朝鮮戦争で戦った経歴を持つウォルト・コワルスキーは妻・ドロシーを亡くして以降、親戚以外の他人と関わらなくなった中で不良らとアジア系モン族のロー一家のトラブルに巻き込まれ、その一家を助けてその中で少年タオと出会ったのを機にその家族と共に交流することを考えるようになりタオを息子のように扱う中、タオの姉のスー含む家族らが不良に執拗に迫られ続けるようになり、ロー一家を守るためウォルトは余命が近づいていることを悟り決断の末に教会で祈った後、不良らの家へと行き自ら生贄となり濡れ衣を着せる形で抵抗せずに不良らにマシンガンなどの一斉攻撃を浴びせられ射殺された。
その後、ウォルトが射殺された現場にパトカーと警官がやってきて、ウォルトが射殺されたのを聞きタオが車から降りてウォルトの元へ行こうとする。
警官「はい、巡査部長」
タオ「どうしたんです?」
警官「下がってろ」
タオ「友達なんです!」
警官「下がってろと行ってるんだ!」「おい、聞こえないのか?下がってろ」
タオ「何があったんですか?友達なんだ!」
警官「話してくれ」
通訳の警官「ライターを出しかけ、撃たれた。銃は持たず丸腰だった。目撃者がいる。長期刑になる」
通訳担当の警官の証言から、タオはスーとその家族から不良を追い出そうとウォルトが自ら犠牲になったのを知る。
警官「巡査、みんなを外に出せ」
チェン「下がっててくれ」
スーはウォルトの死に涙を流し、ウォルトを殺した不良らが取り押さえられていた。
警官「こいつを連行しろ連れてけ!」
ウォルトを殺した不良らは連行される中、タオの服にはウォルトから貰った朝鮮戦争の勲章が付けてあった。
変わってローの一家はウォルトの葬儀へ行こうとタクシーに乗って、次に教会ではウォルトの葬儀が行われていた中、牧師が参列者に語り掛ける。
牧師「以前、ウォルト・コワルスキーに言われました。私は生と死をわかっていないと。それは私が頭でっかちのいい年をした童貞男で面倒深いばあさんの手を握っては永遠を約束してるからだと。ウォルトは思ったままが正直に言ったのでしょう。でもその通りです。私はウォルトと会うまで、生と死について何も知りませんでした。彼に教えられました。」
変わってコワルスキーの親戚らがウォルトが残した遺書を相続人が表明しようとしていた。
スティーブ「それはだれのことだ?」
相続人「ドロシーも喜ぶと思うので自宅は教会に寄付する。いよいよ最後の遺品です。ここもまた言葉遣いはご容赦下さい。コワルスキー遺言状書かれたままに読んでいますので。そして1972年型グラン・トリノを贈る相手は…我が友タオ・バン・ロア。ただし以下を条件とする。タコス野郎みたいにルーフをとっぱらないこと。白人の貧乏くさい田舎ものみたいに馬鹿らしい炎のペイントをしない事。アジアのクズ共みたいにみっともないリアスポイラーをつけないこと。あれは本当に最低だ。3つを守れればあの車をお前のものだ」
タオは笑顔になり変わってタオは愛犬と共にウォルトの遺品であるグラン・トリノを運転し道路を走ったところで終わる。
最終更新:2018年10月01日 22:08