エリーズはフランクと接触したのを機に、フランクが7億ドルを脱税ならびに2億円奪ったアレクサンダーと疑うマフィアと警察に双方追われ。エリーズはロンドン市警の潜入捜査官で様々な事態に巻き込まれた末にジョン・アチソン警部にアレクサンダーの身柄引き渡しを持ちかけ、エリーズがフランクの元へ行くがレジナルド・ショーを筆頭とするマフィアがフランクにその部屋にあった金庫を開けるように脅される中、事前に張り込んでいた警官の狙撃部隊によってショーとその一味は射殺された。
ジョン警部を筆頭に捜査官らが現場にいた2人の元へやってきて、エリーズは無線を外す。
ジョーンズ「無事だったか?」
エリーズ「はい」
ジョーンズ「ウォード、君の停職は解除する」
エリーズ「感謝します」
ジョーンズ「君の任務を解く、今日限りで解雇だ」
エリーズ「感謝します」
警官「逮捕しました!アレクサンダー・ピアース逮捕!」
ジョン「どこで?」
警官「そちらの現場から3mほど南の路上です」
警察官らはアレクサンダーの元へと行く。
フランク「僕は愛してる。」
エリーズ「愛してる」
フランク「アレクサンダー・ピアースのことはどうなったの?」
エリーズ「彼も愛してる、残念ながら」
フランク「じゃあいい、解決方法がある」
するとフランクが再び金庫の解除コードを入力すると金庫の扉が開き、そこにはたくさんのお金の帳簿が入っており、フランクこそがアレクサンダー・ピアースであった。
フランク「一緒にいてくれる?」
フランクがアレクサンダーと知りながらもエリーズはキスをする。
一方でジョン率いる警察官らアレクサンダーを取り押さえた現場に向かう。
ジョン「いい、立たせろ」
警察「ただのツーリストだ」
警察が男のパスポートをジョーンズ警部に渡すとローレンス・メイソンという別人であった。
ローレンス「ほんとだよ、逮捕するかもしれないと言われてた」
ジョン「何?」
ローレンス「だが、釈放されるって…何もしてないから、僕にメールを送ってきた男だ」
ジョン「メールを?」
ローレンス「あと、もちろん金も」
ジョンはローレンスの携帯を見ると画面のメッセージにはエリーズが指示通りにいった場所である「パリのカフェ、リヨン駅」と書かれてあった。
ジョン「ああ、ちょっと手入れさせてくれ。よくわからないんで。君は会ったことのない男から金を受け取り、メールの指示に従って言われるもどこに行ってたのか?」
ローレンス「そうね、いいとこばっかりだった」
その男が囮だと既に騙された警官らは即座にフランクとエリーズがいた場所に駆け付け、金庫の施錠を小型爆弾で壊す。
警官「どうぞ」
ジョーンズ警部は金庫の中身を確認すると、そこにはアレクサンダーが脱税した7億ドルの小切手があった。
ジョーンズ「7億4千4万ポンド。アチソン警部、この事件はこれにて一件落着だ。月曜日に報告書を出したまえ。」
ジョン「いいえ…ですが」
ジョーンズ「税金は還納された」
ジョン「そうです、ピアースは14カ国で指名手配されている犯罪者です」
ジョーンズ「だが、彼は何をした?。実際、彼が盗んだのはギャングからだ、死んだギャング。女性の趣味もいい、正直言ってうらやましいよ」
ジョーンズが立ち去ると、ジョンは朝となった外の港の景色を見て、その中で動いているボートを見る。
そのボートにはフランクとエリーズが乗っていた。
エリーズ「美容整形に2千万ドルもかけて、選んだ顔がそれ?」
フランク「気にいらない?」
エリーズ「我慢する」
エリーズがそれを言うと、そのボートの帆が開いたところで終わる。
最終更新:2017年07月07日 22:05