妻セナダ・アリマノヴィッチと子供の姉妹2人を持つロマ族の村で暮らすナジフは鉄くずなどのスクラップを売却し生活する中、セナダに流産による病気が襲い掛かり、手術費が足りない中、慈善団体の手助けがあったもののセナダは拒否するが、職員と共に説得し手術によって一命は取り留め、その後、ナジフは友人や兄と共に治療薬を購入して自宅に戻る。
自宅でナジフはセナダを看病していた。
セナダ「ありがとう」
セナダがそれを言うとナジフはコーヒーを注いで、その後、それを飲む。
ナジフ「男のコーヒーだ」
セナダ「強そう」
外は雪で積もっている中、2人の男がナジフの村にやってくる。
隣人「ナジフ」
ナジフ「何だ?」
隣人「電力会社の人だ」
ナジフ「よかった、電気がつくよ」
電力会社に止められた電気が復旧するのを機にナジフはセナダに話す。
ナジフ「ありがたく迎えないと」
ナジフは外を出る。
ナジフ「待ってたよ、助かるよ。本当に来てくれてよかった」
作業員「やあ、元気か?」
ナジフ「ついた?」
作業員「来るのは大変だった」
作業員は電気復旧のため電線の工事をする。
一方でセナダは2人の姉妹の子供の面倒を見ている中、光に気付く。
セナダ「電気が付いたわ。嬉しくないの?」
セナダは隣にいた娘に話す。
作業員は復旧工事を終えた後、ゆっくり降りる。
ナジフ「ありがとう、助かったよ。ご苦労さま」
作業員「元気でな」
ナジフ「じゃあ。ちゃんと通じたか確認しよう」
ナジフが戻ると、サンドラがテレビを着けていた。
セナダ「ついたわ」
ナジフ「そうか」
サンドラ「ドラマ見たい」
変わって一家はテレビを見る。
セナダ「手が冷たい」
サンドラ「DVDは?」
セナダ「いつもの場所にあるわよ」
サンドラ「パパ」
ナジフ「そこじゃないよ」
娘のサンドラはDVDを見ようと準備をする。
サンドラ「分かってる」
ナジフ「水をこぼしたぞ。薪を割ってくるよ」
セナダ「分かった」
ナジフは外で薪割りをし、その後、割った薪を持って家に戻り、暖めようとしたところで終わる。
(終)
最終更新:2017年12月06日 18:16