レディナは真の姿を現し、闇の神殿を崩壊させた。
レディナに眠らされたククもティオのキスによって目を覚ました。
王宮では歓声が上がっていた。
ティオ「母上、お元気になられて何よりです」
女王「ティオ、もうあなたは王子ではありません……」
ティオ「えっ?」
女王「太陽の王として、このマヤナ国を治めるのです」
ティオ「母上……」
女王はティオに王の冠をかぶせる。
イシュマル「太陽王、万歳!!」
一同「万歳!! 太陽王、万歳!!」
一方、のび太たちは日本に戻ろうとしていた。
のび太「じゃあポポル、また会おうね」
ポポル「ポル……」
ドラえもん「大変だ!」
ジャイアン「どうした? ドラえもん!」
「タイムホール」から電流が走り始める。
ドラえもん「『タイムホール』の時空が乱れた。早くしないと帰れないぞ!」
一同「ええっ!?」
のび太「じゃあ、もうここへはこられないの?」
ドラえもん「かもしれない……」
のび太「ポポル、これ、ティオに返しといて……」
ドラえもん「のび太くん、急いで」
のび太「うん……」
ポポル「ぽぽ!」
のび太「ティオ。もう会えないかもしれないけど、君のことはずっと忘れない! さよならティオ……」
ドラえもん「のび太くん!」
ポポルは後を追おうとするが、時空の消滅によって吹き飛んでしまう。
のび太たちは王子役を決めようとしていた。
のび太「ねぇ。王子様の役はやっぱり僕が1番でしょ?」
スネ夫「そんなことないよ。今度は僕にやらせてよ!」
しずか「ああっ、私もやってみたいわ……」
のび太「ええっ? しずかちゃんが!?」
スネ夫「そりゃおかしいよ……」
しずか「あら、そうかしら?」
ジャイアン「あっ、ほんじゃさ、ジャンケンで決めようぜ!」
のび太「うんうん!」
スネ夫「そうしよう」
ドラえもん「いいね、君たちは。ジャンケンで王子様になれるんだから……」
一同「あはははは!」
最終更新:2018年01月09日 22:36