オランダ アーネム 1944年9月。
とある家の中が揺れ始め。
その中でこの家の持ち主と思われる男性が電話で誰かと連絡をしようとしていた中、その妻と息子がやってくる。
妻「何の音かしら?。見るわ」
息子「撃たれるよ」
夫「ドイツ軍の崩壊だ」
妻「じゃ、戦争は終わったの?」
息子「もうじきさ」
妻「でも、あの音は?」
夫「パニックだ」
変わってとある森林。
そこでは数多くの軍隊や難民などが大勢いて、変わって独軍西部戦線司令部に司令官らしき人物がやってくる。
ルントシュテット「始めよう」
兵士「ルントシュテット元帥閣下分。西方総軍総司令官へのご再任おめでとうございます」
ルントシュテット「演説は勝ってからでいい。空軍の状況は?」
兵士「現在のところ…簡潔に…最低限であります」
ルントシュテット「空軍の状況は?」
兵士「同じく最低限で」
ルントシュテット「戦車、中隊、補充兵は?」
兵士「同じく」
ルントシュテット「士気は?」
ルントシュテットはそれを言うと椅子に座る。
ルントシュテット「皆無か…」
兵士「どう対処すれば?」
ルントシュテット「戦争を終わらせろ」
兵士らは笑う。
ルントシュテット「何がおかしい」
兵士「連戦連勝の閣下を信頼しております」
ルントシュテット「まあ、見ておれ」
ルントシュテットは立ち上がる。
ルントシュテット「まずは士気を鼓舞し軍を立て直さなければ。敵のオランダ侵攻はいつ頃か」
兵士「しばらくはベルギーに足止めでしょう。補給のためです」
ルントシュテット「我が軍の撤退が早すぎて追いつけんのだ」
最終更新:2018年02月06日 17:24