「う・・・・うわぁぁぁぁぁ!!」
(叫んでる暇があったら、とっとと逃ゲロ!)
「む、無理、無理ですっ!怖いぃっ!!」
(オマエは逃げなきゃ死ぬんだからな!?我まで死ぬのはゴメンダッ!)
「だから無理ですってぇぇぇぇぇ!!!」
(アァ、もう、いい加減ニシロッ!!)
バチッと派手な音をたて、幼い少年を追いかけていた影が振り払われる。
砂煙の中から現れた少年の背格好は、先ほどより少し高くなっていた。
「全く、あれほど敵に見つかるなと言っておいたと言ウノニ!」
影は崩れた体勢を立て直し、また此方へと牙をむく。
少年の緑の目が三日月に歪められた。
「来いよ、相手シてやる。」
ニヤリと挑発的に歪められた口先。
影にも感情があるのかどうか。向こう見ずに少年へと飛び掛りその身体を引き裂く。
「残念、ハズレ!」
引き裂かれた身体は朽ち、代わりに背後から一撃。
体勢を崩した相手にさらに追い討ちをかけ、得意技の"あくのはどう"でのとどめ。
影はその場に無残に散った。
「ックク、楽しいネェ!」
疼く黒い固まりを踏み砕き、紫の少年は酷く楽しげな声を上げる。
この手が。この足が。この身体が動くのが。
この目が。この瞳が。この世界が見えるのが。
あぁ、何と楽しい事だろうか。
手枷、足枷は取れ、自分の願いは叶った。
・・・欲を言えばまだ一つ。
まだ一つだけ、枷が残っている。
一零八の自分。
百と六は夢の外へと置いてきた。
この中に居るのは、自分とあと一つ。
あぁ、願わくば、自由を。
Freesia(黄) = フリージア(花言葉:無邪気)
(叫んでる暇があったら、とっとと逃ゲロ!)
「む、無理、無理ですっ!怖いぃっ!!」
(オマエは逃げなきゃ死ぬんだからな!?我まで死ぬのはゴメンダッ!)
「だから無理ですってぇぇぇぇぇ!!!」
(アァ、もう、いい加減ニシロッ!!)
バチッと派手な音をたて、幼い少年を追いかけていた影が振り払われる。
砂煙の中から現れた少年の背格好は、先ほどより少し高くなっていた。
「全く、あれほど敵に見つかるなと言っておいたと言ウノニ!」
影は崩れた体勢を立て直し、また此方へと牙をむく。
少年の緑の目が三日月に歪められた。
「来いよ、相手シてやる。」
ニヤリと挑発的に歪められた口先。
影にも感情があるのかどうか。向こう見ずに少年へと飛び掛りその身体を引き裂く。
「残念、ハズレ!」
引き裂かれた身体は朽ち、代わりに背後から一撃。
体勢を崩した相手にさらに追い討ちをかけ、得意技の"あくのはどう"でのとどめ。
影はその場に無残に散った。
「ックク、楽しいネェ!」
疼く黒い固まりを踏み砕き、紫の少年は酷く楽しげな声を上げる。
この手が。この足が。この身体が動くのが。
この目が。この瞳が。この世界が見えるのが。
あぁ、何と楽しい事だろうか。
手枷、足枷は取れ、自分の願いは叶った。
・・・欲を言えばまだ一つ。
まだ一つだけ、枷が残っている。
一零八の自分。
百と六は夢の外へと置いてきた。
この中に居るのは、自分とあと一つ。
あぁ、願わくば、自由を。
Freesia(黄) = フリージア(花言葉:無邪気)