概要
- 初登場:Showcase #4(1956/10)
- クリエイター・アーティスト:ロバート・カニガー、ジョン・ブルーム、カーマイン・インファンティーノ
キャラクター
プロフィール
- 本名:バーソロミュー・ヘンリー・アレン Bartholomew Henry Allen
- 通称:バリー Barry
- 種族・人種:人間/地球人/アメリカ人
- ホームタウン:セントラルシティ
- 職業:セントルシティCSI(鑑識課)科学捜査官
- 現参加チーム:ジャスティスリーグ(JLA)
- 過去参加チーム:ブルーランタンコープス
- 家族構成 ニューアース[FLASHPOINT以前]:ヘンリー・アレン(父)故人、ノーラ・アレン(母)故人、マルコム・ソーン(兄弟)、アイリス・アレン(妻)、ドン・アレン(息子)、ドーン・アレン(娘)、バート・アレン(孫)、ジェニー・オーナッツ(孫)
プライムアース[FLASHPOINT以後]:ヘンリー・アレン(父)、ノーラ・アレン(母)故人、ダリル・フライ(養父)、未来の家族[ドン・アレン(息子)、ドーン・アレン(娘)、バート・アレン(孫)、ジェニー・オーナッツ(孫)]
オリジン
セントラルシティ警察に勤めていた科学捜査官であったが、警察の研究所内で稲妻と化学薬品を同時に浴びて『地上最速の男』となった。
高速で動ける能力を手に入れると、子供の頃から好きだったコミックヒーロー「フラッシュ(ジェイ・ギャリック)」から名前を借りてヒーロー活動を始めたのであった。
慎重な性格で、何事もじっくり考えるタイプ。そのため仕事や行動が遅れてしまい、周囲からは呆れられている。物語当初から恋人だったアイリス・ウェストとの待ち合わせに至っては遅刻することが常であった。
そんな男が『地上最速の男』になってしまったのが二代目フラッシュの始まりだったのである。
エピソード
結婚~フラッシュの裁判
アイリス(実は30世紀から来た未来人)と結婚したが、アイリスをプロフェッサー・ズームが殺してしまう。
次にフィオナと付き合い始め、結婚をすることになったが、フィオナをプロフェッサー・ズームが狙った。
フィオナを助け、プロフェッサー・ズームを止めようとした結果、ズームを殺してしまう。このため殺人で長期の裁判を受けることになった。
後に、顔を酷く傷つけたため、新しい顔を得て、シークレット・アイデンティティーが死んだことにできるようにした。
さらに、30世紀に連れて行かれる。そこではアイリスが再生しており、バリーはしばらくリタイアした。またバリーの顔も元に戻った。
バリーの死後、アイリスはバリーの子供であるドン&ドーンの双子を出産する。
クライシス オン インファナイト アースズ
(1985~1986年)
30世紀の未来でつかの間の平和を過ごしていたバリーだったが、アンチモニターによって元の時代に引き戻されてしまう。
マルチバース崩壊を食い止めるため、光速で回転してスピードの渦を作り出し、アンチモニターの反物質砲を破壊するが、
そのときの過剰な力に肉体が耐え切れずに、コスチュームを残し
スピードフォースに取り込まれてしまう。
インフィナイトクライシス
(2005年)
ウォーリー・ウェストらが暴れる
スーパーボーイ・プライムを
スピードフォースに封印しようとした際、
マックス・マーキュリー、ジョニー・クイックと共にフォースから浮上し、彼らの手助けをした。
ファイナルクライシス
(2008~2009年)
ファイナルクライシス直前に突如
スピードフォースからの復活を果たす。(実時間にして20年以上を経ての復活であった)
だが、死神であるブラックレーサーが彼を取り戻そうと追ってきた為、ウォーリー・ウェストと共に逃亡。
そのまま
バットマンの手で致命傷を負ったダークサイドのいる特異点に突入。
ブラックレーサーはバリーの代わりにダークサイドに死を届けた。
フラッシュ:リバース
(2009~2010年)
突如復活したサヴィター、レディ・サヴィターとの戦いの中、バリーの体はブラックフラッシュ(ブラックレーサーと同一の存在)へと変化してしまう。
自らを封印するために再び
スピードフォースに突入したバリーは、黒幕が復活したプロフェッサー・ズームだと知る。
バリーの幼い頃に彼の母親が殺され、殺害容疑で父親が逮捕されたことも、時間移動で過去へ遡ったズームの仕業だったのだ。
他の
スピードスターたちの協力を得てズームを倒したバリーは、長年父の無実を証明しようと追い続けていた事件に幕を下ろし、真の帰還を果たしたのだった。
ブラッケストナイト
(2009~2010年)
フラッシュポイント
(2011年)
NEW52
フラッシュポイントによる世界再構成後も基本的には設定は変わっていない。
本編では詳しく語られていないが、物語開始時点で
ローグスの面々とは既に何度もやりあっているようである。
変更点:
- 初代フラッシュ(ジェイ・ギャリック)が現実にも、コミックの中にも存在していないため、ヒーロー名「フラッシュ」の名付け方が違う。
- 恋人がアイリス・ウエストではなく同僚のパティ・スピヴォットに。
- パティとバリーの関係はうまくいっていたが、「フォーエバー・イビル」後の、とある事件により破局。
- お互いに悪いわけではないのだが、パティはバリーの元から去ることになってしまった。※The FLASH #40(2015.05)
能力・技能
全ての次元に存在する
スピードフォースという力と繋がっており、
基本となる高速移動の他、垂直壁登りや時間移動、人間扇風機、
振動による物質のすり抜けや平行世界への移動など能力は多岐に渡る。
ただし正確な時間移動には彼の発明した機械『コズミック・トレッドミル』が必要。
コスチュームは圧縮して指輪に入れているが、
スピードフォースとは無関係。
登場作品一覧
フラッシュ個人誌
- The FLASH volume.1 (1959-1985)
- The FLASH volume.3 (2010-2011)
- The FLASH volume.4「THE NEW 52」(2011-2016)
- The FLASH volume.5「REBIRTH」(2016-)
リミテッドシリーズ
- The FLASH:REBIRTH #1-6 (2009-2010)
フラッシュが中心のDC全体に影響の強いリミテッドシリーズ
- FLASHPOINT (2011)
- DC UNIVERSE REBIRTH (2016)
メディア展開
実写映画
- バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生(2016年公開)
レックス・ルーサーが調査していた映像データと、ブルース・ウェインが見た謎のヒーローとして少しだけ登場。
- ジャスティス・リーグ(2017年公開)
- 監督:ザック・スナイダー、ジョス・ウェドン
- 演者:エズラ・ミラー
セントラル・シティ警察の鑑識官ではなく、大学生として登場。ブルースの勧誘を受けて、即決でジャスティス・リーグに参加。詳細なオリジンは語られていないが、自作のスーツでフラッシュとして既にヒーロー活動を行っていた。
本人曰く高速移動するとエネルギーを使うらしく、細身にもかかわらず大食いである。まだヒーローとしては経験不足な描写がされており、バットマンから助言をもらっている。
実写ドラマ
- 超音速ヒーロー ザ・フラッシュ(1990年制作)
- 監督:ブルース・ビルソン
- 演者:ジョン・ウェズリー・シップ
バリー主役の実写ドラマ。
後にドラマを編集した映画(ビデオ映画)も出されてる。
DCヒーロー、グリーンアロー主演のドラマ。シーズン2、第8話「来訪者」にゲストで登場。これ以降下記ドラマ「THE FLASH/フラッシュ」との
クロスオーバーなどで度々登場する。
上記のドラマ「ARROW/アロー」のスピンオフ。2019年8月現在でシーズン4まで作成されており、シーズン5も制作予定。
バリーが主役を務めており、各キャラクターの設定は原作コミックからアレンジが加えられており、コミック読んでいる人たちでも展開を予想できないようになっている。
アニメ
- ジャスティス・リーグ(2000~2006年 カートゥーン・ネットワーク)
- DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団(2017年公開)
劇場アニメ。「秘密結社鷹の爪」とのコラボ作品。
フラッシュは登場キャラクターの一人。バリーとは明言されていないが、設定や描写をみるにバリーと思われる。
小説
ゲーム
関連キャラクター
ヒーロー
バリーはコミックに載っていたジェイ・ギャリックに憧れてフラッシュを名乗り始めた
3代目フラッシュのウォーリーとは師弟関係、4代目フラッシュ・2代目キッドフラッシュのバートは孫である。
親友
ゴールデン・エージのヒーロー。
古代エジプトのパピルスを研究した結果、書かれてあった方程式を唱えることでスーパースピードを出せる、
スピードスターの一人。空を飛べる。
ヴィラン
- プロフェッサー・ズーム(イオバード・ソーン)
- ゴリラ・グロッド
- キャプテン・ブーメラン(ジョージ・ハークネス)
- ローグス
- キャプテン・コールド
- ヒートウェイブ
- ゴールデングライダー
- ミラーマスター(サミュエル・スカッダー)
- ウェザーウィザード(マーク・マードン)
- ウェザーウィザード(マルコ・マードン)
その他
嫁さん(プロフェッサー・ズームによって殺される)、実は30世紀生まれで現代にやってきた。
ガールフレンド。バリーとの結婚直前にプロフェッサー・ズームに殺されかける。
NEW52から出来た恋人。破局済。
備考
トリビア
- フラッシュ(バリー)はスーパーマンと駆けっこをしたことがあり、ほぼ同じスピードを出して同着だったとされる。
- 「助走をつけると強いパンチになる」ということを応用して、その場から一番長い助走、つまり地球を一周して最強のパンチを撃つことができる。
最終更新:2023年08月09日 13:59