小島が数多くある夜の海原。
そこ一機の小型飛行機が飛行していた。
操縦士ら「ビーコンが切れた」
「ヤバい!×2」
「おい、コースは!」
「コントロールできない」
「機首を上げろ!機首を上げるんだ!」
操縦士はそう言うのも束の間、その小型飛行機は海に入る形で墜落する。
変わって砂浜の小港。
男性であるジャレットが脱水機で木製の船の甲板の水を抜く中、サムが犬を連れてやってくる。
サム「ねえ」
ジャレット「よお」
サム「いい匂いね。美味しそうだわ」
ジャレット「なあ、得意のチリとポークレットだ。何だ?」
サム「この前、あれ作った時は。元カノがこの島に来たときだったわ。その前は妊娠した犬を拾って…しかも蚤だらけで汚い犬。」
ジャレット「こないだみたいにでかい嵐が来た後は…トム・ジャクソンは覚えてる?やつが金の十字架を見つけた。バラストの石の山から。今度のハリケーンでも埋もれた難破船がたくさん出てきてるはずだ」
サム「それがきっかけな訳?。チリを料理した」
ジャレット「とにかく宝探しに出なきゃ」
サム「仕事やめたの?」
ジャレット「いいやクビだ。でもそれは計画のうちさ。何とかポンプを動かして、ボートを直して、お宝発見だ。後は気ままに暮らそう」
サム「今も気ままよ」
ジャレット「でもリッチじゃ…」
ジャレットがそう言う中、ずっこけて脆い木板が貫く形で片足がはまる。
サム「大丈夫?。どう、見せて」
サムはジャレットの元へ行き、サムの片足を引っ張り上げる。
ジャレット「大丈夫だ」
サム「ジャレット…」
ジャレット「ボロボートで…」
サム「あなたと一緒なら、ボロと幸せよ」
ジャレット「そう言われると、グッとくるよ」
ジャレットとサムがキスする中で誰かが2人を呼び掛ける。
ベイツ「おい…おい!。大丈夫か?」
サム「ええ」
ジャレット「ちょこっと、穴を塞いでたところだ。」
サム「もう…。シーロビン号かっこいいわね」
ベイツ「ああ、仕上がったばかりだ。嵐が来る前から海に出して毎日、財宝探しだ」
ジャレット「何探してる。タイタニックはもう見つかったぞ。知らないのか?」
ベイツ「サラバッカ出てきた船か?俺は金や銀のものしか狙ってないからな。そうだ、サム。ほら!」
ベイツがそう言うと2人の元に何かを投げサムはそれを取ると古い指輪であった。
ベイツ「現場を爆破して見つけた。石はその男が見つけてくれるかもよ。そのボート酷いな。俺の部下に修理させようか?」
ジャレット「いや、これくらい大丈夫。自分でやれる」
ベイツ「そうか…まあ、言って見ただけさ。噂じゃ失業したって?またうちで働けよ」
ジャレット「やめとく。自分の計画がある。でもなんか下儲け仕事なら請け負ってやっていいよ、儲けは半々に分けるってことで」
ベイツ「そんなボートじゃ、金貨が集まった宝とか見つからないぞ!。俺だって最初にしては当てるまで10年かかったからな。とにかく俺は本気だ。仕事がしたくなったら連絡しろ。出せ!」
ジャレット「マックイーン!本物の船長の下で働きたくなったら俺に連絡しろ」
ベイツ「その船で船長か?水は普通、船の外にあるもんだ。じゃあなサム」
ベイツの船・シーロビン号は2人の元を離れる。
最終更新:2018年11月05日 21:38