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地理
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地理
文章中に東西南北などの表現がみられるが、フォーセリアにおいて気候風土はその土地でより強く影響を及ぼしている精霊によって様々である。
アレクラスト大陸
ソード・ワールドの中心舞台。フォーセリア世界の北部に位置する。世界で最も広大な大陸。古代魔法王国の中心地でもあった。その広さからほぼ7つの地域(東から「極東地方」「北東地方」「無の砂漠」「南部地方」「中部地方」「中原地方」「西部諸国」)に分けられる。無の砂漠を除外し、中原地方を北部と南部に分ける数え方もある。
中原地方
アレクラスト大陸の中央部からやや西よりに位置する地域。北東部は遠く無の砂漠へと続き、南東部は巨大な湖であるエア湖と接する。中原で最も南部に位置するロマールには「自由人たちの街道」が通っており、東部は中部地方のザインと、西部は西部諸国のベルダインと繋がっている。ロマールからは北部にむかって「いにしえの街道」が伸びており、順にファンドリア、オーファン、ラムリアースと結んでいる。また、オーファンからはヤスガルン山脈とクロスノー山脈の間を抜けるように西部諸国のタイデルと結ぶ道も存在するが、これは冬の間は閉ざされて使用することができない。北部と南部に分ける場合は、それぞれオーファンとラムリアースが北部、ロマールとファンドリアが南部に分類される。
オーファン王国
王都はファン、王城はシーダー、現国王は建国王リジャール、騎士団は鉄の槍騎士団。
アレクラスト大陸中原地方の北部に位置する王国。新王国暦500年に、冒険者出身で邪竜クリシュを倒した「竜殺し」リジャールによって建国され、以来「剣の国」と称せられる。新王国暦494年まで存在した「ファン王国」の継承国家であるが、南部地方がファンドリア王国として分立したために継承したのはファンの領土の北半分に留まっている。
アレクラスト大陸中原地方の北部に位置する王国。新王国暦500年に、冒険者出身で邪竜クリシュを倒した「竜殺し」リジャールによって建国され、以来「剣の国」と称せられる。新王国暦494年まで存在した「ファン王国」の継承国家であるが、南部地方がファンドリア王国として分立したために継承したのはファンの領土の北半分に留まっている。
ファンドリア王国
王都はファンドリア、王城はスカイリフター、現国王はテイラーII世、騎士団は月桂樹騎士団と暗黒騎士団(黒剣騎士団)の2つ。
中原地方の中央に位置し、大陸で唯一“暗黒神”ファラリスの信仰を公認しており、「混沌の王国」とも称せられる。
新王国暦494年にテイラーI世が“鉄足のロバ”貿易商ギルド、“千の指”盗賊ギルド、“鮮血の短剣”暗殺者同盟、ファラリス神殿などの有力組織によって擁立され建国。ファンドリアが建国を宣言した新王国暦494年をもってファン王国の滅亡年とされている。
現在でも強力な王権が存在せず、国政の実権はファラリス教団“闇の最高司祭”ベイルと暗殺者同盟に握られており、王権強化を志した初代国王と前国王は変死を遂げている。
国を牛耳る有力組織が自分達に都合の良い法律を乱発したために、「束縛からの解放」を謳うファラリスを公認しているにもかかわらず、法律がやたら多い国となっている。
中原地方の中央に位置し、大陸で唯一“暗黒神”ファラリスの信仰を公認しており、「混沌の王国」とも称せられる。
新王国暦494年にテイラーI世が“鉄足のロバ”貿易商ギルド、“千の指”盗賊ギルド、“鮮血の短剣”暗殺者同盟、ファラリス神殿などの有力組織によって擁立され建国。ファンドリアが建国を宣言した新王国暦494年をもってファン王国の滅亡年とされている。
現在でも強力な王権が存在せず、国政の実権はファラリス教団“闇の最高司祭”ベイルと暗殺者同盟に握られており、王権強化を志した初代国王と前国王は変死を遂げている。
国を牛耳る有力組織が自分達に都合の良い法律を乱発したために、「束縛からの解放」を謳うファラリスを公認しているにもかかわらず、法律がやたら多い国となっている。
ロマール王国
王都はロマール、王城はウインドライダー、現国王はアスナーII世、騎士団は隼騎士団と白鳥騎士団。他に禿鷹の傭兵隊と燕の傭兵隊がある。
アレクラスト大陸中原地方南部に位置する王国。当初は大国に囲まれた都市国家に過ぎなかったが、新王国暦500年代、現国王で獅子王と渾名されるアスナーII世の時代に軍事大国レイド帝国を吸収(レイド併合)して、急速に強大化した。
王都ロマールは、東西に「自由人の街道」北から「古の街道」南から「夏への街道」が交わる交通の要衝に位置し、「旅人たちの王国」「十字路の王国」の通称がある。そのため古くから交易が盛んで、盗賊ギルドが支配する「闇市」は“手に入らない物は無い”とさえ言われるほどで、実際に金次第でどんなに違法なものでも手に入る。またその潤沢な資金により、この街の盗賊ギルドはアレクラスト最大規模を誇っており、国内外に強い影響力を及ぼしている。
国名など多くの部分でローマ帝国を設定の原点にしており、闘技場における剣闘士奴隷の存在はその最たるものである。
アレクラスト大陸中原地方南部に位置する王国。当初は大国に囲まれた都市国家に過ぎなかったが、新王国暦500年代、現国王で獅子王と渾名されるアスナーII世の時代に軍事大国レイド帝国を吸収(レイド併合)して、急速に強大化した。
王都ロマールは、東西に「自由人の街道」北から「古の街道」南から「夏への街道」が交わる交通の要衝に位置し、「旅人たちの王国」「十字路の王国」の通称がある。そのため古くから交易が盛んで、盗賊ギルドが支配する「闇市」は“手に入らない物は無い”とさえ言われるほどで、実際に金次第でどんなに違法なものでも手に入る。またその潤沢な資金により、この街の盗賊ギルドはアレクラスト最大規模を誇っており、国内外に強い影響力を及ぼしている。
国名など多くの部分でローマ帝国を設定の原点にしており、闘技場における剣闘士奴隷の存在はその最たるものである。
ラムリアース王国
王都ライナス、王城グレイ・フォレスト、第16代国王フレアホーン(「ワールドガイド」では第27代)。騎士団は魔法騎士団と白蹄騎士団。新王国暦7年に建国されて以来存続しているアレクラスト大陸最古の王国で、国名は古代王国の言葉で「森」を意味する。
初代国王リチャード・アレスタスは古代王国の出身と伝えられ、「剣の時代」にあって建国時から一貫して古代語魔法の伝統を受け継ぎ、「魔法王国」の異名を持つ。ラムリアースの「賢者の学院」は、マナ・ライによって魔術師ギルドが創設されるまでは、アレクラスト大陸唯一の魔法研究機関であった。また魔法が盛んであることから、都市部を中心にラーダ神の信徒が多いのも特徴。
「ユニコーンの国」との異称もあり、「一角獣(ユニコーン)の森」にはユニコーンやドルイド達が住み、優秀な兵士(レンジャー)によって構成された約100名ほどの森林衛士隊が常時守りに就いている。また魔精霊「アトン」が出現した無の砂漠(古代王国時代の王都フリーオン跡)が隣接している。「一角獣の森」のドルイドには昔から優秀なシャーマンが多く、古代王国時代末期には邪宗として弾圧されながらも、早くから精霊都市フリーオンの危険に気付き、たびたび警告を発していた。
過去に隣国ファン王国の侵攻を受け、その後継国家のうち憎悪の対象であった暗黒騎士団を継承したファンドリア王国とは現在も対立関係にあるが、そのファンドリアと対立関係にあるもう一方のオーファン王国とは友好関係を維持している(正確には「相互不可侵」の関係)。
初代国王リチャード・アレスタスは古代王国の出身と伝えられ、「剣の時代」にあって建国時から一貫して古代語魔法の伝統を受け継ぎ、「魔法王国」の異名を持つ。ラムリアースの「賢者の学院」は、マナ・ライによって魔術師ギルドが創設されるまでは、アレクラスト大陸唯一の魔法研究機関であった。また魔法が盛んであることから、都市部を中心にラーダ神の信徒が多いのも特徴。
「ユニコーンの国」との異称もあり、「一角獣(ユニコーン)の森」にはユニコーンやドルイド達が住み、優秀な兵士(レンジャー)によって構成された約100名ほどの森林衛士隊が常時守りに就いている。また魔精霊「アトン」が出現した無の砂漠(古代王国時代の王都フリーオン跡)が隣接している。「一角獣の森」のドルイドには昔から優秀なシャーマンが多く、古代王国時代末期には邪宗として弾圧されながらも、早くから精霊都市フリーオンの危険に気付き、たびたび警告を発していた。
過去に隣国ファン王国の侵攻を受け、その後継国家のうち憎悪の対象であった暗黒騎士団を継承したファンドリア王国とは現在も対立関係にあるが、そのファンドリアと対立関係にあるもう一方のオーファン王国とは友好関係を維持している(正確には「相互不可侵」の関係)。
巨人たちの王国
ロマールの南に位置する「ドゥーデント半島」の俗称。その名のとおり多数の巨人が住んでおり、高い知性を持つ古代種の巨人が下位の巨人や人間たちを治め、外部とはほとんど交流がなかった。自由人たちがロマールから南へ新しい街道を建設したことによりロマール軍の侵略を受けたため、魔力によって閉ざされた。
中部地方
中部地方は、新王国暦300年代に整備された「自由人たちの街道」によって東部地方と西部地方が結ばれてから、街道沿いに誕生・発展した地域である。よって東西の文明圏が交じり合い、言語もこの地方が分岐点(西のロマールと接するザインは西方語圏、東のオランと接するエレミアは東方語圏)となる。
ザイン王国
王都はザイン、王城はシャイニングトライデント、現国王は第4代ゼウヌス、騎士団は雷魚騎士団。
北部にアレクラスト最大の湖であるエア湖があり、「湖岸の王国」との異名を持つ。主産業は農業。
前身は新王国暦490年に邪竜クリシュによって滅ぼされたモラーナ王国。ガメル銀貨を発明したガメル伯爵は、モラーナ王国の大臣であった。また、オーファンのリジャールの王妃メレーテもモラーナ王家の出身である。国内にモラーナ王国再興を望む一派を抱えていたため、『湖岸の国の魔法戦士』で和解が成立するまでオーファンとの仲は必ずしも良好とは言えなかった。
北部にアレクラスト最大の湖であるエア湖があり、「湖岸の王国」との異名を持つ。主産業は農業。
前身は新王国暦490年に邪竜クリシュによって滅ぼされたモラーナ王国。ガメル銀貨を発明したガメル伯爵は、モラーナ王国の大臣であった。また、オーファンのリジャールの王妃メレーテもモラーナ王家の出身である。国内にモラーナ王国再興を望む一派を抱えていたため、『湖岸の国の魔法戦士』で和解が成立するまでオーファンとの仲は必ずしも良好とは言えなかった。
エレミア王国
王都はエレミア、王城はバーニングアイアン(出典:「ワールドガイド」)、現国王は第11代サニトークIII世、騎士団は角笛騎士団。
「砂塵の王国」や「職人たちの王国」と呼ばれ、商工業が発展している。大きな港を持ち海洋貿易も盛んで、南海に浮かぶ“呪われた島”ロードス島からも行商人が訪れ、陸と海、双方の交易でも栄えている。
北部は「悪意の砂漠」との異名を持つカーン砂漠と接し、ここには邪教であり終末の巨人に属する“約束の地に導く偉大な精霊アトン”を信奉するケシュ族の大集落がある。
砂漠にはその他にも多数の部族が生活を営んでいる。
建物や衣服、王家の歴史などにアラビアン・ナイトからの影響を想起させる設定を持つ。
「砂塵の王国」や「職人たちの王国」と呼ばれ、商工業が発展している。大きな港を持ち海洋貿易も盛んで、南海に浮かぶ“呪われた島”ロードス島からも行商人が訪れ、陸と海、双方の交易でも栄えている。
北部は「悪意の砂漠」との異名を持つカーン砂漠と接し、ここには邪教であり終末の巨人に属する“約束の地に導く偉大な精霊アトン”を信奉するケシュ族の大集落がある。
砂漠にはその他にも多数の部族が生活を営んでいる。
建物や衣服、王家の歴史などにアラビアン・ナイトからの影響を想起させる設定を持つ。
北東地方
ロドーリル王国
王都はチェイス、王城はサンダークラップ、現国王は第14代ジューネIV世(女王)、騎士団は鉄の鎚騎士団。
周囲をバヤン山脈・マスラウム山脈・エストン山脈に囲まれた盆地に位置し、寒暖の差が激しく、農業には厳しい土地柄となっている。
ワールドガイドにおいては、「女王の国」と呼ばれるほどの国民の「絶対的な忠誠」を背景に現女王の即位と共に領土拡張を推し進め、瞬く間にファノン王国を始め周辺の小国を征服、「戦争王国」とも称せられる。その後十年かかって城塞都市プリシスを手中にした。これによりオラン・ミラルゴと国境を接することとなり、両国への脅威となっている。
度重なる対外侵略は街道の名前にも影響し、プリシスに至る「麦の街道」は「白刃の街道」に、バイカルに至る「青の街道」は「ひび割れし街道」へと名前を変えた。現女王は魔法を異様に嫌い、魔法の使用を禁止している。
また、ワールドガイドではラヴェルナがジューネに対して「鉄の女王」「魔女」と呼んで恐れを抱いている。
周囲をバヤン山脈・マスラウム山脈・エストン山脈に囲まれた盆地に位置し、寒暖の差が激しく、農業には厳しい土地柄となっている。
ワールドガイドにおいては、「女王の国」と呼ばれるほどの国民の「絶対的な忠誠」を背景に現女王の即位と共に領土拡張を推し進め、瞬く間にファノン王国を始め周辺の小国を征服、「戦争王国」とも称せられる。その後十年かかって城塞都市プリシスを手中にした。これによりオラン・ミラルゴと国境を接することとなり、両国への脅威となっている。
度重なる対外侵略は街道の名前にも影響し、プリシスに至る「麦の街道」は「白刃の街道」に、バイカルに至る「青の街道」は「ひび割れし街道」へと名前を変えた。現女王は魔法を異様に嫌い、魔法の使用を禁止している。
また、ワールドガイドではラヴェルナがジューネに対して「鉄の女王」「魔女」と呼んで恐れを抱いている。
魔法戦士リウイでは領土拡大の侵略が限界に達し、プリシスを侵略した“鮮血の将軍”ヒュードが率いる軍勢がオラン・ミラルゴ連合軍に大敗し、ジューネ女王がプリシス解放を宣言、ヒュードの首を敗戦の証として差し出しミラルゴ・オランと不戦条約を結んだ。北のバイカルからも軍を撤退。
また、ジューネは心優しい少女ということになった。ラヴェルナがなぜ誤認したのかは語られていない。
また、ジューネは心優しい少女ということになった。ラヴェルナがなぜ誤認したのかは語られていない。
バイカル
王都はボリス、王城はシルバーホエール、現王は第11代スノーリクII世、騎士団は銀鮫騎士団。
アレクラスト大陸の最北に位置する多数の部族からなる連合国家。「海賊王国」とも「海の国」とも呼ばれる。実質的な権力は、バイカル最大の部族の長で「海賊王」とも呼ばれるギアースが握っている。
アレクラスト大陸の最北に位置する多数の部族からなる連合国家。「海賊王国」とも「海の国」とも呼ばれる。実質的な権力は、バイカル最大の部族の長で「海賊王」とも呼ばれるギアースが握っている。
プリシス王国
同名の都市国家で、王城はアンバーキャッスル、最後の国王は第14代セファイル、騎士団は琥珀の騎士団
10年余りに渡ってロドーリルの侵攻を退けてきた「城塞都市」だったが、迎撃戦を主導していた“指し手”ルキアルが新王国暦519年にロマールに招聘され、残されたセファイル王やマイリーの高司祭"砕ける事なき"ロンドバーグの奮戦も虚しく、ロドーリルに征服されてしまった。
ロドーリルがミラルゴ・オラン連合軍に敗れたことで解放され、滅亡した王族に代わって有力市民達が評議会を組織し、自治都市を宣言する。初代元首として“指し手”ルキアルがプリシスに戻り、自らを「頭領」と称した。
ごく親しい相手以外には自分の真の名を隠し、日常では偽名を用いるという独特の風習がある。ただし「国王は国民の最も親しき友であれ」との思想の下、国王のみは常から真の名を名乗る。
10年余りに渡ってロドーリルの侵攻を退けてきた「城塞都市」だったが、迎撃戦を主導していた“指し手”ルキアルが新王国暦519年にロマールに招聘され、残されたセファイル王やマイリーの高司祭"砕ける事なき"ロンドバーグの奮戦も虚しく、ロドーリルに征服されてしまった。
ロドーリルがミラルゴ・オラン連合軍に敗れたことで解放され、滅亡した王族に代わって有力市民達が評議会を組織し、自治都市を宣言する。初代元首として“指し手”ルキアルがプリシスに戻り、自らを「頭領」と称した。
ごく親しい相手以外には自分の真の名を隠し、日常では偽名を用いるという独特の風習がある。ただし「国王は国民の最も親しき友であれ」との思想の下、国王のみは常から真の名を名乗る。
南部地方
現在はオラン王国しかないため、オラン地方とする呼び方もある。
オラン王国
王都はオラン、王城はエイトサークル、現国王はカイアルタードVII世、騎士団は車輪の騎士団。
首都オランは大陸一の大都会であり、そこに作られた『賢者の学院』はラムリアースで作られて以降、初めて魔術師ギルドを作った“大賢者にして至高の魔術師”マナ・ライ師を始め、オランの学院で『知識の塔』の長を務め“知らぬ事なき”クロードット、ラーダ大神殿の最高司祭“旧きを伝える”トルセドラ、「自由人たちの街道」の建設を主導したパルマー・ローリなど、著名な賢者を数多く輩出し「賢者の国」とも称せられる。
また国内の都市「パダ」はかつて魔法王国時代の空中都市レックスが地上に墜落した跡地であり、様々なマジックアイテムが得られるため国内外から冒険者たちが集う。
首都オランは大陸一の大都会であり、そこに作られた『賢者の学院』はラムリアースで作られて以降、初めて魔術師ギルドを作った“大賢者にして至高の魔術師”マナ・ライ師を始め、オランの学院で『知識の塔』の長を務め“知らぬ事なき”クロードット、ラーダ大神殿の最高司祭“旧きを伝える”トルセドラ、「自由人たちの街道」の建設を主導したパルマー・ローリなど、著名な賢者を数多く輩出し「賢者の国」とも称せられる。
また国内の都市「パダ」はかつて魔法王国時代の空中都市レックスが地上に墜落した跡地であり、様々なマジックアイテムが得られるため国内外から冒険者たちが集う。
極東地方
アノス
王都はファーズ、王城はホーリーハンマー、現国王は法王レファルドIV世、騎士団は光の騎士団。またファリス神官戦士団である聖堂騎士団を擁している。
国民の大多数がファリス信者であり、王都ファーズのファリス神殿は大陸最大規模を誇り、この大神殿の最高司祭(法王)はアノス国王であると共にアレクラスト大陸東方の全ファリス教団を統括している。そのため、実質的にファリス教団による国家という意味で「聖王国」と冠して呼ばれる。
国民の大多数がファリス信者であり、王都ファーズのファリス神殿は大陸最大規模を誇り、この大神殿の最高司祭(法王)はアノス国王であると共にアレクラスト大陸東方の全ファリス教団を統括している。そのため、実質的にファリス教団による国家という意味で「聖王国」と冠して呼ばれる。
ミラルゴ
王都はグラード、王城はグレートプレーン、現国王は第13代クーナ(ジャーバ族出身)、騎士団は鉄の蹄騎士団。
遊牧民の諸部族による連合国家で、会議によって王を選出する草原の国。部族同士の争いは「戦い」と呼ばれるが実態は一種の模擬試合で、国外への領土的野心もほとんど無い平和な国であったが、プリシス陥落によりロドーリルと国境を接することになった。
半人半馬の幻獣ケンタウロスがミラルゴでは国民として扱われており、族長である“金色の尾”パタを筆頭に古代魔法語を扱うケンタウロスも存在。パタはミラルゴの大臣を務めている。
『巨人像』と呼ばれる古代王国の遺物がかつて存在した。特殊な石材で作られ大木ほどの高さがある巨大な人形の彫像で、アノスとミラルゴの国境地帯に佇んでいたが、あるときリウイと共に“無の砂漠”を目指し人里を避けるように消えていった。
遊牧民の諸部族による連合国家で、会議によって王を選出する草原の国。部族同士の争いは「戦い」と呼ばれるが実態は一種の模擬試合で、国外への領土的野心もほとんど無い平和な国であったが、プリシス陥落によりロドーリルと国境を接することになった。
半人半馬の幻獣ケンタウロスがミラルゴでは国民として扱われており、族長である“金色の尾”パタを筆頭に古代魔法語を扱うケンタウロスも存在。パタはミラルゴの大臣を務めている。
『巨人像』と呼ばれる古代王国の遺物がかつて存在した。特殊な石材で作られ大木ほどの高さがある巨大な人形の彫像で、アノスとミラルゴの国境地帯に佇んでいたが、あるときリウイと共に“無の砂漠”を目指し人里を避けるように消えていった。
ムディール
王都はムディール(孔雀羽の都)、王城は青竜城、現国王は第21代ティン、騎士団は虎の牙騎士団。
アレクラスト大陸極東部東端に位置し「最果ての国」と称せられ、大陸南岸の諸都市を中心とした交易で栄える極東の国。王都の別名「孔雀羽の都」は、街の建物の多くが派手な原色に塗られていることに由来し、彩色だけでなく装飾にも凝った建物が多く見られる。内陸部では小麦を中心とする農業が盛んで、他に絹や木綿の織物を特産とする。(中世の中国のイメージが強いと思われる)
交易には主にガレー船が使われ、この国の武装商船は勇猛さで鳴るバイカルの海賊すら手出しをためらうほどだと云われ、実際に海賊被害は少ないらしい。交易相手は大陸全土はもちろん、イーストエンドにまで広がっている。港湾都市クォンにはチャ・ザ教団の本拠地(大神殿)があり、「万物を計る」ダーベルチェイスが最高司祭を務めている。また北部には古代王国時代の幻覚都市「マーラ・アジャニスの都」が眠る「妖魔の森」が存在する。
アレクラスト大陸極東部東端に位置し「最果ての国」と称せられ、大陸南岸の諸都市を中心とした交易で栄える極東の国。王都の別名「孔雀羽の都」は、街の建物の多くが派手な原色に塗られていることに由来し、彩色だけでなく装飾にも凝った建物が多く見られる。内陸部では小麦を中心とする農業が盛んで、他に絹や木綿の織物を特産とする。(中世の中国のイメージが強いと思われる)
交易には主にガレー船が使われ、この国の武装商船は勇猛さで鳴るバイカルの海賊すら手出しをためらうほどだと云われ、実際に海賊被害は少ないらしい。交易相手は大陸全土はもちろん、イーストエンドにまで広がっている。港湾都市クォンにはチャ・ザ教団の本拠地(大神殿)があり、「万物を計る」ダーベルチェイスが最高司祭を務めている。また北部には古代王国時代の幻覚都市「マーラ・アジャニスの都」が眠る「妖魔の森」が存在する。
西部諸国
10の都市国家が存在することから「10の子供たち」(テン・チルドレン)と呼ばれている。この呼び名は、東の大国などから小国であることを揶揄する意味で使われだしたが、現在では一般的な通称として定着しており、当初の蔑称的な意味合いは希薄になっている。文化面では大陸で最も先進的な地域であるとされる。
東に隣接する中原で、ファン王国の滅亡とファンドリア・オーファンの建国、ロマールのレイド併合といった波乱が続いたことで危機感を抱いた各国が、新王国暦500年のタイデルの盟約によって、東の大国(オーファンやロマール)に対する同盟関係を結んでいる。ただし、軍事面は総じて貧弱であるため、実際には10国を合わせても東の大国の武力には遠く及ばない。
ベルダイン王国
現国王はブラウン・ハディス、騎士団は真紅の星騎士団。「真紅の星」はベルダイン城の形に由来する。
新王国暦430年のコリア湾沖地震後に建設された新市街と、それ以前からの旧市街(港湾部)とで「親子都市」と呼ばれる。
コリア湾に面し、比較的温暖で冬でも雪はほとんど降らず、農業と牧畜が主産業。しかし都市部では商業が盛んで西部諸国中最大の経済力を誇ると共に、「芸術の街」と異称されるほど芸術も盛んである。芸術の神ヴェーナーの信者が多い。
新王国暦430年のコリア湾沖地震後に建設された新市街と、それ以前からの旧市街(港湾部)とで「親子都市」と呼ばれる。
コリア湾に面し、比較的温暖で冬でも雪はほとんど降らず、農業と牧畜が主産業。しかし都市部では商業が盛んで西部諸国中最大の経済力を誇ると共に、「芸術の街」と異称されるほど芸術も盛んである。芸術の神ヴェーナーの信者が多い。
ガルガライス
現国王は黒真珠の女王ベイブリス。王城のガルガライス城は海岸から1km沖合いの小島にあり、日に2回の干潮時だけ陸路が出現する。
コリア湾の東岸に位置し、真珠漁とオリーブを始め農業が主産業で、海路を用いた東の国との交易も盛んに行われている。一年中真夏のような気候のため「終わりなき夏の街」と呼ばれる。海に面した傾斜地に村がそのまま巨大化したかのような外観で、50m幅のメインストリートが放射状に配置されている。
ガルガライス人は健康的な肉体を晒すことをごく自然なことと考えており、他国でもよほど寒くない限りは出来るだけ肌を晒す服装を好む。
コリア湾の東岸に位置し、真珠漁とオリーブを始め農業が主産業で、海路を用いた東の国との交易も盛んに行われている。一年中真夏のような気候のため「終わりなき夏の街」と呼ばれる。海に面した傾斜地に村がそのまま巨大化したかのような外観で、50m幅のメインストリートが放射状に配置されている。
ガルガライス人は健康的な肉体を晒すことをごく自然なことと考えており、他国でもよほど寒くない限りは出来るだけ肌を晒す服装を好む。
女王ベイブリスは「黒真珠」の異名通り健康的な肌である。また、美形の男女を集めて侍らしている。
国民も女王に召し上げられるために美を磨いており、美しい者が多い。
国民も女王に召し上げられるために美を磨いており、美しい者が多い。
ザーン
現国王はギャスクV世。
西部域最小の王国であるが、オパール鉱山の跡地を利用した「岩の街」と呼ばれる城塞都市であり、西部域最大の防衛力を有するとされる。
特産のワインを中心にした農業と牧畜の国。街の南側の岩壁に建国の女王ナイアフェスの上半身が彫られており、ちょうど冠に当たる部分が王族の居住部分となっている。また街の最上部には「空中庭園」と呼ばれる上流階級だけが入れる庭がある。
この街の盗賊ギルドは、隣国ドレックノールのギルドと比べれば規模が小さいながらも、国内での影響力が大きく国家運営にも関与している。ドレックノール盗賊ギルドから度々干渉・策謀を受けているが、すべて退けて独立を守っている。
西部域最小の王国であるが、オパール鉱山の跡地を利用した「岩の街」と呼ばれる城塞都市であり、西部域最大の防衛力を有するとされる。
特産のワインを中心にした農業と牧畜の国。街の南側の岩壁に建国の女王ナイアフェスの上半身が彫られており、ちょうど冠に当たる部分が王族の居住部分となっている。また街の最上部には「空中庭園」と呼ばれる上流階級だけが入れる庭がある。
この街の盗賊ギルドは、隣国ドレックノールのギルドと比べれば規模が小さいながらも、国内での影響力が大きく国家運営にも関与している。ドレックノール盗賊ギルドから度々干渉・策謀を受けているが、すべて退けて独立を守っている。
ドレックノール
現国王はショルスIX世であるが、彼は傀儡に過ぎず、人並みの能力は何ひとつ持たぬと言われている。実質上の支配者は盗賊ギルドのギルドマスターのドルコン。
コリア湾に面するシエント川の河口に位置し、都市は三角州の中にある。比較的温暖で冬でも雪はほとんど降らず、輸入品を扱う商業と漁業が主産業。
住人の一割が盗賊ギルドの構成員だともいわれており、盗賊ギルドが事実上の支配権を握っていることから「盗賊都市」と呼ばれる。盗賊ギルドに保護料さえ払えば、闇司祭やダークエルフも居住することが可能である。西部諸国のみならず大陸全体でもロマールに次ぐ規模を誇る盗賊ギルドは、ドレックノールの尖兵として他国で勝手に活動する事があり、他の盗賊ギルドからは警戒されることが多い。隣国ザーンやリファールの盗賊ギルドとは明確に対立している。
コリア湾に面するシエント川の河口に位置し、都市は三角州の中にある。比較的温暖で冬でも雪はほとんど降らず、輸入品を扱う商業と漁業が主産業。
住人の一割が盗賊ギルドの構成員だともいわれており、盗賊ギルドが事実上の支配権を握っていることから「盗賊都市」と呼ばれる。盗賊ギルドに保護料さえ払えば、闇司祭やダークエルフも居住することが可能である。西部諸国のみならず大陸全体でもロマールに次ぐ規模を誇る盗賊ギルドは、ドレックノールの尖兵として他国で勝手に活動する事があり、他の盗賊ギルドからは警戒されることが多い。隣国ザーンやリファールの盗賊ギルドとは明確に対立している。
リファール
現領主はリュキアン・ラジール王女。リファールでは「女王」は王の夫人のみ名乗るため、独身であるリュキアンは急逝した父王から地位を受け継いだ後も王女を名乗っている。
サイモーン王国を崩壊させたダッカ・ラジールによって建国された。西部域のほぼ中央に位置し、シエント河中流に川を挟む形で街が形成され、気候的に農業や牧畜に適しており、街の西地区を中心に染物、陶器、金属細工、革細工などの二次産業が発展している。そのため商業の神チャ=ザに入信している者が多く、事実上の国教の地位を得ている。
楽観的な住民気質から外敵に備えた城壁を作らず、他国からは少なからず嘲笑を込めて「夢見る都」と呼ばれている。騎士団は少数精鋭主義で編成されており、数こそ40人しかいないが西部諸国で最強との呼び声が高い。兵数の少なさは冒険者・傭兵などから構成されるフリーガードと呼ばれる巡回守備隊を組織することによって補完している。
現領主のリュキアンは、美貌と優しい性格から国民の人気は非常に高いが、優柔不断な性格のため政治には不向きで(ただし、小説「ジェライラの鎧」に於いて理に適った経済論を見せている)、既に老境にさしかかった大蔵大臣ピド・オレイアスが治世を補佐している。また適齢期に達した王女の結婚話は西部諸国全体の話題になっている。北のゴーバとの間で領土紛争が存在している。
サイモーン王国を崩壊させたダッカ・ラジールによって建国された。西部域のほぼ中央に位置し、シエント河中流に川を挟む形で街が形成され、気候的に農業や牧畜に適しており、街の西地区を中心に染物、陶器、金属細工、革細工などの二次産業が発展している。そのため商業の神チャ=ザに入信している者が多く、事実上の国教の地位を得ている。
楽観的な住民気質から外敵に備えた城壁を作らず、他国からは少なからず嘲笑を込めて「夢見る都」と呼ばれている。騎士団は少数精鋭主義で編成されており、数こそ40人しかいないが西部諸国で最強との呼び声が高い。兵数の少なさは冒険者・傭兵などから構成されるフリーガードと呼ばれる巡回守備隊を組織することによって補完している。
現領主のリュキアンは、美貌と優しい性格から国民の人気は非常に高いが、優柔不断な性格のため政治には不向きで(ただし、小説「ジェライラの鎧」に於いて理に適った経済論を見せている)、既に老境にさしかかった大蔵大臣ピド・オレイアスが治世を補佐している。また適齢期に達した王女の結婚話は西部諸国全体の話題になっている。北のゴーバとの間で領土紛争が存在している。
ラバン
現国王はフォルク・ブリード。「女たらし」の異名があり、独身ながら隠し子10人以上と噂されるが、統治者としては水準以上で、国民の評判は悪くはない。
王国暦379年の建国で、西部諸国内でも歴史の最も浅い国ゆえ「新しき街」と呼ばれる。農業と牧畜が盛んな国で、名馬の産地として有名。
約150年前にサイモーン王国の「無能王」マバーロIII世が、巨大な地下迷宮を作るために平原だった地に人を集めたことに由来する。そのため、高度な石工技術を有する西部域最大の石工ギルドがある。また、建設途中で放棄された地下迷宮が街の地下に広がっているといわれている。
王国暦379年の建国で、西部諸国内でも歴史の最も浅い国ゆえ「新しき街」と呼ばれる。農業と牧畜が盛んな国で、名馬の産地として有名。
約150年前にサイモーン王国の「無能王」マバーロIII世が、巨大な地下迷宮を作るために平原だった地に人を集めたことに由来する。そのため、高度な石工技術を有する西部域最大の石工ギルドがある。また、建設途中で放棄された地下迷宮が街の地下に広がっているといわれている。
タイデル
現国王はアルバスIV世。
ヤスガルン山脈とクロスノー山脈の間に位置し、西部諸国で最大の国土と軍事力を誇り、軍事・政治面では西部諸国の中核的存在。
農業と牧畜が盛んであるが、中原地方と西部諸国との結節点でもある交通の要衝で、東西南北の四方に街道が伸びていることから「十字路の街」と呼ばれる。必然的に交易・商業が発達し、物資と共に情報も集まることから情報戦の技術にも長けている。この国の諜報機関(ディスポーザル・スプライツ)の優秀さは裏の世界では有名で、現諜報大臣アルトニー・カントロは「千の目と耳を持つ」と異称される。さらに西部諸国ではドレックノールに次ぐ規模の盗賊ギルドがある。
ヤスガルン山脈とクロスノー山脈の間に位置し、西部諸国で最大の国土と軍事力を誇り、軍事・政治面では西部諸国の中核的存在。
農業と牧畜が盛んであるが、中原地方と西部諸国との結節点でもある交通の要衝で、東西南北の四方に街道が伸びていることから「十字路の街」と呼ばれる。必然的に交易・商業が発達し、物資と共に情報も集まることから情報戦の技術にも長けている。この国の諜報機関(ディスポーザル・スプライツ)の優秀さは裏の世界では有名で、現諜報大臣アルトニー・カントロは「千の目と耳を持つ」と異称される。さらに西部諸国ではドレックノールに次ぐ規模の盗賊ギルドがある。
タラント
現国王はカーナニスIII世。
「空への梯子」と言われ大陸で最も高い山々を有するクロスノー山脈のうち、ヤスガルン山中の盆地にある。「森と草原の王国」とも呼ばれ、街はテーブル状の岩山の上に作られ「空に近い街」と呼ばれる。そのため街に入るには、隣の山から渡された吊り橋を利用するか、「牛の坂」と呼ばれる急坂を登ることになる。
主な産業は鉱業と牧畜。人口の1割以上をエルフが占める。当然ハーフエルフも多く、精霊魔法を使う魔法戦士も多い。現王のカーナニスもエルフの血を引くと噂されるほか、王妃はエルフ、王太子と妹姫はハーフエルフであり、他にもエルフ集落の族長が国政に参加しているなど、国の中枢部にもエルフやハーフエルフが食い込んでいる。そのため、表面的な差別は少ないが、一部の人間至上主義者が過激化して問題になっている。
「空への梯子」と言われ大陸で最も高い山々を有するクロスノー山脈のうち、ヤスガルン山中の盆地にある。「森と草原の王国」とも呼ばれ、街はテーブル状の岩山の上に作られ「空に近い街」と呼ばれる。そのため街に入るには、隣の山から渡された吊り橋を利用するか、「牛の坂」と呼ばれる急坂を登ることになる。
主な産業は鉱業と牧畜。人口の1割以上をエルフが占める。当然ハーフエルフも多く、精霊魔法を使う魔法戦士も多い。現王のカーナニスもエルフの血を引くと噂されるほか、王妃はエルフ、王太子と妹姫はハーフエルフであり、他にもエルフ集落の族長が国政に参加しているなど、国の中枢部にもエルフやハーフエルフが食い込んでいる。そのため、表面的な差別は少ないが、一部の人間至上主義者が過激化して問題になっている。
ゴーバ
王城は荒鷲城、現国王はサナンI世。
シエント川の上流にあり鉱山と林業が主産業で、斜面に階段状に都市が形成されていることから「階段都市」と呼ばれる。概ね機能別に5層に分れ、金(上流居住区)、銀(商業地区)、銅(工業地区)、鉄(精錬地区)、石(採掘場)と呼ばれる。
最上部の王城へ通じる道は、急坂の「王の道」、ゆるやかな「臣の道」、荷物や病人用のゴンドラの3本がある。国王は必ず「王の道」を使わねばならず、これに耐えられなくなったら退位と定められている。
人口の4割をドワーフ族が占め、戦の神マイリーと鍛冶の神ブラキが広く信仰されている。森林伐採に伴う森の民との確執が問題化している。
シエント川の上流にあり鉱山と林業が主産業で、斜面に階段状に都市が形成されていることから「階段都市」と呼ばれる。概ね機能別に5層に分れ、金(上流居住区)、銀(商業地区)、銅(工業地区)、鉄(精錬地区)、石(採掘場)と呼ばれる。
最上部の王城へ通じる道は、急坂の「王の道」、ゆるやかな「臣の道」、荷物や病人用のゴンドラの3本がある。国王は必ず「王の道」を使わねばならず、これに耐えられなくなったら退位と定められている。
人口の4割をドワーフ族が占め、戦の神マイリーと鍛冶の神ブラキが広く信仰されている。森林伐採に伴う森の民との確執が問題化している。
プロミジー
王城は白骨の城(巨大海獣の牙や骨で飾られている)、現国王は「狩人王」タズラン。彼は異名の通り元狩人で、その腕と活躍を見込まれて先代の国王の娘婿となり、後を継いだ。なお王妃とは死別している。
タイデルから北に伸びる街道の終点で、氷結海と呼ばれる氷の精霊力が非常に強い海に面したプロム湾岸に築かれた「さいはての街」。人口約2,500人の西部諸国で最小規模の王都は、高い丸太を並べた城壁を持ち、猟師や漁師、鉱夫の交易所として機能している。
気象条件から事実上農業は不可能で、狩猟と小規模な鉱業が主産業。特にバリスタ付きの氷上帆船を使った巨大アザラシ狩りが有名で、アザラシの皮から作られるレザー・アーマーを特産品として輸出している。この地の戦士達は、厳しい気象条件から凍傷の危険性がある金属製の鎧や装具は好まず、武器も柄の長い斧や槍を扱うのが一般的となっている。また盗賊ギルドにはスリや物乞いがおらず、漁師や狩人を副業としている者が多く、国内的には自警団的な性格を持っているが、諜報機関として国外での活動も盛んだといわれている。
ソリの付いた氷上帆船で構成された海軍があり、旗艦である大型戦艦「嵐の大帝」(ストームカイザー)を擁する。
タイデルから北に伸びる街道の終点で、氷結海と呼ばれる氷の精霊力が非常に強い海に面したプロム湾岸に築かれた「さいはての街」。人口約2,500人の西部諸国で最小規模の王都は、高い丸太を並べた城壁を持ち、猟師や漁師、鉱夫の交易所として機能している。
気象条件から事実上農業は不可能で、狩猟と小規模な鉱業が主産業。特にバリスタ付きの氷上帆船を使った巨大アザラシ狩りが有名で、アザラシの皮から作られるレザー・アーマーを特産品として輸出している。この地の戦士達は、厳しい気象条件から凍傷の危険性がある金属製の鎧や装具は好まず、武器も柄の長い斧や槍を扱うのが一般的となっている。また盗賊ギルドにはスリや物乞いがおらず、漁師や狩人を副業としている者が多く、国内的には自警団的な性格を持っているが、諜報機関として国外での活動も盛んだといわれている。
ソリの付いた氷上帆船で構成された海軍があり、旗艦である大型戦艦「嵐の大帝」(ストームカイザー)を擁する。
パルマー
国家に属さない500人ほどの自由開拓民の村で、「自由人たちの街道」の西の終端。村の名前は「自由人たちの街道」建設を主導したパルマー・ローリに由来する。
住人の多くは「自由人たちの街道」を建設した人々の末裔で、そのため西部諸国のうちにありながら東方語を日常語としている。ドレックノールからパルマー村までの自由人たちの街道は、馬車1台がやっと通れるほどの小道になる。
精霊力を矯正することで病気を治す術が、混沌の地から渡ってきた一人の男によって授けられたと伝えられている。
住人の多くは「自由人たちの街道」を建設した人々の末裔で、そのため西部諸国のうちにありながら東方語を日常語としている。ドレックノールからパルマー村までの自由人たちの街道は、馬車1台がやっと通れるほどの小道になる。
精霊力を矯正することで病気を治す術が、混沌の地から渡ってきた一人の男によって授けられたと伝えられている。
サイモーン王国
新王国暦324年に、現在のドレックノール・リファール・ゴーバ・ラバンを含む地域に、当時のドレックノール侯だったマバーロI世により建国された。
「無能王」と呼ばれたマバーロIII世の失政から、後のリファール建国王ダッカ・ラジールの叛乱を招き滅亡。
「無能王」と呼ばれたマバーロIII世の失政から、後のリファール建国王ダッカ・ラジールの叛乱を招き滅亡。
パイニーヒル神殿
リファールとゴーバの国境付近にある男子禁制のマーファ神殿で、通称「縁切り神殿」とも呼ばれる。不幸な女性の救済を目的としており、主に結婚の解消を望む女性を保護している。
創建時から一切の公権力の介入を断固拒否し続けるなど、マーファ神殿としては異例と思えるほど戦闘的な面があり、「タイデルの盟約」でも特別に不介入・独立を不文律として認めている。またこの神殿の神官戦士団は、西部諸国屈指の戦闘力を持つといわれている。
創建時から一切の公権力の介入を断固拒否し続けるなど、マーファ神殿としては異例と思えるほど戦闘的な面があり、「タイデルの盟約」でも特別に不介入・独立を不文律として認めている。またこの神殿の神官戦士団は、西部諸国屈指の戦闘力を持つといわれている。
街道
思い人の街道
ミードからミラルゴに至る街道(ミード〜フオス)。ある恋人たちの伝説からその名が付いた。
蛇の街道
オランとプリシスを結ぶ街道で、山岳部を曲がりくねって進むことから名付けられた。
雲の上の街道
アノスからグロザムル山脈を越えてオランに至る街道(ファーズ〜ソーミー〜ブラード〜カゾフ〜オラン)。グロザムル山脈越えの道は、数百段という石段が多数ある。
白刃の街道
ロドーリルのチェイスからプリシスを経由して、オランのミードに至る街道。元々は南部から北部への主要な食料供給路であったため「麦の街道」と呼ばれていたが、近年度重なるロドーリルのプリシス侵攻に利用されたため、白刃の街道と呼ばれるようになる。
ひび割れし街道
ロドーリルからバイカルに至る街道。元々は“青の街道”と呼ばれていたが、ロドーリルの大軍団の侵攻により敷石がひび割れたためにこう呼ばれるようになった。
怒りの街道
ムディールの王都~テッザに至る、街道。由来は海賊に囚われた人質を助けに行くムディール人の姿。
歌声の街道
タイデルとベルダインを結ぶ険しい山岳街道。盗賊や妖魔が出没する危険な街道だが景観は秀逸で、この街道を往来する吟遊詩人やヴェーナーの神官がこの景観を題材に多くの詩を残したことが由来。
自由人たちの街道
オランから始まり、エレミア〜ザイン〜ロマール〜レイド〜ベルダイン〜ザーン〜ドレックノールに至り、最終的にパルマー村を終端とする街道。
オランの賢者パルマー・ローリの提唱によって新王国暦300年頃に建設が始まり、パルマー・ローリの死後新王国暦350年に完成した。街道沿いは、徒歩半日の間隔で宿泊のための小さな小屋が完備されている。
オランの賢者パルマー・ローリの提唱によって新王国暦300年頃に建設が始まり、パルマー・ローリの死後新王国暦350年に完成した。街道沿いは、徒歩半日の間隔で宿泊のための小さな小屋が完備されている。
エールの街道
オーファンの王都ファン〜グードン〜ラムリアースの王都ライナスを結ぶ街道。酒樽を満載した荷馬車が通ることに由来した名前。
光と闇の街道
オーファンの王都ファン(光)とファンドリア(闇)を結ぶ街道。
いにしえの街道
ラムリアース王国の王都ライナス〜ルーナム〜ファンドリア〜レムリア〜ロマールに至る、中原地方を縦断する幹線街道。
夏への街道
ロマールと「常夏の街」フェルダーを結ぶ街道。
アザーン諸島
アレクラスト大陸の南東に位置する諸島。大小4つの島があり、シナリオ集『虹の水晶宮』の舞台となっている。文化形態は大陸のものと全く同じで、交易も盛んに行われている。ソード・ワールドRPGリプレイ風雲ミラルゴ編、ソード・ワールドRPGリプレイアンマント財宝編ではアザーン諸島の商人が大陸で活動していることも描写された。
イーストエンド
アレクラスト大陸の東にある細長い島。形状が日本列島に似ており、独自の文化が発達しているといわれている。ロードス島より遥かに近い位置にあるが、閉鎖的な社会のためか交易はあまり行われていない。土着の太陽神「天照神シャナ」を奉じる「神宮」が治める神官政治が行われている。
ロードス島
『ロードス島戦記』の舞台。「呪われた島」と通称され、実際に呪われたと表現しても過言ではないような過酷な場所が島の随所に存在する。アレクラスト大陸の南に位置し、大陸とはわずかながら交易が行なわれている。大まかに7つの地方に分けられる。
神話の時代にはアレクラスト大陸の一部であったが、「神々の戦い」において破壊神カーディスの呪いを受け、呪いの拡大を防ぐべく大地母神マーファによってアレクラスト大陸から切り離された、とされている。ロードス島の南にある小島マーモが破壊神カーディスの封印された地とされ、大地母神マーファもロードス島にて力尽きたと伝えられる。
新王国暦525年の邪神戦争終結(灰色の魔女カーラの活動停止)以来、「呪われた島」は次第に使われなくなり、「解放された島」との呼称が広まりつつある。数十年後の時点ではアレクラスト大陸で「楽園の島」と呼ばれた例がある。また、約300年後のクリスタニアでは、ロードス島出身者の末裔は自らの故郷を「北の解放された島」と呼んでいる。
ケイオスランド
アレクラスト大陸の西にある大陸。「混沌の地」と呼ばれ、大陸の北部は混沌を司る存在(あるいは混沌そのもの)であるジャカオに飲み込まれつつある。ジャカオを信奉する混沌の勢力と、神話の時代に他の神々が混沌から逃げ去った後も唯一この地に踏み留まってジャカオと戦った「バルキリーの女王」を信奉する氏族との間で争いが続いている。それ故に六大神を始めとする他の神々は、混沌から逃げた存在であるため信仰の対象とされていない。
創世神話では、西の果てにある「水の門」が閉じられて世界創造が完成する前に神々の大戦が勃発し、結局「門」は閉じられずに終わったとされているが、西方に位置するケイオスランドで混沌からの干渉が強いのは、このことと関係があるのかも知れない。
古代王国時代には版図に含まれていた模様で、アレクラスト大陸と同様の遺跡が存在する他、「凶主」という名で古代の魔術師が伝承されている。今日では失われた混沌魔術の発祥に深く関わっていたと思われるが、魔法王国崩壊と共にその記録も失われた。
長らくアレクラスト大陸の住人からは忘れられた存在であったが、新王国歴501年にベルダイン王リカルド・ハディスが派遣した「混沌の地」遠征隊がケイオスランドに到達したことで、様相が大きく変わる。冒険者出身の騎士プライア・ウルグを隊長とする遠征隊は到達直後に船を失い、現地のオークレイ氏族との争いや侵攻してきた混沌の勢力との戦いで多くの犠牲を出しながら、ついに最初の村(十一番目の子供:イレブンスチャイルド)を確保することに成功する。そしてマーファの司祭マリク・ポストが、「リターンホーム」により唯一アレクラスト大陸への帰還を果たす。それから3年後、マリクがケイオスランドで体験した出来事を纏めた“帰還者の手記”を発表したことにより、広くケイオスランドの存在が世に知られるようになる。その後、満を持して航路図が発表されると、様々な理由で新天地を求める人々がベルダインに集まり、海路でケイオスランドへ向かうことが可能になった。
また、“墜ちた都市”レックスの遺跡でケイオスランド北部の都市ゾディークに通じる「移送の扉」が発見されたが、発見した冒険者達の手によって直後に破壊されてしまった。これ以後、新たな「移送の扉」は発見されておらず、ケイオスランドへ行くには海路が唯一の方法となっている。
なお、この地でマイリーの神官が神に祈ると「女王」が答えるという深刻な事態に遭遇するが、他の神々については大陸と特に相違点は見られない。
さらなる詳しい解説は、ケイオスランドワールドガイドが発売される予定だったが、
未完のまま終わった。
未完のまま終わった。
クリスタニア大陸
ロードス島のさらに南に位置する大陸。現在公表されているフォーセリア世界の大陸の中では最も南部に位置すると考えられている。瓢箪のように中央部がくびれた形で、大きく北クリスタニアと南クリスタニアに分けられる。
神話の時代の神々の大戦において中立を貫いた中立神たちが、闇の陣営の放った「神殺しの竜」から身を隠した大陸で、中立神達は神の肉体を捨て獣の体に魂を移すことで追手の目を欺いた。この神の魂を宿した獣を「神獣」と呼び、神獣達はクリスタニアを外界から遮断することで完成させた世界を創ろうとした。
この大陸を舞台とするクリスタニアシリーズは、ソード・ワールド及びロードス島戦記の時代から300年以上後の年代とされている。
ファーランド
プレイヤーに対して、完全に解放されている大陸。公式の設定は何一つなく(「公式設定は永遠に作られない」と言うのが、この大陸に関する唯一の公式設定)、プレイヤー間で自由に設定、使用が認められている。