ライオネル家 - nanasihennkagura @ ウィキ

概要

オラン王国の有力貴族、ライオネルの一族。

オラン王都に城のような邸宅を持ち、騎士から伯爵まで爵位持ちが勢揃いしている。
一貫して男子ばかり誕生するという特徴があり、古くから武家として存在感を放つ。

略歴

• 戦乱の時代

魔力の塔の崩壊により急激に支配力を弱めたカストゥール王国は魔法王をはじめ多くの貴族を失い更に衰えた。
奴隷として支配を受けていた蛮族達は、この機を逃すことなく反乱に転じた。
彼らは剣の力を持って、王国の支配者であった魔術師達を容赦なく皆殺しにした。
ライオネルの先祖はこのカストゥール王国の生き残りである。
蛮族であったか、王国の民として認められていたかは不明だが、とにかく生存した。
戦乱の時代は数年の内に終息し、カストゥール王国は完全に滅亡し、
魔法の時代も時を同じくして終焉を迎えた。
そして、カストゥール最後の都市が破壊された年をもって、新王国歴元年とされるのであった。

• 新王国の乱立と諸王国の変遷

新王国歴元年。
カストゥール王国が滅びると共に蛮族最初の王国サーダインがアレクラスト大陸西部に建国される。
この時期、王国がいくつか建国されたが最も巨大であったのがサーダイン王国である。
東西に勢力を伸ばし他国をいくつも吸収し大規模な統一国家を築き上げた。
サーダインの支配は強力な重装歩兵団を主体とする武力を背景に確立されていた。
武力による恐怖支配をしていた故にサーダイン王国が繁栄していたころを
「恐怖による平和」の時代と呼ばれる。
新王国歴１００年頃、サーダイン王国で内乱が勃発。
ライオネルの先祖はその内乱において多数の功績を残し、オラン王国建国に貢献する。
サーダイン王国が滅亡しオラン王国が誕生すると、ライオネル一族は爵位を授かり貴族となった。

家紋

ライオネル一族の家紋・紋章は、ライオンや馬が多い。

領主経営者として

王都近郊にケルヴィン村を代表とする広大な領地を持ち、農業・林業・酒造など幅広い経営を行う。
船舶を所有し遠洋航海へ出ることも可能。

領地

• ケルヴィン地方
• アーカンソン地方
• グレン地方

別名

ライオネル邸

関連人物

ライオネル家

• ラヴァンフォース＝ライオネル

主人公。アラルテレスの末子。幼少期はライオネル家一番の問題児だった。

• アラルテレス＝ライオネル

新王国歴５２１年の家督。真面目に領地運営に徹している。

• リディアーナ＝ライオネル

アラルテレスの妻。ラヴァンたちの母親。

• イーリスヴォン＝ライオネル

アラルテレスの次男。B世界では病死。既定A世界では魔術師研究者として健在。

• クリストフォロ＝ライオネル

アラルテレスの長男。生真面目で不器用な兄として描かれている。

• アルカディア＝ライオネル

アラルテレスの弟。王室調査室の調査員。狙撃手。

• ジャスティ＝ライオネル

アルカディアの息子。ラヴァンにのいとこに当たる。

交友

• デズ＝ブランドー

ラヴァン編にて登場した吸血鬼。
何百年も前から眠っていたが、ラヴァンを見てライオネルと見抜いていた。
過去にライオネル家と少なからず因縁があった様子。

その他設定

オスカルのような初代女性当主が存在していたとされる。
武芸に秀で、勉学優秀、容姿端麗で貴族の子女に大人気だった。
女しか生まれなかった伯爵家に生まれて、絶望した当主が「男として育てる！」と言い放ったのがはじまり。

関連項目

オラン王国