ボクシング志願のマギーことマーガレット・フィッツジェラルドはボクシングのアドバイザーのフランキーと共に鍛練し、マギーは試合で勝ち続ける中でWBA世界ウォルター級チャンピオンの試合で大きな負傷を負い試合に復帰できず莫大な治療費で治せずにどうにもならない中、保険に入っていたマギーが家族の資産の為ならびに安楽死を要求された末にフランキーはアドレナリンを注入し息を引き取ったマギーにキスした後、病院を立ち去る。
そんな中、同僚のスクラップが病院内にフランキーがいることに気付く。
スクラップ「そして彼は去っていった。心には何も残っていなかっただろう」 |
変わって夜のヒット・ピット・ジム。
スクラップ「私はジムに戻り、彼がいつか戻ってくることを待っていた」 |
ジム内にはスクラップが座っていて。
変わって朝。
スクラップは座り続ける中でドアの開く音に気付き、同僚のデンジャー・ベーチがやってくる。
デンジャー「言われたことを考えましたスクラップさん」
スクラップ「俺は何て言った?」
デンジャー「誰でも一度は負けるって」
スクラップ「その通りだ。グローブを着けてこい。練習だ、再開だ」
デンジャー「俺やりますよ、スクラップ」
デンジャーはパンチのポーズをした後、試合の準備をしようとする。
スクラップは「タフなだけじゃダメだ(翻訳字幕)」のメッセージ看板の上にある過去のボクサーの写真や優勝トロフィーを見る。
スクラップ「フランキーは書置きも残さず消えた。行方は誰も知らない、もし君に会いに許しを求めたのならいるだろう、彼の心には何も残っていなかったと。せめてどこかで安らぎを見つけていることを願う…椙と樫の木以外何もない地の果てのような土地で…そんなのは私の甘い願いに過ぎない…かもしれない。彼がどこにいるにしろ、君のお父さんが本当はどんな男だったか…君に知っておいてほしい」 |
スクラップが語り手として語った後、最後は「アイラのロードサイド食堂」でフランキーと思われる男が映った所で終わる。
最終更新:2017年12月28日 14:56