ボスニアの教会の礼拝堂内。
そこでは司祭が儀式の歌を歌う中で赤ちゃんを抱え込んだその一人がろうそくを持ちながらその儀式を行う。
|THE PEACEMAKER|(背景黒、文字白)
その儀式を見ていた参列客のうちの一人であるスーツを着た老人が何らかの小型の装置をいじり、隣にいた女性に耳を向けて話した後、その場を離れて廊下へ出て携帯電話で話す中、後ろから一人の男性がやってくる。
老人「大臣だね?。変だな誰からの電話かな」
男性「俺だ」
老人「何の用だ。明日まで待てんのか?」
その老人がそう言うと男性はサイレンサー付きのハンドガンを取り出す。
男性「待てない」
男性がそういった後、その老人を射殺しその場を離れる。
変わってロシアのチェリャビンスクのカルタリ・ミサイル基地。
検問所となるゲート前に緑色の車が来て運転手で隊長となる軍人が車から降りる。
変わって基地内において1台のジープか機関車の車両基地となる倉庫に到着しその大量はジープから降りて、その倉庫内ではミサイルの運搬が行われていた中でその軍人は列車に乗る中で兵士に話しかける。
隊長「核兵器削減協議会の実行指令は出たか?」
兵士「はい、やむを得ません」
隊長「何か不満でも?」
兵士「核兵器解体が軍人の仕事で?」
隊長「世界が変わったのだ。我々も変わらねば」
隊長は兵士にそう言った後、列車の貨物車両に搭載されていた装置のボタンを押して貨物車の扉を閉める中で倉庫内に別の一台のジープが来てアレクサンドル・コドルフ将軍が降りてきて隊長に話す。
コドルフ「準備は?」
隊長「整いました」
コドルフ「幸運を」
隊長「ありがとうございます」
隊長とその兵士は列車内に乗ると、その蒸気機関車は発進し広大な草原を走る。
客室内では兵士らが眠っている中で隊長は不眠であった中、もう一編成の機関車が蒸気機関車を追いかける形で走っており車内にいた攻撃部隊は核ミサイルを搭載した蒸気機関車へと乗り込み後部車両で見張っていた兵士を暗殺し列車内の電源を落とすとその隊長は異変に気付く。
外を見ると隣にもう1編成の機関車が走っていることに気づく一方でその攻撃部隊らは客車内にいた兵士らを一斉に射殺し同時に気付いたコドロフ将軍が隊長を指示し、その隊長は貨物車両の扉を開けると、その攻撃部隊は貨物車両内へと入り中にあったミサイルを隣の機関車の貨物車両に移しており、隊長とコドロフはその様子を見ていた。
隊長「あいつは何してる!」
一方で攻撃部隊はミサイルにあった装置に何らかの施しをした後、将軍は攻撃部隊に合図をさせ、他の攻撃部隊は線路の分岐点を変更し、攻撃部隊が乗っていた機関車はトンネルのすぐ近くで停止する。
コドロフ「8分40秒だ。グズグズするな」
隊長「大変だ」
一方、ミサイルが搭載された蒸気機関車は特急車両に向かって走り、それに気づいた運転手は緊急停止し即座に外に飛び降りる。
線路付近の住宅街で寝ていた夫婦は窓から列車同士が衝突し爆発したのに気づく。
隊長「爆発する」
コドロフ「落ち着け」
隊長「やられる」
コドロフ「15キロ離れた山中だぞ」
隊長「約束の金を」
コドロフ「軍人がだらしない」
隊長「怖い」
コドロフ「それでも軍人か」
隊長「そう言われても怖い」
コドロフ「残念だな」
コドロフはそう言うとその隊長を射殺する。
コドロフ「片付けろ」
一方で列車同士が衝突し燃え上がる中でミサイルに施された装置のカウントダウンが続き、その夫婦は様子を見ようとする中で大きな眩い光が二人に浴びた後、核ミサイルが爆発してその夫婦は巻き込まれる。
最終更新:2019年01月03日 19:32