おはようセックス@小説まとめ
とある若林の風評被害
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「あの若林子乃って子が超ナウいわ…」
某月某日、某等部某年某組の某子ちゃんが不意に放った発言がそれだった。
(若林…俺と同じ姓だな)
どんな子なんだろう…少し気になったが、まぁ…いいか。
俺はいつものように夢幻学園には珍しく、鬱陶しいぐらい真面目な担任の超退屈な授業を寝て過ごし…
俺はいつものように放課後、寝起きで少々覚束ない足をフラフラフラックスさせながら帰路に…
俺はいつものように夢幻学園には珍しく、鬱陶しいぐらい真面目な担任の超退屈な授業を寝て過ごし…
俺はいつものように放課後、寝起きで少々覚束ない足をフラフラフラックスさせながら帰路に…
「おい貴様」
つけなかった…
振り返るとそこには俺より少し背の低い…恐らく中等部の
振り返るとそこには俺より少し背の低い…恐らく中等部の
「…えーっと、貴様って…俺のこと?君誰?」
とりあえず…いきなり初対面で年上を貴様呼ばわりしたこの不遜な厨房に優しく微笑みながら話し返す俺超絶紳士
「貴様の名前は若林弘(ヒロム)だな?」
「え?そうだけど…なんで知ってr」
「ぶち殺す」
「え?そうだけど…なんで知ってr」
「ぶち殺す」
厨房が手を翳すと、突如何も無い虚空状態の彼の手のひらの上に、何の前触れもなく出現した…
その名も
その名も
大鎌【タイタンサイズ】ッ!!
「往生せいやァァ!!」
「うわぁああああ!!」
「うわぁああああ!!」
俺は当然の如く踵を返し全力で走った!!
喧嘩を売ってきた厨房を前に全力逃走ってすごい情けない!!
が、逃げるというのは別に敗北するわけじゃあない!!
ここは弱肉強食の世界!敗北とは即ち死のことだ!!
喧嘩を売ってきた厨房を前に全力逃走ってすごい情けない!!
が、逃げるというのは別に敗北するわけじゃあない!!
ここは弱肉強食の世界!敗北とは即ち死のことだ!!
「逃げるが勝ちだ…!」
という全力逃避をしながらその行為を全力で正当化した俺はもっと褒められるべk
という全力逃避をしながらその行為を全力で正当化した俺はもっと褒められるべk
「逃げられると思っているのかァァァ!!」
しかし現実は非情だった!!
ガスンッ!!という謎の擬音と共に俺の目の前の地面を抉り突き刺さる大鎌…
終わる世界…
終わる世界…
「どうやらここまでのようだなぁ…若林ィ…」
こ、こうなったら…
「ちょ、ちょっと待てぇぇぇ!!」
「あん?」
「あん?」
こうなったら全力で言い訳するッ!
「俺が何をしたっていうんだッ!お前とは初対面の筈だがッ!?」
「……俺はよォ、ここに来る前『若林』に殺されてんだ…」
「!? でも今生きてるじゃん!」
「…何故、俺『達』が生きているかは知らねぇが…
俺自身が殺されただけなら…自分の弱さが悪い!…ただそれだけの感想に尽きるだろう…!
だがなァァァ!!俺の仲間も…友達も!全員そいつの無慈悲な暴力によって殺されたんだッ!!」
「いや待て…それと俺が何故くっ付くのか…」
「悪しき血は根絶やしにしなけりゃいけねぇよなァァァァ!!!
つーわけで死ぬんだ若林ッッ!!オラァ!!」
「ぬ、ぬわーー!」
迫る大鎌!
そんな馬鹿な!ジョルノだって邪悪の化身の息子なのに黄金の精神持ってただろちきしょー
つーかそもそもそんな人でなしは親じゃねぇ!言いがかりだ!
あ…いかん…走馬灯が…
「……俺はよォ、ここに来る前『若林』に殺されてんだ…」
「!? でも今生きてるじゃん!」
「…何故、俺『達』が生きているかは知らねぇが…
俺自身が殺されただけなら…自分の弱さが悪い!…ただそれだけの感想に尽きるだろう…!
だがなァァァ!!俺の仲間も…友達も!全員そいつの無慈悲な暴力によって殺されたんだッ!!」
「いや待て…それと俺が何故くっ付くのか…」
「悪しき血は根絶やしにしなけりゃいけねぇよなァァァァ!!!
つーわけで死ぬんだ若林ッッ!!オラァ!!」
「ぬ、ぬわーー!」
迫る大鎌!
そんな馬鹿な!ジョルノだって邪悪の化身の息子なのに黄金の精神持ってただろちきしょー
つーかそもそもそんな人でなしは親じゃねぇ!言いがかりだ!
あ…いかん…走馬灯が…
「 や め ろ ば か ! 」
だが俺の色々と程々だった人生の走馬灯は強制中断した…
「宮城ォォ!!何故止めるッ!?」
宮城(みやぎじゃなくてみやじょう)とか言う人が俺の目の前に立つことで鎌を止めさせたからである!!
理由は不明!だが感謝ッ!
理由は不明!だが感謝ッ!
「ありがとう宮城さん!俺…明日から生きてみるよ!」
「待て!第二の若林!」
「第二!?」
「お前には恐らく…その姓を授かったことさえも後悔するほど、これからもこのような難関が訪れるだろう…
まぁなんだ…頑張れ!」
「なんでだチキショー!!」
「待て!第二の若林!」
「第二!?」
「お前には恐らく…その姓を授かったことさえも後悔するほど、これからもこのような難関が訪れるだろう…
まぁなんだ…頑張れ!」
「なんでだチキショー!!」
………
「ふぅ……虎菊…お前の馬鹿さ加減にはうんざりさせられるぞ!」
「…何故だ!?俺は…俺達の全てを奪っていきやがった若林をぶち殺そうと!」
「………あの若林は見るからに関係ないだろ!!いい加減にしろ!!」
「ぐわーーー!!」
鎌男は吹っ飛んだ!
「ふぅ……虎菊…お前の馬鹿さ加減にはうんざりさせられるぞ!」
「…何故だ!?俺は…俺達の全てを奪っていきやがった若林をぶち殺そうと!」
「………あの若林は見るからに関係ないだろ!!いい加減にしろ!!」
「ぐわーーー!!」
鎌男は吹っ飛んだ!
「……若林の血を受け継いだ者は若林子乃という少女だけ…
くくっ、面白い因果関係だ……ちょっとばかし理不尽すぎるか?」
などと格好つけながら宮城は言ったが、実はただの知ったかである。騙されてはいけない。
くくっ、面白い因果関係だ……ちょっとばかし理不尽すぎるか?」
などと格好つけながら宮城は言ったが、実はただの知ったかである。騙されてはいけない。
………
「はぁ……はぁ……ふぅ……ふぅ……」
走りすぎた…か…?
しかし…ここまでくればもう大丈夫だろう…
だって下水道だぜ…?流石に臭いとかキモいとかいう理由で追ってこないだろ…
俺の命は…保証されたというわけだ…!
「はぁ……はぁ……ふぅ……ふぅ……」
走りすぎた…か…?
しかし…ここまでくればもう大丈夫だろう…
だって下水道だぜ…?流石に臭いとかキモいとかいう理由で追ってこないだろ…
俺の命は…保証されたというわけだ…!
「いやどこが保証されてんだよ…」
「ねぇ」
ビクゥー!!いきなり背後から話しかけられるのがトラウマになりそうだ…
というか脳内のボケにノリツッコミとか恥ずかしすぎる…
というか…後ろの声って…
というか脳内のボケにノリツッコミとか恥ずかしすぎる…
というか…後ろの声って…
「ど、どなたですか…?あ…俺は若林じゃないよ…今日から小林だよ」
今日から小林です。
「違うよ…私は…あなたの敵じゃない。」
ん…?
妙に心地良い声質だ…なんだろうこの感じ…
妙に心地良い声質だ…なんだろうこの感じ…
「あなたと私、変だけどちょっと似てるから…話しかけてみただけ。」
振り返るとそこにいたのは白いワンピース一枚しか着てない幼女が体育座りしてました。
なんか電波なこと口走ってるし…。
先に言っておく!アグネス…俺は悪くないぞ!これは不可抗力だ!
なんか電波なこと口走ってるし…。
先に言っておく!アグネス…俺は悪くないぞ!これは不可抗力だ!
「ねぇ、怖がらずに話そうよ。」
「ここここ怖くないわ警察なんぞ!」
「警察…?何か悪いことしたの?」
ハッ…いかん落ち着け…電波口走ってるのは俺じゃないか
「滅相もない!…時に君は何故こんなくっさい所で体育座りしてんだ?」
華麗に話題変換だ!
「ここここ怖くないわ警察なんぞ!」
「警察…?何か悪いことしたの?」
ハッ…いかん落ち着け…電波口走ってるのは俺じゃないか
「滅相もない!…時に君は何故こんなくっさい所で体育座りしてんだ?」
華麗に話題変換だ!
「……私が、悪い子…だからかな。」
「……うん?」
幼女が俯いてそう言った。
俺が一体何をしたと言うのだと言わざるを得なくなるほど空気が暗くなった気がした…
そしてしばしの沈黙…
なんで幼女と二人きりなのにこんな重苦しい空気になるんだ…
単に下水道が暗くて臭いという理由なのか?そうだよな…
幼女が俯いてそう言った。
俺が一体何をしたと言うのだと言わざるを得なくなるほど空気が暗くなった気がした…
そしてしばしの沈黙…
なんで幼女と二人きりなのにこんな重苦しい空気になるんだ…
単に下水道が暗くて臭いという理由なのか?そうだよな…
とかなんとか思っていると、
幼女がなんだか申し訳なさそうな顔をしながら口を開いた。
幼女がなんだか申し訳なさそうな顔をしながら口を開いた。
「あの…私がどうしてここにいるのか、気になるでしょ?」
「え?あぁ…うん。」
「え?あぁ…うん。」
まぁなんとなく気になるからな…そこは否定しないさ
そして…幼女は何か言いづらそうな顔で間をおくと、やがてこう言った…
「実は私…h「チュミミィィィン…」…え?」
しかし幼女の声は全く別の方角から飛んできた大声によって遮られる!!
そして…幼女は何か言いづらそうな顔で間をおくと、やがてこう言った…
「実は私…h「チュミミィィィン…」…え?」
しかし幼女の声は全く別の方角から飛んできた大声によって遮られる!!
「幼女をこんな所で襲う暴漢か…胸が熱くなるな…」
そこにいたのは…
「我が名はクレイッ!!この世に存在するありとあらゆる性犯罪者とその予備軍を抹殺するべく裏で暗躍する…その名もミス・ロリータ!
貴様は先程から性犯罪者臭いので後をつけていたが…姓が若林なのか!!あの子乃の兄だなさては!」
二回名乗った!?つーか子乃って誰だ!!畜生俺は一人っ子だ!!
そこにいたのは…
「我が名はクレイッ!!この世に存在するありとあらゆる性犯罪者とその予備軍を抹殺するべく裏で暗躍する…その名もミス・ロリータ!
貴様は先程から性犯罪者臭いので後をつけていたが…姓が若林なのか!!あの子乃の兄だなさては!」
二回名乗った!?つーか子乃って誰だ!!畜生俺は一人っ子だ!!
「そして貴様その幼女にナニをする積もりだったこのロリペド野郎がァァー!」
「ちょ…誤解だよ!えーっと…ミス・ロリータさん!」
「ミ、ミスロリータだとォ!!?なんて卑猥な奴だ!!」
「アレ!?」
「今すぐ殺す!地獄でナニでもしてろ!!」
「待って!!」
「!?」
「幼女!?」
「この人は悪くない…悪いのは私よ!」
「…どういうことだキバヤシ!?」
「キバヤシ!?俺…若林でも小林でもなくキバヤシ!?」
「私は…えーと、とにかく私が悪いのよ!」
「おのれ…あのロリロリな子乃ちゃんの兄がこんないたいけな幼女をマインドコントロールで操って好き勝手な発言をさせるとは…
幻滅もんだぜ!!!」
「どうしてそうなるの!?」
「ちょ…誤解だよ!えーっと…ミス・ロリータさん!」
「ミ、ミスロリータだとォ!!?なんて卑猥な奴だ!!」
「アレ!?」
「今すぐ殺す!地獄でナニでもしてろ!!」
「待って!!」
「!?」
「幼女!?」
「この人は悪くない…悪いのは私よ!」
「…どういうことだキバヤシ!?」
「キバヤシ!?俺…若林でも小林でもなくキバヤシ!?」
「私は…えーと、とにかく私が悪いのよ!」
「おのれ…あのロリロリな子乃ちゃんの兄がこんないたいけな幼女をマインドコントロールで操って好き勝手な発言をさせるとは…
幻滅もんだぜ!!!」
「どうしてそうなるの!?」
ダメだ!!この女…まるで聞き分けがない!
糞ッ!若林とか言う奴どんだけとんでもないんだよ!噂広すぎだろ!!
糞ッ!若林とか言う奴どんだけとんでもないんだよ!噂広すぎだろ!!
「ごめんね…俺逃げなきゃ殺されるかもわからん!幼女ちゃん…また会おうね」
「う、うん…私もなんかごめん…」
「マインドコントロールを使用して幼女に同意の返事をさせるなこの自演乙野郎!!
ステファニィィィイイイ!!このペド野郎やっちゃってぇぇぇ!!」
「それじゃ!!!」
「う、うん…私もなんかごめん…」
「マインドコントロールを使用して幼女に同意の返事をさせるなこの自演乙野郎!!
ステファニィィィイイイ!!このペド野郎やっちゃってぇぇぇ!!」
「それじゃ!!!」
ギャギィ!メギョギョ!!
グギイギイギギギ!!
ドギャギャガガガ!!
メゴスメゴス!!
ズバッショアアアア!!
グギイギイギギギ!!
ドギャギャガガガ!!
メゴスメゴス!!
ズバッショアアアア!!
フゥ…なんとか下水道を脱出した!
マンホールから出てくる一般人というのはさぞかしシュールなものだろう。
え?その時点で一般人じゃない?はは、まさか
マンホールから出てくる一般人というのはさぞかしシュールなものだろう。
え?その時点で一般人じゃない?はは、まさか
「いやはやそれにしてもなんて厄日だ…もうこれは厄日とかいうレベルではない。…………凄い厄日だ!」
「オッス、そこいくお兄さん。ねぇお兄さん、姓が若林って言うらしいね!ちょっと憂さ晴らしも兼ねて実験体になってみない?」
「!?」
「オッス、そこいくお兄さん。ねぇお兄さん、姓が若林って言うらしいね!ちょっと憂さ晴らしも兼ねて実験体になってみない?」
「!?」
また背後から話しかけられた!!
こうなったら…
こうなったら…
「振り返らず逃げる!!」
「あ!待て!ちょっと!」
「追ってくるなァァァ!!」
「あ!待て!ちょっと!」
「追ってくるなァァァ!!」
どいつもこいつも若林若林若林!!
俺の平穏は一体どこへ行っちまったんだッ!?
俺の平穏は一体どこへ行っちまったんだッ!?
「逃げるなっつってんだろ!!」
という大声と共に頭に襲いかかる激痛!!
どうやら殴打されたらしい…さよなら俺の人生…
どうやら殴打されたらしい…さよなら俺の人生…
「やぁおはよう。気分はどうだい?」
目が覚めたらそこは手術室だった!!
「……絶不調です。」
オッサンに問われた気分云々の
「そーかそーか…じゃあ今から手術を開始する。」
「え!?何!?手術って何!?説明もなし!!?」
「まぁまぁ。」
「まぁまぁじゃねぇよ!」
「痛みは来ないようにしてあるからダイジョブだぜ!」
「ダイジョブとかきもいんだよオッサン!メスを近づけるな…ハッ!?体が全く動かん!」
「わしが時を止めた…」
「やめろォォオオオオオオオ!!!」
目が覚めたらそこは手術室だった!!
「……絶不調です。」
オッサンに問われた気分云々の
「そーかそーか…じゃあ今から手術を開始する。」
「え!?何!?手術って何!?説明もなし!!?」
「まぁまぁ。」
「まぁまぁじゃねぇよ!」
「痛みは来ないようにしてあるからダイジョブだぜ!」
「ダイジョブとかきもいんだよオッサン!メスを近づけるな…ハッ!?体が全く動かん!」
「わしが時を止めた…」
「やめろォォオオオオオオオ!!!」
────こうして俺は
「よーし手術成功!28世紀の技術で作ったから全てが完璧だ!というわけでお前は今日から
若林弘子として
生きていくんだな!
ざまぁみろ!」
────死んだ。
「誰だ?この美少女」
俺は鏡を見て思った…
なんてかわいいんだ!!
これは本当に俺なのか!?
なんてかわいいんだ!!
これは本当に俺なのか!?
「ブサイクじゃあ人生に絶望して自殺しちゃうかも知れないだろ?
俺は慈悲深いからな…あの邪悪の化身、若林の血族と言えど…
自分がそんな美少女なら危険を顧みず殺人行為に耽るような真似はしないだろ?
俺の数多くの同志たちが奴に殺されていったんだ…」
「(殺人行為に耽るような奴だったのか若林は…)」
俺はまだ見ぬ同姓で同性になってしまった若林子乃を逆恨みした。
俺は慈悲深いからな…あの邪悪の化身、若林の血族と言えど…
自分がそんな美少女なら危険を顧みず殺人行為に耽るような真似はしないだろ?
俺の数多くの同志たちが奴に殺されていったんだ…」
「(殺人行為に耽るような奴だったのか若林は…)」
俺はまだ見ぬ同姓で同性になってしまった若林子乃を逆恨みした。
「あれは夏に入ってすぐの日のことだった…」
「なんか始まったぞ…」
「なんか始まったぞ…」
~~
──俺達は街中の綺麗な女性をナンパと見せかけて解剖やら何やらをしまくる犯罪組織でな
──俺達は街中の綺麗な女性をナンパと見せかけて解剖やら何やらをしまくる犯罪組織でな
「お!そこいくお姉さん!かわいいね!ちょっと解剖させてよ!」
──と、ダイナミックな勧誘をした仲間が逆に解剖されちまったというわけよ……
~~
~~
「辛かった…あの時は…」
「それ完全にあんたらが悪くね?」
「俺達が悪いとかそんなん知るか!俺は元男のオカマ野郎に興味はねぇからさっさと還れ!土とかに!」
「酷い!つーか完全に女になったんじゃなかったの!?」
「完全に女だけど、元が男だと考えると身の毛がよだつ。」
「…………だったらなんで女にしたんだ?」
「うーん…なんとなく?」
「…………。」スッ
「それ完全にあんたらが悪くね?」
「俺達が悪いとかそんなん知るか!俺は元男のオカマ野郎に興味はねぇからさっさと還れ!土とかに!」
「酷い!つーか完全に女になったんじゃなかったの!?」
「完全に女だけど、元が男だと考えると身の毛がよだつ。」
「…………だったらなんで女にしたんだ?」
「うーん…なんとなく?」
「…………。」スッ
この瞬間、若林弘改め…若林弘子は初めて人を殺した。
この手を、血で初めて汚したのだ…。
この手を、血で初めて汚したのだ…。
整形は、人の形だけではなく人の心をも変えるらしい。
──その日、裏で密かに息づいていた『女をナンパと見せかけ拉致し猟奇殺人をする悪趣味な組織』の息の根が止まった。
彼は、これが起点となり、最早『自分ではなくなった』この美少女の顔で、『殺人行為』に耽るようになったという。
元々、彼は…姓が『若林』なだけで『例のアレ』とは無関係の一般人だった。
しかしそんな彼が…例の『若林』に近づくことに、どこか運命的な物を感じるのは…きっと気のせいではないだろう。
そう…これは狂った運命が織り成した…一つの…たった一つの悲劇に過ぎないのだ…。
しかしそんな彼が…例の『若林』に近づくことに、どこか運命的な物を感じるのは…きっと気のせいではないだろう。
そう…これは狂った運命が織り成した…一つの…たった一つの悲劇に過ぎないのだ…。
スーパーハッピーエンド