【基本データ】
●全長130mm ●全幅86mm ●全高48mm
●Item No:95474
●本体価格1,200円 ●2018年12月22日(土)発売
【本体内容】
アバンテJr.発売30周年記念キット。
足回りやシャーシなどは元キットと同一。
ボディはブルー成型のノーマルに加え、ブルーメッキボディを同梱。
ステッカーもオリジナルデザインと30周年記念デザインのホイルシールが付属する。
【RCカーについて】
コロコロ等のタイアップでラジコンバギーブームが巻き起こる中、競技用のマシンが台頭し始め、当初タミヤは「組み立てやすさ」「美しさ」にこだわり、また自社でRC大会を主催していたことなどもあり他社とは一歩引いた態度をとっていた。
しかしゆえに他社に対して競技用車種の開発には後れをとり、子供たちの間で「タミヤは遅い」という風潮が立ち込め始め、それを見過ごすことが出来なくなり、持てる技術のすべてを集めて開発したのがタミヤ初の本格的競技用バギーRC「アバンテ」であった。
実はこれ以前に発売されたオフロードRC「ポルシェ959」をベースに開発されている。
単純に速さを追求しただけでなくデザインにもこだわり、走りと美しさの両立を目指していた。ちなみに設計者はあの滝文人博士である。
その速さへの追及が後にTRFを設立する事となる。TRFは本来、このRCアバンテのテストチームだったのである。
各種の新規軸により素晴らしい性能を持ち、「美しさ」を追求したそのデザインも相まって非常に高い人気を博したが、空振りに終わった新技術やそれらに起因する・しないに関わらず欠点も少なくはなく、廉価盤だったバンキッシュやアバンテ2001の方が気負いがなく軽いので良く走る、と言われるほどだった。
その為、わずか1年足らずで改良型のイグレスにフラッグシップモデルの座を明け渡す事となった。
しかしこのマシンが残した成果は大きく、後のタミヤRCだけではなく他社の競技用RCにも影響を与えたと言われる。
わずかな販売期間で市場から姿を消したアバンテだったが、そのデザインや専用に設計された各部品・メカニズムに魅せられたRCファンは多く、やがては伝説的な存在となった。
2000年代に入ると、その希少さと人気ゆえ価格がアホみたいに高騰してしまい、しまいには
未組み立てのキットがウン十万で取引されるなど
ラジコン版2000GT状態となっていた。
しかしついに2010年、2011年の復刻販売が発表されこの状況がようやく打破された。
アバンテ(2011)と銘打たれたこのキット(
あばんて2011とは全然関係ないよw)は、外見こそ変わらなかったが現代の技術により欠点がほぼ解消され、監修に携わった滝博士をして「今だからこそ出来たアバンテの理想形」と言わしめている。
ちなみに名前の由来は、英語および仏語のavant(前衛的な)に由来する。
【漫画、アニメでの活躍】
【VIP内での評価】
【公式ページ】
【備考】
↑の通りパッケージデザインは元キットを踏襲しているが、メッキボディを追加したため厚みを増した箱となっている。
最終更新:2018年12月21日 18:06