達の前に現れ、TRFビクトリーズに世界の強さを見せつけた。
衛星通信システムやアクティブサスペンションなどを搭載。
さらにパワーブースターや永久機関による無限バッテリー(漫画版)と夢機能満載。
↑って書いてあるけど、実際はオルタネータ(発電機の一種)で走りながら常に充電されていて、土屋博士が「走れば走るほどバッテリーに充電される」と言っていたので勘違いされがちだが(ウィキペディアでも似たような感じで書かれている)、具体的にどのような構造で発電・充電されているかは説明や描写がなく、メインの動力系統の他にAPU(補助動力装置)とそれ用の燃料などを積んで発電している可能性もある。
また、漫画版のパワーブースターはバッテリーの充電が100%になった時、自動で発動するという設定になっている。
衛星からの情報支援がない時は完全にアクティブサスの機能を生かせないのか、あるいは高速走行時は大きな障害などにはサスが追従できないのか、VSハリケーン戦ではハマーDが強制的にパワーブースターを作動させると、路面の凹凸にサスが追従できなくなり無茶苦茶な動きになった挙句、コーナーで障害物に乗り上げ吹っ飛んでいる。
ハマーDよ、これくらいでパニックになっていては、宇宙に出たら、死ぬぞ・・・

ハ・・・ハマーばっかり見てんじゃないわよ!たまには私も・・・見て・・・ by ジョー

アニメでもやはり世界大会の最初の壁として、ビクトリーズにチームランニングの大切さを叩き込む。
1~5号機はすべて同一デザインだが内部セッティングは異なるものになっており、
2号のエッジは万能型、3号のジョーは高速型、4号のミラーはコーナー型、5号のハマーDはトルク型。1号のブレットは特に明言されていない。
因みに此方のパワーブースターの設定は「バッテリー残量を全て使用して超加速する」というもの。
全機に搭載されおり、これを利用したフォーメーション走法も披露しているが、試合中に独断で使用できるのはブレッドのみの様子。

VSハリケーンソニック戦のハマーDの狼藉っぷりはアニメでも健在。とは言え原作ほど取り乱すことはなく、パワーブースターを無断使用したりはしない。
むしろこちらだと迫真の表情で言い放つ「魚が残ってたっていうのかぁぁぁ!?」の方が印象に残るか。

余談だが、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」原作13巻では豪&ブレット VS アストロレンジャーズ訓練生のレースにおいて「白いバックブレーダー」が登場している。
黒い塗装はレース選抜メンバーゆえだろうか?

またアニメの設定資料集には、本編には登場しなかったブレッド専用のアメリカ国旗カラーのバックブレーダーが描かれている。
なお、アニメのハマーDのナンバーは5なのだが、一度作画ミスで4番にされていたw可哀想なミラー。
TVシリーズでは作画簡略の関係か、ボディキャッチがS1付属品のようなひし形のモノになっていたが、劇場版では序盤のロイヤルカップのシーンでキット基準のデザインのボディキャッチになっている。

MAX編アニメ版には、米海軍正規空母上でのレースで、アメリカのレーサーたち3人がそれぞれバックブレーダーの発展型のマシンを一種類ずつ持ち登場したが、これらは商品化されていない。
バトルレースのさい、アクティブサスペンションを使って高くジャンプするなど、より高性能化しているのが伺える。

SFCのゲーム「POWER WGP2」では、さらにサテライトエネルギーチャージャーという新装備が加わり、衛星からの電力供給が可能になった何そのガンダムX+インパルスガンダム的な。 

発展型としてバニシングゲイザーが存在する。
こちらはアストロレンジャーズの新人達が使う。

Return Racers第16話でも登場。
中身がアップデートされたらしく、アクティブサスの機能がさらに強化されていた。

レッツ&ゴー 翼 ネクストレーサーズ伝では、VRレースのシーンでバックブレーダーの発展型と思しきマシンや、アストロレンジャーズの後輩のようなキャラクターも登場している。


【VIP内での評価】

現在では生産終了しているため、価値が高い。
バックブレーダーの旧クリヤーボディやキットが販売してある店があれば、注文祭りが起きたほどのカリスマ的な人気を持つ。
クリヤーボディが待望の再販を果たしたが、大量に仕入れた一部店舗などを除いて、すでに品薄となりつつありその人気っぷりがうかがえる。

VIP内では3号機、5号機の人気が特に高い。
理由はお察し下さい。


【公式ページ】


【備考】

2009年2月21日(土)ごろ再販 945円(本体価格900円)

ウイングがトップクラスに折れやすい。
レースするなら外しておくのが無難。

リヤモーターシャーシに搭載する場合、液冷式タンクの部品が大抵干渉する(FM系シャーシではだいじょーぶ) 
当時主流だったS1、SFM、STZ以外にも地味にZEROシャーシに無改造で搭載できたりする。

GUPでクリヤーボディ(ポリカーボネイトボディ)がある。こちらの冷却部分は空冷ファン仕様。
キットと同じく透明なので、色が欲しいときは塗装が必要だが、その分透明感を生かしたクリヤー塗装などが可能。
また、余白を切り取って使うものなので、ホイールアーチをワザと切り取らずスパッツにしたり(バックブレーダーはそれがデフォだけどw)と、工夫次第で色々使える。
ステッカーはキット付属のものと同じ紙製。そのため、デフォではブレッド仕様しか再現できない。
2次ブーム後期に発売されたためか、流通量が少なく再販の見込みもほぼ絶望視されていたため希少品化していたが、2015年2月にまさかの再販を遂げる。

(右が再販版で、左が旧製品)

10年以上の歳月を経たためか、新規のITEMナンバーが振り当てられ内容も若干変更され、ボディに保護フィルムがコーティングされていてステッカーも専用のビニール素材になる。タミヤフェアで実物を見た人いわく、金型が改修されたのかディティールもシャープになっているよう・・・とのことだったが、実物を比べてみると特に違いはなかったw
また、S2シャーシやARシャーシに載せられるよう、ボディキャッチ部の部品が改修されていて、旧製品のモノから半分ほどに切り詰められている。
ITEMナンバーが1から始まっているので、うれしい事に通常ラインナップのようだ。
更にうれしい事に、1~5までのナンバーのステッカーが付属するので、アストロレンジャーズの再現も可能だ。
ステッカーの素材はビニールになっている。
塗装方法はこちら

コロコロコミックの全員サービスでブロンズメッキボディが販売されたことがある(GUPでも販売された模様)。
限定GUPでスモークカラーのボディもあった。
また、モデラーズギャラリーで黒成型のボディが販売されたこともあるようだ。
詳細不明だが、ボディを金メッキ化したキットも存在する(大会の景品用?)。

最近岡山の大会で赤成型のボディが出てきた。
↑どうやら5月の店舗大会の景品用にでも出る模様?
大阪の某工大の文化祭レースにて、08・09年と2年連続で参加賞として配られた。

なんと2020年になって11年振りに再販。
こういう復刻キットとしては珍しく、ITEMナンバーや指定色などの細かい表記の変更や、説明書の注意書きの補足用紙が1枚追加された以外はかつてのキットをほぼそのままにした再販としては非常に理想的な形になっている。
何と上箱内側の1ページ漫画や、下箱の改造作例まで再現されている。

なお、通常ラインナップとして再発売されたメタリックグレーは、ミニ四スプレー版とは色味が変わっている。
特に金属粒子の荒さと隠蔽力が変わっていて、商品の宣材写真や↑の作例のように綺麗に塗装するには黒立ち上げで慎重かつ丁寧に塗らなければならない。
また、困ったことに何故かスプレーと最近出たラッカー瓶とでは顔料粒子の粗さや色味が違う。


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最終更新:2022年11月12日 07:57