配給会社のオープニングが流れた後、セピア映像として港にいる多くの人々がタイタニック号の出航を見届ける。
変わって夜の波打つ海となり映画のタイトルが表示される。
とある海原の深海。
そこに多くの海底探査機が何かを探していた。
ブロック「13メートル。もう見えるぞ。上昇して船主の手摺を超えろ」
ブロック・ロベットらが乗った海底探査機の先には沈没したタイタニック号があった。
ブロック「ミール2号。船主の上部へ出るぞついてこい」
海底探査機はタイタニック号の上部へ行く。
ブロック「静かにしろビデオを回すぞ。闇の中にぽつりと浮かびあがる幽霊船。見る度にはっと息をのむ。残骸と化したこの悲劇の豪華客船は、1912年4月15日、午前2時30分。深海の底へ沈んで以来、今もここに眠っている」
ルイス「何気取ってんだよボス」
同僚のルイスがそう言うと2人は笑う。
沈没したタイタニック号の捜索を続ける。
ブロック「6度目の潜水。タイタニック号のデッキの上にいる。水深2.5マイル、3821メートルの海底だ。外の水圧は1平方センチ辺り、約500キロ。厚さ23センチのこの窓が割れたら一瞬にして全員さよならだ。よ~し解説はここまで。昨日と同じ士官居住区の屋根につけてくれ」
ルイス「了解」
海底探査機はタイタニック号上部を探査し続ける。
ブロック「ミール2号。こっちは大階段の上にすぐ上に停止する。探査を始められるか?」
技師「オーケー、ボス」「ダンキン発信します」「いいぞ」
他の技師は遠隔探査機ダンキンを射出し、タイタニック号内部を探索する。
技師「ケーブルを伸ばせ」「ケーブルを伸ばします」「オーライ」
ダンキンはタイタニック号側面に移動する。
技師「よし、いいぞ船体に沿って降下中」
ブロック「ああ了解、その場で下がって 1等船客用の入口を入りDデッキを探査してくれ。レセプション・エリアから食堂一体だ」
技師「了解」
ダンキンは空いた穴から食堂室内へ入る。
ルイス「ケーブルを伸ばせ」
アナトリー「オーケー」
ブロック「そこを抜けて、左だ、そこは左だ」
ルイス「左なわかってる」
ブロック「スヌープ・ドック探査開始。階段の吹き抜けを降下。よーしそのままBデッキまで降りろ。ここはAデッキだ」
ルイス「ケーブルを伸ばして」
ブロック「Bデッキだそこだそこ入って」
ダンキンはBデッキに入り探査の中、床下には数多くの遺品があった。
ブロック「狭い入口だ。枠にぶつけないように気をつけろ」
ルイス「ちゃんと見てるよ」
ブロック「下げろ。もっと下げて」
ルイス「いいから、任しときな」
ダンキンが一等級の客室らしきところを探査する。
ブロック「よーし、ゆっくり旋回しろ。ゆっくりだぞ」
技師「ケーブルがもう限界だ」
ブロック「壁、気を付けろよ」
技師「ボス、ピアノのある場所まで到達しました」
ブロック「了解。そう…ずっと進んで…。ああ、そこそこ。これだこれ、寝室のドアだ」
ルイス「見えてるよ、焦りなさんな」
ダンキンは寝室へ入る。
ルイス「よーし来たぞ、目指す寝室に到達だ」
ブロック「こいつがあのホックリーの寝たベットか」
ルイス「だれだ?風呂の出しっぱなしにしたのは」
ブロック「ちょっと待った。おい、右の方へ戻ってくれ。衣裳戸棚の扉だ寄って」
ブロックは何かに気付いたのかダンキンは衣装戸棚の所へ行く。
ルイス「なんか匂うかいボス?」
ブロック「下に何かあるか見たい」
ルイス「それではお手を拝借。よ~し来い」
ダンキンは作業用アームを展開し残骸・瓦礫を退けようとする。
ブロック「気を付けろ崩れるぞ」
ルイス「あいよ」
ブロック「よし持ち上げろとドアをどけるんだ。ひっくり返せ引っ張れ。いいぞ、そうそう、よ~し。そこで落とせ」
ルイスは慎重に作業しダンキンはドアをどけると、そこには金庫があった。
ルイス「お~、見てよ×2、ボス。金庫だぜ」
ブロック「みんなに給料が払えるぞ」
最終更新:2018年10月01日 22:52