魔法少女リリカルなのはvividLIFEの第1話

高町ヴィヴィオの朝は早い。

早朝5時。ヴィヴィオがベッドから起き、着替えていく

なのは「いってらっしゃ-い」

彼女の一日は日課の早朝ランニングから始まる。

ヴィヴィオが走っていき―――目覚めた。
ヴィヴィオ「・・・えっ、あれっ・・・!?ここ・・・どこ・・・・?」


ヴィヴィオ「———なんてことが最近多くて・・大会近いからかな?」
アインハルト「私もたまに眠りながらバーベルを・・・」
コロナ「寝てる間ぐらい休もうよ・・・」


魔法少女リリカルなのは Vivid LIFE———はじまります


{|memory01:vividな一日|

ヴィヴィオ(わたし、高町ヴィヴィオ。St.ヒルデ魔法学院初等科4年生)

朝トレをしていたヴィヴィオにデバイスのクリスが時間を告げてきた。
ヴィヴィオ「えっ、もうそんな時間?」
(この子はわたしの愛機、クリス)

ヴィヴィオ「ただいまママ!」
なのは・フェイト「「おかえり―」」

ヴィヴィオの二人のママ、なのはとフェイトが取っ組み合いする。
なのは「今のただいまは私のだよ!」
フェイト「いいえ私です!」
ヴィヴィオ(訳あってうちには二人ママがいます)


フェイト「ヴィヴィオももう4年生か」
ヴィヴィオ「えっへん!」
なのは「時間が経つのって早いよね」

ヴィヴィオ「それじゃママたち行ってきます!」
フェイト「あ、待って!」

フェイト「忘れ物はない?ハンカチ持った?ティッシュは?お財布も大丈夫?」

フェイト「変な人についてっちゃダメだよー!」
ヴィヴィオ「ママ・・・わたしもう4年生・・・」


ヴィヴィオ「一限目は魔導実技のテストかー」

ヴィヴィオ(そういえばリオ張り切ってたな)
リオ「めざせ1番!!」

リオ「おはよー、ヴィヴィオ~・・・」
ヴィヴィオ「あ、リオ!およは・・・」

ヴィヴィオ「・・・ってどうしたの!?」
リオはげっそりしていた。
リオ「ゲームしてたら朝になっちゃて・・・」


ヴィヴィオ「不規則な生活はよくないよー・・・」
リオ「わかっちゃいるんだけど・・・」

ヴィヴィオ「そうだ!明日から朝一緒に走らない?」

リオ「ん———・・・・・」

リオ「毎朝10kmはちょっと・・・・」
ヴィヴィオ「え~~~~、気持ちいいのに~~~~・・・」


コロナ「おはよ~」
ヴィヴィオ「おはようコロナ!」

クリス?「おぅおぅ!姉ちゃん美人だな!!」
コロナ「!?」

クリス?「どんな下着はいてんだい?」
コロナ「ふ・・・ふえぇ~!?」

ヴィヴィオがクリスにアテレコしてたリオを締め上げる。
ヴィヴィオ「変なセリフ入れないでー!!」
リオ「ギブ・・・ギブ!!」
コロナ「・・・・・」


コロナ「や・・・やめて二人とも!!」

コロナ「こんなの・・・おかしいよ・・・っ」
ヴィヴィオ「えっと・・・コロナ、別にケンカじゃ・・・」
リオ「そうそう・・・・」

コロナ「わたし的には攻守が逆だと思うのッ!!」
ヴィヴィオ・リオ「「!?」」」

リオ(・・・コロナってさ、たまによく分かんないこと言うよね・・・・・)
ヴィヴィオ「うん・・・・・」


コロナ「宿題やった?」
リオ「うつさせて~」

ヴィヴィオ(クラスメイトのリオとコロナ。いつも一緒のお友達です。それともうひとり———)

ヴィヴィオ「・・・・あっ!」

ヴィヴィオ「アインハルトさーん!」


アインハルト「ごきげんよう、みなさん」

ヴィヴィオ「ごきげんよ・・・・」
クリス(リオ)「勝負だッ、アインハルトー!!」
アインハルト「!!」

リオのアテレコを聞き、アインハルトが構えた。

アインハルト「・・・ハッ」
ヴィヴィオ「アインハルトさん、真面目な方だから・・・」
リオ「ご、ごめんなさい・・・・」


アインハルト・ストラトス。中等科1年生。古代覇王家の直系にして、覇王流継承者。
アインハルト「お恥ずかしいところを・・・・」

コロナ「いえいえ!あの反応力、わたしたちも見習わないと!」
リオ「うんうん」

ヴィヴィオ「獅子は兎を狩るにも全力を・・・・って言いますしね!」

リオ・コロナ((う・・・兎を・・・)
ヴィヴィオ(強くて可愛い先輩です)


アインハルト「あの・・・時間は大丈夫ですか?」
ヴィヴィオ「大変!遅刻しちゃう!」

リオ「よーし、じゃあ教室まで競争だ!」

リオ「・・・セーフ!」
リオが教室に駆け込んだ。

アインハルト「良い勝負でした・・・」
ヴィヴィオ「・・・あの、ここ初等科ですけど・・・」
中等科のアインハルトまで来ていた。


初等科の生徒たちがアインハルトを見て、ざわめく。

アインハルト「・・・・!」
アインハルトが顔を赤らめた。

ヴィヴィオ「えっと・・・・ご同伴ありがとうございました、アインハルトさん!」
リオ(ナイスフォロー、ヴィヴィオ!)

コロナ「ど・・・同伴って・・・」
リオ「コロナ黙ってて!!」


アインハルト「そ・・・それでは帰りは校門の前で」
ヴィヴィオ「はい!」

アインハルト(・・・助かりました、ヴィヴィオさん)
ヴィヴィオ(いえいえ)

ヴィヴィオ(でも一緒に帰るのはホントですよ!)
アインハルト(!、・・・・・はい)

コロナ(ほわわ~~~~~~)
リオ「・・・・帰っておいで~」


放課後、校門前でアインハルトはヴィヴィオ達を待っていた。

アインハルト(・・・・・・)
アインハルトは待ち続けていた。

アインハルトがそわそわしだした。

ヴィヴィオ達は近くでアインハルトを見ていた。
リオ「いい加減かわいそうだよ~」
ヴィヴィオ「も・・・もう少し・・・」


リオ「じゃあね、ヴィヴィオ~」
ヴィヴィオ「うん、また明日!」

アインハルト「では私もこれで」
ヴィヴィオ「はい、さようならアインハルトさん!」

ヴィヴィオがアインハルト達と別れて、家に返った。

ヴィヴィオ「ただいまママ~」
なのは・フェイト「「おかえりー」」

なのは「いまのは私のー-!」
フェイト「いいえ私です!」

ヴィヴィオ(これはわたしたちの平凡で、けれど色鮮やかな、そんな毎日のお話です)


(続く)

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最終更新:2019年01月28日 11:12