偽札を作りラスベガスへと輸入しカジノ「レッド・ドラゴン」で本物にすり替えようと目論んだ、香港マフィアのリッキー・タンはリーとカーターとの格闘の末に転落死する。
リーとカーターはタンの死を確認する。
カーター「やった!ナイスキックだ!」
リー「あれは事故だ」
カーター「ああ、そうさ、やつはタクシーに飛び乗った」
そんな中二人は後の気配に気づきタンの配下であるフー・リが爆弾を持って敵討ちとして道連れにしようとしていた。
カーター「何もってんだ?また爆弾かよ!?」
フー「逃がすもんか!」
カーター「いいか!今すぐ時限装置を切るんだ早く!」
リー「カーター、飛び降りろ!」
カーター「冗談じゃない!嫌だぞ!」
リー「速く飛び降りるんだ」
フー「どうせ死ぬならあなた達も道連れにしてやる!」
二人はあわてて爆発から逃れる中、運よくケーブル線にジャケットをひっかけて爆発から逃れて脱出し成功するが飾りとなる風船が邪魔で止まってしまう。
カーター「助かったぜ」
カーターがそれを言うのもつかの間、加重でケーブル線のワイヤーがちぎれて二人は落下しターザンのように動く中、ケーブル線は看板に絡まり二人はトラックの音に気づき、リーはとっさにカーターの体を蹴とばして二人はトラックの激突を回避しなんと道路におりて九死に一生を得るも束の間、またトラックに気付き二人は再びとっさに寝転んで轢かれるのをよけた。
リー「こんな目に会うためにはるばるロスに来たんじゃない!」
しかまたトラックに気付き二人は再び咄嗟に再び寝ころんで轢かれるのをよける。
かわってアメリカの空港。
そこではリー警部がスターリング捜査官とイザベラ・モリーナと話し合っていた。
スターリング「リー警部、悔しいがシークレットサービスは君に大きな借りができてしまった」
イザベラは笑顔になる。
スターリング「ありがとう」
リー「こちらこそ」
スターリング「先に行ってるよ」
イザベラ「私からもお礼を言うわ」
イザベラはリーにキスをする。
リー「君との仕事は楽しかった」
リー警部は空港を回る中、カーター刑事の声を耳にし再開する。
カーター「聞いてたぞ、やあ色男。キスされちゃってさあ。振り向かずに歩き去ったところが渋く決まったぜ」
リー「だろ?慣れたもんさ」
カーター「彼女はどこへ?」
リー「ニューヨークへ帰るそうだ」
カーター「ゲートは向こうか?。俺はあっちだ、これでお別れだな」
リー「そうだな」
リー警部とカーター刑事はお別れの挨拶としてハイタッチする。
リー「じゃあなカーター」
カーター「元気でなリー」
二人が離れ離れになると、とっさにリー警部が何か思い出しカーターに何かを言う。
リー「あっ、カーター!」
カーター「何?どうした?」
カーターは再びリーの所へ戻る。
リー「持っていってほしいものがあるんだ」
リーがカーターに受け渡したのは父の形見である警察手帳であった。
カーター「これ親父さんのバッチだろ?こんな大事なものもらえない!
リー「いや、やっと吹っ切れた」
カーター「ありがとな。そうだおれも渡すものがあるんだ」
カーターが取り出したのは1万ドルの現金であり、リー警部はそれを取る。
リー「何だこれ!?」
カーター「1万ドルさ、今朝カジノで稼いできたんだ、付きまくってるんだよ俺」
リー「もらえないよ」
カーター「遠慮するなよ、まだあるから。たまには楽しめよ」
リー「いや、受け取れない」
カーター「枷を外して、思いっきり飛ばなきゃだめだ、何かやりたいことあるだろ?考えてみろよ?」
リー警部は考えの末にほかの旅行客を見て決断する。
リー「一度、マディソン・スクエア・ガーデンへ行きたい、ニックスの試合が見たいんだ」
カーター「ニューヨークか!?」
リー「ファーストクラスで」
カーター「プラザに泊まろう!」
リー「民衆も味見しようぜ」
カーター「いいぞじゃあ!」
リー「どうだ?付き合うか?」
カーター「当然だろ?何回いってもいい」
リーとカーターはスケジュールが決まるとダンスしながらニューヨーク行きの飛行機のゲートへと向かった所で物語は終わる。
最終更新:2017年06月07日 21:39