第一次中東戦争

第一次中東戦争(だいいちじちゅうとうせんそう、英語:Middle East War I)は、標準暦3014年9月15日の神聖大クリーパー帝国による中沙連合侵攻を発端とする戦争のこと。
第一次中東戦争
Middle East War I
交戦勢力
スイルヌ王国
アンイル王国
デューンシー国
サンテルン連邦共和国
弓楽連邦
リューディ共和国 
 神聖大クリーパー帝国
スティーブ・クラフタリア同盟連邦
ディルツラント国
戦力
損害

背景

標準暦2700年ごろ、最盛期の大クリーパー帝国はアラビア半島・アフリカ北部に広大な領土を持つ大帝国であったが、その威勢も過去のものとなっていた。
大クリーパー帝国はその広大な領土を取り戻そうと、旧領であるスイルヌ、アンイル、スイヌル三国で構成される中沙諸王連合へ侵攻を開始した。

戦争推移

中沙諸王連合への侵攻

標準暦3014年、大クリーパー帝国は同盟国ディルツラントと合同で軍事演習を行っていた。
同年9/15日、大クリーパー及びディルツラントはスイルヌ王国の国境奥から砲撃があったとし、報復を口実に中沙諸王連合へ侵攻を開始した。
機甲部隊を中心とした大クリーパー・デルツラント・クラフタリア軍に対し機械化の成されていない中沙諸王連合軍は有効な反撃ができず、大クリーパー軍は瞬く間に3国を占領した。
アラビア半島南部に位置するサンテルン連邦共和国サラーラ海外領土へは侵攻がなされず、国境付近では防衛にあたるサンテルン軍と大クリーパー帝国軍のにらみ合いが続いていた。

有志連合の結成

中沙諸王連合への侵攻の直後、サンテルンは世界各国に中沙諸王連合の解放を呼び掛け、弓楽・リューディ両国がこれに同意。即座に有志連合が結成され、サラーラ海外領土には各国軍が終結した。

有志連合によるアラビア半島逆侵攻

侵攻から1か月が経過した10/17日、有志連合は大クリーパー占領地域への逆侵攻を開始した。
有力な機甲部隊と多数の火砲による縦深攻撃を行った有志連合軍は各地で大クリーパー軍を圧倒し、戦線を押し戻した。しかし大クリーパー軍の決死の防衛により有志連合軍の進撃速度は徐々に低下し、11月中旬には大クリーパー本国周辺で膠着状態に至った。

アラビア海海戦

陸上で激しい戦いが繰り広げられていた一方、洋上においても大きな戦闘が発生する。
クラフタリア及びディルツラントの艦艇によって構成された同盟艦隊と、リューディ艦艇を中心とする有志連合艦隊の間で空母機動艦隊同士の戦闘が勃発した。
艦載機同士による大規模な空戦が繰り広げられ、双方の洋上航空戦力は大きく消耗。
僅かながらも優位に立っていた同盟側は残存機による空対艦攻撃を実施するも、有志連合艦隊の有力な防空網に阻まれ攻撃は失敗に終わる。
航空戦力の壊滅によって双方の艦隊は以後、大規模な戦闘行動をとることは無くなった。

オウデマ講和条約

大クリーパー本国の膠着状態付近の主要都市であるオウデマで参戦国による講和会議が行われ、会議の結果神聖大クリーパー帝国は君主制を廃止し、現在の両軍の占領地での領土が確定した。
最終更新:2019年04月21日 00:07
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