マスク・オブ・ゾロ(吹替版)のエンディング

ラヴ大尉に兄・ホアキンは殺されて、弟・アレハンドロは復讐のため、かつてはゾロであり妻・エスペランザを失い、娘・エレナがラファエルに奪われ似たもの同士であったディエゴとの大きな困難の修行の末に二代目ゾロとなり。一方でラファエルの陰謀であるメキシコ政府からカリフォルニアを買い取り統治しようとする中で鉱山の場所が発覚されるのを恐れて、証拠隠滅として奴隷と鉱山を爆破・抹殺しようとする中、それを知ったアレハンドロはディエゴと共に鉱山に向かい、アレハンドロは兄を殺したラヴ大尉、ディエゴは宿敵・ラファエルとそれぞれ一騎打ちの末に、ラヴ大尉とラファエルを倒すことに成功し、ディエゴが自分の父だと知ったエレナはアレハンドロの助けもあって爆発寸前に奴隷を解放した。

アレハンドロこと二代目ゾロとエレナはラファエルと一騎打ちしたディエゴの元へ駆けつける。

ディエゴ「終わったな」
アレハンドロ「ええドン・ディエゴ、終わりました」
ディエゴ「しかしゾロ…これからもまた戦わねばならない、それがお前の宿命だ。私のエレナよ…世の中、奇妙なもんだやっと会えたのに都合はわからない」
エレナ「ずっと一緒にいるわ、お父様」

エレナはディエゴの手にキスをする。

ディエゴ「エレナ、母さんにそっくりだ。その眼…その口…その心…アレハンドロ、エレナ…」

ディエゴはアレハンドロ、エレナの手を握り合わせると、ラファエルとの戦いで重傷を負っていたのかエレナを見守る形で息を引き取るとエレナは父であるディエゴを抱きつく。

代わってアレハンドロの家。

アレハンドロ「すると突然稲妻が空に煌き、雷鳴がとどろいた、そして全てが沈黙した、偉大な戦士として知られたゾロは死んだ。人々はこれまでにないほどの壮大な葬式でその英雄の死を弔った、国中からあらゆる者や気高い王者に別れをつけるため」

アレハンドロはエレナとの結婚で生まれた赤ちゃんに、かつて初代ゾロことドン・ディエゴ・デ・ラ・ベガが乳幼児時代のエレナにゾロの伝説を語りつけたように、初代ゾロの伝説を話す。

アレハンドロ「安心しろ大いなるホアキン、その世が語り継がれる限り、おじいちゃんは不滅だ、どんな時代にもゾロは必ず現れる、だれかの助けを求める、彼は現れるんだ。毎晩トルネードに跨って、疾風の如く駆ける、その剣は太陽に輝く、身のこなしの軽やかに!空気を切り裂く!獅子の如く、まるで虎の如く、戦う!」

アレハンドロはゾロの伝説を語り終えた後、それを聞いたエレナは笑顔で見ていた。

アレハンドロ「安全第一でね」
エレナ「それで赤ちゃんを寝かしつけるつもり?」

エレナがそれを言うとアレハンドロは赤ちゃんの額にキスをする。

アレハンドロ「お休み息子」

アレハンドロはそれを言った後、エレナに話をする。

エレナ「私も夢でゾロをみるわ、勇敢な暴れん坊のゾロ。マスクを下はどんな顔なの?」
アレハンドロ「それは素顔を晒さないことだ。どんなに君を愛しても…」

アレハンドロとエレナはキスをする。

エレナ「とても魅力的な人ね、彼はどこにいるのかしら?」
アレハンドロ「知ってる、ゾロはどこにでもいる。」

アレハンドロとエレナは再びキスをすると赤ちゃんの泣き声がかすかに響き、エレナは赤ちゃんの元へ行く。

エレナ「ほら、いい子ね、泣かないで」

アレハンドロが夕日が見える外の出口に向かって廊下を歩くと同時に扉が閉まり、最後はオープニング同様にゾロが剣で画面に向けてZの文字状に斬る。


(終)

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最終更新:2017年06月07日 21:51