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黒い月

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黒い月(ムーングロウ)

遠く高く全ての人々の頭上に、真円を描く真っ黒な天体として鎮座しながらも、大・中・小の3つの月と違い、ほとんど誰にも見えざる月。
見える者が言うには最大の「一の月」を軽々凌ぎ、天空のおよそ3分の1を占める。
天文学で説明できない突発的な日蝕で、辛うじて認識できる異界の王のひとつ。

低次の現世に生きる人間たちの大概が知覚することができない遥か彼方の高次元での覇権争いに敗れ、とどめを刺しに来た追跡者に滅ぼされない為、なんとか不様にこの宇宙に逃げ込んできた身でありながら、アハーン大陸の「原理・法則」を定めた数多の〈力ある意志〉たちが総掛かりで挑んでも追い出す事ができないという、この宇宙における「絶対的超越者」。

そもそもアハーンの人々が信仰する〈神々〉とは、所詮《黒い月》の従者でしかないという。

世界の秘密に肉迫する古吾伽式の学術式で導き出した〈解〉によれば、それ程の強大な存在が居座ってしまった故に因果律が狂い、本来、完全に閉じて安定しているはずの聖刻世界の歪みと災いの元凶となる。
…そして世界は全く姿を変貌し、内では東方九尾獣御仁族、西方小さき神々がその力をありえない迄に顕現させ、外からはナルガ神アール・ゴウンのような異界の外つ神たちが侵入を繰り返す、極めて脆弱で不安定な状態となった。

これらの事象を、自身と相手との格差が開いているほど下剋上に挑戦したがる厄介な男、ゼン・イクが時代を越えてショク・ワンに対する嫌がらせを練っていたら感知し本気で怒り心頭、目標変更していかなる犠牲を払っても《》を用いて滅ぼさんと目の仇にされる。

反対に不断の努力が実り、法王となった直後テンバスに真実を告げられたル・タンは、遥か古の過去より顔も名も知らないはずの己を手駒のひとつ扱いするゼン・イクの目論見を狂わせる為、意趣返しにその絶大な《力》を我が物にしようとした。

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