とある高い山の景色が映されると同時にナレーションが語り始める。
|日本は剣によってつくられたといわれます。
古の神々が剣を海に浸し引き上げた時、四つの雫がしたたり落ち、その雫が日本列島になったのだとか…
しかし私は思うのです、日本を作ったのは一握りの勇者だと…
彼ら戦士が命をかけて守ったのは今や忘れられつつある言葉…名誉。|
ナレーションが語り終えた後、丸刈りの男性が農民がいる畑の上の丘で目をつぶりながら瞑想していた。
変わって武者や侍などが森林で白虎と戦う場面となった後、丸刈りの男性は目開ける。
とあるアメリカの舞台場の準備室。
そこにはネイサン・オールグレンという男性が座っていた。
司会「紳士淑女の皆さん!トゥ・ウィンチェスター社はアメリカ陸軍御用達の全軍一の兵器メーカーでありますが、本日は建国100年を祝い正真正銘の米軍をここにお連れしました。だれよりも多くの栄誉に輝く勇士であるこの方はギティスバーグの活躍によって国家最高の栄誉賞を受賞されております。かつて第4兵隊に所属しインディアンとの戦いで見事に勝利を収められました。紳士淑女の皆さん、大きな拍手でお迎えを。キャプテン・ネイサン・オールグレン!」
司会がオープニングセレモニーを語り終えた後、バンドグループが歌い出すと同時に客らはネイサンが来るのに拍手をする。
司会「ネイサン・オールグレン隊!さあどうぞ!」
司会が言おうとするがネイサンは来ない。
司会「ちょっと失礼、少々お待ちを」
司会はネイサンがいる準備室へと行く。
司会「何やってんだオールグレン!早く出ろ!出なかったらお前は首だ!とっととやれ!早く!」
司会の言う通りにネイサンはステージの舞台に出て、客らに話すと同時に裏側のミニチュアが動く。
ネイサン「さて皆さんこれこそが全貌征服しつつある銃であります。お前はこの私も幾度となく取り囲まれてしまったのです。牙を剥く敵に…この銃が無ければ私は間違いなく悲惨な最期をとげていたでしょう。一つ申し上げますインディアンってやつは実に恐ろしい敵であります。もしも捕まっていたら私は頭の皮を剥ぎとられていたはずです。そして頭蓋骨丸出しでここに立っていることでしょう」
ネイサンの武勇伝を聞いた客は笑う。
ネイサン「スー族との戦いで殺された仲間たちのように…裸にされ切り刻まれ…腐っていったんだ…」
ネイサンはライフルを取り出す。
ネイサン「さてこの銃は73年型レバーアクションのトラッパー。7連発で有効射程は…400m毎秒1発。これで人を撃ったら、どうなるかわかる?。お腹に15センチの穴が開く。ほんとさお嬢さん。すごい銃だいちいち弾をこめずに6、7人の敵を殺すことができる。装弾鋼は特許取得、扱いは極めて簡単」
ネイサンはライフルを遠い物に向けて発砲しその性能を客に見せて威圧させる。
ネイサン「この銃で殺された人々に感謝。彼らのおかげで改良に改良を重ね商売繁盛です。ご注文はこのマッケイブさんに」
ネイサンは持っていたライフルをマッケイブに投げ渡す。
ネイサン「後はよろしく…」
ネイサンはステージを立ち去る。
最終更新:2018年10月01日 22:50