エイワススレ内用語事典(ネタバレ注意) は行~わ行

エイワス作品本スレや雑談所で出てくる単語集とその意味の早引き
全作品のネタバレ全開なので未読での閲覧は非推奨。作品初見時の新鮮な驚きを損ねるので注意。















↓以上、了解の上でスクロールしてご覧下さい



は行

  • 【○○ハード】(不憫枠)
ダイスの女神様の気紛れに翻弄され、特に大きな過失があるわけでもないのに
特に理由の無い暴力に襲われる、戦略が裏目に出る、執拗に他の参加者から襲撃を受ける……等々、
理不尽な苦難の道を歩む羽目になった参加者のこと。或いはその状況のこと。
あまりにひどすぎる場合は半ばギャグキャラ化し、斜め上に展開が転び続けて逆に生存フラグとなることもある。
本シリーズでの代表者はルサルカさんとヴェルゴさん。


  • 【パーシヴァル】(ドジっ子ロリ騎士、ロリ経産婦、ロリおかん)
2015年新年企画聖杯戦争の主人公であるねらう代のサーヴァント。クラスはランサー。AAはヴィータ。
円卓の騎士の一人であり、聖杯伝説などで知られる。なお、今回は聖杯でなく聖槍ロンギヌスを携えている。
以前にやる挑でガラハッド役としてシグナムが出演していた縁や諸々のエピソードから配役は一瞬で決定。
さらに「童貞なのに息子がいた(処女とは言ってない)」ことから【TS】にも変な説得力が生まれ、
かくしてロリおかんという色んな意味で業が深すぎるサーヴァントが誕生したのであった。ありがとうございます!
余談だが、英語だと処女も童貞も同じ「Virgin」である。

【ケイ兄】の煽りに乗せられて乱暴者の騎士イーテルを爆発四散させてきたものの、さらに煽り返されてブチギレ。
家出同然に飛び出して遍歴の騎士となり、そのまま聖杯探索に向かったらしい。
この度の聖杯戦争にかける願いは「ケイ兄の所業を王(アルトリア)にチクってドゲザ・ケジメさせること」。お、おう。
自前の聖杯を使わなかったのは「そんなことに使うとバチが当たるから」。せ、せやな。
ちなみに、聖杯伝説のもう一人の騎士ガウェインもやら挑でミスター・キシドーグラハム・エーカーで出演していた。
さぞや賑やかな旅路であったと想像される。あの、ガラハッドさん、胃薬要ります?

当初から【脳筋】と度々アナウンスされていたが、何しろマスターがゴリラなので助言役に回ることが多い。
基本的には物理で殴る思考だが、心眼(偽)のおかげで直感的な戦術・戦略眼は悪くない。
また、聖槍により破魔・解呪の類も可能で、実際に厄ネタ過積載のライダー浄化してしまった。槍関係ないって言うな


  • 【バアル】(英雄神)
ソロモン72柱の魔神筆頭。東方を支配する。66の軍団を率いる序列1番の大いなる王バアル・ゼブブ(蠅のバアル)。
...だったのだが、魔王の鍵や権能、そしてソロモンの【王の指輪】により、制御下に留めた上でかつての神格を取り戻す。
ウガリット神話の嵐と慈雨の神。竜殺しの英雄神バアル・ゼブル(崇高なるバアル)。
ちなみに「バアル」というのは「主」という意味であり、本来の名は「ハッドゥ(ハダド)」である。通称が固有名詞化したタイプ。
炎と死と乾季の神である冥王モートは血を分けた肉親関係であり敵対関係であり、天敵でもある。

「毎ラウンド終了時にHPと、宝具以外による状態異常を完全回復」という無敵の能力【バアルの恵み】と、
ラウンド開始時の攻撃としては最強クラスの対人宝具【敵を討つ稲妻(ヤグルシ)】、
あらゆるペナルティでパワーダウンしない対軍宝具【闇を払う祭矛(マイムール)】を持つ。
ちなみにヤグルシは追放、マイムールは撃退をそれぞれ意味する。

性格は正統派武人タイプ。礼儀正しく堅物。言動が英雄的で勝てる気がしない感じのオーラが凄い。
素で仲間想いだったりヤンデレに監禁されたりヤンデレで最強な妹の嫁がいたりと、やらない夫と親和性が高い。
主張も好みに合うらしく、決闘に勝利してから友好的な仲間になってくれるのが早かった。


  • 【バカ】
どんな苦難が待ち構えていようと、ナチュラルに消耗度外視で自分を貫き通すバカ。
『己を顧みる事なくひたすらに信念を貫き通す“シリアスな”「バカ」』
『後先考えない行動でひたすら場を引っ掻き回す“ギャグ的な”「バカ」』
の2種類に大別されるが、エイワススレでは前者が圧倒的に多い。
なお、後者のムーブに特化した存在は『女神に選ばれしバカ』と呼ばれ、
落ちる時はあっさり落ちるものの、その分生き残れば作者にも予想外の大活躍をする事に定評がある。
エイワススレではパラレルラインにて住人を阿鼻叫喚の渦に叩き込んだ『超勇者』ことグラハム・スペクター等が該当する。


  • 【鋼メンタル】
覚悟を決めた人間が大なり小なり持つ事になるもの。別に所有者は主人公ばかりとは限らない。
困っている者を放っておけない者。救われない者を何とかしたい一心で魂を削る者。
愛する者を手放さない為に足掻く者、愛する者に尽くす者etcetc。
動機やその覚悟に至った過程は千差万別だが、誰も彼も無茶振りされた程度で勝負を投げたりしないのは共通。
戦う事を止めた時点で終わりなのだから、否応無しに戦うしか無いのである。

対義語:豆腐メンタル


  • 【爆肉鋼体】(爆肉さん)
やらない夫が三番目に習得したアビリティ。元ネタは幽々白書の同名の筋力強化技。
初回では庇う+ダメージ半減能力だったが、この時は自分の肉体を鋼に見せかける幻惑能力となっている。
自分への単体攻撃を止めさせ、別の味方を選ばせて攻撃させる。

ダメージを喰らわずに済むので、後にHPをMPとして代用可能になったやらない夫には割と有用なのだが、
そもそも敵が後衛に攻撃する手段は大抵全体攻撃なので機能する事が無かった。
発動したのは【バアル】戦での一回だけ。あの英雄神に効いたという時点で地味に凄いが。

ちなみにこれが選択されなければ「自分のHPが0になった時に自動的にHP1で復活させる」
【残心活丹】という【二元残心】の劣化アビリティが取られていたので、ある意味では幸運だった。

なお、当初は「攻撃時に発動」であったが、
「このままだと荒れるもとにしかならない」とエラッタが入り「防御時に発動」となった。
そういう意味では有害になっていた可能性もあるということで、ある意味毒手以下なのかもしれない。


  • 【バーサーカー】
戦いに於いて猛り狂った英雄である事が該当条件のクラス。
戦闘技術としての自己狂化や、単に発狂した逸話がある人物でも可であり、該当条件はかなり緩い。
サーヴァントの中で唯一儀式時の呪文追加で任意召喚が出来る。

ステータスこそ高いが一部スキルや宝具が使用不能になる。固有スキルは【狂化】。
燃費も悪く、大英雄専用弱体化ギブスとまで呼ばれる事もある。本来は弱い英霊を強化するクラス。
人格を持つ英霊を使い魔扱いするのが通常な魔術師にとってはコミュニケーションをせずに済むという利点がある。
但し、頭脳面では一切頼りにならないクラスなので、戦略戦術は全てマスター次第となる。
エイワススレに於いてはシステムと今一噛み合わず、弱くは無いが最強と呼ぶ程でもない地味めな者が多い。

各作品で特に共通項と呼べるものは無い。

+ 歴代バーサーカー
やる挑:バイヴ・カハ(ケルト)
嫁魔神:ローラン(フランク王国)
やら死に:酒呑童子(平安日本)
できる叶:クルトー(中世フランス)
8番目:アルキュオネウス(ギリシャ神話)、フンババ(ギルガメッシュ叙事詩)
24時:ヨルムンガルド(北欧神話)
テストプレイ:ザッハーク(古代ペルシャ)
小聖杯:オスカル(ケルト)
年末企画:ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン(中世ドイツ)
クロス企画:ホワイトライダー(黙示録)、アッティラ(中世欧州)
W兄貴:アンドレイ・チカティロ(ソ連)
彼月:アリアドネー(ギリシャ神話)、レーヴァテイン(北欧神話)
ねらう緒:ホグニ(デンマーク。北欧神話+キリスト教)
パラレル:アウレリウス・コンモドゥス(帝政ローマ)


  • 【バトルジャンキー】
戦闘狂。「取り敢えず、殴り合えればハッピー」志向の人たちを指す。割と安上がりな人々である。
“8番目”における正規のランサー陣営、アサシン陣営、キャスター陣営などが該当する。
恐るべき事に真っ当に交渉可能なのがこの面々で、他の勢力は対話出来るだけという有様。
バーサーカー陣営に至っては【カシャンカシャン】によって【それどころではない】という事態に陥っている。狂戦士なのに。

もっとも、できない子自身が比較的に脳筋寄りであるから、思考が単純な脳筋勢力と相性がいいという話もある。
実際のところ、他のシリーズでも意外と話が通じることも多い。大抵の場合、最終的なガチンコは不可避だが。


  • 【バルドル】
北欧神話の光明・陽春の神。戦争と死の神オーディンと愛と結婚の神フリッグの子。アース神族。
神々の中で最も美しく最も賢明で最も優しいとされ、森羅万象に愛された。
「災いが無い場所」と呼ばれる館【ブレイザブリグ】を本拠とする。

ある時から悪夢に魘されるようになり、それを心配した両親が原因と対策を探った結果、
フリッグがあらゆる被造物(生物・非生物問わず)が「バルドルを傷付けない」事を誓約して貰う事で無敵と化した。
但し、幼すぎて「誓約」というものを解さなかったヤドリギ(ミストルティン)だけは例外だった。
その後、バルドルに様々なものを投げつけては傷付けられない事を確かめて喜ぶ遊びが神々の間で流行るも、
それに不快感を感じていた道化の神ロキがヤドリギの秘密に到達。
自分が作ったヤドリギの矢を、盲目の神ヘズを騙して投げつけさせた事で死亡した。
バルドルが謀殺された際は、あらゆる被造物がその死を嘆き、涙した。(下手人のロキが化けた女巨人を除く)

バルドルの死によって夏を挟まない三度の冬(風の冬、剣の冬、狼の冬)が続き、
八方から吹き付ける雪と数多の戦乱、骨肉の争いで人間界ミズガルズは滅亡する。
これがオーディンが予見し、そして回避に失敗したラグナロクの前兆である「大いなる冬(フィンブルヴェト)」である。
死した後の神々による復活の試みも妨げられるが、滅びの果ての新世界にて再び蘇ったとされる。以上神話。

やら死ににおける【魔王】の一柱であり【やらない夫】の女神(ヒロイン)。AAはシュテル。
水浴び中に全裸のやらない夫と出会うという傍から見るとどう見ても犯罪…もとい神話的な出会いをした。
【魔王】の中で唯一の「秩序・善」属性。やらない夫が感涙する程常識的。
自分を倒す為に必要なヤドリギの化身(ヘズの残滓)を殺さず「家族は一緒にいるものだ」と言って引き渡してきた
お人好しっぷりを見せつけたやらない夫に感謝し、その在り方を見極めた上で彼に全てを捧げ、託す事を決める。

【魔王】の中ではレベルが一番低く、即死アイテムもあることから攻略難易度は比較的マシな方。
但し、神代最大の大船【リングホルン】を持ち、そもそも直接攻撃を加える事自体が難しい。
また、その伝承から世界再生を担い、滅びかけの星の環境を回復させることのできる権能を有しているため、
何も知らずに倒していたら確実に後々阿鼻叫喚になったであろうと思われる。
やらない夫がチート化した原因の片割れ。

外見はボーイッシュな幼女だがその在り方はまさしく女神。圧倒的な包容力を持っている。
状況を整理して分かりやすく解説したり助言をしたりしてくれる秘書的な立ち回りもお手の物。
精神の成熟具合に比べて割と乙女チックな趣味を持っており、
そのためにやらない夫の、魔王ではなく一人の少女に対して接したその接し方がクリティカルした模様。

また「不変の裁定」を司る神であり、決断を出すまでに時間は掛けるものの一度下した裁定は不変であるとされる。
その点を踏まえた上で発言を見返してみると色々新発見があるのではあるまいか。
やらない夫が関わる事となると普段のセメントな態度が崩れたり、遠回しに凄い愛情発言をしたりするお方。

エンディングで世界を再生させる為に聖杯の中で眠りに就き、やらない夫達が再会の為に数百年の間その守りを担った。
最後は再生された新世界にて、やらない夫と笑顔で再会する。奇しくも神話と同じ様に。

ちなみに、お隣の全知スレでも呼び名やAAは違えど非常に重要な役割を担っていたりする。


  • 【○○パン】
相手陣営に対してなんらかの継続的なデバフを与える行為の事で、
対象がステータスの場合は『腹パン』、霊地の場合は『霊地パン』と呼ばれる。
なんらかの逃走手段とセットで使われる事が多い。
エイワススレにおいては主にW兄貴聖杯のアーチャーの宝具を指す。
元ネタはアーチャーの作成元でもある男爵氏のスレで猛威を振るったデバフコンボ。


  • 【ファッキューロッキ】(ウザロキ)
ぐうの音も出ない程の畜生、吐き気を催す邪悪、最凶の愉悦犯 …その他諸々こと
"彼月"における黒幕、ウートガルザ・ロキに抑止力から浴びせられる罵声。
そのあまりの外道ぶり&黒幕ぶりから抑止力からのヘイトっぷりは史上最大クラス。

元ネタはなんJ(なんでも実況J)より「ファッキューカッス(チック)」。さらに遡ると「サンキューガッツ」。
最終的に、キル夫一行との決戦において手札のほぼ全てを完封された上でフルボッコされた。ザマァ。


  • 【フェイト】
やら死にのヒロインの一人。義妹かつ参加者の一人でライダーのマスター。作品名ではない。
【アトラス院】の院長であるジェイル=スカリエッティが作り上げた戦闘用小聖杯ホムンクルスの一人。
彼とは険悪ながらも複雑な間柄。大体は使命の重さとスカリエッティがコミュ障である事が原因だが。
「最強になる必要はない。最強であるものを作ればいいのだから」というポリシーの体言。最強のマスター(脳筋)。
イブキの宝具【酒さん】を飲めば、普通に大英雄のレベルとステータスになる。でも人間。不正は無い。
対城級攻撃も出来る。でも人間。不正は無い。

効率的に聖杯と同調する為に、やらない夫と同時期に幼少の身で聖杯内部世界のマリオ家に放り込まれた娘。
最初は聖杯から受けた魔力を制御出来ずに周囲のものを破壊してしまい、部屋に引き篭もってしまっていた。
しかし全裸の馬鹿が部屋に特攻、十数回部屋ごと爆破された果てに連れ出す事に成功、やらない夫だけには心を開く様に。
出自的に「家族」という概念に抵抗があり、義理の親であるマリオや準に対しても一線を引いた付き合いしか出来ず、
やらない夫に対しても接し方の距離感が掴めず、アピールが過剰になってしまうコミュ障な子。
色事になると愛情が暴走してあっと言う間に頭が茹だる。

性格自体はやらない夫と似たもの同士。根は優しく頑固な自己犠牲タイプ。
責任感が強いので任務は進めるが、優しくもあるので精神的な負担も大きいという板挟み。
やらない夫と戦わなければならない事でさらに負担は増加。一人で泣きながら覚悟を決めようとしていた事もある。

戦いではやらない夫達に勝利したが、戦意が自分の望みからではなく義務感から出ている所を突かれて戦意喪失。
その後は色々吹っ切れたのか、コミュ力が改善されたり、やらない夫の手綱の握り方のコツを掴み始める。
やらない夫もフェイトの弾けっぷりを承知の上で「何でも言う事聞く」と言う辺り、満更でもない模様。
何気に危機的な状況にある場合、やらない夫が人並みに精神の平静を崩す唯一の人物。彼の逆鱗に当たる存在。
【やらない夫】と【ジェイル=スカリエッティ】の相互理解が決定的に遅れた原因の一つ。
戦後は【黒猫】と一緒にやらない夫の帰りを待ち続けている。

ちなみに、作品名を指す場合は専らアルファベットでFateと表記されるため、混同されることはあまりない。


  • 【普通の聖杯戦争】
この世界には存在しないもの。「並みのサーヴァント」の類義語。下手するとこっちは原作世界にすら存在しない可能性も。
多分、全能ではないもののまともに機能する聖杯があり、各クラスのテンプレに反しないサーヴァントが出てくるのだろう。


  • 【フンババ】(フワワ)
バビロニア神話の「ギルガメッシュ叙事詩」に登場する最古の聖獣。
七枚の衣を所持しており、全てを纏えば無敵となると言われる。その叫び声は洪水を呼び、口からは火と毒の息を吐く。
神々の所有地である「香柏(=レバノン杉)の森」を守護していたが、
それを得ようとした英雄王ギルガメッシュと野人【エルキドゥ】と対立。
衣を一枚しか身に着けていない状態で二人を圧倒するものの、
ギルガメッシュに要請に応えた正義の神シャマシュの風によって動きを封じられて敗れる。
その後の命乞いもエルキドゥに却下され、怒って報復をしてくれる事を神々に求めて討たれた。
エルキドゥの死の遠因となった存在。

【できない子】が聖杯戦争最後に呼び出したサーヴァント。番外バーサーカー。AAは伊吹萃香。
戦闘時に衣を着る事で狂化を発動させるタイプ。本体は小柄でできない子によく愛でられた。
特撮怪獣そのままな姿と大きさをしており市街地ではとても戦う事が出来ないが、
【三首神社】から聖域の守護者として認められた事で、その中では被害を出さずに戦える。
直接的な戦闘の機会には恵まれなかったが、カラティンを待ち伏せて魔眼で石化したり、
最終決戦で【アルキュオネウス】と怪獣大決戦をしたりと確かな存在感を示した。
守護者としての任務を完遂出来た事を喜びつつ消えていった。


  • 【ベオウルフ】
スウェーデン南部イェーアト族の英雄であり王。
夜毎に戦士を殺戮していた巨人グレンデルの腕を生身で引き千切り、その母である水魔を息子共々巨人の剣で滅ぼし、
晩年の年老いて衰えた肉体ながら、素手で竜を締め上げて動きを封じた男。
これでも神の血が一滴も入っていない人間である。謙虚で控えめな人物だが、それで他者に侮られる事も多かった。
借りた魔剣が実際には役に立たずに終わっても特にその事に触れたりはしない。

やる挑の「スレイブ」クラスの番外サーヴァントや、できる叶のセイバークラスのサーヴァントとして召喚される。
どちらの作品でもあまり多くを話さない。背中で語り、最後に決定的な何かを残して消える人。AAはガッツ。
宝具は【孤高なる王の伝説(ベオウルフ)】。対人宝具や肉体的異能の特殊効果を受け付けず耐性を貫く彼の五体。
護国の赤竜と正面から殴り合い、城壁で軽減されたとは云え邪神の対城宝具を殴って打ち消す凄まじい男である。

  • 【ペンドラゴンダイス】
魔剣物語(旧:ダイスで剣と魔法の修羅の国)において主人公のモーさんやその一族周りにだけやたら厳しいダイス目が出ることの比喩。具体的にどう厳しいのかは語るに心が痛むので是非本編まとめを見ていただきたい。
雑談所頻出話題である「もしもFateブリテンがランスロット主役のあんこスレだったら」においても「ファンブルや熱烈歓迎を連発した結果ああなった」という結論に至ることが多いので、ひょっとするとこの出目運は原典ペンドラゴンの方から持ってきてしまったのかもしれない。

  • 【変装さん】(変装:B)
8番目、彼月に出て来たスキル。
通常の透視能力でステータス情報を確認する事が出来なくなる。Aランクだと相手の初手を-5%することも可能。
彼月において、自鯖が成長すると言う圧倒的なアドバンテージを隠す為にコンラちゃんに習得させた。

……が。しかし。
事実上EXクラスの看破能力持ちのメアリがいたことであっという間に利点崖っぷち状態。
黙ってもらう確約が出来てさあ一安心と思ったらエースの動向であっという間に宝具がバレるわ、
対魔力持ってないのにウルスラグナ様から対魔力強化の権能を貰っちゃったから
成長要素があることをレジに間違いなく感づかれたわであっという間に真名隠蔽効果は産廃状態に。

「誰かの姿は真似られない」ので偽物作戦も不可能。
沐浴中のカルナさんに出会った時にバラモン僧に化けて鎧を剥ぎ取る、というまずねーよ、なシチュでしか使えないと思われ、
変装取得の為に検索した式バーの他スキルが悉く習得不可能だった事も相まって抑止力達の全力disを受けるハメに。
「後先考えずにとるんじゃなかったなぁ」「爆肉さんの同類か……」「かこつけてコスプレさせられるし別にいいじゃん」
などと散々な事を言われていた。

────が、しかし。
大勝負であるめだか戦において、そのステータス隠蔽効果によって相手視点だと「筋で敏以外抜ける」ように見せかけ、
実際は「魔に当たらない限り負ける」という凄い読み違いを発生させられるということが判明。
そして全手完封という空前の大勝利を収めた事により、見事汚名を返上したのであった。やったね!

その後も企画でアヴェンジャー=サンが大ボスに対して変装効果でスキル隠蔽していたことが文字通りの逆転勝利に繋がったり、
年末ゴミ掃除の時も対魔力と無窮の武練を隠蔽する事で相手に無意味高速神言や無意味デパフ等の無駄行動を取らせる事に成功したり、
要所要所で下馬評を覆す大活躍を魅せ続けてくれた。
情報アドバンテージがどれだけ重要かを教えてくれる良い例である。


  • 【房中術(仮称)】
仙術を使った【やらない夫】の自己改造術。原理としては英霊が人間から魔力を奪い取る「魂喰い」の逆という感じ。
破格の霊格を持つ英霊側から、それに劣る人間へ気を譲り渡し、それを取り込む事で自己強化を行う。
英霊側に敵意や雑念が少しでも混ざれば気が完全に毒物化したり、そもそも最初から劇物だったりと割と問題塗れ。
当然ではあるが回数を重ねる程に人間から逸脱していく。

やらない夫は素で身体を鍛えた上で【酒さん】でブーストする事でスペック面の問題を解決した。
敵意やら雑念やらの問題?最初から好感度バリバリのラブエロしかしなかったのでまるで問題が無かった。

【イブキ】とのイベントでパスの状態が改善され、宝具の限定使用が可能に。
【メリア】とのイベントで人間の限界を越え(レベルキャップ解放)、メリア自身も覚醒。
【バルドル】とのイベントで【聖杯】とのパスを繋いで大量の魔力を引っ張ってこれる様になった(心身の破壊を伴うが)。

本来の意味での房中術は、古代中国から伝わる養生術の一つ。発生は春秋時代以前とも言われる。
カテゴリー的には医術と神仙術の中間とされ、目的は子孫繁栄や延年益寿・不老長寿など。
無用に精を漏らさず身体を保養し、適度にかつ女性を楽しませ、男女の身心の和合を目指す、という感じ。
男女の片方が一方的に気を奪い取る「玉女採戦」(奪われた側は激しく消耗する)というものも一応あったりする。
節制を重んじる思想なのだが、やはり性に関わる事なので仏教などと摩擦を起こし、秘術寄りになって行った模様。


  • 【ホグニ】(ぐう聖王)
2013年末企画の主人公、狙う緒のサーヴァント。デンマーク王ホグニ。クラスはバーサーカー。AAは湊景明。
北欧神話において、フレイヤが首飾りを作らせる為に4人のドヴェルグと不貞を働き、
それにキレた夫のオーディンがフレイヤを許す条件として出した課題、
「20人の将を従える2人の王を永遠に殺し合わせよ」の犠牲になった片割れの人物。
フレイヤは彼に「一度抜くと相手の命を奪うまで戻らない魔剣:ダインスレイフ」を渡し、
次に彼の盟友である北アフリカセルクランドの水軍王ヘジンに暗示を掛けてホグニの妻を殺させ娘を奪わせた。
暗示が醒めたヘジンは事情を話して和解を求めたものの、既にホグニがダインスレイフを抜いていたので破綻。
さらに両者に「何度死んでも蘇る呪い」が掛けられていた為、世界の終焉ラグナロクまで戦い続ける羽目になった。

バーサーカーとしての特性(狂化スキル)が専ら宝具である魔剣ダインスレイフの呪いに拠るものであるため、
剣を抜かない限りは普通にコミュをとったり、他陣営との交渉等での助言も出来るという非常に珍しいバーサーカー。
彼が呼ばれたのは「神の気まぐれで人生を狂わされた」ことによる縁召喚と抑止力から囁かれる。

一方、その狂化の要素を一手に引き受けるダインスレイフは、それ自身の威力はもちろん『逃走不可』というかなりエグい特殊効果を持つ。
狙う緒にとっては差し違え上等でカムクライズルを打倒するためのサーヴァントであり、完全に時計化してしまったときに『確実に殺してもらう』ための保険という意味合いも込められていた。

彼自身の願いは「魔剣を捨て、親友と和解したい」というものだが、
狙う緒にシンパシーを感じ、自分の願いを脇に置いてまでマスターの意向を汲んでくれるぐうの音も出ない聖人。
泰然として沈着冷静、義に篤く誇り高い、まさに王にして英雄と呼ぶに相応しい性格。
最終的に狙う緒が一人の『人間』としての生を取り戻したことに、彼の支えと献身があったことは疑いない。
ただし、ジョークのセンスはサッパリ。

……ちなみに、通常の聖杯戦争で登場すると仮定した場合、「大して強くなさそうな相手にカチコミかけたら、宝具で超強化されて逃走不可」というメガトン級の地雷に変貌する模様。
まあ、バーサーカーなのに狂化が抑制されている時点で何かしらの仕込みはあるという予想はできそうではあるが。


  • 【ホロウ(hollow)】
エイワス作品の所謂「番外編(=企画物ではない一発ネタ)」の事。
本編から派生したネタ要素をギャグ仕様に整えた上で作られたパラレルものである。
元ネタは原作の一つである「Fate/hollow ataraxia」(但しこちらはファンディスクの他に「続編」も兼ねている)。

あくまでもネタなので、本編設定とは混ぜるな危険。本編キャラ評価の材料にも出来ない。
一応本編とは思いっきり違うキャラ描写になってはいるのだが、それでも本編キャラと同一視してしまう読者は多い。
本編キャラが知りたいなら本編を見る他無い。それでもキャラ解釈は読者の数だけ分かれるが。

上へ

ま行

  • 【魔王】
やら死にで主催者側として現れた「アークエネミー」。英霊ではなく神霊である。
サーヴァントの枠であるレベル85をぶっちぎっており、一番レベルの低い魔王でも88のレベルを有していた。
参加者側の英霊達がアラヤ側であるのに対し、魔王達はガイア側であり、
基本的に母であった星を殺しながらも自分達だけは生き延びようとする
スカリエッティの本来のプランである「世界再召喚の大禁呪」に対して否定的。

上記の通りサーヴァントの枠をぶっちぎた存在であったため、どいつもこいつも酷い性能だったのだが
中でも別格魔王(別格三柱)と呼ばれる聖杯戦争初期からいる古参の三柱は
レベル150で格下の相手には無敵。同格以上だと本気になり
最強クラスのステータスがさらに跳ね上がり、通常攻撃が対城という【テュポーン】
レベル130の対軍詐欺A+対軍宝具を有する神霊が72柱、合体も可能な【蚩尤】
サーヴァントでは傷つけることすら出来ない【マーラ】
と始めからほぼ勝たせる気が無い、無茶振りに応えられる人以外お断りな面子だった。

そのあまりに酷い強さからエイワススレの強さ議論においても度々名前が上がり
この魔王達を莫大な魔力を要するとはいえ、フルスペックで使役できる
やらない夫の魔王顕現はそのあまりの壊れ性能故に、強さ議論の際にはノーカン扱いによくされている。

ちなみに彼等の扱う【神の権能(奇跡)】というのは原作的にはコードキャスト、スキル、宝具などとは別分類。
通常のスキルには理屈があって使用可能なのだが、権能は単に「そうする権利があるからそうする」というもの。
物理法則を捻じ曲げる世界改変能力であり、神代の頃は物理法則すら無い神の権能に支配された世界だった模様。
神霊クラスのサーヴァントが所持しているが、物理法則が安定した現代社会で使用すると自身の崩壊を招く。
以上wikiより要約(元はエクマテ)

なお、"彼月"における【弟君】のことも指す。


  • 【魔王顕現】
【やらない夫】の切札。倒して「鍵」を入手した上で協力の同意を得た【魔王】を召喚し、戦闘に参加させる。
【神威穿つ原罪の矢(ミストルティン)】の、元々魔王(主に【バルドル】)とコミュる為の機能である、
「鍵を入手した魔王(戦闘能力無し)を一度に一体実体化する」能力の発展版かと思われる。

召喚された魔王は一切の劣化が無いフルスペック状態。
本来は単身で敵として立ちはだかるボスキャラな彼らが主人公の味方として集団戦に加わるとどうなるかと言えば、
「元々アホみたいに高かった攻撃力が、味方の支援によってさらに跳ね上がる」のである。
「初見相手に攻撃すると即死効果付与」とか「A+ランク以上の宝具以外で軽減・無効不可」とか出来る方いるんですが。
1ラウンドで引っ込むので攻撃するだけ無駄な上に、ご丁寧に反撃能力持ちの魔王までいる始末。全体攻撃の邪魔。

欠点は魔力を馬鹿喰いする事だが、やらない夫は大量のMP捻出手段を持っている為、
【酒さん】を呑んだ上でHP・MP無消費状態なら、デスペナ無しで1回【テュポーン】に対城宝具を四連発させる事が出来る。
読者間で度々行われる主人公の戦力比較でも、前提条件として戦力から除外される辺りどうしようもない性能をしている。

同名の切札を【ラスボス】の一人である【タナトス】も持っているが、
こちらは「魔王1体のスキル・アビリティ・宝具を自由に装備して使用出来る」というもの。
タナトス自身のスペックが魔王に劣る為、能力も若干劣化しているものの、タナトス自身が不死身なので極めて厄介。

作品としては全く登場していない雑談ネタではあるが、
「全魔王の能力を装備した上で能力がテュポーンな【魔王やらない夫(夜刀ない夫)】というネタがある。
「神咒神威神楽」のパロディネタだが、インパクトが半端無かったのでよく話題に登る。


  • 【摩が悪かったのだ】(だいたいこいつのせい)
ダイスを振った結果……1ターン前までの議論によって導き出された結論が吹っ飛ぶ、想定していた状況の斜め上に意味不明な状況になる、計算したはずの戦闘最善手がシャカマンダラァされた作ったプロットがパルクールしながらあらぬ方向に吹っ飛んだ……等々
カオスな状況に陥った結果、なんかいい感じに収まった時に ふと呟かれる御近所ネタ。

御近所にして女神の総本山である男爵さんの【Fate/ Parkour Lines BACCANO!】に登場した壇狩摩が元ネタ。
作内有数のトリックスターにしてメタ的にも状況を動かす調整役としてキャラメイクされた筈だったが、
なんかカオスな状況を創りだして聖杯戦争の参加者とスレの参加者を阿鼻叫喚に陥らせながらも、
自分の目指すハッピーエンドに向けてダンクシュートを決めるというあまりにも高度な原作再現ぶりに原作顕現などという言葉まで作り出された奇跡のキャラである。


  • 【またアトラスか!】
元ネタは24時間戦争におけるKOUMUINの心の叫び。
アトラス院とは原作型月世界に登場する魔術協会の一つで、
簡単に言うと、滅びの未来を回避するために世界を滅ぼせる類の兵器を作っては捨て作っては捨てしてるところである。

エイワス作品においては”やら死に”で事の発端から【聖杯戦争でチートしてない奴なんてバカだよバカ!】という発言。
24時間戦争で【ナガコン】を作ったり、【狛枝】の参加したコロシアイ聖杯戦争を主催したりとやりたい放題。
しかし結果的に世界の滅びを一先ず回避する布石になっていたりもする為、何とも複雑な気分にさせられる存在である。


  • 【またインドか!】
インド出身のサーヴァント達が出演すると
大体阿鼻叫喚の事態となることから、主に彼らが敵側として登場する際に用いられる一言。

エイワススレでは"評価規格外"と評価されるEX宝具が度々登場するが
彼らはこのEX宝具を『所持していない奴の方が少ない』ということからもそのチートっぷりが窺えよう。


  • 【待って!まだ一回使えるってことだよね!】(もう一回盾に使えるじゃないですか!)
サーヴァントは道具であると言う考えを見事実行している台詞。
小ネタ企画である史実聖杯戦争においてバーサーカーのマスターである片倉さんが
アサシンに暗殺されかけた際に令呪を使いバーサーカーを盾にし、瀕死のバーサーカーの
処遇をどうするかと相談した際に「主人公」であったきめぇ代が言ったセリフ。

まだ一回の意図は、もちろん令呪が後一画残っていることを指す。
開始時はおどおど系であった女の子がこんなにも外道……もといたくましくなって
【抑止力】は嬉しいやら悲しいやら、そのあまりの展開に爆笑していたりという状態であった。

一応きめぇ代と片倉さんの擁護をしておくとこれはサーヴァントであるバーサーカーが
全くマスターに対しての忠誠心とかを持ち合わせておらず、令呪でも使わなければ働かなかったことが原因でもある。
もっとも聖杯を目的に聖杯戦争に参加したらマスターが聖杯を破壊する気満々だったりと彼には彼の事情もあったのだが。

なお後の雑談所のエイワスの発言からバーサーカーがたとえ誠心誠意接していようが
最後には裏切って聖杯を掻っ攫う気満々だったことが判明。
きぃちゃんと片倉さんの対応の正しさが証明された。


  • 【マルフィーザ】(女帝)
シャルルマーニュ伝説に登場する若きインドの女王
幼いころに奴隷として売り飛ばされたが、成人後にペルシア王の慰み物にされそうになったところを、逆に王とその一族を皆殺しにし、
そのまま国を乗っ取り、18までに周囲の七つの国を制覇した女帝
夢はフランス皇帝シャルルマーニュ、セリカン王グラダッソ、タタール王アグリカンを捕虜にすることという戦闘民族な女傑
そして実力も一級品であり、女ながら、伝説中で負けたのは一回だけという修羅なお方

狙う緒の年末企画にてセイバーとして登場…したのだが
マスターの星奈に戦闘能力がないため、性能が凄まじいことになっていた
具体的には兄のロジェロからパクッタ末に宝具が4個、対人対軍対城宝具すべてを兼ねる「ヘリオス・アポカリプス」
スキルもランダムステのバフや仕切り直しまで持ち、この上燃費軽減宝具まで持ってるという盛りっぷり
エイワスをして「でき叶にイケメンが殴りこんでくるレベルで空気読んでない性能」と言わしめ、歴代セイバーでも間違いなく最強クラス
お前もう長編行って来いよ

本編中では、開幕から征服王ごっこして真名を暴露するとやりたい放題なサーヴァントに見えたが
その実マスターの星奈に気を遣いつつ暴れるという所謂「頭の良い脳筋」だった
狙う緒にとって強敵となるであろうヴェルゴさんとストーカーの対処を一手に引き受けてくれたり、
カムクラとの決戦に向けて兄からパクッた宝具を貸してくれるなど、直接的ではないが、狙う緒のハッピーエンドに向けて
重要な役割を担ってくれた頼れる女帝であった

本編後は星奈の聖杯への願いもあり、縁のようなものができたらしく、各地で開催される聖杯戦争を星奈と共に潰しているらしい
中聖杯レベルにフルスペックマルフィーザなんて持ち込まれた他参加者の心境やいかに

完全な余談であるが、エイワス作品で原典からTSしていない、れっきとした女セイバーは、実はまだこのマルフィーザだけである


  • 【マーラ】
煩悩の化身。他の快と楽を己のものとする事が出来る他化自在天の主。第六天魔王波旬。
仏道修行を妨げるが、それによってさらに功徳を増すきっかけを提供するとも言われる。
仏陀こと釈尊の修行を妨げた魔神であり、マーラを下す事を「降魔」と呼ぶ。魔象ギリメカラは彼の乗騎。

やら死にの別格三魔王の一柱。【球磨川禊】の護衛であり切札。最後の魔王。
聖杯中枢へと通じる門である「第六天」を己の領域とする。
基本的に気紛れでフリーダムだが、他人の頼みを粗略には扱わない義理堅い所もある。
そして人間を惑わす魔性として、相手の迷いを容赦無く抉り出して眼前に突き付けて来る。

物語終盤で球磨川の元へ赴こうとするやらない夫の前に立ちはだかり、
聖杯をどう使っても犠牲が出る事に悩み、決断しかねている彼の迷いとその根っこを引きずり出して決断を迫った。
最終的には迷いを断ち、未来を決断したやらない夫に打倒される。

相手のステータスコピーと結界の強奪、そして「確たる実を持たぬあらゆる事象の否定」という能力を持つ。
初見の人間や、英霊や神霊から受ける能力を全て無効化し、自分の攻撃は一撃必殺の威力を持つ。
しかし彼に一度叩きのめされた上で折れずに立ち向かってくる人間からは、半減するとはいえ効果を受ける様になる。

勝つことも負ける事もなく、ただ永遠に「善」なるモノに敵対し続けるだけの存在。永遠の「敵対者」。
時代によって移り変わり、人によっても異なる「定まらぬモノ」を象徴する存在。「悪」という事象そのもの。
それ故に「人の信仰」というあやふやなもので形作られた英霊や魔術では傷付けられない。
そんなもので「悪」が駆逐出来れば苦労は無い、というお話。
「この攻撃は本当に通じるのか?」と少しでも思うと彼には何も通じない。

しかし彼は「決して駆逐されず、しかし人の持つ善性に敗北する」概念を兼ねている。
「悪」の存在とはそれに決して落ちきる事の無い「人間」の賛歌でもあるのだ。
だからと言って「マスターが自力で勝たないと倒せない」というのは酷い話である。(英霊も壁役くらいは出来るが)

ちなみに「世紀末にて全ての悪を滅ぼす」という【カルキ】の攻撃が通じなかったのは
曖昧な存在である「未来」属性の英雄であった事によるもの。
但し同系統神話(仏教)で直接的に相性が悪いとされている未来仏・弥勒菩薩にはあっさり負ける。


  • 美樹キル夫】(キル夫、剣鬼、(´・ω・`)、キル夫マン、怪人ソバ男、女難蕎麦掻き)
長編第五作「彼月」の主人公。剣鬼の成れの果て。月の陣営、ジョーカー組のマスター。
"魅鬼"の血と周囲の思惑、不幸な偶然が重なった結果、さやかの死をトリガーに「殺人鬼」として半端に覚醒。
幾千の屍を積み上げた果てに、幼馴染であり許嫁である最愛の女性「式」に討たれる。

その後、ムーンセルの予定外に開始された2つの“聖杯大戦”という異常を調査すべく、
ムーンセル自体によって魂を選出され“主観を持つ第三者”の1人として仮初の実体を与えられた。
役割は“参加者”。選考基準は「何もかもを失ったが故に、何も持たない。ゼロから歩み出す者」。
尤も、実際には上記の理由は偽りであり、黒幕がヒロインの一人を絶望させる為の布石である。

鬼種混じりの家系の血腥くおぞましい風習の果てに到達した異能の肉体により、並のサーヴァント級の戦力を持つ。
死に近付けば近付く程、戦闘能力が冴え渡る、「魅鬼」の死を象徴する男。
切札として人体物理を越えた奥義【雲耀の太刀】を持つ。
「最強の殺し屋」たる匂宮出夢が「どっからどう斬られたかすら分からない」程の刹那に放たれる雷速の一撃。
スキル(宝具扱い)名的には流派は首おいてけ示現流かそれに通ずるものなのかもしれない。
戦術眼に極めて優れており、余程戦力に格差が無い限りは大抵優勢に戦いを進める。

ムーンセルで目覚めた直後は、死亡時に色々我に返ってしまった事で抜け殻賢者モードのような状態になっており、
“聖杯大戦”に参加する気力も無く、いっそ消えようとしていた。
しかし、新たな相棒であるサーヴァントのコンラに喝を入れられたことと、各陣営とのコミュを通じて
「失った何かとは違う何かを掴み取る=この場で出会った友人を喪わない」という方針で各陣営を走り回ることになる。
強力な戦闘力で状況を引っ繰り返すのは得意だが「状況を導く」のは苦手。(脳筋的にも立場的にも)
各陣営の戦闘力最強勢ばかりと戦い、殺害前提なら容易く勝て、殺さない程度に追い込む事にもほぼ毎度成功している。
但し、黄金鎧装備カルナさんは除く。あれは無理ゲー。

性格は純朴そのもの、家庭的で心優しく情や信義に篤い。
私的な事には菩薩みたく寛容で緩いが、個人的な一線を越えると凄く頑固になる。
具体的には自分の今までの道程を否定するような類の事を認めない。
前世を「どんな結末で、後に何も残らなかったとしても、俺は俺の人生を生きたんだ」と結論付けている。

人間的には近所の気の良い兄ちゃん的人物、体質的にはガチの戦闘生物な剣鬼という側面を併せ持つ。
さらに相当な天然ボケが入っている上に超ド級の朴念仁というギャップ萌えで女性のハートを鷲掴みする男。
特に、愛が重い幼馴染と妹が身近にいたためか、異性との距離感や言語感覚が致命的なレベルでズレており、
何度となくコンラ(実年齢7歳)やメアリに突っ込まれ、出夢にはからかわれている。
最近は夢の中で幼馴染との恋に決着を済ませた為、言動が素ではなく本気になってきた。
この男、顔に似合わず情熱的である。

何だかんだで脳筋剣士、【社長】を彷彿とさせる各陣営との交渉は相当なストレスだった模様。
一度盛大にブチギレたが、それがかえって事態を好転させてしまった。
何だかんだで敵対する財閥・レジスタンス両陣営、黒幕に従属させられた者達に信義を立てつつ、
死人を出さずに過激な思想を落ち着かせるという難行を達成する。本当に大変だった。
人相が悪すぎるため、本人は友好的なつもりでも威圧感を与えてしまうこともしばしばだが、
本作中はその程度で動じるような平凡な神経の持ち主はいないので普通にコミュる事が出来ている。素晴らしい。
趣味は料理。特に手打ち【蕎麦】は店を開けるレベル。

女難の星の元に生まれており、それは生前も死後も変わらない。
色恋に関わった女性が根こそぎ荒事を要求して来る血塗れ道中恋吹雪。お前の幸運Eランクの間違いじゃないのか。
ついでに言えば【抑止力】からの扱いも酷い。無言?の「おう、問題起きてるぞ。早く何とかしろよ」臭が半端無い。
そういう責任をやたら背負い込んで前進を続ける、不器用で真っ直ぐな生き方も彼の魅力ではある。

ちなみに、色々な意味で相当に人間を辞めている存在だが、これでもなお剣術・料理ともに式の方が格上。
それでいてキル夫の夢や回想に登場するときの漢前っぷりから、
キル夫のぽんこつっぷりと合わせて「実は本作のヒロインはキル夫なんじゃね?」と囁かれたりもする。解せぬ。


  • 【ミキサー】(ミキサー大帝)
安価範囲の台詞を混ぜて自然な台詞として出力してくれる、安価スレの便利屋さん。
鷲巣やる夫があれだけの女たらしになる事が出来たのは、ひとえに彼の尽力のお陰であると言っても過言では無いだろう。
やる挑以降はあまり出番が無かったものの、できる叶最終決戦決着後などで登場し、非常に熱の籠った台詞を出力してくれた。
彼月では7スレ目>>2357の叫び(抑止力の本音)を受け止める度に久々に降臨した。
幾度、滅びようともその度に甦る杯座のセイント(嘘)である。

MVPから今日の一言
「な、なんか凄いことになってる・・・・・・言いたいこと言っただけなのがこんな事になるとわ・・・・・
仕事中いつかブチ切れ安価打ち込もうと練ってたなんて恥ずかしくて言えない」


  • 【源頼光】(ライコーさん)
平安時代の武将。藤原道長に仕え「朝家の守護」と呼ばれる人物。清和源氏の三代目。AAは平賀才人。
また、妖物退治の名手としても知られ、土蜘蛛退治や大江山討伐の成功で名高い。配下として頼光四天王を率いる。
得物として【酒呑童子】を討ち取った天下五剣の一【童子切安綱】や、
住吉三神から授けられた、人が呑むと力漲り、魔性が呑むと神通力を失う神酒【神便鬼毒酒】、
霊夢で得た文殊菩薩の化身、楚の国の養由基の娘から得た霊弓【雷上動】と【水破・兵破の矢】を持つ。
土蜘蛛退治の際には源氏重代の刀である蜘蛛切こと膝丸を使っていたりもする。

エイワススレでは【狛枝凪斗】のサーヴァントとして登場。未来世界の聖杯戦争からの付き合いで、クラスはアーチャー。
能力の噛み合いも良く、マスターの能力で優位を得てガンガン体力を削る。能力的には対魔性に特化。
茨木童子にとってはまさに最強最悪の天敵であり、遭遇した際には全力でビビっていた。
実は正規バーサーカーのアンチユニット的な側面も持っている。遭遇しなくて良かったですねルサルカさん!
なお、サーヴァントの能力としては『普通に強い』程度であり、某インドのように極端な戦闘力を持っているわけではない。

性格は善良だが無理な事はしない指揮官的リアリストな人物。思いっきり苦労人なタイプ。
大江山を謀略で攻略した事自体は他に方法が無かったので仕方が無い事と思っているが、
うっかりそれを正道と口走って土蜘蛛達が元々は人間であると言う事をイブキに指摘され普通に気にはしていた。
どの道終わった話ではあるので彼にせよ再会した【茨木童子】にせよイブキにせよ、特に気にしてはいない模様。
狛枝の事も付き合うのに苦労しつつも面倒を見て、最後は元気になった姿を見て満足して座に帰った。
狛枝が得てしまった異能である【超高校級の絶望】が消えたのは、彼が祓ってくれたのではないかと言われている。


  • 【宮本武蔵】
“武蔵”さん(できる夫作の人形or彼月のクローン)ではない。日ノ本最強の剣豪。AAは斉藤一。
「相手の攻撃が自分に当たった瞬間に、その結果を逆転させる」という「後の先」の究極絶技【二天一流兵法】を持つ。
エイワススレのSAMURAIサーヴァントの象徴的存在であり、凄まじく安定した強さを誇る。
気配遮断中のアサシンの居場所を看破したり、神代の船の竜骨を叩き割ったりとやりたい放題ぶった斬るお人。
「火力が低い」という弱点を持つが、それもできない夫の【緋緋色金】によって補われている。

死生観の乾いたバトルジャンキーという侍志向で非常にセメントな性格。できない夫がヘタレると毒を吐きまくる。
しかし何だかんだでマスターである【天目できない夫】の小市民的ながら根は強固な信念を気に入ってもいる。
「24時間」聖杯戦争後は聖杯によって受肉し、できない夫のヤタガラスでの仕事の相棒となっている。
生前には出来なかった魔を相手とした戦いをエンジョイしている模様。
彼月でも安藤できない夫の相棒サーヴァントだった様だが、詳細不明。


  • 【無銘の英雄】
長編第二作“やら死に”内の小ネタ“やる終”の主人公兼ラスボス。キャスタークラスのサーヴァント。
“やる挑”の主人公である鷲巣やる夫が「晩年で後悔を抱えてしまった」という、本編エンディング後のIF世界線から生まれた。
通常の英霊ではなく、自ら世界と契約した「抑止の守護者」。

再び参戦する事になった「葉隠市の聖杯戦争」に於いて「完璧な結末」を達成した挙句、
全並行世界をその結果に収束させようと試みた。
しかし、あまりに大それた事をしようとした結果「抑止力」からの干渉を受け、
かつて愛した女性達から、並行世界を通じて力を与えられた「その世界線のやる夫」によって否定され、打倒される。
打倒された無銘の英雄は存在をコピーされ「やらない夫」として新たな聖杯戦争へと挑む事となる。

長編第四作“8番目”で登場した「無銘の英雄」は、能力は同じだが「抑止の守護者」となった事情が異なる。
こちらも“やる挑”のエンディング後のIF世界線。
特定の相手には滅法強いが、単品で見ると少々燃費が悪い短期決戦型。


  • 【めだかちゃんループ】
彼月スレにおいて頻繁に起こる現象。
ヒロインの一人(である筈の)黒神めだかが聖杯にかける願いの是非についての問答が繰り返されることである。

願い自体はこの上無く尊いものであるのだが、あまりにも穴が無さ過ぎる為に却って人間味が薄く、
放置しててはいけない様な気がしてしまう抑止力達。
そしてキル夫が「お前の願いは気に入らない」ロールをしてしまったからさあ大変。
この隙のない理論と渡り合わねばいけないことになってしまったのだ。

何か否定する為の穴は無いかと無駄な挑戦を繰り返す者、
とっかかりになる様な感情はないのかと探す者、
感情論で来いと言ってるのに理屈が伴ってないとツッコむ者、
尊い願いだしいいんじゃないのと言う者、
諦めてROMる者、

その光景、まさに永劫回帰。卿とは以前にもこの話をしていたなと問われれば、然り然りと返すしか無い。
お願いだからさっさと娘の所に帰ってくれオカ銀。
そして四日目夜。
めだかちゃんに奇跡的な大勝利を収めた結果、再度のループの発生の可能性は摘み取られたのだった。やったね!

ちなみに、繰り返され続けた議論の中で出た一つのやり取りがあまりにもぐうの音も出ず、人気があったので記載しておく。

+ 念のため閲覧注意
現役学生ながら激務をこなしリアルを充実させているめだかちゃんに対し、「これはヒくわー」「人間じゃねえ」「規格外すぎて共感できない」とか好き勝手言っていた抑止力。
そんな彼らにセメントクイーンホラ子さんの如き正論が襲いかかる!

4241 名前:2板一休にて管理人の相談があります[sage] 投稿日:2013/07/09(火) 22:56:24 ID:51Ll2JA60
やっぱり正常ではない気がしてきた
変異とか破格とかではすまない領域まで行きそうな

4246 名前:2板一休にて管理人の相談があります[sage] 投稿日:2013/07/09(火) 22:58:32 ID:z.I0kIXg0
逆に考えましょう>>4241様
毎日楽しくてしかたない世界の全てが輝いているリア充ライフを送るめだか様
毎日つまらなくてしかたない異世界転生とかしねーかなーと毎日考えているような方
率直に見てどちらが正常な人生と申せますでしょうか(ホラ子風論法)

発言者を含め多くの非リアに致命傷を与えた。安価先にしちゃった>>4241さんどうもすいませんでしたorz
めだかに限らず、あらゆるものにブーメランをぶん投げる抑止力への絶妙な皮肉である。


  • 【メリア】(モードレッド)
やら死にのヒロインの一人。アサシンクラスのサーヴァント。AAはアチャ子。趣味は乗馬。特技は裏切りと悪巧み。
妖姫モルガンが産んだ、アーサー王の不義の子。
生まれついてより「ブリテンを滅ぼす子」という重過ぎる運命を背負った騎士。
「5月1日に生まれた子供が、アーサーの王国を滅ぼすだろう」というマーリンの予言に従い、
同日生まれの子らと共に、生まれて早々船で海に捨てられるも奇跡的に生還する。
最初は自分の出自も知らぬままに円卓の騎士としてアーサー王に仕えていたが、
母から自分の出自を知らされてからは実父であるアーサー王から愛される事を望む様になる。
そうして色々自己主張した結果がカムランの丘の大惨事。見事にトラウマになった。
何気にアーサー王伝説で元ネタの人物が史実にいるのはアーサー王とモードレッド(メドラウト)だけだったりする。

メリアの名はやらない夫が付けたもの(読者安価)。アルストロメリアの略。花言葉は「幸福な日々」「未来への憧れ」。
ぶっちゃけスレ内では真名よりもこっちの方が通りが良い。本人もやらない夫からメリア呼びされるのが好き。もげろ。

いつの間にか「攻略」ヒロインを辞めていたマスターの由乃に似てヤンデレな娘。
テスカトリポカの魔術で理性を剥がれたとは言え、「死に戻り」でやらない夫に自分の記憶を忘れられるのが怖過ぎて
ヤンデレ発動→Nice Boat裏切拉致監禁&逆レイプ未遂に走っちゃった人。
しかし、それに対するやらない夫のブレない日常対応のせいで正気に戻されたりとヤンデレ感が息してない。
悲観的かつ虐げられ慣れ愛情に飢えてるから、虐げられつつ優しくされるとガンガン依存度が上昇する。作者公認ドMチョロイン。
恋愛には初心く、同様に恋愛慣れしていないやらない夫と致死量の砂糖をぶち撒ける。公衆の面前で。

覚醒しても対軍宝具の威力が哀れな姿のライダーの通常攻撃以下だったため、抑止力からの戦力評価は結構ボロ糞。
減少値貫通攻撃が使えるので火力は十分使い物になるレベルで支援系の能力も豊富と、決して使えない訳では無い。
ただ比較対象が魔王やインドや鬼神と悪すぎるものが揃っていただけなのだ。やら死にでなければ強いタイプ。

後に型月公式でもモードレッド(女性)が出てきたが、性格は全く別。
アポクリのはヤンキーデレライオン型モードレッド。
やら死にのはヤンデるデレ愛人子犬型モードレッド。
今作登場人物のメアリさんと紛らわしいので注意すること。


  • 【メルクリウス】(オカ銀、水銀、水銀ニート、オカクリウス)
"8番目"における聖杯戦争の黒幕。オカリン+水銀でオカ銀。
元々は著名な学者で、科学的手法で多重次元屈折現象に辿り着く可能性があった程の天才であった。
その縁かゼル爺と交遊があったりすると言う何気にトンデモ。
が、しかし、出来た娘がたまたまミシャグジ様の転生体(→【きめえ代】)だった為に、それを狙う者達の手によって嫁が殺される。

娘と嫁を救うために平行世界を渡り歩き続けたが、
それでも因果の改変を為す事は出来ず、繰り返しに繰り返しに繰り返しを重ねた末、第二魔法に到達する。
しかし、『第二魔法使いが複数存在する』と言う矛盾を拒んだ世界によって存在を上書きされてしまい、元々の目的を喪失。
SF邪気眼系厨二が伝奇系ゲキうざ厨二に。どうしてこうなった。

聖杯戦争を始めた理由は、根源に莫大な力を叩き込み破壊することによって、失った「目的」をとりもどす為。
最終的にはできない子に敗北したラインハルトによって第二魔法を奪われ、娘の下へと帰還した。
主催者として聖杯戦争で完全な敗北を喫したにも関わらず、当初の目的を達成したという珍しい人。

なお前半の設定は最初から全て決まっていたものではなく、
史実戦争の設定安価をしている時に抑止力のちょっとした雑談を拾ったことにより産まれたものである。
こういう事があるのも安価スレの妙であると言えよう。


  • 【面倒くさくない女】
キル夫の知る限り、世界に存在しないもの。
というか、ぶっちゃけ他の世界をひっくるめて男も女も神様も、登場人物全員面倒くさい。

具体的には女性側は「粗略に扱えない」パターンが多い。
内容は重苦しい事情を持っていたり、こちらが配慮され過ぎていて報いずにはいられなかったりと様々。
それがヒロインかつ複数人いると凄い事になる。さらに好感度を最高レベルまで上げていたりすると倍率ドン。
ギャルゲーと違って「好感度が2位以降だから自動で別れました!終わり!」と恙無く終わったりはしない。
女性にも主体性があり、自分で男性を選んでいる。男性が一方的に女性を選んでいる、というのは勘違いである。

男性側は自分の信念に従って頑固に無茶をやるパターンが多い。
行動結果の影響がヤバイ類だったり、何時死ぬやら気が気じゃないと、敵としても味方としても面倒くさい。
好敵手として面倒くさい場合もあるが、何故かヒロインっぽく面倒くさい場合もある。どういうことなの・・・。

ちなみに女神こと【バルドル】は面倒くさくないと言われるが、
「何もしないと主人公の為に世界を再生して消え、それが嫌なら数百年戦い続けるしかない」
というのは普通に面倒くさいのではなかろうか。主人公と別れるのが嫌で落ち込んでいたが文句は言わない所とか。
見た目も中身も両方可愛いというのは実に罪である。


  • 【森長可】(森ジャギ様)
史実聖杯戦争のランサー。戦国DQN筆頭、剛勇無双の「鬼武蔵」。門番キラーとしても有名。
彼と遭遇した門番は彼を止めようとして殺されるか、スルーして職務怠慢で処罰されるかの二択を迫られる。酷い。
他にもあちこちで地元の神様をヒャッハーしたり、戦死した時に主君(豊臣秀吉)に「死んでくれてよかった」と安堵されたり、
そのくせ娘には「武将の嫁なんてろくなもんじゃねぇ」と遺言を残していたりと、ぶっ飛んだ逸話は枚挙にいとまがない。

極めて気性が荒くキレやすいが頭もキレる厄介なお人。地味に茶道や名物も嗜み、政治も出来る。
推薦したご近所のKUMOさん曰く「ラオウの実力を持ったジャギ様」。それどうしようもないじゃないですかー!
柄は悪いが面倒見は良い。DQNの親玉的な感じに。
【きめぇ代】にとっては頗る頼り甲斐のあるパートナーだった。代償としてちょっぴり外道成分に感染したが。

聖杯を脅して連れて来た、【敏捷】を爆上げする愛馬【百段】と、【耐久】を無視する愛槍【人間無骨】を持つ。
【敏捷】に強いのは【耐久】だが、【耐久】を選択すると「数値をゼロにされる」という隙を生じぬ二段構え。まさに外道。
ちなみにこの鬼畜コンボで即死したのは【ゲッツさん】である。ええ、彼との戦いまで一度も発動しませんでした。
味方の間ずっと横で戦闘を観察していたのに敵が誰も【耐久】を選ばなかったからね、仕方ないね。


  • 【モート】
やら死にの魔王の一柱。ウガリット神話の炎と死と乾季の神。冥王モート。英雄神バアルの対抗存在。AAは沙耶。
その肉体は冥府そのもの、口は天地を覆う冥府の門という不滅の固有結界【冥王工廠(ヤム・ナハル)】を持つ。
ダメージを半減し、物理攻撃は宝具の属性を帯び、眷属を無限に召喚し、毎ラウンド最大HP分回復する。
しかもホムンクルスの様な不自然な命を除く生者と死者は逃げられない。まさに圧殺重戦車型という感じの存在。
対城宝具以上の攻撃ならば半減されずに済むが、バアルはそれを所持していない。まさに天敵である。

事前にエイワスから「話を聞いてくれない」と言われていたので、
彼女との初対面はネイトから意識を逸らす為のネタ会話で溢れてしまった。ある意味不憫。
しかし正面から撃破出来た事でかなり協力的になり、世界の状況等を色々教えてくれている。
権能技の成長機会があったり、やらない夫の呼称が途中で変化しており、付き合いが長い分好感度も高い。
但し恋愛的な意味ではない。エイワススレでは【バアルさん】にヤンデレしている方である。バアルもぐもぐ。
なお、基本的に「レベルを上げて物理で(ry」思考なので、参謀としてはあまり役に立たない。

ちなみに某所にやらない子と一緒にゲスト出演し、抑止力を戦慄させたが
開始早々に笑うしかないレベルでエラい目に遭っている。摩が悪かったのだ…

上へ

や行

  • 【倭健命】(式バー)
日本神話最大の英雄の一人。第十二代景行天皇の子、第十四代仲哀天皇の父。諱は小碓命。
古事記と日本書紀で人物と扱いが異なるが、日本書紀版の従順で英雄的な人物が採用される事は稀。
父の寵姫を奪った双子の兄・大碓命に対する父の命令の解釈の違いから兄を殺してしまい、
父に恐れられ疎まれて危険な討伐に矢継ぎ早に送られ、最終的に力尽きる事になった悲劇の英雄。
熊襲建や出雲建の暗殺や荒ぶる神々の討伐で知られる。
素戔嗚尊が討伐した八俣遠呂知から出てきた神器【天叢雲御剣】を持つ。

できない子が【やる夫】との戦いの前に召喚した番外セイバークラスのサーヴァント。AAは両儀式
地元である日本で召喚され、絶大な知名度を持つ最強クラスの英霊。最優。
軍神でもある自身そのものを宝具として扱う対人宝具【素戔嗚尊(たけすさはやすさのおのみこと)】と、
三種の神器の一、日本の「武力」を象徴する神剣。対城宝具【天叢雲御剣(あめのむらくものつるぎ)】を持つ。
さらに炎に耐性を持つため、対カシャンカシャン戦においてはまさしく八面六臂の大立ち回りを見せた。
というかこの人がいないとまともに戦えていたかすら怪しい。

先祖帰りを起こして両性具有なおねにーさま。生前のあれこれで家族の為に戦う事に憧れを持つ。
戦闘で大いに活躍し、平時はできない子にお洒落を教えたりして良く慕われた。
英雄コンプレックス持ちの割に主の覚え目出度いカラティンは因縁深い相手。


  • 【やらない夫】(ない夫、白長、大根、全裸、見せ筋)
やら死にの主人公。聖杯のバグ取りをする因子に様々な思惑で手を加えられた【アンノウン】という存在。
存在のコピー元である【無銘の英雄】の「望む結末を得たい」という渇望から作られた特性【死に戻り】と、
聖杯戦争参加者としての「恩恵」である【成長可能性の最大化】を所持している。

優しい日常で育ち、それを深く愛している。擦れていない死生観と強固でブレない思いやりの心を持つ男。
どの位強固かと言うと、作品通して憎悪の感情を示した形跡がほとんど無い。
怒っている時でさえ台詞の内容自体はほぼ相手や誰かへの思いやりの類である。
相手の望みや悩み、何を考えているのか、どうしたいのか、何か力になれないか。
相手の過去のあれこれは責めずに、今の目の前の相手を気に掛ける。そんな事ばかり考えている。
マメで要領も良いので人並み以上の家事能力や相手の心に自然に入り込むコミュ力など地味にハイスペック。

但し素行の部分は『脱衣癖持ちの見せ筋全裸』という思いっきり奇人変人の類。
ギャグとシリアスのスイッチのON/OFFを自重しないので、周囲の人間をしょっちゅう翻弄する。
それも周囲の人間が慣れ過ぎて、諦め気味なツッコミを入れるぐらいしかしないレベル。
奇人変人と普通に友人付き合いになって優しい日常と貼り合わせる糊みたいな男。
但し相手は一皮剥けて覚醒して能力相応の次のステージに進んでしまい、傍を去っていく事が多い。

参戦が生まれつき決まっていたのに、魔術の知識も戦闘の心得も一切無しで聖杯戦争に放り込まれた。
【球磨川禊】的には彼の「当たり前に当たり前の人間として在れる」点に期待していたそうなので、
或いはその点を損なわない為の処置であったのかもしれない。

【死に戻り】を所持している分、死亡リスクの高い役割を自分に集中させる。
そしてブレない方針として、足掻く余地がある限りは他人を見捨てたり犠牲にする事の回避を諦めない。
自分が無茶する方向に関しては期待を裏切らない男。これで救われて彼を支えようとする者は多い。

番外サーヴァント達やフェルグス・孫悟空の死、天津甕星の殺害という過程を経験し、
【マーラ】との対峙で迷いを引き摺りだされた事で窮地での苦痛を伴う決断も出来るようになった。
大体はやらない夫の甘さを知った上で彼に期待をかけた彼等が残していったもののお陰。

戦力としては支援能力に特化。頑強な肉体と最高クラスの魔力を持ち、【房中術】によって人間を越えている。
戦闘力は【バルドル】から与えられた対神礼装【神威穿つ原罪の矢(ミストルティン)】に依存。
ランサー:孫悟空から与えられた【仙術】による強力な支援能力と無尽蔵の継戦能力
倒した【魔王】の鍵から引き出した強力な技の数々を行使する【権能技】
そして、協力の同意を得た魔王を召喚して戦闘に参加させる大魔術【魔王顕現】を持つ。
「所有戦力」では主人公で最強クラス。

彼の強さはチートにチートを重ねて得たもの。
黒幕から得た【成長可能性の最大化】に、魂を削る事をリソースに使用する【死に戻り】。
これらを土台に敵味方から得た力を使用する際の負担に耐えて強力な力を行使する。
彼は魔術も戦闘も知らない人間であり、素質と訓練を重ねた他の主人公達に追い付くにはチートを必要とする。
凄い味方が多いから強く、凄い存在から力を貰っているから強いだけであり、それを本人も自覚している。
多分彼の本当に怖い所は、他者に「力を貸したい」と思わせるその在り方。
終始それを貫いた結果が「参加者全員生存。ほぼ味方化。【魔王】も味方。主催者も味方」という異常事態。
聖杯戦争を王道少年漫画化した第二作最大の計算外。

戦後は環境再生術式の核となったバルドルを連れ帰り、皆で共に優しい日常を生きる為、
ルルーシュのいる「時計塔」やネイトのいる「聖堂騎士団」と共に、数百年の間聖杯を守って戦い続け、
やがて「聖杯の守護者」として名を残す事になる。

義父はマリオ。義母?は準。義妹はフェイト。出自が出自だけに肉親が存在せず、彼自身は名字も持っていない。
ヒロインの人数は美樹キル夫と肩を並べる多さ(キル夫とフラグが立っている疑惑がある人物を含めれば一歩譲る)。
要領の良さで主導権を握って回しているとの事。


  • 【やらない子】
企画小聖杯戦争の主人公兼ヒロイン兼ラスボス
『付与』『束縛』『融合』のアカン複合三重属性の起源に覚醒した、悪魔の女王の娘たる魔女。
他者を破滅させながら数百年を生き続け、放浪の果てに「少佐」ことモンティナ=マックスと邂逅。
彼の熱烈なラブコールと聖杯戦争への誘いを『受け取った』ところから物語は始まる。
その会話シーンではやる夫と赤王ちゃまを思い出して戦慄する抑止力が続出した。

基本的に何も無い所では邪悪な人外志向。
反面、嘗て常人だった頃の人格の残滓を揺さぶる様な人物と出くわすと悩み苦しむ。
起源に引っ張られて為した数々の所業への罪悪感もあり、割と捨て鉢・ヤケクソ気味の怪物言動が多い。
ぶっちゃけ、起源に人格が付いて行けずに疲れ果てている感がある娘。

最終的には戦闘にこそ勝利したものの、少佐の策略と渚の執念―――まさしく人間の魂を賭けた乾坤一擲の一撃によって斃れる。
最期にバルベロとの出会いと聖杯戦争を通じ、己は確かに救われたのだと確信しながら愛する少佐の腕の中で事切れた。
まるで怪物は人間に倒されてこそ意義があるという物語を謳うように。
その後、バルベロの願いによってその魂は禊がれ、安らかに眠っている。
願わくば、次の人生では穏やかな幸せとともにあらんことを……

ちなみに、彼月以前(できる叶当たり)のムーンセル形式聖杯戦争のプロットでは彼女も主人公候補の一人だった
「できない子」とよく名前を間違えられている。


  • 【やる夫=ランペルージ】(鷲巣やる夫、白饅頭、改造饅頭、カシャンカシャン)
「8番目」のセイバー組のマスター。【鷲巣やる夫】のIFの未来の姿の一つ。【できない子】の父。
家伝の【暗渦魔術】を消失しているが、【クトゥグア】の魂の欠片によって炎に特化した魔術師となっている。
切札は【至高の魔銃】と【焦熱世界・伽藍の王】を取り込んで使用する、
対軍級魔術「嫁王砲」こと【焦熱世界・炎帝の剣(フォーマルハウト・クトゥグア)】
戦力的にはサーヴァントに及ばないものの、戦闘系マスターとしては参加者でも上位クラス。

根源の破壊を目論む【ラインハルト】等に襲撃され、敗北。できない子を攫われ聖杯戦争への招待を受ける。
その後、妻である【ナナリー】が葉隠市にて使用した触媒を用いてセイバー・ガラハッドを召喚。
かつて自分の身を癒したガラハッドの聖杯を基点に融合し、その力を限りなく全盛期へと近付け、
攫われた愛娘を救い出すべく鉄心の修羅と化して主催地:九頭竜市を徘徊。
ついでに記憶の城にまで出没し、読者を恐怖のどん底に叩き込んだ。カシャンカシャン

脱落サーヴァントの魂を聖杯によって横取りし、ラインハルトの強化を防ぎつつ自己強化。
最終的には「ラインハルトを必ず打倒して力尽きる」という因果を果てしなく繰り返し、
失敗してはやり直される聖杯戦争の中で「抑止の守護者」として「世界」に囚われていた。
できない子が召喚したルーラー:アレイスターの肉体に憑依召喚する事でキャスターのサーヴァントとして参戦。
最終決戦でラスボス相手に娘達と共闘してこれを粉砕、初代主人公兼現主人公の父親としての貫禄を見せ付けた。
戦闘スタイルや見た目がどう考えてもキャスターじゃないというのは言わないお約束。

歳を経た事でやる挑の頃よりも落ち着いた性格になっている。
ループの中で何度も【九頭竜市】をぶっ飛ばしている事で「あのお人好しが何故?」と驚かれたが、
彼の【アライメント】は混沌・中庸。正義よりも感情優先なタイプである。
やる挑で街を守っていたのは御三家である自分の管轄である点が大きかったと思われる。
実際、街中にドラゴンが召喚された際には勝ち目が無かったので見捨てようとした事もある。

妻はナナリー=ランペルージ、娘はできない子=ランペルージ。
【安藤恵】とできない子の付き合いは暖かく見守っている。娘の父親らしく圧迫面接くらいはするつもりらしい。


  • 【やる太=ジョースター】
小聖杯戦争の主人公。波紋戦士(見習い)。祖父母の家に遊びに来ていた【できる夫】の娘【アリス】の友達になり、
師と父の話をこっそり聞いていたアリスに誘われて、共にバーサーカーのマスターとして小聖杯戦争に参加。

歴代主人公で「最高の常識力」と「最低の幸運」を誇っている。
なまじまともなせいで、アレな大人ばかりな小聖杯戦争においてその精神をすり減らす破目になった。
アレな大人ばかりで荒まないか心配だが、反面教師として真っ直ぐ育て欲しい物である。
優しく良心的だが冷静さも備え、駄目な大人に対しては面と向かって結構厳しい事も言う。

祖父から波紋を教わっており、幼いながらも大器の片鱗を感じさせる将来が楽しみな子供。
【抑止力】の間では高校生くらいで多分また聖杯戦争に巻き込まれてそこでアリスと
再会して【ほむカル】を再び呼び出すだろうと専らの噂。

才能面においては【GTS】お墨付きという将来有望な少年。彼女の下で十年程きちんと修行を積めば、
でっちゃん特製の一年掛かりのフルチューン戦闘用人形を正面から撃破出来る領域にまで行ける模様である。


  • 【愉悦】(~する、~枠)
本来の意味は心から喜び楽しむこと。
型月絡みでは専ら他人の不幸や非情な運命、或いはそれを覆そうと必死に足掻く様を観賞して楽しむことを指す。
大抵、黒幕かそれに準ずるポジにあり抑止力のヘイトを一身に受ける(そしてその状況すら楽しんでいる)ことが多い。

もしかして:エイワス ばくだんいわ 女神


  • 【妖怪「いちたりない」】
全世界のTRPGプレイヤーの憎悪と絶望を一身に集める大妖怪。
しかしエイワススレにおいては何故か抑止力の味方をしてくれる存在として崇められている。
その顕著な例は『8番目』におけるラスボス獣殿戦、『彼月』におけるレジバーサーカー戦など。
まじでリアル抑止力でも働いているのでは無いかと思うようなダイス引きでもう足を向けて寝られません。
だから肝心の失敗出来ないところで1足りなくするのだけは止めて下さいお願いします


  • 【抑止力】(読者)
集合無意識によって作られた、世界の安全装置。
人類の持つ破滅回避の祈りである「アラヤ」と、星自身が思う生命延長の祈りである「ガイア」の二種類がある。

エイワススレでは第一作目の時代から、不特定多数の「読者」が「アラヤの抑止力」の役をしている。
つまりは読者、我々の事を基本的に指す。第二作“やら死に”終盤では「ガイア」も混ざっていた。

ブーメランが大好きで、ツッコミ待ちのセリフを頻繁に入れる。また掌返しの速さには定評がある。
感情よりも正しさ重視だが、独善的で上から目線の傾向がある。
同情や情状酌量をあまり考えず、他者の感情に対して無神経気味。機械染みた発想も多い。
痛い目に遭わされなかった相手を必要以上に侮る、慢心癖持ち。逆に強い相手には萎縮する。
頼りになる人物や自分に優しい人物を好み、入れ込む。一度入れ込んだ相手は基本的に見捨てない。
自分の道を妨げたる人物や、上手く理解出来ない相手、正しくないと思った相手には迂闊な非情さを見せる。
過去の経緯によって基本的に全取り志向かつグランドエンド志向という感じ。
基本的に可愛い女の子、カッコいい漢、イケメンに弱く、優しくされるとチョロイン。
迫力がある怖い人、カッコいい漢女、感性が合わない人、自分に同意してくれない相手は苦手。

大体普通で大体へんてこ、寛容で非寛容、常識的で非常識、そんな色々な人達である。大体そんな感じ。

上へ

ら行

  • 【ライダー】
騎兵槍を扱える事が該当条件のクラス。実際は使っていないのが普通だが。

高い機動力を持ち、複数の強力な宝具を所持しているのが特徴。固有スキルは【騎乗】【対魔力】。
エイワススレに於いては基本的に強豪クラス。宝具ぶっぱ型か隙無しかのどちらかである。

各作品ではチート宝具をひっさげてインフレぶりを見せつける立場にあることが多い。
また、どれほど規格外の能力であっても最強ではないことが大半である。インフレって怖いね。

+ 歴代ライダー
やる挑:ウーゼル・ペンドラゴン(ブリテン)
嫁魔神:チンギスハーン(モンゴル)
やら死に:カルキ(未来。ヒンドゥー教)、ラーヴァナ(セイロン島。ラーマーヤナ)
3作目:エウロパ(ギリシャ神話)
4作目:ラーマ(コーサラ国インド)、カルキ(未来。ヒンドゥー教)
24時:ウトナピシュテム(ギルガメッシュ叙事詩)
テストプレイ:イアソン(ギリシャ神話)
小聖杯:パエトーン(ギリシャ神話)
年末企画:ウィリアム・マーシャル(プランタジネット朝イングランド)
クロス企画:ウィリアム・マーシャル(プランタジネット朝イングランド)、ブラックライダー(黙示録)
W兄貴:ゲオルギウス(古代ローマ)
彼月:ブラダマンテ(フランク王国)、源九朗義経(平安・鎌倉日本)
ねらう緒:クィントゥス・ファビウス・マクシムス(共和制ローマ)
パラレル:ナポレオン・ボナパルト(革命期フランス)


  • 【ラスボス】
各作品で”最後に”戦った”強敵”。
基本的にチートで、何らかの対策をしないとダメージが通りすらしないこともしばしば。
何故か毎回マスターがメイン火力となっているが、原作Fateからしてもそんな感じだったので何もおかしくはない。
あと、ヒロインがラスボス化することが多いのも原作からしてそんな感じである。
各作品のラスボス達は以下。

+ やる挑
  • 【時の翁】(クロノス、ファーザータイム)
第一作“やる挑”最終盤で【熾天の門】から召喚された、読者公募から産まれた最悪のぽっと出ラスボス。
ちなみにギリシャ神話の同名の二柱とは異なる存在である。AAはネウロ。
「逆らうことのできぬ運命」「世界(宇宙)を支配する絶対的神秘」「擬人化された"時"そのもの」
これでも一応「概念」から「神霊」へと格落ちした状態。能力は「過去の蓄積に対して無敵」というもの。
「未来」「終末」「既存概念に手を加えたもの」等、「未知」の概念を帯びていないものを全て無効化する。
そのため、構造的に「過去」の概念を切り離せない大半のサーヴァントでは戦うことすらできない。
聖杯戦争最終日に何人もの仲間を葬り、出現の時点でアレイスターの生存を実質詰ませた存在。

+ やら死に
  • 【タナトス】
安価が予想外の結果を見せた為、本来の予定を曲げて安心院さんに産み出されたラスボス。AAはP3のタナトス。
「もしやらない夫が外道だったら」と言うIFの世界線から呼び出された、「踏みにじる」と言う渇望を持った主人公(残滓)。
肉体はやらない夫の上位互換。魔王本体こそ召喚しないものの、スキルと宝具をお好み装備出来る【魔王顕現】持ち。
レベルアップにステータス上昇、各種スキルの魔改造によりとんでもない事になっている。
細かく言えば、毎ターンMP全回復、HP半回復、軍勢変生が自己強化の軍神変生に変化、呪禁法が-1000点固定。
死に戻りも継承し、例え殺してもその場で何度でも蘇る。勿論こっちは死に戻り不可能になっている。

.....だが、所詮は戦闘向きでないやらない夫のパチモンである。抑止力が光って唸った結果酷え事になった。
不死身なのに傷が治らないってのは大変ですねえ。
ルルーシュの策が間に合わなかったら由乃が死んでいたのはご愛嬌である。間に合えば良いんだよ間に合えば。
なお爆肉さんは爆肉さんのままであった。

本当に恐ろしいのはむしろ下のこいつら。

  • 【クロコダイル&ソロモンwith合体テスカトリポカ】
やら死にの事実上のラスボス。
え、球磨川じゃないのかって? やだなぁ、あいつイベント戦闘じゃないですか。
合体テスカトリポカを倒さないと攻撃対象に出来ないソロモンを倒さないと倒す事の出来ない社長、と言う酷い陣形。
テスカトリポカは権能によって先制するわ、ラウンド開始時にHPMP削ってくるわ、素で二回行動してくるわ
ソロモンは魔術四連続使用してくるわ回復やデバフ解除を使いこなすわ四重バリアで威力5200を670まで落とすわ
社長は固有結界でダメージ半減してくるわ例によってマスターなのに対軍級のダメージを弾き出すわやりたい放題。
しかも大神殿によって追加MPを10000も持ってるとか圧倒的な戦力を誇っていた。何このチート。
この10000のMPも戦闘終了時には400まで減っていたと言うと、どれだけの激戦か想像もつくだろうか。
ちなみに、決戦以前に行われた各種交渉においても容赦なくラスボスっぷりを発揮していた。

+ できる叶
  • 【シックス】
できる叶のラスボス。
できる夫の叔母である銀を攫い、自分の野望の道具として全身弄り回した挙句にカレンを産ませて衰弱死させた外道。
封印指定の死徒であり「悪魔憑き」「起源覚醒者」「伝承保菌者」「魔術使い」という見るからに厄い男。
人類最初の殺人者「カイン」を起源とする、金属鍛冶の始祖トバルカインの末裔。
斬りつけた相手の負傷が全て致命傷となる宝具【原初の死】を持つ。
しかも肉体が受肉した魔【グレンデル】であり、武器による攻撃や特殊効果を無効化し、さらに死徒の再生能力を持つ。
さらに「悪意」の起源に覚醒しており、自分に向けられた悪意を感じ取り、先読みして最適行動が出来る。
その上でこいつは自社製の爆撃機やミサイルまで持ち出してくる。
シックスと相対中に「今からカレンを救う儀式中の館にミサイルぶち込むよ」宣言を聞いた抑止力は大恐慌を起こした。
ついでに原作Fate/Zeroで工房をホテル諸共爆弾で吹っ飛ばされても戦い続けた不屈のケイネス先生に土下座した。

しかしその企みもウルフウッドが事前に聖堂教会に根回しをした結果、シックスの「部下」を抑えられる事で阻止。
死徒の再生能力もウルフウッドの礼装で阻害され、じわじわとできる夫に追い詰められる。
対人宝具である【原初の死】は、できる夫がベオウルフから借りた宝具には通じず、他の攻撃はサンタナに弾かれ、
死に際の最強の一撃は穢れを払われた「未来の娘」に防がれる。
本来は義肢による攻撃も弾ける【グレンデル】の武器無効能力も【孤高なる王の伝説(ベオウルフ)】で貫かれ、
最終的に、完全に詰まされた上で、為す術も無くできる夫に撲殺されるという最期を迎えた。

+ 8番目
  • 【ラインハルト・ハイドリヒ】(獣殿)
8番目のラスボス。一参加者が最終決戦の相手となったのはこれが始めてである。
“自分の全力と対等の存在を得る事”“手応えを感じられる困難に挑む事”を望みに、聖杯戦争を開催。
渇望を満たすため、メルクリウス、ヘルメスの計画に乗り、異空間『グラズヘイム』の高みに座し、星の王への進化を目指す。

現存する宝具である聖遺物『聖約・運命の神槍(ロンギヌスランゼ・テスタメント)』を所有する“伝承保菌者”。
その他にも二つの対神宝具を備え、スキル『死を想え(メメント・モリ)』により勝率は素で50%を確保、
聖杯の器である為に脱落した英霊の魂をとりこみ、自身のサーヴァントとして使役も可能。
しかもMPは無限大、レベル85未満のキャラからのあらゆるダメージや不利な効果を受けないと言う超チート。
マスターとは何だったのか。

できない子を攫う際にやる夫と交戦、彼を好敵手として認める仲となる。
数多の世界線においてガラハッドの聖杯を用いてブーストされたやる夫と戦い、その度に相打ちで終わり続けてきた。
しかし、そのやる夫はできない子の介入によって早期脱落。
一時闘志が萎えかけるものの、キャスターを退けた彼女の活躍を見て再燃焼。
十日目に令呪三画重ねたラーマの一撃により、防御能力を大幅に削られる。
それでもなお強さを発揮し、最終決戦ではできない子のキャスターのHPを残り1まで追い込んだ。
最後には抑止力の全力の後押しを受けた対界級の一撃により、戦力差約二倍と言うオーバーキルを受けて敗北。
完全に消滅する前に聖槍の一撃によって友であったメルクリウスを苦しめていた第二魔法を簒奪。
その身がゼルレッチへ上書きされる前に、崩壊するグラズヘイムと共に散って行った。

ちなみに、特別企画"24時間"にも別人として出演している。


  • 【ランサー】
全てのステータス(特に敏捷)が一定以上の水準である事が該当条件のクラス。長物を扱う。

基本的な特徴はセイバーと同様だが、加えて宝具の燃費が良い傾向がある。固有スキルは【対魔力】。
特に彼月ではステータスのバランス良い高さがそのまま手札の数に繋がる為、極めて重要となっている。
ついでに言えば幸運が低い傾向があり、苦難に遭遇しやすい。

各作品での傾向として、奔放だが頼り甲斐のある人物が多い。

+ 歴代ランサー
やる挑:フィン・マックール(ケルト)
嫁魔神:アキレウス(休載中)
やら死に:孫悟空(唐中国)
できる叶:エルキドゥ(ギルガメッシュ叙事詩)
8番目:呂布(三国中国)、アショーカ(マウリヤ朝インド)
24時:李書文(清中国)
テストプレイ:ヴラド・ツェペシュ(中世ワラキア公国)
小聖杯:ルーカン(ブリテン)
年末企画:森長可(戦国日本)
クロス企画:郭雲深(清中国)、アバドン(黙示録)
W兄貴:小アイアス(ギリシャ神話)
彼月:孫悟空(唐中国)、ロスタム(古代ペルシャ)
ねらう緒:眠り姫(グリム童話)
パラレル:インノケンティウス8世(中世バチカン)


  • 【ラーマ】
「8番目」の正規ライダー。インドの理想君主。「ラーマーヤナ」の主人公。コーサラ国の不滅王。AAは朝倉葉王。
ヴィシュヌ神にアヴァターラとして吸収された英雄であり、ヴィシュヌ神とその化身を嫌っている誇り高い人物。
やら死にの番外ライダーである羅刹王ラーヴァナとはお互いに認め合ったライバル同士。
太陽弓サルンガと羅刹王に勝利して奪った戦車プシュパカ・ラタ、奥の手としてEX対国宝具ブラフマーストラを持つ。

破滅の運命を覆すべく非情になる覚悟をしている織莉子のサーヴァントとして呼ばれるも、
織莉子は「自分の手を汚す覚悟」は出来ていても「他人に手を汚させる覚悟」は出来ていなかった為、
覚悟を決めさせるべくシビアな現実を見せ続ける立場に立っていた人物。

決戦に於いては同じアヴァターラである未来王カルキと、倭健命のコンビと戦って破れ、
聖杯に吸収される事を利用して全令呪で魔城グラズヘイムに移動、顕現。
ラインハルトに対して【梵天よ、地を裁け(ブラフマーストラ・サルンガ)】を叩き込み、
無敵の【黄金聖餐杯(ハイリヒ・エオロー)】の防御能力を破壊した。

その後は最終決戦にてカルキと再戦するも、上記の通りやるべき事はやってしまい既に満足していたので、
「吸収されたサーヴァント達の足止め」という目的があったカルキには勝てなかった。


  • 【ランダ事件】
【Fate】ミッシェルは聖杯戦争を終わらせるようです【企画】において発生した事件のこと。
ブツモンの霊地爆撃により超絶弱体化&霊地消失という絶体絶命の危機に陥ったキャスター組が、
友好接触に我らがW兄貴を引いてしまい、
キャスター側が未だ序盤&追い込まれた事で提示出来る飴玉が不足していた事と
今までのキャスター達のチートっぷりによりトラウマができており、早期にキャスターを片付けたいと望んだ抑止力が
攻め時と判断してコミュもそこそこに切り上げて襲い掛かった事によって発生した。

抑止力は「令呪三画もあるし二画使って撤退するだろう」と思っていたが、
麦のんを気に入っており、既に生かして聖杯戦争から抜けさせるつもりであったキャスターは自爆宝具をぶっぱ。
W兄貴を消耗させて引かせてから麦のんを退けさせるつもりだったのだが、
カミナギウスも切札を切った事で敗北。キャスターを失って抵抗力が尽きた麦のんは、
「過激な封印指定執行者」という前評判持ちのミッシェル姐兄貴に捕まるぐらいなら、と自害してしまう。

W兄貴側もこの事件で消滅寸前まで追い込まれ、さらに街中で大規模戦闘を行った事によって
マスターがまともなランサー組との交渉でペナルティがつく等碌な事が無かった。

キャスターの真名がランダである事も未だ明らかになっておらず、当然改心の余地があった事も分からなかったので、
アライメントである混沌・悪で危険人物なキャスターという印象が強かったのは大きな原因。
最終的な結論は「お互いに意地の張りどころを間違った」である。
魔力回復の交渉ぐらいしか会話をしていなかった為、もうちょっとお互いの参戦経緯などの雑談で、
私的な話題にも突っ込むべきであったかもしれない。交渉関連でない分には口に出す分には別に損は無いものなので。

キャスターがこの後改心出来たか、或いは後半でボス的な暴れっぷりを見せる事になったかは
コミュ安価とランダム表の転び具合次第。毎度の事ではあるが「未来の事前予測というのは無理」なので、
たら・ればを語るとスレが荒れる感じである。抑止力がビターエンドでもにょっていてテンション下がっているのも大きい。
排除しに掛かろうが掛かるまいが、上手くやれるか、上手く回るかどうかは二つに一つ。
片方を取り上げて「間違っている」「間違っていた」なんて言っても不毛なだけである。
まあ、街中で大規模戦闘をやる、という字面の不味さには思い至る必要はあったかもしれないが。

麦のんにはオープニングで登場していた通り、親しい友人達がいた為、
本編終了後にミッシェル姐兄貴が参戦した聖杯戦争において参加者同士として遭遇する事にも繋がった。
ハッピーエンドとまではいかずにビターエンドという珍しい展開になった。
本編で角の取れた彼女が無事に乗り越えられた事を願いたい。


  • 【ランダム表】
ニート。
あまりに働かないため親(エイワス)がご近所に相談する羽目になった。
「8番目」では最良ルート一直線(第四作最大の計算外)。
【バトルジャンキー】のランサー組は戦場への到着が間に合わない。
アサシン組は戦争そっちのけでデートばかりしている。何しに来たお前ら。

「彼月」では両陣営が様子見の出目しか出さず、西欧財閥が黒幕陣営に攻められて危機に陥りまくる状況に。
主人公陣営が危機を回避したら今度はレジスタンスが危機に陥る始末。
状況に一旦ブレーキを掛ける為に主人公陣営が敵対的中立陣営を立ち上げる羽目になった。
まあその陣営も、メンバーが黒幕組と組んでいたので一日で解散する事になったのだが。

四日目夜、ついにエイワスからクビを言い渡されてしまったランダム表の運命やいかに?


  • 【ランペルージ家】
「完璧な人間」を作ることによって根源へ至ろうとしている欧州の魔術師一族。
絶大な権力と財力を持ち俗世界にも強い影響力を持つが、
「高貴なる者の義務」の様な独特の倫理観を持っている為、魔術師の世界では煙たがられている。
魔術師というよりは貴族といった感じの割と異端な部類。
魔術の特徴はカリスマ等を含む精神干渉系を主とする。

やる挑の【ナナリー】、やら死にのルルーシュ、8番目の【できない子】がこの家の人間である。

ナナリーとやる夫が結婚したことにより「貴族としての誇り」「わが身を顧みない改造」がハイブリッドした結果、
ルルーシュは世界を救うために寿命1ヶ月になるのも一切構わず己を小聖杯に改造。
できない子は破滅の未来を避けるために、サーヴァントを維持するために自身を記憶の城に改造する等、
後の子孫達がとんでもないこととなった。


  • 【リレイズ】
エイワススレのトラウマ2。絶対に許さない。
初代インド事未来王カルキの主力スキル【十大化身】の中の一つ【再誕】の能力。
“一戦闘に一度、HPが0になった際全回復する”というふざけた能力である。絶対に許さない。

闘いの末分かり合えた友との初めての共闘、令呪による宝具の解放、
更に後半の主人公の主力となる技の初めてのお披露目という
どう考えても普通の王道モノなら勝利しかない状況をこのサーヴァントは颯爽とブチ壊した。絶対に許さない。
カルキ「―――だが、この程度じゃボクは倒れない!!」

インドとは何たるかを読者に刻みつけたエイワス史の中の貴重な一ページである。絶対に許さない。
この状況が起こった際、ほとんどの抑止力が叫ぶか笑うしかない状況だったという。絶対に許さない。
余談ではあるが彼のマスターであるフェイトの攻略条件は「イケメンの撃破」であった、絶対に許さない。
流石の天使もしくじったと思ったのか、撃破=一回【再誕】を使わせればOK、に仕様変更した。絶対に許さない。
ちなみにこの事が語られたのは作品終了後の雑談所なので知らない読者が結構多い。絶対に許さない。

なお、後の作品でカルキは自鯖として再登場したのだが、当然この能力はオミットされた。絶対に許さない。
????「何でこんなもんをスキルで持ってたんだコイツ」
抑止力 「絶対に許さない」

彼月では最強のマスターである黒神めだかの切り札の一つ【乱神モード】が実質的強化リレイズ状態。絶対に許さない。
「いつでも使用を宣言出来るベホマ」という出鱈目具合である。幸いベホマ効果が発動することは無かったが絶対に許さない。


  • 【(^ω^三^ω^)ルサルカさんルサルカさん!】
(^ω^三^ω^)ルサルカさんルサルカさん!
(^ω^三^ω^)ねえねえルサルカさん!
(^ω^三^ω^)ローキックしていいですかルサルカさん!

長編第四作“8番目”終了後の人気投票前に忽然と姿を現したレス。
あまりのウザさとインパクトであっと言う間にスレを汚染した。
実際の所はできない子の台詞と言うよりは読者の台詞と言った方が正しいか。


  • 【ルサルカ・シュヴェーゲリン】(ルサルカさん)
8番目におけるバーサーカー:アルキュオネウスのマスター。
魔術師として超一流の技量を有しており、戦略、戦術、英霊の選定と隙の無いプレイングを行っていたが
よりによってライダー組以外で唯一勝ち目が無いセイバー組に粘着されてしまった人。
しかし全く運が無いかと言えばそうでもない。死亡フラグはできない子が片っ端から叩き折り、
記憶の城を介してグラズヘイムへ乗り込む手筈を整え、獣殿との最終決戦でも大いに敵の足を引っ張って活躍した。
そもそも獣殿に無事勝てる存在自体ができない子しかいないのだから、聖杯戦争に勝っても仕方が無かったりもする。

酷い言い方をするなら獣殿のストーカーであり、獣殿のアウトオブ眼中にキレて振り向かせるために
聖杯戦争に参加したのに、最終決戦でも獣殿は愛しのカメラードに夢中だったり、
最後の別れに他の女からもらったプレゼント(厄ネタ)を渡されてそのせいで封印指定を喰らったり、
聖杯戦争勝者として後始末を放り投げられたりと色々と可哀そうな人。

その不憫さと魅力、【(^ω^三^ω^)】などのネタ要素も相まってか
ヒロインでも主人公でもないにも関わらず圧倒的な票数で見事人気投票一位に輝いた。


  • 【ルルーシュ・ランペルージ】
やら死ににおけるセイバーのマスター。「時計塔」でロードの地位すら約束されていた天才魔術師。
弟が命と引き換えに残した情報を元に寿命が1ヶ月程になるのを覚悟で我が身を小聖杯に改造。
愛する妻を始めとする人々に「明日」を残すためにも、根源を用いた世界の救済を行うために聖杯戦争に参加した。

序盤はやらない夫の妹であるフェイトを最強のマスターと知らずに人質に取ろうとしたこと
ライダーのあまりに凄まじい性能故に、セイバーの性能が霞んでいたことやロードというその肩書き故に
【抑止力】からはかませ扱いされて侮られていた。

しかし、序盤のやらない夫に戦いに命を賭している者の覚悟を示し、
自分が負けた時に託しうる存在としてやらない夫を認め、願いを打ち明けた上での全力の決闘を行う、
強大な敵と共闘するという、王道ライバル後親友ポジのイベントを経て
気が付いたら序盤からずっと共に戦ってきた由乃さんやネイトさんを差し置いて
すっかり序盤から一緒に戦ってきた相棒や戦友のようなポジを得た。
戦後はやらない夫の世界の再生をロードとしての立場からサポート。魔導元帥としてその名を残す。

能力的には小聖杯による潤沢な魔力を元にした支援、回復役。デスペナを減らすためのヒーラーとして大活躍。
その事や、終盤クロコダイルに人質にされたことからも良く【ヒロイン】扱いを受ける。

実は【鷲巣やる夫】と【ナナリー・ランペルージ】の遠い子孫に当たる人物。
やる夫の【自己改造】&自己犠牲の精神と、ランペルージ家の「高貴なる者の義務」を受け継いだ男。
作中でやらない夫と最も血筋的に近しいという謎なポジションの人。

やる挑時空ではナナリーを溺愛する兄。
やる夫のことを快く思っておらず、度々親友のスザクを用いて襲撃をかける。
だが大体ナナリーに察知されており、叱られる。
その性格からやナナリーへの愛からも彼女の娘で自分の姪にあたる
【できない子】を猫かわいがりしているだろうと抑止力からは考えられている。


  • 【レベル10】
近作ではデータ上の最低レベルが10に設定されており、スペック的に一般人同然のキャラであることを意味する。

……筈なのだが、実際はチートキャラの代名詞と化している。
その理由は、往々にしてレベルが低い代わりにゲームをぶっ壊すレベルのスキルを所持しているためである。
該当者としては主にキョン子、上嬢、狛枝、できない子、安藤兄など。
特に狛枝の、『ステータスの優劣を比較する』という戦闘ルールの大前提を無視する【超高校級の幸運】は記憶に新しい。
インチキスキルもいい加減にしろ。
今作ではメアリ、喜美、安藤弟がその代表格だと思われる。

レベル10帯の共通仕様に「メイン・サブ含めて戦闘に参加できない」ペナルティがある。
ステータスに関しては何の足しにもならないので、実際役に立つかどうかはスキルの内容次第である。
「任意スキル発動をキャンセルして攻撃」「メイン・サブ・その他にダメージを任意で分ける」能力持ちもおり、
現状では二人だけだが、彼らの天敵となっている。


  • 【レベルで】(日常で)
絶体絶命の状況において抑止力が諦めと共に口にする言葉。

やら死ににおいて主人公のやらない夫は死に戻り能力を有しており、
「自身のレベルを1下げる」か「自身の日常(家族との思い出や近しい人物の死ぬ確率が上がるなど)」
のどちらかのデスペナルティを選ぶことで死ぬ前からやり直すことが出来た。

このため「あ、もうこりゃあ駄目だわ助からねぇ」という状況下において抑止力は
我らが天使に懇願するのである「(デスペナは)レベル(日常)で(お願いします)」と。

上へ

わ行

  • 【鷲巣やる夫】(やる夫=ランペルージ、白饅頭、改造饅頭)
やる挑の元祖主人公。葉隠市御三家の一、鷲巣家当主。表向きの顔はディレッタント(好事家、高等遊民)。
幼少期の父母の死の真実を突き止めるべく、祖父である鷲巣巌に面従腹背で自己鍛錬を続けていた男。
鷲巣家家伝の魔術【暗渦魔術】を使い、古き精霊に訴えかけて強大な力を行使する事が出来る。
実戦経験こそ少ないものの、そのスペックは自己強化を行えば肉食猛獣とも真っ向から殴り合える程。

【常識フィルター】の元祖にして上位版【勇者の素質】を持ち、啖呵と立ち回りのキレ具合は主人公随一。
ハッタリで主導権をキープし、危機を乗り切った後で、あの手この手で力を得て有言実行しにやってくる。
主人公の中では恐らく最も分かりやすく「英雄」している。終わらないトラブルに塗れている事を含めて。

魔術師の割に極めて情が深く、面倒見が良く頼りになる男。暗渦魔術の影響で若干奇行も多かった。
負けず嫌いで喧嘩は売るのも買うのもド直球。豪快な立ち回りで状況をリードして他者を引っ張る。
表向きは自信満々で余裕のある、英雄然とした態度を崩さないが、
裏では割とひょうきんでお調子者。呼んでもいないのにやって来るトラブルに常に胃を痛めている。
戦法は立ち回りで時間を稼ぎ、様々な手で戦力を揃えて正面粉砕。実に単純明快。考える脳筋。

擬似的な「根源の渦」である【暗き渦】経由で【抑止力】に訴えかけ、強力な魔力を行使する【暗渦魔術】によって戦う。
サーヴァントにも比肩する破格の魔力を行使し得る反面、出力が全く安定しない。
また、抑止力は術者の精神にも影響を及ぼし、奇行に走らせる事もしばしば。
【暗渦魔術】の特性からか、抑止力(読者)とメタで会話して自分の意思や心境を述べる事があった唯一の主人公。

「本人の直接戦闘力」に関しては主人公中で最強クラス。抑止力の直接的なバックアップを受けている。
狂気の自己改造と礼装作成の果てに、確実な破滅を約束されながら、勝利の為に人間を辞めさえもした男。
その実力は相性が良い相手とは言え、サーヴァントと正面から互角に殴り合い、神霊を屠るに至った程。

自分を「世界の異物を排除する英雄」に塗り替える固有結界【決戦存在(ラスト・スタンド)】
【クトゥグア】の力によって炎の異界を再現する【焦熱世界・伽藍の王(フォーマルハウト)】
その炎を結晶化させた鎧として纏い、炎の化身へと変身する【常時炎化】
そして自分の攻撃力バフと敵の攻撃力デバフを同時に行える【至高の魔銃(ワン・サウザンド)】を持つ。
他にも礼装や魔術を取り込んで自己強化したり、謎の召喚獣を呼び出したりとその能力は極めて多彩。
エンディング後は特殊な環境に依存している【暗渦魔術】を喪失しているが、それでも歴戦の魔術師相応の実力を持つ。

祖父は鷲巣巌、祖母は鷲巣マミ、父は鷲巣ほむら(入り婿)、母は鷲巣まどか。
“やる挑”のエンディングでランペルージ家の入り婿となり【やる夫=ランペルージ】に改名している。
女性関係は巡り合わせの運はともかく、穏当に結ばれる事とは無縁。
【アレイスター】は戦略上の必要で消え、死後の何時とも何処とも知れない聖杯戦争で会うしか無い。
【クトゥグア】は戦いで脱落したが、魂で繋がっているので極稀に逢えない事も無い(夢で)。
【ナナリー】にはお持ち帰りされ、生涯仲睦ましかった。但しランペルージの親戚との折り合いが悪く、お家騒動が多い。


  • 【ワシズ電池】
単3の乾電池である。

正確には第一作の主人公、鷲巣やる夫の祖父にして“葉隠市”で行われた聖杯戦争の黒幕、鷲巣巌の末路。
邪神ツァトゥグァから禁断の知識を得た大魔導師エイボンを“キーパー”のサーヴァントとして召喚し、“根源”へ至るという
己の野望の為に老魔術師は自身の娘夫婦や、その孫までをも利用した。
しかしその試みも半ば、通りすがりのサラリーマンと優しい神父様に身柄を拉致され、英霊達を従える孫に
キツく絞り上げられ企みのすべてをゲロする羽目に。
そして当然、その所業は許される事なく、魔力供給用の電池としてキャスターの“大神殿”に組み込まれてしまった。

聖杯戦争の終了後は、しでかした事の重大さから魔術協会と聖堂教会の手でケジメされる事になる。ザマァ。

上へ

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2016年09月25日 13:24
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。