とある地下駐車場。
その中で黒い高級車が駐車されていた。
|LE TRANSPORTEUR|(背景黒、文字緑)
運転席にいたのは運び屋のフランク・マーティンであった。
フランクは時計のタイマーの音に気付き、素早く止めた後、音楽を流し、シートベルトをして運転の準備をし黒革の手袋をはめた後、車に内蔵されてるデバイスらしきもののロックを解除するとフランクは運転をし外へと出て道路を走る。
海外沿いの都市が写り、フランクはルール通りに安全運転をし、とある住宅地へと辿り着く。
フランクが待つ中、午後12時となると同時に銀行強盗4人がやって来て手に入れた金をフランクの車に詰める、フランクが待ち合わせしてた場所は銀行であった。
強盗「ほらほら!早くしろ!急げ!早く!」
強盗がお金をフランクの車に詰めると同時にフランクはボタンを押して車のナンバープレートを変更し強盗らはその車に乗る。
強盗「早く!」
フランク「4人いるぞ」
強盗「そんなことしてる場合か俺たち…」
フランク「ルール1、契約厳守、契約では輸送人数3名、体重254キロだ」
強盗「へえ、じゃあこれで再契約だ」
強盗はフランクに拳銃を突き付ける。
フランク「80キロ重くなると、計算の上で積んだガソリンが取れなくなる。」
強盗「じゃあスタンドに寄れよ!」
フランク「途中で止まると姿をさらすことになり、その都度つかまる危険が増す。重量の増加はは今回取り付けたサスペンションの負担にもなり警察に追跡された場合、奮戦が発揮できない。つまりカーチェイスではマシン、優位性が生かせない、つかまる危険が尚、増す。止まるのはごめんだあんただってそうだろ?」
強盗「早く出さねえと、頭ぶち抜くぞ!」
フランク「運転はだれがする?」
後部座席の強盗「撃っちまえ!俺がする!」
フランク「暗号を知らなければエンジンがかからない」
強盗が乗ったフランクの車には警察らしき男らが警戒していた。
フランク「3人で合計254キロ、という契約だ」
契約の厳守に耐え切れず自暴自棄となった強盗のリーダーは拳銃で仲間を殺し、その仲間を外へ出す。
強盗「乗れ!3人で254キロだ!」
フランク「シートベルト」
強盗らはシートベルト使用とするもつかの間、パトカーがやってきてフランクはとっさに車を発進し、手を抜かないパフォーマンスで狭い道路を走る。
フランク「札は大事だろ?」
フランクはアパートの駐車場に着く。
フランク「いよいよだ」
フランクはエンジンを全開し全速力で走る。
警察「気をつけろ!逃がすなよ!」
強盗「どけ×2!」
フランクは隙の無い車の道路を見て、とっさに反対車線へと入る。
強盗「反対車線だ」
そのすきにフランクはパトカーの追跡を振り切り車を走り続ける。
フランクは海岸沿いの歩道を走行し再び車道へともどる。
警察「86号車から本部へ、犯人は海岸通りを逃走中です!」
フランクが走り続ける中、捜査用のパトライトカーが追跡し、フランクは再び海岸沿いの歩道へと入る、カーチェイスの末にパトライトカーは速度オーバーによる安全対策の杭に阻まれる。
フランクは路地沿いに車を止める。
フランク「悪いが革のシートは磨きたてだ。」
強盗は車酔いしたのか吐く。
強盗「目的地へ行ってくれよ」
フランク「まだ」
パトカーが再びフランクの車を追跡し、フランクはゴミ収集車を見て咄嗟に車を止める。
清掃員「大丈夫?」
強盗「サツだ!」
フランクと強盗らは警察による袋のネズミでどうにもならない中、偶然にも柱した走る車の運搬トラックに目をつけ、包囲網突破しトラックのカーゴに乗るが、パトカーが再び追跡をする。
フランク「銃貸してくれ」
強盗のリーダーはフランクに銃を貸すと、フランクはカーゴトラックのロック部分を銃で撃って解除し、それによって放り出された車でパトカーの追跡を振り切り、フランクはカーゴトラックを降りて、列車の貨物線基地内を走行する。
警察「いたぞ!」
フランクはとっさに走っていた列車のわきの倉庫内に入りパトカーの追跡を完全に振り切った。
警察「待て!警察だ!止まれ!」
警察は銃を撃つものの弾切れになる。
警察「また逃げられた!くそっ!」
フランクは依頼人がいる目的地へとたどりつき、強盗から報酬を渡す。
フランク「金が多い」
強盗「アヴィニアンまで行け」
フランク「契約まではここまでだった。契約厳守ルール1だ」
強盗「ルールは破るもんだ」
フランク「断る」
強盗のリーダーはフランクが返した金を受け取る。
強盗「行くぞ。車に乗れ!ほら早く!」
強盗は逃走用の車に乗る。
強盗「乗れよ!」
逃走用の車はフランクの元を立ち去る。
フランクは仕事を終えるとナンバープレートを変更する。
最終更新:2017年07月07日 21:38