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古代魔法王国カストゥール
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コメントや考察など特殊な注意書きがあるところはオリジナルであることがあります。
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概要
ソードワールド各作品やロードス島戦記より500年以上前に栄えた王国。
残された遺跡やダンジョンには、当時の魔法の品や書物などが今も残されており、
魔法の品の多くは現在では作ることが出来ず、書物には今では喪われた高度な知識が書かれており、
手に入れば極めて高価な値段で取引される。
残された遺跡やダンジョンには、当時の魔法の品や書物などが今も残されており、
魔法の品の多くは現在では作ることが出来ず、書物には今では喪われた高度な知識が書かれており、
手に入れば極めて高価な値段で取引される。
ただし、当時の魔法生命体やトラップが残されていたり、
実験動物の末裔であるモンスターが生息していることが多く、遺跡を探索することは非常に危険なこととされている。
実験動物の末裔であるモンスターが生息していることが多く、遺跡を探索することは非常に危険なこととされている。
古代王国の歴史
カストゥール王国においても神話時代〜暗黒時代の歴史は、なかば伝説や神話のように扱われている。
暗黒の時代
神々の大戦の後、魂だけの存在となった神々は物質界に直接介入する手段を喪い、
「神話の時代」は終わりを告げ、神々の庇護を失った「暗黒の時代」が始まる。
「神話の時代」は終わりを告げ、神々の庇護を失った「暗黒の時代」が始まる。
始源の巨人から生まれた太古種族や、神話の時代に誕生した古代種族など、
遥かに強大な力を持つ種族の脅威にさらされる中で人間は上古の魔法語(ルーン)による魔法で対抗した。
しかし神より授けられたのは魔法の基本でしかなかった。
遥かに強大な力を持つ種族の脅威にさらされる中で人間は上古の魔法語(ルーン)による魔法で対抗した。
しかし神より授けられたのは魔法の基本でしかなかった。
古代王国滅亡より4000年前とも5000年前とも言われる過去において、
後に「創設者」と伝えられる十人の賢者により、
神々が人間に与えた言語を再編して上位古代語(ハイエンシェント)としてこれを解析、
強大な古代語魔法が作られた。(十系統の魔法はこの十人の「創設者」から始まる)。
後に「創設者」と伝えられる十人の賢者により、
神々が人間に与えた言語を再編して上位古代語(ハイエンシェント)としてこれを解析、
強大な古代語魔法が作られた。(十系統の魔法はこの十人の「創設者」から始まる)。
そして古代語魔法を習得した者達がアレクラスト東部に都市を築き、
これが人類最初の王国でありカストゥール王国の礎となったと伝えられている。
後のカストゥール王国の歴史観では、十人の賢者による研究開始の時を以って建国としている。
これが人類最初の王国でありカストゥール王国の礎となったと伝えられている。
後のカストゥール王国の歴史観では、十人の賢者による研究開始の時を以って建国としている。
古代語魔法は絶大な威力を発揮したが、
太古種族や古代種族もまた圧倒的な力を持つ存在であり、
三千年間とも四千年間とも言われる永きにおいてカストゥール王国は興亡を繰り返すことになる。
太古種族や古代種族もまた圧倒的な力を持つ存在であり、
三千年間とも四千年間とも言われる永きにおいてカストゥール王国は興亡を繰り返すことになる。
暗黒の時代で最後に大きな滅亡をすることになったのは古代王国滅亡より1200年ほど前、
単眼の巨人族(サイクロプス)による大破壊であった。
単眼の巨人族(サイクロプス)による大破壊であった。
コメント
魔法王国時代から古代語魔法と呼ばれていた理由はここにある。
古代語魔法とは、神々が太古の昔に人間族へ与えた言語なのである。
古代語魔法とは、神々が太古の昔に人間族へ与えた言語なのである。
魔法の時代
古代王国滅亡より約1000年前、大破壊から200年ほど後にアレクラスト大陸の中央山地に興った王国がカストゥール王国の最後となる王朝となる。
数々の太古種族や古代種族が滅亡したり衰退して下位種族へと変遷するなか、
成長を続けるカストゥール王国の前に立ち塞がったのが、
「暗黒の時代」を生き抜いた古代種族であり、なかでも特に上位巨人族であった。
成長を続けるカストゥール王国の前に立ち塞がったのが、
「暗黒の時代」を生き抜いた古代種族であり、なかでも特に上位巨人族であった。
現在では数も少なく人間の世界からは離れた地域に生息しているが当時は、
「始源の巨人」から生まれた太古の巨人族の子孫である各種の上位巨人族も
「暗黒の時代」を生き抜き各地に独自の王国を築き上げ、
人間と地上世界の覇権を争う一大勢力となっていた(妖魔に属する下位巨人族は除く)。
「始源の巨人」から生まれた太古の巨人族の子孫である各種の上位巨人族も
「暗黒の時代」を生き抜き各地に独自の王国を築き上げ、
人間と地上世界の覇権を争う一大勢力となっていた(妖魔に属する下位巨人族は除く)。
また、古代種族から下位種族への種としての衰退が人間にとっても深刻な問題となっていた。
古代王国滅亡より500年ほど前には80%の人間が魔法を使う才能を有していたが、
古代王国滅亡より300年前から減少傾向にあり、
古代王国末期には2%ほどの人間だけが魔法を使える貴族であり、
98%は魔法を使う才能を持たない市民もしくは蛮族であった。
(繁栄による人口増加で、滅亡の100年ほど前から魔術師の絶対数は増加傾向にあった)
古代王国滅亡より300年前から減少傾向にあり、
古代王国末期には2%ほどの人間だけが魔法を使える貴族であり、
98%は魔法を使う才能を持たない市民もしくは蛮族であった。
(繁栄による人口増加で、滅亡の100年ほど前から魔術師の絶対数は増加傾向にあった)
また、魔術師としての質が高い者も年々減少していったという。
その状態が激変するのは、カストゥール最後の魔法王国時代の末期に登場した
召喚魔術師門主ディールによる魔界の発見と魔神軍団の召喚であった。
召喚魔術師門主ディールによる魔界の発見と魔神軍団の召喚であった。
ディールらによって支配された魔神王とその軍団は、
巨人族の中でも最大の強敵で
カストゥール王国を滅亡に追い込んだ事もある「サイクロプスの王国」を短期間で滅ぼしてしまう。
巨人族の中でも最大の強敵で
カストゥール王国を滅亡に追い込んだ事もある「サイクロプスの王国」を短期間で滅ぼしてしまう。
また同時期、当時の魔法王ラムゼーらが復活させた統合魔術(ウィザードリィ)により
「魔力の塔」が建設され、無尽蔵とも言うべき魔力を行使することが可能となった。
「魔力の塔」が建設され、無尽蔵とも言うべき魔力を行使することが可能となった。
これにより、それまで「理論上は可能」とされていた幾つもの強大な魔法が現実のものとなり、
宿敵巨人族のみならず、遥かに強大だった上位精霊や古竜を始めとした竜族なども次々に支配下に収め、
ここにカストゥール王国は絶頂期を迎え、この時代は「魔法の時代」と呼ばれるに至った。
宿敵巨人族のみならず、遥かに強大だった上位精霊や古竜を始めとした竜族なども次々に支配下に収め、
ここにカストゥール王国は絶頂期を迎え、この時代は「魔法の時代」と呼ばれるに至った。
そして、その版図はアレクラスト大陸を超えて西のケイオスランドにおよび、
更に南方のロードス島、果てはクリスタニア大陸にまで侵略の手を伸ばすことになる。
更に南方のロードス島、果てはクリスタニア大陸にまで侵略の手を伸ばすことになる。
コメント
知性の高いサイクロプスが人間に対して敵対的なのは カストゥール時代の名残の可能性がある。
滅亡
その絶頂期から僅か50年後に、カストゥールは滅亡のときを迎える。
きっかけは新たに王都となった精霊都市フリーオンから始まる。
この都市は様々な精霊の力によって維持されていたが、
その内の地の上位精霊ベヒモスが突如変異、他の精霊達を次々と吸収し、ついに魔精霊「アトン」へと変貌した。
この魔精霊はフリーオン周辺を「無の砂漠」に変え、更に増殖を続けていった。
その内の地の上位精霊ベヒモスが突如変異、他の精霊達を次々と吸収し、ついに魔精霊「アトン」へと変貌した。
この魔精霊はフリーオン周辺を「無の砂漠」に変え、更に増殖を続けていった。
カストゥール王国の魔術師達はこの危機に総力を結集し、
魔精霊を滅ぼすために当時の魔法王の肉体を素材にファーラムの剣を作って魔精霊を滅ぼすが、
その際に予想を遥かに上回る魔力が消費され膨大な魔力の供給に耐えられず「魔力の塔」が崩壊してしまう。
魔精霊を滅ぼすために当時の魔法王の肉体を素材にファーラムの剣を作って魔精霊を滅ぼすが、
その際に予想を遥かに上回る魔力が消費され膨大な魔力の供給に耐えられず「魔力の塔」が崩壊してしまう。
「魔力の塔」の建設以後、魔術師は額に黒水晶を埋め込み、
自身の魔力が使えなくなることを代償に「魔力の塔」から魔力を供給されていた。
そのため「魔力の塔」が崩壊した時点で魔法を使える者は居なくなってしまったのである。
自身の魔力が使えなくなることを代償に「魔力の塔」から魔力を供給されていた。
そのため「魔力の塔」が崩壊した時点で魔法を使える者は居なくなってしまったのである。
魔術師が無力化した機に乗じて、それまで蛮族として支配されていた民の反乱が勃発。
突然魔法を喪ったカストゥールの民に対抗手段はなく、
極めて短期間で強大無比を誇った古代魔法王国カストゥールは滅亡する。
突然魔法を喪ったカストゥールの民に対抗手段はなく、
極めて短期間で強大無比を誇った古代魔法王国カストゥールは滅亡する。
そして蛮族と呼ばれていた民によって、サーダイン王国が建国された年を新王国暦元年として、「剣の時代」が幕を開ける。
一門(カレッジ)
10人の創始者から始まった10系統の系統魔術(ブランチ)の使い手は、それぞれの系統を深く研究するために魔術師(メイジ)の一門(カレッジ)を作り上げた。しかし時が経つにつれてそれぞれの一門は派閥化して権力争いに明け暮れ、能力よりも血統を重んじるようになっていった。
各一門の上首は門主と呼ばれる。またカストゥール王国の魔法王は世襲ではなく30年を任期として次王が各門主の中から功績あるものが選ばれるため、門主は王位継承者としての側面も持ち合わせる。各一門ではそれぞれ決まった色の長衣(ローブ)を着ることになっている。ただし魔法王は一門のローブではなく、紫紺色のローブを着る。
基本魔術師一門 (ソーサラー カレッジ)
基本魔術(ソーサリー)は、マナ自体に干渉する魔術。
基礎研究として重要な分野であるが、古代王国末期には他の一門から、ないがしろにされている。
基礎研究として重要な分野であるが、古代王国末期には他の一門から、ないがしろにされている。
代表的な呪文
- カウンター・マジック
- ディスペルマジック
- センスマジック
- マジック・プロテクション
- トランスレイト
- ロア(アナライズ・エンチャントメント)
- コマンドゴーレム
- ディスペル・オーダー
- ルーンシールド
コメント
恐らくは究極の解呪魔法である"パーフェクト・キャンセレーション"もこの系統に属すると思われる。
未知の文字を読む"トランスレイト"もこの系統に属し、未知の言語を理解する拡大魔術の"タング"とは一線を画す。
未知の文字を読む"トランスレイト"もこの系統に属し、未知の言語を理解する拡大魔術の"タング"とは一線を画す。
付与魔術師一門 (エンチャンター カレッジ)
付与魔術(エンチャントメント)は、物品に魔力を込めて魔法装置や魔法の道具を作ることができる。
古代王国末期にはブランプ(ブランプナス)を門主として、天空都市レックスを拠点にしていた。
魔法王の鍛冶師ヴァン(ヴァリント・ガーク・ル・ヴァル)、灰色の魔女カーラ(アルナカーラ)などもこの一門の魔術師である。
古代王国末期にはブランプ(ブランプナス)を門主として、天空都市レックスを拠点にしていた。
魔法王の鍛冶師ヴァン(ヴァリント・ガーク・ル・ヴァル)、灰色の魔女カーラ(アルナカーラ)などもこの一門の魔術師である。
代表的な呪文
- アンロック
- エンチャント・ウェポン
- スリープクラウド
- ロック
- クリエイト・オーク(オーク)
- ハードロック
- クリエイト・ストーンサーバント(ストーン・サーバント)
- クリエイト・デバイス
- ドラゴントゥースウォリアー(スケルトン・ウォリアー)
- スタンクラウド
- アシッドクラウド
- エンチャントメント
- クリエイトゴーレム
- シール・エンチャントメント
- デスクラウド
コメント
物体に魔力を付与する系統で、主にマジックアイテムやゴーレムの作成に使われる。
カストゥール王国では蛮族に魔法の武具を与えて強力な兵隊とし、天空都市レックスを支配していた一門。
原則として他系統の魔法をマジックアイテムにする際にも付与魔術が必要で、精霊魔法を付与する事も可能。
非常に力のある一門で、他の一門と対立しても大抵勝り、大陸の外にあるロードスやイーストエンドもその版図。
カストゥール王国では蛮族に魔法の武具を与えて強力な兵隊とし、天空都市レックスを支配していた一門。
原則として他系統の魔法をマジックアイテムにする際にも付与魔術が必要で、精霊魔法を付与する事も可能。
非常に力のある一門で、他の一門と対立しても大抵勝り、大陸の外にあるロードスやイーストエンドもその版図。
カストゥールの付与魔術によって作成される魔法の品には、特徴がある。
1つは《品質保持》の魔力。数百年の時を経ても劣化しないアイテムは、この保護下にある。
1つは《形状保持》の魔力。同じく数百年の時を経ても当時の姿を留めているアイテムはこの影響下にある。
ただしその保護レベルはまちまちで、本気で壊そうと思えば壊せる物もあれば、まず破壊できない強固なものもある。
更にその魔力は《永続》的に働き、魔力の強さ自体も現代の水準を遥かに越える(SWの達成値なら20以上はある)。
その上《非解除》の魔力で究極の解呪魔法"パーフェクト・キャンセレーション"以外では解除できない。
1つは《品質保持》の魔力。数百年の時を経ても劣化しないアイテムは、この保護下にある。
1つは《形状保持》の魔力。同じく数百年の時を経ても当時の姿を留めているアイテムはこの影響下にある。
ただしその保護レベルはまちまちで、本気で壊そうと思えば壊せる物もあれば、まず破壊できない強固なものもある。
更にその魔力は《永続》的に働き、魔力の強さ自体も現代の水準を遥かに越える(SWの達成値なら20以上はある)。
その上《非解除》の魔力で究極の解呪魔法"パーフェクト・キャンセレーション"以外では解除できない。
遺失魔法"エンチャントメント"は、魔力+1の装備を作成可能。
それよりも上位の古代語魔法で+2以上の装備品が作れる。いずれもやはり遺失。
空気に魔力を付与する"○○クラウド"の魔法もこの系統で、魔法の施錠や開錠に類する呪文も同様。
それよりも上位の古代語魔法で+2以上の装備品が作れる。いずれもやはり遺失。
空気に魔力を付与する"○○クラウド"の魔法もこの系統で、魔法の施錠や開錠に類する呪文も同様。
コモンルーンの作成もこの系統。
原理的に、古代語魔法は全てコモンルーン化する事が出来る。
しかし、儀式魔法やサーバント系の魔法はコモンルーンではその後の制御が難しく、
また多くの魔法(アンロックや攻撃魔法など)は防犯上・倫理上などの理由で、
一般には販売されていない。
原理的に、古代語魔法は全てコモンルーン化する事が出来る。
しかし、儀式魔法やサーバント系の魔法はコモンルーンではその後の制御が難しく、
また多くの魔法(アンロックや攻撃魔法など)は防犯上・倫理上などの理由で、
一般には販売されていない。
ルールブックに記載以外の古代語魔法は、コモンルーンが存在したとしても、
それが魔術師の優位性を揺るがしかねないが故に禁止、または、
「軽々しく外に出していい代物ではない」ことに注意。
それが魔術師の優位性を揺るがしかねないが故に禁止、または、
「軽々しく外に出していい代物ではない」ことに注意。
また、この系統は魔術師が忌避される原因の一つとされている。
経済的に優位性を持つことが多く、カストゥールにおいても財力や人脈に恵まれた。
経済的に優位性を持つことが多く、カストゥールにおいても財力や人脈に恵まれた。
- アンロック(防犯上・魔術師の優位性を揺るがす)
- ハードロック(防犯上・魔術師の優位性を揺るがす)
- ライトニング(危険・倫理上)
- フライト(魔術師の優位性を揺るがす)
精神魔術師一門 (チャーマー カレッジ)
ローブの色は碧緑色。精神魔術(チャーム)は、精神を操ったり支配することができる。
代表的な呪文
- エンパシー
- センス・エネミー
- カウンター・センス
- リード・マインド
- ギアス
- コントロール・マインド
この呪文にかかったものはゴーレムやパペットゴーレムと同じ存在だという。
古代語魔法の呪文、漢字表記は「精神支配」。
魔法王メルドラムゼーの近衛兵はマインド・コントロールとギアスという2種類の呪文で魔法王の命令だけに絶対服従しているという(二重防壁?)。
精神魔術門主レイブラシルの最も得意とする呪文。
古代語魔法の呪文、漢字表記は「精神支配」。
魔法王メルドラムゼーの近衛兵はマインド・コントロールとギアスという2種類の呪文で魔法王の命令だけに絶対服従しているという(二重防壁?)。
精神魔術門主レイブラシルの最も得意とする呪文。
召喚魔術師一門 (コンジュアラー カレッジ)
召喚魔術(コンジュアリング)は、異界のものを召喚することができる。
門主ハドア・ゲラルクが星界について深く研究したことにより、星界から召喚した隕石を降らせる魔法メテオ・ストライクが開発されている。
古代王国末期には門主ディール(アズナディール・ロンヴァビル)が偶然、魔界とそこに住む魔神(デーモン)が発見したことで、強大な魔神の軍団を操ることができるようになった。
門主ハドア・ゲラルクが星界について深く研究したことにより、星界から召喚した隕石を降らせる魔法メテオ・ストライクが開発されている。
古代王国末期には門主ディール(アズナディール・ロンヴァビル)が偶然、魔界とそこに住む魔神(デーモン)が発見したことで、強大な魔神の軍団を操ることができるようになった。
奥義
- サモン・レッサーデーモン
7レベルの遺失呪文。持続時間は24時間。
種類は選べず、ザルバードのように真っ赤な眼と肌をもってガーゴイルに似ているが、
毒のブレスを吐き、グルネル相当の古代語魔法を使い、爪と尻尾で攻撃してくる魔神。暗黒魔法は使わない。
アレクラストでは、即行禁断の間行きの呪文。覚えていると知られればたちまち粛清されるだろう。
種類は選べず、ザルバードのように真っ赤な眼と肌をもってガーゴイルに似ているが、
毒のブレスを吐き、グルネル相当の古代語魔法を使い、爪と尻尾で攻撃してくる魔神。暗黒魔法は使わない。
アレクラストでは、即行禁断の間行きの呪文。覚えていると知られればたちまち粛清されるだろう。
- サモン・グレーターデーモン
9レベル遺失呪文。持続時間は24時間。
遺失呪文表にも載せてもらえず、ラヴェルナも教えてもらえない程の禁忌扱い召喚呪文。
召喚できる上位魔神は、真っ赤な眼と岩のような肌とコウモリのような翼を持ち、
毒のブレスを吐き、7レベル相当の古代語魔法を使い、爪と尻尾で攻撃してくる魔神。
アレクラストで覚えていると知られればたちまち粛清される。
遺失呪文表にも載せてもらえず、ラヴェルナも教えてもらえない程の禁忌扱い召喚呪文。
召喚できる上位魔神は、真っ赤な眼と岩のような肌とコウモリのような翼を持ち、
毒のブレスを吐き、7レベル相当の古代語魔法を使い、爪と尻尾で攻撃してくる魔神。
アレクラストで覚えていると知られればたちまち粛清される。
- メテオストライク
いつもの隕石。
- リマンド
古代語魔法8レベルの遺失呪文、離れた場所にいる目標(人間や物体など)を自分の近くの望んだ場所に瞬間移動させる呪文。遺失呪文だが黒の導師バグナード一門はこの呪文を知っている。
考察
呪文の頭にサモンとコールがついているのは、別系統だと思われる。
テレポートは拡大魔術の超能力であり、召喚魔術ではない。
テレポートは拡大魔術の超能力であり、召喚魔術ではない。
幻覚魔術師一門 (イリュージョニスト カレッジ)
ローブの色は赤色。幻覚魔術(イリュージョン)は、五感を欺く幻覚を操る。非常に高位の幻覚魔法では、幻覚が現実に影響を与えるようにすることも可能。(例えば、幻覚の食べ物を食べることで、実際に腹を満たすことができる)
代表的な呪文
- カメレオン
- ディスガイズ
- コンシールセルフ
- クリエイトイメージ
- イリュージョン イリュージョン・ビースト(イリュージョナリー・ビースト)
コメント
五感を操り幻覚を作る系統。高度なものは実物と変わりなく物理的な影響もある点が特徴。
例えばマーラ・アジャニスの都では幻覚によって衣食住を賄い、市民は普通に生活ができていた。
また"イリュージョン・ビースト"で作った魔物は、見破られない限り相手に怪我をさせる事までできる。
この事からこの系統で発生する幻覚とはただの幻ではなく、幻覚の定義そのものが現実とは異なる模様。
例えばマーラ・アジャニスの都では幻覚によって衣食住を賄い、市民は普通に生活ができていた。
また"イリュージョン・ビースト"で作った魔物は、見破られない限り相手に怪我をさせる事までできる。
この事からこの系統で発生する幻覚とはただの幻ではなく、幻覚の定義そのものが現実とは異なる模様。
高度な幻覚とは創成魔術のようにある程度物質のマナにも影響を及ぼすと考えられる。
マーラ・アジャニスの都では、幻覚の食べ物が栄養になり、幻覚の建物が雨風も防げたためである。
ただしそれほどまでに高度な幻覚は現代では遺失であり、上記の呪文のような幻覚らしい幻覚が殆どである。
マーラ・アジャニスの都では、幻覚の食べ物が栄養になり、幻覚の建物が雨風も防げたためである。
ただしそれほどまでに高度な幻覚は現代では遺失であり、上記の呪文のような幻覚らしい幻覚が殆どである。
死霊魔術師一門 (ネクロマンサー カレッジ)
死霊魔術(ネクロマンシー)は、負の生命力を操って不死生物(アンデッド)を作り出す。
その奥義によって不死の王(ノーライフキング)に転生することも可能。古代王国末期の門主アルヴィンス・デラクロスもまた不死の王になっており、滅亡までの数百年間ずっと門主の座にあり続けていた。
有力な一門だったが、門主の不死性故に魔法王に選出されることは無かった。ロードス島最後の太守サルバーンもこの一門の術者。
その奥義によって不死の王(ノーライフキング)に転生することも可能。古代王国末期の門主アルヴィンス・デラクロスもまた不死の王になっており、滅亡までの数百年間ずっと門主の座にあり続けていた。
有力な一門だったが、門主の不死性故に魔法王に選出されることは無かった。ロードス島最後の太守サルバーンもこの一門の術者。
代表的な呪文
- クリエイトアンデッド
- レイス・フォーム
- ビカム・ノーライフキング
コメント
謎の多い系統。不死生物という存在自体が発生原因に謎が多い。
この点に関しては死霊魔術師一門も解明できていないと思われる。
またウォートがデュラハンは創成魔術では創れなかったと断言している点にも注目。
この点に関しては死霊魔術師一門も解明できていないと思われる。
またウォートがデュラハンは創成魔術では創れなかったと断言している点にも注目。
少なくとも死霊魔術とて全ての不死生物をカバーした訳ではない。
そんな中で"ビカム・ノーライフキング"の存在が明らかになっているのは非常に興味深い。
これは文字通りノーライフキングへと転生できる10レベルの遺失魔法だが、リスクも大きい。
転生時に精神抵抗で失敗すると魂が砕けるためである。
「邪神戦争」のバグナードはこれを恐れた。
そんな中で"ビカム・ノーライフキング"の存在が明らかになっているのは非常に興味深い。
これは文字通りノーライフキングへと転生できる10レベルの遺失魔法だが、リスクも大きい。
転生時に精神抵抗で失敗すると魂が砕けるためである。
「邪神戦争」のバグナードはこれを恐れた。
四大魔術師一門 (エレメンタリスト カレッジ)
ローブの色は緑色。四大魔術(エレメンタル)は、精霊や精霊力を操ることができる。四大(しだい)とは世界の根幹をなす火、水、風、地の四種類の精霊を指す。ただし、ただし四大は代表例であって、四大以外の闇や光などの精霊・精霊力の操作もこの一門の分野である。複数の精霊力の複合などの研究も行われていた。この一門から後に、「混沌魔術」と呼ばれる複合に特化した異端の魔術が派生する。
代表的な呪文
- ティンダー
- インクリーズ・ウェイト(インクリース・ウェイト)
- デクリーズ・ウェイト(ディクリース・ウェイト)
- フォーリング・コントロール
- ファイアウェポン
- レビテーション
- ライトニング
- ファイアボール
- フライト
- サプレス・エレメンタル
- ブリザード
- ライトニング・バインド
- コントロール・グラビティ
- コントロール・ウェザー
コメント
四大精霊をはじめとする精霊力を操る魔術で、精霊魔法と違って複数の精霊力を複合できるのが特徴。
精霊力とは自然の力であり、それを自由に操るこの系統は様々な自然現象を操ることが可能となる。
例えば"ライトニング"の雷は風と光の複合精霊力だし、"ブリザード"の氷は風と水の複合精霊力である。
雷の精霊は公式で登場したことはないが、おそらく"ライトニング"は精霊力が複合された呪文である。
精霊力とは自然の力であり、それを自由に操るこの系統は様々な自然現象を操ることが可能となる。
例えば"ライトニング"の雷は風と光の複合精霊力だし、"ブリザード"の氷は風と水の複合精霊力である。
雷の精霊は公式で登場したことはないが、おそらく"ライトニング"は精霊力が複合された呪文である。
また重力を操る呪文が目立つが、重力も単独で司る精霊は公式で登場したことがなく、
おそらく地・水・風の複合精霊力である。
上記のラインナップにある"コントロール・グラビティ"が正にそれを究めた?呪文である。
これは重力の大きさや方向を自由に変えられるというもので、呪文のレベルは9と非常に高位の呪文。
更にここから派生した混沌魔術という異端の四大魔術も存在するが、あまり深掘りされておらず謎。
これは「四大魔術を完全に究めると、すべてを産みだすことができる」いう主張が故に異端。
おそらく地・水・風の複合精霊力である。
上記のラインナップにある"コントロール・グラビティ"が正にそれを究めた?呪文である。
これは重力の大きさや方向を自由に変えられるというもので、呪文のレベルは9と非常に高位の呪文。
更にここから派生した混沌魔術という異端の四大魔術も存在するが、あまり深掘りされておらず謎。
これは「四大魔術を完全に究めると、すべてを産みだすことができる」いう主張が故に異端。
その呪文は火+地=マグマとか、地+闇=磁力とか、光+水=生命とか、実に興味深いものばかりだが、
混沌魔術に関するワールドガイドが未発売のままエターなったので、詳しいことは不明。
カストゥール王国最後の王都精霊都市フリーオンも、恐らくはこの系統の魔術の産物。
それは精霊王すら支配する事によって実現したもの。
混沌魔術に関するワールドガイドが未発売のままエターなったので、詳しいことは不明。
カストゥール王国最後の王都精霊都市フリーオンも、恐らくはこの系統の魔術の産物。
それは精霊王すら支配する事によって実現したもの。
複合系は精霊使いやエルフ族の前で唱えると嫌がられること間違いなしの呪文。
創成魔術師一門 (クリエイター カレッジ)
ローブの色は山吹色。創成魔術(クリエイション)は、生物を改造や融合させてキメラなどの新生物を作り出すことができる。
代表的な呪文
- エネルギーボルト
- ボディープロテクション(プロテクション)
- スパイダーウェブ(スティッキング・ストリング)
- ダークネス
- ライト
- シールド
- シェイプチェンジ
- ルーンロープ
- キメラ
- フォース・フィールド
- ブレードネット
- ミューテーション
- ペトリフィケーション
- クリエイション
- ポリモルフ
- ディスインテグレート
コメント
魔獣・幻獣・魔法生物等の生物や物質を創造し、また物質の在りようを変化させる系統
この魔獣とはキマイラ、スフィンクス、マンティコア、グリフォン、ヒッポグリフ、メデューサ等が該当する。
またここで言う魔法生物とはホムンクルスやシーのように生命の原理を利用したものに限る。
ゴーレムのように純粋に魔力で動くものは付与魔術に属するので、全ての魔法生物が該当する訳ではない。
この魔獣とはキマイラ、スフィンクス、マンティコア、グリフォン、ヒッポグリフ、メデューサ等が該当する。
またここで言う魔法生物とはホムンクルスやシーのように生命の原理を利用したものに限る。
ゴーレムのように純粋に魔力で動くものは付与魔術に属するので、全ての魔法生物が該当する訳ではない。
新王国時代になっても、ある程度使用され、関わることもある魔術の系統の一つ。
色々な組織や人物が魔法生物や魔獣というものと関わっており、公式作品に登場する機会も多い。
ファンタジーならではの世界観を展開するための系統とも言える。
色々な組織や人物が魔法生物や魔獣というものと関わっており、公式作品に登場する機会も多い。
ファンタジーならではの世界観を展開するための系統とも言える。
しかし関わる機会が多い割に、魔術は基本的に遺失の扱い。
"キメラ"は二種類以上の生物を合成する魔獣創造の呪文で、"クリエイション"は魔法生物創造の呪文。
そして"ミューテーション"とは生物の一部に突然変異を起こし、別のものへと創りかえてしまう呪文である。
"キメラ"は二種類以上の生物を合成する魔獣創造の呪文で、"クリエイション"は魔法生物創造の呪文。
そして"ミューテーション"とは生物の一部に突然変異を起こし、別のものへと創りかえてしまう呪文である。
拡大魔術師一門 (エンハンサー カレッジ)
拡大魔術(エンハンス)は、人間の肉体や精神の秘められた潜在能力を引き出す。これによって古代王国では寿命を200年ほどにすることが可能だった。古代王国末期の門主は第152代魔法王ラムゼー(メルドラムゼー・パラサノス)。
代表的な呪文
- タング
- パラライズ
- ロケーション
- テレパシー
- ビジョン
- シースルー
- テレキネシス
- テレポート
- フルポテンシャル
- ヘイスト
考察
身体能力の強化・弱体化に関係する系統。また超能力的な効果もこの系統に含まれる。
おそらく、現代で言う超能力、例えばテレパシーなどの再現をしたのがこの拡大魔術の系統。
テレポートは召喚魔術ではない。
おそらく、現代で言う超能力、例えばテレパシーなどの再現をしたのがこの拡大魔術の系統。
テレポートは召喚魔術ではない。
センス・ライは精神魔術か、もしくはこちらの系統になると思われる。
統合魔術師一門 (ウィザード カレッジ)
統合魔術(ウィザードリィ)は、専門化した8系統から複数の系統魔術の要素を併せて発展させた魔術。各派閥が争うようになっていたため、最後の古代王国時代には使い手が居なくなっていたが、後に魔法王となるファーラム(ファーラムシア)を門主として再興された。
統合魔術を復活させるための研究には、拡大魔術師一門の門主にして第152代魔法王ラムゼー、創成魔術師一門の門主エルヴォーク・ドルロス、四大魔術師一門を追放されていたベルーガ(リハルトベルーガ・アズモウル)、その他に能力が高いが家柄を理由に冷遇されてきた各一門の魔術師などが参加している。
統合魔術を復活させるための研究には、拡大魔術師一門の門主にして第152代魔法王ラムゼー、創成魔術師一門の門主エルヴォーク・ドルロス、四大魔術師一門を追放されていたベルーガ(リハルトベルーガ・アズモウル)、その他に能力が高いが家柄を理由に冷遇されてきた各一門の魔術師などが参加している。
代表的な呪文
無し。
コメント
複数の系統を組み合わせる事で行使され、言わば古代語魔法の奥義とも言える究極の系統。
カストゥール王国では勃興期にこそ用いられましたが、中間期では各門派の派閥争い故に廃れていた。
しかし王国の末期では各門派は解体され、統合魔術の門主にして魔法王であるファーラムによる集権体制へ移行。
この滅亡間近の最盛期においては、魔力の塔の供給する無限の魔力と合わせて王国をこの上なく発展させた。
カストゥール王国では勃興期にこそ用いられましたが、中間期では各門派の派閥争い故に廃れていた。
しかし王国の末期では各門派は解体され、統合魔術の門主にして魔法王であるファーラムによる集権体制へ移行。
この滅亡間近の最盛期においては、魔力の塔の供給する無限の魔力と合わせて王国をこの上なく発展させた。
この系統に属する呪文は存在せず、例も少なく謎の多い系統。
その中で統合魔術の産物であると判明している例を2つある。魔法の本と、魔獣支配の秘術。
その中で統合魔術の産物であると判明している例を2つある。魔法の本と、魔獣支配の秘術。
魔法の本は「魔法戦士リウイ9」で登場した「英雄の試練」といったタイトルの本。
これは人間を本の中に作られた異空間に誘い、体感時間にしてひと月半程の英雄譚の仮想現実を追体験できる。
異空間の作成は召喚魔術、英雄譚のバーチャルリアリティは幻覚魔術、それを本に付与するのは付与魔術。
恐らくはこういった系統の複合によって、単独の系統では到底できないこのようなアイテムを作成したと思われる。
これは人間を本の中に作られた異空間に誘い、体感時間にしてひと月半程の英雄譚の仮想現実を追体験できる。
異空間の作成は召喚魔術、英雄譚のバーチャルリアリティは幻覚魔術、それを本に付与するのは付与魔術。
恐らくはこういった系統の複合によって、単独の系統では到底できないこのようなアイテムを作成したと思われる。
おそらくはラムリアースに伝わるヴァンブレードも統合魔術によって作られている。
呪文として統合魔術だと判明しているのは魔獣支配の秘術。
使用する際は意識の触手(探索の糸)を伸ばし、魔獣の精神に触れるとこれを精査。すると魔獣はこの糸を辿ってやって来る。
そして更に糸を伸ばして支配の網で雁字搦めにし、最終的に名前を与える。
この名前そのものに魔法的強制力があり、相手は服従する。
その上服従させたものとは"ファミリアー"のように感覚共有が可能で、しかも"ファミリアー"と違って複数を掌握可能とのこと。
何やら色々なプロセスを踏んでいて、確かに複数の系統を利用していると思われる。
召喚、精神、拡大と複数が統合されている。
特に名前を与えると言う点が興味深い。
ナシェルは風竜ワールウィンドに名前を与える事で心を掴んだ。
竜にとっても魔獣にとっても、名前は特別なものかもしれない。
呪文として統合魔術だと判明しているのは魔獣支配の秘術。
使用する際は意識の触手(探索の糸)を伸ばし、魔獣の精神に触れるとこれを精査。すると魔獣はこの糸を辿ってやって来る。
そして更に糸を伸ばして支配の網で雁字搦めにし、最終的に名前を与える。
この名前そのものに魔法的強制力があり、相手は服従する。
その上服従させたものとは"ファミリアー"のように感覚共有が可能で、しかも"ファミリアー"と違って複数を掌握可能とのこと。
何やら色々なプロセスを踏んでいて、確かに複数の系統を利用していると思われる。
召喚、精神、拡大と複数が統合されている。
特に名前を与えると言う点が興味深い。
ナシェルは風竜ワールウィンドに名前を与える事で心を掴んだ。
竜にとっても魔獣にとっても、名前は特別なものかもしれない。
十分な魔力(無限の魔力?)があれば強大な存在を支配する事も可能で、あの五色の魔竜もこの術で支配されていた。
また「傭兵伝説クリスタニア」のリプレイによると、魔力次第では神獣すらも支配可能。
また「傭兵伝説クリスタニア」のリプレイによると、魔力次第では神獣すらも支配可能。
断片的ではあるが、呪文にしろアイテムにしろ、統合魔術というのは正に古代語魔法の可能性そのもの。
何しろ統合魔術で操れるマナは万物万象の根源。
極端な話、神々の世界創造も究極の統合魔術だと解釈できる。
しかも無限の魔力があれば、本来人間の精神力の限界によって実現不可能な呪文やアイテムだって実現できてしまう。
無限の魔力と万能の魔術……それは人が擬似的に神の力を得たと言え、王国がフォーセリアを席巻したのも当然の結果。
何しろ統合魔術で操れるマナは万物万象の根源。
極端な話、神々の世界創造も究極の統合魔術だと解釈できる。
しかも無限の魔力があれば、本来人間の精神力の限界によって実現不可能な呪文やアイテムだって実現できてしまう。
無限の魔力と万能の魔術……それは人が擬似的に神の力を得たと言え、王国がフォーセリアを席巻したのも当然の結果。
しかしその統合魔術が発展したところで、あの事件を完全に回避する事ができず、王国は滅びてしまった。
古代語魔法は神々も操った力であり、それそのものは万能と言える。しかし万能の力も人間が操れば何処かに限界ができる。
魔力は無限でも、魔術は万能でも、人間の力は有限。
それを忘れた時、統合魔術は発展ではなく滅びとなる諸刃の刃となった。
古代語魔法は神々も操った力であり、それそのものは万能と言える。しかし万能の力も人間が操れば何処かに限界ができる。
魔力は無限でも、魔術は万能でも、人間の力は有限。
それを忘れた時、統合魔術は発展ではなく滅びとなる諸刃の刃となった。
魔法都市
古代王国の後期には、魔法に力により幾多の特殊な都市が作られている。
地中都市フリーオン
「精霊都市」とも呼ばれる最後に建設された魔法都市で、「偉大な精霊使いベルーガ」によって建設され、古代王国末期の王都となった。他にも「精霊都市」と冠した魔法都市はあるが、単に「精霊都市」と言った場合はフリーオンを指す場合が多い。地中に作られた球状の空洞の中心に炎の上位精霊イフリートを封じて太陽を模し、壁面には幾多の大地の上位精霊ベヒモスを配して重力を作り、闇の精霊シェードによって定期的に夜が訪れ、更に風や水などの環境も全て精霊によって整えられた街。しかし「精霊界」において精霊力を司る精霊を、長期間「物質界」に留め置くのは極めて危険な行為であり、結局のところカストゥール滅亡の原因となった。
空中都市レックスやマーラ・アジャニスの幻覚都市と並ぶ、古代王国の三大都市の一つに名を挙げられている。
空中都市レックスやマーラ・アジャニスの幻覚都市と並ぶ、古代王国の三大都市の一つに名を挙げられている。
空中都市レックス
古代王国崩壊の凡そ100年前(魔力の塔が作られる以前)に、環状列石の魔力によって大地の精霊力(重力)を打ち消し、都市全体を空に浮かべた空中都市として誕生した最初に建造された魔法都市。これ以後、各地に様々な魔法都市が次々と建設されることになる。
当時の付与魔術一門の門主であり、建設者兼初代太守であったブランプの時代は“楽園”とも呼ばれていたが、その後の太守が他の魔法都市に対抗して無理な拡大政策を続けた結果、古代王国最大規模の都市となるも、拡張された外周はスラムと化し“病める都市”とまで呼ばれるようになってしまった。魔法王国末期の遷都では王都候補に挙げられるも、結局フリーオンに敗れている。
古代王国崩壊時に地上の装置を破壊されて墜落、現在は"墜ちた都市"と呼ばれている。また土台となる岩を掘り出した跡は、現在のミード湖になったと伝えられている。壊されていない一部の装置の上空には、現在も岩などが空に浮いているのが見られる。
当時の付与魔術一門の門主であり、建設者兼初代太守であったブランプの時代は“楽園”とも呼ばれていたが、その後の太守が他の魔法都市に対抗して無理な拡大政策を続けた結果、古代王国最大規模の都市となるも、拡張された外周はスラムと化し“病める都市”とまで呼ばれるようになってしまった。魔法王国末期の遷都では王都候補に挙げられるも、結局フリーオンに敗れている。
古代王国崩壊時に地上の装置を破壊されて墜落、現在は"墜ちた都市"と呼ばれている。また土台となる岩を掘り出した跡は、現在のミード湖になったと伝えられている。壊されていない一部の装置の上空には、現在も岩などが空に浮いているのが見られる。
幻覚都市マーラ・アジャニスの都
現在のオラン北部の街ミードの北に位置する妖魔の森に、幻覚魔術師マーラ・アジャニスが夢を現実化するために建設した“幻覚都市”。
建物、衣服、食料など全てが幻覚の魔法で作られ、当時の下層民や蛮族にも都市を開放し、その住人は幻覚の建物に住み、幻覚の衣服を身に着け、幻覚の食べ物や飲み物で何不自由なく暮らしていた、と伝えられている。
新王国暦513年にオーファンの魔術師ラヴェルナ一行が調査に訪れるまで、無人の都市ではあったが作られた当初のままの姿を留めていた。現在は廃墟と化している。
建物、衣服、食料など全てが幻覚の魔法で作られ、当時の下層民や蛮族にも都市を開放し、その住人は幻覚の建物に住み、幻覚の衣服を身に着け、幻覚の食べ物や飲み物で何不自由なく暮らしていた、と伝えられている。
新王国暦513年にオーファンの魔術師ラヴェルナ一行が調査に訪れるまで、無人の都市ではあったが作られた当初のままの姿を留めていた。現在は廃墟と化している。
いにしえの滅びの街
古代王国時代の姿をほぼ完全に残している数少ない古代遺跡。
昼は特に危険は無いが夜になると亡霊が大量発生し、宝を持ち出すと亡霊が何処までも追いかけてくる禁断の場所。
ほとんど一瞬で滅亡し自分の死を認識していない亡霊やバンシーが蠢いている。
ラヴェルナ一行も命からがら逃げ出している場所であり、どんなに高レベルの冒険者でもここの探索は止めておいたほうが良い。
15レベル超えの精霊や、何千のアンデットや精霊が冒険者へ襲いかかる。
昼は特に危険は無いが夜になると亡霊が大量発生し、宝を持ち出すと亡霊が何処までも追いかけてくる禁断の場所。
ほとんど一瞬で滅亡し自分の死を認識していない亡霊やバンシーが蠢いている。
ラヴェルナ一行も命からがら逃げ出している場所であり、どんなに高レベルの冒険者でもここの探索は止めておいたほうが良い。
15レベル超えの精霊や、何千のアンデットや精霊が冒険者へ襲いかかる。
海上都市ウリュウ
現在のアノス東方の沖合いに建設された都市で、現在も海底に遺跡が残されており、マーマンやマーメイドなど海洋種族が棲家としている。
海上都市ダリート
オラン南東のカゾフ沖にあるナノス島付近に建設された。現在では「カゾフの水上都市」と呼ぶことが多い。
人工の妖精界イシュフェーン
プロム湾中央にある孤島に時間と空間を歪めて作り出した人工の妖精界で“理想境”の二つ名で呼ばれていた。飢えも病気もなく働く必要もなく、そこに暮らすものは歳をとることさえなかったが、魔力の塔の崩壊により魔力供給が途絶え、強引に捻じ曲げられていた時空が安定を失い異常現象を誘発。偉大な精霊使いが氷の精霊王を使って時空の歪みごと凍結させたが、氷が溶ければ時空の歪みが解放されて大災害が大陸全土を襲うという。
精霊都市トールストリナ
パダの南に存在する。初めて「精霊都市」の名を冠した都市とも言われる。初出は『ソード・ワールドPC』。
「最初の精霊都市トールストリナ」とも呼ばれる。カストゥール王国時代に異空間に作られた都市。魔力の塔の崩壊により都市を支えていた精霊力に歪みが生じ異空間に閉じ込められ、住人はモンスターへと変わり果てしまっており、内部は危険に満ちているが財宝がそのまま残されている。
「最初の精霊都市トールストリナ」とも呼ばれる。カストゥール王国時代に異空間に作られた都市。魔力の塔の崩壊により都市を支えていた精霊力に歪みが生じ異空間に閉じ込められ、住人はモンスターへと変わり果てしまっており、内部は危険に満ちているが財宝がそのまま残されている。
樹上の精霊都市アーティス
エストン山脈の"深き森"に、生きた樹木を素材として構成された森林都市。環状列石を使った浮遊道によって空中都市レックスと繋がっていた。
湖上都市クード
古代王国によるロードス支配の核となった都市。初代ロードス太守ル・フロイによってロードス島中部のルノアナ湖上に建設された。
最後のロードス太守サルバーンが蛮族の侵攻により命を落とす(ただし彼は「不死の王」として復活している)と同時に、彼の仕掛けにより湖底に沈んだ。
最後のロードス太守サルバーンが蛮族の侵攻により命を落とす(ただし彼は「不死の王」として復活している)と同時に、彼の仕掛けにより湖底に沈んだ。