仮面ライダー4号の第1話

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仮面ライダー4号の第1話」(2023/02/22 (水) 05:06:15) の最新版変更点

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#center(){|CENTER:&br()進ノ介「仮面ライダー3号──&br()正しい歴史には存在しない、最強最速のライダー。&br()ショッカーは歴史改変マシンで歴史を捻じ曲げ&br()世界を支配していた。&br()俺たち仮面ライダーは大きな犠牲を払いながら&br()マシンを破壊した。&br()世界は元の正しい時間に戻り、3号は消えていった」&br()&br()霧子「歴史は修復されたけど、&br()一つだけ取り残しがあった。&br()それが…… 剛の死」&br()&br()進ノ介「世界は、本当に……&br()元に戻ったのだろうか?」&br()&br()|} #center(){|BGCOLOR(black):COLOR(yellow):CENTER:&big(){&big(){&bold(){&br()エピソード1 死斗! 仮面ライダーは三度死ぬ!!&br()&br()}}}|} ショッカー基地。『[[スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号>スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号のエンディング]]』で破壊されたはずの歴史改変マシンの残骸がある。 「間もなくだ。間もなく世界は、我らのものに……」 警視庁特状課。机に突っ伏して眠っていた進ノ介が、スマートホンの着信音で目を覚ます。 進ノ介「俺…… 寝てたのか? ───もしもし」 映画観の前の霧子。そして、『仮面ライダー3号』で死んだはずの剛が一緒にいる。 霧子「今どこですか? とっくに待合せ時間、過ぎてるんですけど」 進ノ介「えっ、待合せ!?」 霧子「非番の日に、剛と3人で映画に行こうって」 進ノ介「そ、そうだっけ」 霧子「『そうだっけ』じゃないですよ! 今どこですか?」 進ノ介「特状課。寝ちゃってたみたいだ……」 霧子「わかりました、剛と2人で行って来ます!」 進ノ介「あぁ、すまない……」 時計に目をやると、表示は4月4日、9時55分。 剛「進兄さんは?」 霧子「寝てたみたい」 剛「進兄さんも疲れてんだよ」 霧子「仕方ない…… 2人で行きますか」 ドライブピットを訪れる進ノ介。 ベルト「どうした? 浮かない顔をして」 進ノ介「いや、気がついたら特状課で寝ちゃってて…… 体調、悪いのかな?」 ベルト「君の体のことは、シフトブレスを通じて私が完全に把握している。今の君は健康そのものだ」 進ノ介「そっか」 ベルト「ところで、霧子は?」 進ノ介「あぁ、今日は非番。剛と一緒に映画に行ってる」 ベルト「珍しいじゃないか」 進ノ介「たまには、息抜きも必要なんだよ」 そこへ、[[仮面ライダーファイズこと乾 巧>http://neoending.web.fc2.com/anime/kagyou/555.htm]]、[[仮面ライダーゼロノスこと桜井侑斗>http://neoending.web.fc2.com/anime/kagyou/deno.htm]]が駆け込んで来る。 侑斗「泊、事件だ!」 進ノ介「おいおい、誰だ、あんたたち!?」 巧「何言ってんだ!? ショッカーが暴れてる!」 進ノ介「ショッカー? 何だ、それ?」 巧「いいから行くぞ!」 侑斗「早く!」 進ノ介「ちょ、ま、待てって!」 巧らに促され、進ノ介は強引に出動させられる。 進ノ介「ベルトさん、あいつらは?」 ベルト「私にもわからない。だが、彼らは進ノ介のことを知っているようだね」 ショッピングモールで、ショッカー怪人チーターカタツムリが、人々を相手に暴れ回っている。 進ノ介「ロイミュード!?」 ベルト「どうやら違うようだ」 進ノ介「じゃあ、あいつらが『ショッカー』?」 侑斗「そこまでだ、ショッカー!」 巧「罪のない人々を傷つけるのを、見過ごすわけにはいかないな!」 カタツムリ「ハハハ! 貴様ら人間に、このチーターカタツムリ様が倒せるものか」 侑斗「バーカ。お前なんかとは、レベルが違うんだよ」 巧「行くぞ!」 &i(){『Standing by』} 巧・侑斗「変身!」「変身!」 &i(){『Complete』『Altair Form』} 巧がファイズに、侑斗がゼロノスに変身。 ゼロノス「最初に言っておく。俺はか──な──り、強い!」 進ノ介「仮面ライダー!?」 2人がショッカー戦闘員を相手に、戦いを繰り広げる。 その光景を見ていた進ノ介が、奇妙な感覚に囚われる。 ベルト「どうした?」 進ノ介「ファイズ、乾 巧…… ゼロノス、桜井侑斗…… どうして俺は忘れてたんだ? 一緒に戦った仲間じゃないか! ───変身!」 &i(){『Drive! Type-Speed!!』} 進ノ介もドライブに変身し、戦いに加わる。多勢に無勢と見て、チーターカタツムリが退散する。 ドライブ「侑斗、巧、ここは任せろ!」 ファイズ「わかった!」 ドライブ「お前たちの相手は俺だ!!」 ドライブが戦闘員たちを引き受け、ファイズとゼロノスはチーターカタツムリを追う。 一方、映画館を出た霧子と剛。 霧子「剛!」 目の前でファイズ、ゼロノスとチーターカタツムリの戦いが繰り広げられている。 ゼロノス「待てっ!」 剛「何だぁ、あれ?」 カタツムリ「忌々しいぞ、仮面ライダー! 貴様らさえいなければ、世界はショッカーのものになるというのに!」 ファイズ「守り抜いてやるよ…… この世界ってヤツをな!」 剛「俺も助太刀しちゃうよ! ───変身!」 &i(){『Signalbike! Rider! Mach!!!』} マッハ「追跡、撲滅、いずれもマッハ! 仮面ライダー…… マッハァ!!」 ゼロノス「ハデだな。あれ、いつもやってんのか?」 ファイズ「俺たちも行くぞ!」 3人のライダーの攻撃が、次第にチーターカタツムリを追いつめる。 ファイズ「決めるぞ!!」 &i(){『Hissatsu! Full throttle!! Mach!!』『Exceed Charge』} ファイズのスパークルカット、ゼロノスのグランドストライク、マッハのキックマッハーの連続攻撃がチーターカタツムリを撃破。 &i(){『Otsuka-re!』} 3人が変身を解く。 剛「よぉし! やったね!」 侑斗「お前、後から来たクセに調子いいヤツだな」 剛「細かいこと気にすんなって! あんたも結構、強いな」 侑斗「チッ!」 剛「っていうか、あんたら一体、何者なんだ?」 そのへ駆けつけた進ノ介。再び、奇妙な感覚が彼を襲う。 ベルト「どうした、進ノ介?」 進ノ介「はぁ、はぁ……」 突如、触手が伸びて剛の首を絞め上げる。チーターカタツムリはまだ生きていた。 カタツムリ「こうなったら、1人でもライダーを道連れにしてやる」 剛「ぐ、ぐあぁっ!」 進ノ介「やめろぉ!」 カタツムリ「ショッカー、バンザーイ!!」 剛「うわあぁ───っっ!!」 チーターカタツムリが大爆死。黒焦げとなった剛が倒れ、霧子が駆け寄る。 霧子「剛、剛! しっかりして、剛!!」 剛「ね……姉……ちゃん……」 剛が事切れる。 霧子「剛? ね、ねぇ…… 剛…… 剛、起きてよ! ねぇ、剛……!」 進ノ介「そんな……!?」 どこかで、時計を刻む音。5, 4, 3, 2, 1, 0── 冒頭と同じく、特状課で眠っていた進ノ介が、スマートホンの着信音で目を覚ます。 進ノ介「俺、寝てたのか? ───もしもし?」 映画観の前の、霧子と剛。 霧子「今どこですか? とっくに待合せ時間、過ぎてるんですけど」 時計に目をやると、表示は先ほど同様、4月4日9時55分。 霧子「聞いてますか?」 進ノ介「……あぁ、すまない」 霧子「いいです。剛と2人で行って来ます!」 進ノ介「あぁ…… すまない」 剛「進兄さんは?」 霧子「なんか、変な感じだった」 剛「まぁ、いいじゃん。行こ」 ドライブピットを訪れる進ノ介。 ベルト「どうしたんだ?」 進ノ介「なぁ。今この瞬間が、前にも経験したことあるような気がするんだ」 ベルト「進ノ介は『デジャブ』のことを言っているのかい?」 進ノ介「デジャブ?」 ベルト「既視感ともいって、一度も体験したことがないのに、体験したことがあるように思える現象だ。原因には様々な説があるが、解明されていない」 進ノ介「ベルトさんにも、経験ある?」 ベルト「答えはノーだ。この体になってから、私はデジャブを経験したことがない。それより、霧子はどうした?」 進ノ介「あぁ、今日は非番。剛と一緒に、映画に行ってるよ」 そこへ先ほど同様、巧と侑斗が駆け込んで来る。 侑斗「泊、事件だ!」 巧「ショッカーが暴れてる!」 進ノ介「なんだって!? 行こう!」 進ノ介は、巧と侑斗と共に出動する。 ベルト「進ノ介、君は彼らのことを知っているのか?」 進ノ介「えっ? 巧と侑斗じゃないか。いつも一緒に戦ってるだろ?」 ベルト「うぅむ……?」 ショッピングモールでは、やはり先ほど同様、怪人チーターカタツムリが暴れている。 巧・侑斗「変身!」「変身!」 &i(){『Complete』『Altair Form』} 巧がファイズに、侑斗がゼロノスに変身。 ゼロノス「最初に言っておく。俺はか──な──り、強い!」 進ノ介「あいつ…… さっき倒したよな?」 ベルト「行くぞ!」 進ノ介「あ、あぁ!」 &i(){『Drive! Type-Speed!!』} 進ノ介がドライブに変身して戦いに加わろうとするが、もう1人の怪人ヒルカメレオンが、ドライブを襲う。 その時突如、進ノ介の脳裏をよぎる光景。 チーターカタツムリとともに爆死する剛───。 ドライブ「なんだ、今のは!?」 ヒルカメレオンは保護色で周囲の光景と同化し、姿を消してドライブを翻弄する。 ベルト「進ノ介、タイプテクニックでいこう!」 ドライブ「わかった!」 &i(){『Type-Technique!!』} タイプテクニックに変身したドライブは、わずかの気配を読み取ってヒルカメレオンに反撃。 カタツムリ「おのれぇ!」 ゼロノス「そいつは任せた!」 退散するチーターカタツムリを、ファイズとゼロノスが追う。 映画館を出た霧子と剛。ファイズ、ゼロノスとチーターカタツムリの戦いが繰り広げられている。 霧子「剛!」 剛「行こう!」 剛がマッハに変身し、戦いに加わる。 マッハ「俺も助太刀しちゃうよ! 追跡、撲滅、いずれもマッハ! 仮面ライダ──」 ファイズ「行くぞ」 マッハ「マッハァ!! ……って、おい!」 3人のライダーの攻撃が、次第にチーターカタツムリを追いつめる。 カタツムリ「忌々しい!」 ファイズ「決めるぞ」 &i(){『Exceed Charge』『Hissatsu! Full throttle!! Mach!!』『Full Charge』} やはり先ほど同様、3人の連続攻撃でチーターカタツムリを撃破。 &i(){『otsuka-re!』} 変身を解く3人。 剛「やったね!」 巧「騒がしいヤツだな」 剛「勝ったんだから、もっと喜べよ! ほら、笑って!」 巧「こういう顔なんだよ」 剛「どういう顔だよ、それ!? 侑斗、お前はどういう顔してんだよ、それ?」 そこへ駆けつける進ノ介。浮かれる剛をよそに、チーターカタツムリはすでに動かなくなってる。 剛「ま、俺のマッハが一番いい絵だったけどな!」 進ノ介 (剛が死ぬなんて…… 俺、なんて想像を) しかし突如、瀕死のヒルカメレオンの触手が剛の胴を貫く。 進ノ介「剛!?」 カメレオン「お前も…… 道連れだ!」 ヒルカメレオンが大爆死。 剛「う、うぅっ……」 霧子「剛! 剛……!」 霧子が剛に駆け寄るが、剛は霧子の目の前で事切れる。 霧子「剛……!? 剛──!! 剛……」 ベルト「訂正しよう。さっきの話だが、今どうやら私も、デジャブを感じているようだ」 進ノ介「えっ?」 どこかで、時計を刻む音。5, 4, 3, 2, 1, 0── またも、特状課で眠っていた進ノ介が、スマートホンの音で目を覚ます。時計の表示は4月4日9時55分。 進ノ介「えっ? ───もしもし」 霧子「今どこですか? ───は? ちょっと……」 剛「どうしたの?」 霧子「『ショッピングモールには近づくな』って」 剛「どゆこと?」 霧子「さぁ……?」 ドライブピットに、巧と侑斗が駆け込んで来る。 侑斗「泊!」 進ノ介はおらず、「先に現場に向かう」と置き手紙が残されている。 進ノ介は単身でショッピングモールへ向かい、ドライブとなって怪人たちと戦いを繰り広げている。 ドライブ「俺の考えていることが正しければ……!」 怪人はチーターカタツムリ、ヒルカメレオン。さらに3人目の怪人、アリマンモスが現れる。 マンモス「アリが小さいと思ったら大間違いだゾウ! 小回りの利くアリの体に、マンモスの突進力が加わった、俺の力を思い知れぇ!」 &i(){『Type-Wild!!』} アリマンモスの怪力攻撃。ドライブはタイプワイルドとなり、アリマンモスの突進を食い止める。 ドライブ「さっきは確か──」 ベルト「イエス! 現れた怪人は2体だったはずだ」 ドライブ「ぼんやりだけど憶えてる! 敵は確実に増えている!」 単身で苦戦するドライブ。ファイズとゼロノスが参戦。そこへ霧子と剛も駆けつける。 剛「進兄さん!」 ドライブ「剛!? なんでお前が!?」 剛「家に帰る途中で、巧と侑斗に会ってさ。さぁ、一緒に!」 ドライブ「ダメだ! ここは俺に任せろ」 剛「なんで!?」 ドライブ「……理由は後で説明する。ベルトさん、頼みがある!」 ベルト「どうした?」 アリマンモスがドライブら3人を突き飛ばし、さらに剛に矛先を向ける。 ドライブ「剛!?」 &i(){『Drive! Type-Speed!!!』『Spe・Spe・Speed!!』} ドライブが一瞬早く剛のもとへ駆けつけ、自らを盾とする。アリマンモスの放った光弾が、ドライブを直撃。 ドライブ「うわあぁぁ───っ!!」 爆炎が上がり、変身の解けた進ノ介が倒れる。 ゼロノス「泊───っ!!」 カタツムリ「次は貴様らの番だ!」 霧子「泊さん!」 剛「おい、しっかりしろ! 進兄さん!」 進ノ介「き……霧子……」 進ノ介が事切れる。 霧子「泊さん……? 泊さん!」 剛「進兄さん…… 進兄さん!」 霧子「泊さん! いやぁ、泊さん!」 剛「進兄さん、起きろよぉ! おい!」 その様子を眺めている、かつてファイズとともに戦ったスネークオルフェノクこと、海堂直也。 海堂「来るぞぉ……!」 どこかで、時計を刻む音。5, 4, 3, 2, 1, 0── 進ノ介が気づくと、自分は特状課の机で突っ伏しており、傍らではスマートホンが鳴っている。 時計の表示は、やはり4月4日9時55分。 進ノ介「繋がった!」 ショッカー基地。最強の改造人間、仮面ライダー4号が誕生しようとしている。 そして彼の愛機、スカイサイクロンが出撃の時を待っている。 「間もなくだ。フフフフフ……」 #center(){&big(){(続く)}}
#center(){|CENTER:&br()進ノ介「仮面ライダー3号──&br()正しい歴史には存在しない、最強最速のライダー。&br()ショッカーは歴史改変マシンで歴史を捻じ曲げ&br()世界を支配していた。&br()俺たち仮面ライダーは大きな犠牲を払いながら&br()マシンを破壊した。&br()世界は元の正しい時間に戻り、3号は消えていった」&br()&br()霧子「歴史は修復されたけど、&br()一つだけ取り残しがあった。&br()それが…… 剛の死」&br()&br()進ノ介「世界は、本当に……&br()元に戻ったのだろうか?」&br()&br()|} #center(){|BGCOLOR(black):COLOR(yellow):CENTER:&big(){&big(){&bold(){&br()エピソード1 死斗! 仮面ライダーは三度死ぬ!!&br()&br()}}}|} ショッカー基地。『[[スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号>スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号のエンディング]]』で破壊されたはずの歴史改変マシンの残骸がある。 「間もなくだ。間もなく世界は、我らのものに……」 警視庁特状課。机に突っ伏して眠っていた進ノ介が、スマートホンの着信音で目を覚ます。 進ノ介「俺…… 寝てたのか? ───もしもし」 映画観の前の霧子。そして、『仮面ライダー3号』で死んだはずの剛が一緒にいる。 霧子「今どこですか? とっくに待合せ時間、過ぎてるんですけど」 進ノ介「えっ、待合せ!?」 霧子「非番の日に、剛と3人で映画に行こうって」 進ノ介「そ、そうだっけ」 霧子「『そうだっけ』じゃないですよ! 今どこですか?」 進ノ介「特状課。寝ちゃってたみたいだ……」 霧子「わかりました、剛と2人で行って来ます!」 進ノ介「あぁ、すまない……」 時計に目をやると、表示は4月4日、9時55分。 剛「進兄さんは?」 霧子「寝てたみたい」 剛「進兄さんも疲れてんだよ」 霧子「仕方ない…… 2人で行きますか」 ドライブピットを訪れる進ノ介。 ベルト「どうした? 浮かない顔をして」 進ノ介「いや、気がついたら特状課で寝ちゃってて…… 体調、悪いのかな?」 ベルト「君の体のことは、シフトブレスを通じて私が完全に把握している。今の君は健康そのものだ」 進ノ介「そっか」 ベルト「ところで、霧子は?」 進ノ介「あぁ、今日は非番。剛と一緒に映画に行ってる」 ベルト「珍しいじゃないか」 進ノ介「たまには、息抜きも必要なんだよ」 そこへ、[[仮面ライダーファイズこと乾 巧>http://neoending.web.fc2.com/anime/kagyou/555.htm]]、[[仮面ライダーゼロノスこと桜井侑斗>http://neoending.web.fc2.com/anime/kagyou/deno.htm]]が駆け込んで来る。 侑斗「泊、事件だ!」 進ノ介「おいおい、誰だ、あんたたち!?」 巧「何言ってんだ!? ショッカーが暴れてる!」 進ノ介「ショッカー? 何だ、それ?」 巧「いいから行くぞ!」 侑斗「早く!」 進ノ介「ちょ、ま、待てって!」 巧らに促され、進ノ介は強引に出動させられる。 進ノ介「ベルトさん、あいつらは?」 ベルト「私にもわからない。だが、彼らは進ノ介のことを知っているようだね」 ショッピングモールで、ショッカー怪人であるチーターカタツムリが、人々を相手に暴れ回っている。 進ノ介「ロイミュード!?」 ベルト「どうやら違うようだ」 進ノ介「じゃあ、あいつらが『ショッカー』?」 侑斗「そこまでだ、ショッカー!」 巧「罪のない人々を傷つけるのを、見過ごすわけにはいかないな!」 カタツムリ「ハハハ! 貴様ら人間に、このチーターカタツムリ様が倒せるものか」 侑斗「バーカ。お前なんかとは、レベルが違うんだよ」 巧「行くぞ!」 &i(){『Standing by』} 巧・侑斗「「変身!」」 &i(){『Complete』『Altair Form』} 巧がファイズに、侑斗がゼロノスに変身。 ゼロノス「最初に言っておく。俺はか──な──り、強い!」 進ノ介「仮面ライダー!?」 2人がショッカー戦闘員を相手に、戦いを繰り広げる。 その光景を見ていた進ノ介が、奇妙な感覚に囚われる。 ベルト「どうした?」 進ノ介「ファイズ、乾 巧…… ゼロノス、桜井侑斗…… どうして俺は忘れてたんだ? 一緒に戦った仲間じゃないか! ───変身!」 &i(){『Drive! Type-Speed!!』} 進ノ介もドライブに変身し、戦いに加わる。多勢に無勢と見て、チーターカタツムリが退散する。 ドライブ「侑斗、巧、ここは任せろ!」 ファイズ「わかった!」 ドライブ「お前たちの相手は俺だ!!」 ドライブが戦闘員たちを引き受け、ファイズとゼロノスはチーターカタツムリを追う。 一方、映画館を出た霧子と剛。 霧子「剛!」 目の前でファイズ、ゼロノスとチーターカタツムリの戦いが繰り広げられている。 ゼロノス「待てっ!」 剛「何だぁ、あれ?」 カタツムリ「忌々しいぞ、仮面ライダー! 貴様らさえいなければ、世界はショッカーのものになるというのに!」 ファイズ「守り抜いてやるよ…… この世界ってヤツをな!」 剛「俺も助太刀しちゃうよ! ───変身!」 &i(){『Signalbike! Rider! Mach!!!』} マッハ「追跡、撲滅、いずれもマッハ! 仮面ライダー…… マッハァ!!」 ゼロノス「ハデだな。あれ、いつもやってんのか?」 ファイズ「俺たちも行くぞ!」 3人のライダーの攻撃が、次第にチーターカタツムリを追いつめる。 ファイズ「決めるぞ!!」 &i(){『Hissatsu! Full throttle!! 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Type-Speed!!!』『Spe・Spe・Speed!!』} ドライブが一瞬早く剛のもとへ駆けつけ、自らを盾とする。アリマンモスの放った光弾が、ドライブを直撃。 ドライブ「うわあぁぁ───っ!!」 爆炎が上がり、変身の解けた進ノ介が倒れる。 ゼロノス「泊───っ!!」 カタツムリ「次は貴様らの番だ!」 チーターカタツムリが残ったファイズとゼロノスに襲う。 霧子「泊さん!」 剛「おい、しっかりしろ! 進兄さん!」 進ノ介「き……霧子……」 進ノ介が事切れる。 霧子「泊さん……? 泊さん!」 剛「進兄さん…… 進兄さん!」 霧子「泊さん! いやぁ、泊さん!」 剛「進兄さん、起きろよぉ! おい!」 その様子を眺めている、かつてファイズと共に戦ったスネークオルフェノクこと、海堂直也。 海堂「来るぞぉ……!」 どこかで、時計を刻む音。5, 4, 3, 2, 1, 0── 進ノ介が気づくと、自分は特状課の机で突っ伏しており、傍らではスマートフォンが鳴っている。 時計の表示は、やはり4月4日9時55分。 進ノ介「繋がった!」 ショッカー基地。最強の改造人間、仮面ライダー4号が誕生しようとしている。 そして彼の愛機、スカイサイクロンが出撃の時を待っている。 「間もなくだ。フフフフフ……」 #center(){&big(){(続く)}}

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