アメリカのとある市街地。
町中で人々が歩く中、一人のFBI捜査官がマイルズ・ジャクソンを監視していた。
捜査官「ホテルを出ました。4点の特徴がマッチします」
一方で覆面トラックでジョージ・エイキンは無線を耳にしながら監視カメラのモニターでマイルズの様子を監視していた。
ジョージ「ピーターがロイヤル通りの200番街にいる」
捜査官(無線)『手の空いているものは全員直ちに急行して、出動しろ!』
捜査官「バーボンに向かう模様、尾行します」
捜査官(無線)『ぬかるなよ』
ジョージ「まだ、逃がしてたまるか!」
無線を傍受した他の捜査官はマイルズの様子をうかがっていた。
捜査官「位置についた、こっち向かってくる!」
デジカメを持っていた捜査官はマイルズの顔を映し覆面トラックに送る。
ジョージ「待機しろ」
捜査官「警察官がこちらに…」
ジョージ「黙れ!」
ジョージはパソコンのモニター顔の複合を行うと一致になる。
ジョージ「マッチ!全チーム、マイルズ・ジャクソンに間違いない!。悪魔ってのはこいつのことだトランス・アトランティック211便を墜落させフランクフルトのアメリカ大使館を爆破、ブラジルでは自分のドジを漏らした兄貴をばらした。今日こそ捕まえるぞ!」
一方でジョージの無線を聞いた捜査官らは歩いているマイルズをひそかに監視していた。
捜査官「お探しだ」
「携帯電話を出したわ」
覆面トラック。
マイルズの様子を兼ねて他の捜査官の動向を監視カメラのモニターを通じて見ていた。
捜査官「電話を出しています」
捜査官らは他の捜査官に電話をする。
ジョージ「おい!通話を聞かせろ!」
捜査官「発信側で暗号化されています」
サミュエルは携帯電話を切り、無線で覆面トラック側に通話をする。
捜査官「15分だ。パーミッションの波止場の上で会う。武器の受け渡しもそこでするそうだ」
捜査官(無線)『現場のカメラは3台、バンの中に一台しかける。チームは手伝ってくれ』
ジョージ「サミュエル。わかってるか?弟に会いたかったら俺の言う通りにしろ。マイルズの身柄と武器は抑えた。助手らは自由だいいな?」
サミュエル「了解」
ジョージ「無礼者だ」
一方でマイルズは建物の中におり他の捜査官がその様子を見ていた。
捜査官「止まったぞ」
マイルズ「…ポーンはA7へ。ルークでブロック。ウィンをとられて万事休す。だが、ポーンを取得するならマシだ」
マイルズはチェスのルールを客に教えた後、歩く。
捜査官「やつは東へ」
マイルズは口笛を吹いてタクシーを止める。
捜査官「タクシーを拾った。6班が90m後でリレーを回しています」
覆面トラック。
捜査官「警察にマイルズの写真を送り波止場周辺を封鎖させろ」
ジョージ「わかった」
捜査官「あの…初回の報告は…」
ジョージ「いらん」
捜査官「マイルズ絡みの取引は2年振りですよ。独断で進めていいんですか?」
ジョージ「取引はさせない。サミュエルとジョシュアはマイルズを誘きだす為の囮だ。全員、逮捕する!。星を取り逃がさないぞ!」
一方でダニー・フィッシャーとハンク・カーヴァーはパトカーでマイルズの取引き先である波止場へと向かっていた。
ハンク「どうすんだ?モーリーにプロポーズするのか?。普通はさ女と同棲したら次はこんにゃくみてえになる」
ダニー「ハンク、まだ2週間た」
ハンク「だから?」
ダニー「今まで、お前は何人と同棲したんだ?」
ハンク「俺はセクシーだからいいんだよ。とにかくさ、お前みたいなゴリラ、モリーとは釣り合わないんだから逃げられないようにしろよ」
一方でマイルズの乗ったタクシーは波止場に到着する。
捜査官「後2分で到着。カメラは異常なし」
囮捜査官であるサミュエルらはマイルズを待っており、マイルズがタクシーに降りるとサミュエルと対面する。
マイルズ「時間厳守だなサミュエル」
覆面トラック。
捜査官「音がきた、よく聞こえる。OK。準備完了です」
ジョージ「全員合図を待て。マイルズに武器の在処を案内させたら…取り押さえるぞ!」
波止場。
マイルズ「よし…じゃあ手順を説明する。ブリーフケースをもらったら…引換に武器の場所を入れたデータを渡す。簡単だろ?」
サミュエル「難しい」
覆面トラック。
ジョージ「おい、ふざけんなよ…」
波止場。
マイルズ「難しいって何が…?」
サミュエル「はめたんだ」
サミェエルは耳につけた無線機を投げる。
サミュエル「FBIが見てる」
サミェエルが指を指した先には周囲に監視カメラが多くあった。
サミュエル「あれだ、監視カメラだ。だからあんたはここで…弟の解放なんて嘘っぱちだ」
サミェエルはマイルズに向けてハンドガンを発砲する。
サミュエル「30分後にレインチャートレイク飛行場だ。弟を連れてきたらマイルズは渡す。それまで息をしてたらな」
サミェエルは監視カメラに向けてそう言った後、その一同はその監視カメラを銃器で破壊する。
覆面トラック。
オペレーターA「どうなってんだ」
ジョージ「もたもたするな!周囲の映像を出せ!。早く」
オペレーターB「了解」
ジョージの乗った覆面トラックはサミュエルの元へ急行する。
サミュエルは部下と共にマイルズを連れ出し、自動車に入れる。
覆面トラック。
オペレーターA「橋の手前でつかまえないと面倒です」
ジョージ「ジョシュアは今、どこにいる?サミュエルは助けにいくはずだ」
オペレーターA「まだ取引が…」
ジョージ「いいから早く!」
一方でサミュエルはマイルズを乗せた車の後ろ扉を開ける。
サミュエル「FBIから教わった包囲網。裏をかくんだ」
捜査官「わかった」
サミュエル「大丈夫か?」
サミェエルがそう言うと射殺されたマイルズは目を覚ます。
マイルズ「酷い痣になっちまうぜ」
マイルズはサミュエルと手を組んでおり、死亡を装うため防弾チョッキを着ていた。
サミュエル「弾は無事らしい」
ダニーとハンクの乗ったパトカー。
ハンク「FBIなんて役立たずだ。おれたちには緊急出動させるくせにハリケーンで街が水没した時は五日も助けに来なかった。ほんとにむかつく連中だよ」
ハンクの前にある小型モニターにマイルズの写真が映る。
ダニー「おい、何だこいつ?武器の密輸にスパイ活動…殺人!?。放射能爆弾2発を密売したが、後に2発もってるぞ」
ハンク「こっちはせいいっぱい何だ…ごたごたは他所でやってくれよな…カンザス…アイルランド語で…」
ダニー「ヘル神経」
ダニーはそう言うと警察からの無線が鳴る。
無線『コード・ブラック発令。FBIから新要請です。被疑者は男性8名。レインチャートレイク飛行場に向けて逃走中』
ハンク「またはFBIの尻揉みかよ」
ダニー「びっくりか?」
ダニーそう言って2人で笑い、現場へと急行する。
覆面トラック。
オペレーターA「隠れ家が襲われて、ジョシュアが連れ去られました」
オペレーターB「また、マイルズだ」
オペレーターA「サミュエルのことはどうします?」
ジョージ「捕まえろ!」
マイルズとサミュエルは自動車におり取引きをしていた。
サミュエル「5パーセントを救い出した。弟を助けたお礼だよ。隠れ家で何か問題か?」
マイルズ「俺か?別に?殺された二人の護衛は問題ある」
サミュエル「弟は飛行場に?」
マイルズ「ああ、着いてる。電話してやれよ」
サミュエルは携帯電話で弟と会話しようとする。
マイルズ「全く皮肉だよな。この御大層な囮作戦のためにFBIがお前の弟を抑えたことに俺が気付かなかった、お前は裏切ってた筈だ。そうしたら俺は大損しておそらくFBIにつかまり、お前とお前の馬鹿な弟は南フランスにでも高飛びしてたんだな」
マイルズはそう言うとを携帯を取り出し会話する。
マイルズ「ああ、もしもし。ジョシュアは今、電話に出られない。だが、ありがとよって」
マイルズがそう言うと、サミュエルを刺殺し、口笛をひきながら後部座席の扉を開ける。
マイルズ「常套手段を知ってるか?一方の車で追手を引き付け、別な車で静かに逃げる」
FBIを筆頭とする警察車両は現場へと急行する。
マイルズ「あばよ」
サミュエルの車両の運転手は殺され、待っていたエリカ・ケッセンの元へ行く。
マイルズ「時間通りだな」
エリカ「いつもじゃない?」
エリカがそう言うとマイルズにキスをする。
エリカ「見せて」
エリカの言う通りマイルズがケースを開けるとそこにはを数百の小さいダイヤモンドがあった。
マイルズ「やっと念願の車を買ってやれる」
エリカ「運転するわ」
2人は車に乗る。
一方でダニーとハンクはマイルズの行方を追う。
無線『FBIからの最新情報。マイルズ・ジャクソンは現在も逃走中。ルイジアナナンバーACM873、例のバン』
ダニー「14号車、ボーダーラインへ向かう。止まれ」
ダニーは赤信号であることに気付きハンクは咄嗟にブレーキをかける。
ハンク「ああ、悪い。トレーラーが見えなかった」
ハンクがそう言う中、ダニーはエリカに気付き不審に思う。
ダニー「引き返せ」
ハンク「え、何言ってんだ?トラック中だぞ」
ダニー「さっきの女だ、車に乗ってた」
ハンク「ホントかよ…よし!」
映像の証拠に目を付けたダニーの指示でハンクは引き返しエリカの車両を追う。
ダニー「止まって下さい!」
ダニーはエリカの車を停車させる。
ハンク「おい、ダニー。無線聞いただろ。逃げた男の車はグレーのバンだって、言ってたぞ」
ダニー「職務質問だ」
ハンク「時間通りだ」
ダニーとハンクはエリカの元へ行く。
ハンク「免許証を見せてください」
エリカ「こんばんは。何かしました?」
ハンク「こんばんは。登録証を見せてください」
エリカ「ええ、もちろん」
エリカは登録証が入っているケースを開けると、中には拳銃二丁が入っていた。
エリカ「問題がないと、いいんだけど…これでいいかしら?」
エリカは登録証と免許証をみせる。
ハンク「ええ、問題ありません。きれいな娘さん。こんなところお一人で運転ですか?」
エリカ「一人が好きなの、寂しい時もあるけど」
ハンク「少しお待ちを…」
エリカ「ええ…いいですよ」
ハンクはダニーに手話で合図をする。
ハンク「はい結構です。そうだ、僕の名刺です寂しい時でも」
ダニー「トランクを開けさせろ!」
ハンク「いいとこだったのに何なんだよ…」
ダニー「開けさせろ!」
ハンク「トランクをちょっと…」
ハンクがそういた瞬間、車の後部のトランクが開き、マイルズが不意打ちの発砲攻撃を放つ。
ダニー「銃だ!」
銃撃戦となり2人は回避し、エリカとマイルズはその隙に逃走する中でダニーは拳銃を発砲して駆け足で追跡する。
マイルズ「こりゃ、面白くなってきたぞ!」
エリカ「任せて」
マイルズは前方座席に移動する。
ダニーはハンクの元へ行く。
ダニー「銃撃だ、警官を撃たれた!大丈夫か?どこ撃たれた?」
ハンク「ああ、ケツやられた!」
ダニー「トランクは?」
ハンク「黙れ!」
ダニー「傷を抑えてろ!3分で来る!」
ダニーはマイルズとエリカの乗った車を追おうとする。
ハンク「おい!馬鹿な気を起こすな!応援を待て!無茶するなダーリン!」
マイルズとエリカは車で逃走する。
エリカ「追ってくるわ」
マイルズ「いいか、左だ。お前はそっちを見てろ」
エリカ「わかった」
ダニーは狭い路地を走り近道をして奇襲しようとしていた。
ダニー「間もなく追跡中。マイルズを襲うなら今だ!車はゴールドのBMW!」
マイルズ「来るぞ!」
マイルズはそう言うとダニーに向けて拳銃を発砲する。
エリカ「どうすんの?ねぇ?どっち?」
マイルズ「セントフロートを左、橋さえ渡れば、絶対逃げ切れる。大丈夫だ!約束する!」
エリカ「邪魔よ!」
ダニーは近道で追う中、拳銃を落としてしまい追って来た犬に加えられ、ダニーは間に合わないのか無視してマイルズを追跡する中でマイルズの車を目にする。
ダニー「フィッシャー巡査だ。追跡続行中!車は左へ向かった!」
マイルズ「橋まで10ブロックだ!振り切ったな!」
ダニーは先回りして港周辺と思われる場所でモーターボードがあるのにトレーラーに装備されたモーターボードを下ろして車を足止めようとする。
マイルズ「ボードだ!」
マイルズとエリカの乗った車はモーターボートに激突し横転する。
ダニーは弾みで飛んだ拳銃を拾う。
マイルズ「出ろ!早く出ろ!」
ダニー「動くな!両手を挙げろ!」
エリカ「マイルズ!」
ダニー「早く!」
マイルズ「走れ!」
マイルズの合図でエリカは走る中、やってきた車に轢かれる。
マイルズ「エリカー!」
ダニー「止まれ!中にいろ!外に出るな!手を挙げろ!」
エリカを轢いた車は止まる。
マイルズ「誰だ!おまえ!」
ダニー「跪け!」
マイルズ「お前の名前を教えろ!。フィッシャー巡査か…お前を忘れないぞ!」
マイルズは死んだエリカを見てダニーに一言を言う中、警察車両がやってくる。
ダニー「さあ!跪け!」
ダニーの言う通りにマイルズは両手を頭に置き跪く。
最終更新:2019年01月03日 19:06