【基本データ】
●全長114mm ●全幅72mm ●全高77mm
●Item No:19009
●本体価格600円→800円 ●1985年6月4日発売
【本体内容】
ボディはアニメーター 大塚康生氏の手によりデフォルメされたコミカルなデザイン。
デフォルメされたと言っても細かいディティールなどはしっかり作られていて、良くできている。
シャーシはボディにあわせてショートホイールベースのもので、ビッグタイヤがセットされている。
駆動系は、モーターのピニオンギヤーで直接プロペラシャフトに装着されたスパーギヤを駆動し、プロペラシャフトの前後に設置されたウォームギヤでドライブシャフト(車軸)を駆動する方式。
ウォームギヤの恩恵で意外とパワーがあり、ビッグタイヤと車高の高さも相まって実車同様(?)走破性が高い。
モーター付き。
【漫画、アニメでの活躍】
ミニ四駆ではないが、新谷かおるの「エリア88」で実車が登場している。
凄まじい走破性能で、軍用ジープの追撃をかわすのが印象的。
まぁ垂直に近い崖を上ったのはやりすぎだと思うけど・・・
ダッシュ!四駆郎には単行本1巻にワイルドシャーシに載せ替えられた状態でちらっと登場。
またレッツ&ゴーでも、原作漫画で相模模型店の店長がウニモグ「らしき」車に乗っている。
しかしボロ故か許可を取っていなかった故の大人の事情か、メルセデスのエンブレムは付いておらず、また渡河用と思しき煙突(正確には吸気口)も見られる。
【実車について】
モデルはダイムラー社がメルセデスベンツブランドで販売している四輪駆動車。
ウニモグとはUniversal-Motor-Ger醇Btの略…ありゃ、独語文字化けするな
大径タイヤや頑丈なサスペンションン、副変速機などによる、凄まじいまでの走破性などからマイナーチェンジを繰り返し、現在も販売が続くロングセラー車である。
実は実車にしても(型にもよるが)割とショートホイールベース・ビッグタイヤなのでこの
ミニ四駆版と大して変わらない見た目だったりする。
その高い走破性と頑丈なフレーム構造から、軍・警察用の装甲車タイプや、対空機関砲を装備した自走対空砲型の車両もある。
日本でも、JRAが馬場の整地や一部の県警が採用したり道路公団が改造して清掃車仕様にしたものを運用している。警察仕様のものは、その走破性を生かし先日の栃木の豪雨災害に出動し、ニュース映像などでも映っている。
改造するネタには困らないw
ちなみに、
ミニ四駆化されたのは1963~1988年に生産された406型なので、最新のタイプとはかなり外見が異なる。
日本で有名なのは、
ミニ四駆になったのとエリア88に登場した所為?
【VIP内での評価】
VIP内での、というと正直微妙だが、よく公式でVSなどに換装されたものを見かける。
ホイールベースが短いので後部ホイールアーチを切除する加工が必要。
ホイールに使用されているFランナーはトヨタ・ランドクルーザー (チームA.C.P. タミヤ・パリダカ仕様)と同じの物なので流用可能だが、タイヤは36.5mmとやや大きい(コミカルシリーズ付属のブロックタイヤは33.7mm)ので後輪ホイールアーチの前部に干渉するので注意。(
トヨタ ハイラックス サーフ SSR-G等の現行製品のブロックタイヤは32mmと径が小さいうえにシャフト部分が太くなっているのでホイールを交換しても流用不可能)
【公式ページ】
【備考】
最終更新:2021年02月19日 18:45