アントマンとなったスコット・ラングはイエロージャケットを軍事目的で売り捌こうとしたダレン・クロスとの格闘の末に亜原子レベルとなって装着したイエロージャケットを破壊もろとも倒すものの量子世界に閉じ込められるが、娘・キャシーの呼びかけで対象を巨大化させるディスクで脱出に成功する。
キャシー「パパ!」
キャシーは父であるスコットが無事であることに抱きつく。
キャシー「パパ大好き」
スコット「愛してるよ何よりも」
パクストン「でっかい穴が開いている」
スコット「悪い」
ゲイルを筆頭とする警官がやってくる。
ゲイル「無事か?」
スコット「大丈夫だ」
キャシー「ママ」
マギー「キャシー…」
パクストン「大丈夫、心配ない」
そんな中、キャシーは小さくなったアントマン(スコット)の影に気づき立ち去るのを見届ける。
ラング家の自宅周辺にはイエロージャケットとの戦いの中で巨大化した機関車トーマスのおもちゃが佇み、巨大化したアントマンの仲間の蟻が歩く。
変わってピム邸。
ハンク「スコット、頼む。何か覚えてるはずだ」
スコット「残念だけど何も」
ハンク「恐らく、それはとても人間の頭脳では理解しきれない体験だったろう。だが、君は成功した。原子以下になり戻ってきた。まさに奇跡だ」
ホープ「スコット…そろそろ」
スコット「ゆっくり休んで」
スコットがそう言うとホープとともにハンクのいる部屋から出る。
ハンク「本当に可能なのか?」
ハンクは若い頃の写真を見つめた後、立ち上がりドアを開けると目の前には部屋から出ていた二人がキスしていたところを目撃する。
ハンク「いつからそうなった?」
ホープ「 なんでもないの」
スコット「おーい待ってくれよ。なんでもなくはない」
ハンク「だったら私をもう一度、撃ってくれ」
スコット「ああ、 どうにかしてるよホープ。 いきなりキスだって俺もちょっとびっくりしたよ。俺行くとこあるから、じゃあ、またね。ダメだよホープ」
スコットはピムの家を出ようとする中でハンクに呼びかける。
ハンク「スコット」
スコット「何?」
パンク「この馬鹿野郎」
スコット「分かってる」
変わって夜のラング家
家の中でスコットはラング家の家族と一緒に食事をしていた。
パクストン「今日ボスから報告書を出せと言われたんだ。君が脱走した日の…カメラが故障して君が映らなくなっただけで正式に釈放されたと報告した」
スコット「ほんとに?」
パクストン「ああ、カメラ故障のせいで。キャシーのパパを留置所に戻せない」
スコット「恩に着るよ。なんだか意外だけどキャシーのためにありがとう」
パクストン「いやいや、この子の為なら…でも今回の件だけは君のためだ」
スコット「照れるな」
パクストン「ああ」
キャシー「ほんと」
スコット「話を変えよう。他の話題ない」
キャシー「ある」
スコット「何?」
キャシー「今日初めて側転できた」
スコット「えっ?」
マギー「そう、一週間ずっと練習してたの。で、今日やっとできたの」
パクストン「動画を撮っておいた、みろ」
パクストンはスマートフォンで撮った映像をスコットに見せる。
スコット「これほんとにキャシー?違うだろ」
キャシー「キャシーよ」
スコット「プロの体操選手だ。キャシーじゃない」
パクストン「いや、キャシーだ」
マギー「そうそう」
キャシーはテーブルの下にいた巨大蟻に餌をあげる。
キャシー「いい子ね~」
スコット「キャシー、これ、すごいよほんとに。あっ…失礼」
スコットはスマートフォンの着信音をに気づき顔を下に向けて画面を見る。
スコット「仕事だ。ああ、分かった」
映画のタイトルが表示され前半エンドロール後、変わってハンクは娘であるホープを自宅の地下室の部屋に案内する。
ハンク「見せたいものがある。力というのは一度生まれたら、なかったことにはできない。だから悪用されないように守るしかない」
ハンクが扉の暗証番号ロックを解除し開くと、そこにはワスプのスーツがあった。
ハンク「母さんのスーツを進化系だ。ずっと2人で研究してた。母さんは使えなかった。だが気づいだよ、母さんはきっとお前のために作ってたんだ。今こそこれを完成させよう」
ホープ「この時を待ってた」
最終更新:2020年12月26日 18:08