映画のタイトルが表示された後、雪が降り積もる森林の中にある大統領別荘キャンプ・デービッド。
中では冬季休暇のためか大統領含む関係者らがおり、その中でトレーニングルームではベンジャミン・アッシャー大統領が試合相手である特別捜査官マイク・バニングとボクシングで格闘の訓練をしていた。
マイク「ありのままなんか無理だって。じじいの動きだ」
ベンジャミン「上司には勝てない」
マイク「さあ、顔上げろ!いいじゃん!」
マイクとベンジャミンはボクシングを続ける。
マイク「おいベン、読まれてるぞ。まだまだ下手だな。でもパンチは右!」
マイクは試合相手と戦い、一言を言う。
ベンジャミンはマイクの連続パンチの攻撃を何度か浴びる。
SS「大統領、10分前です」
ベンジャミン「分かった」
マイク「ボクシングありがとう」
ベンジャミン「ああ…大統領殴ってたのか?」
マイク「ああ。そうだ」
ベンジャミン「続きはこれからだ」
マイク「ああ、楽しみにしてる」
変わって警備員がキャンプの周辺を見回って警戒していた。
警備員「周辺異常なし」
一方でマイクは無線を聞きながらキャンプハウスの中を歩く。
無線『天候は荒れ模様ですが運転はできるようです』
マイク「車両を用意してくれ」
マイクは大統領がいる部屋のドアをノックしベンジャミン大統領呼びかける。
マイク「こんばんは、大統領。あと5分です」
ベンジャミン「分かった」
マイク「こんばんは」
マーガレット「メリークリスマス。マイク。大統領を石油の輸入で想像して行けるのにイヤリングも選べないの」
マイク「小さい方ね品がいい女性に似合います」
マーガレット「さすがね」
ベンジャミン「覚えてろ」
変わってマーガレットは鏡で自身の顔の確認をしていた。
マーガレット「どっちも好きだけど。やっぱり長い方にするわ」
ベンジャミン「資金集めのパーティーは嫌いだが、変わってくれ」
マーガレット「大丈夫よばっちりだから」
マーガレットがそう言うとベンジャミンにキスをする。
マーガレット「今のキスは国家機密にして」
一方で別の部屋ではベンジャミンとマーガレットの息子であるコナー・アッシャーがビデオゲームで遊んでいた中、マイクがやってくる。
マイク「ゲームしてるのママに見つかったらそれこそ本物の血の雨が降るぞ。ドン」
マイクはテレビの電源を消す。
コナー「はぁ最低」
マイク「言ってくれたな。行こう」
コナーはソファーから立ち、マーガレットとベンジャミンがコナーのいる部屋にやってくる。
マーガレット「パーティーで開きやすく読むと友達が来るんですって。坊や!出る前にプレゼントを開けて!」
コナー「坊やはやめてよ。開けるのは後でいいから!」
マーガレット「あら失礼しました」
コナー「僕も一緒に行かなきゃダメ?もう何度も言ったよ」
ベンジャミン「再選するのは大変なんだ」
マーガレット「我慢してね」
コナー「じゃあ、マイクと行く」
マーガレット「ありがとう」
マイク「じゃあ本人に聞いてみよう」
コナー「マイク、乗せてくれる?」
マイク「いいだろう。おいで」
コナーは笑顔になってお願いが叶うと、ベンジャミンはマイクに話す。
マイク「言った通りだ。イエス、大統領を頼む。メリークリスマス」
イエス「光栄です」
マイク「フォーブスは残って砦にみはれ」
フォーブス「冗談だろ?この天気で。タキシードを脱いで暖炉のそばでテレビを見てろって?かまわないで一人で引退パーティーだ」
マイク「ベビーシッターに迷惑をかけるな。かぶって行くのか?」
コナー「かっこいいんだもん!」
マーガレット「子供だからいいんだからいいと思うんだけど…」
マイク「中に入るときは脱げ」
マーガレット「いいえ女子にモテるわ」
マイク「マスタングへ。こちらビッグトップ。今からパッケージを持ち出す!行くぞ!」
変わってシークレットサービスらが大統領らを車での護送準備に入っていた
無線『パッケージ輸送中。』
護衛用の車に挟まれてリムジンが発進しキャンプ・デービッドを出発し森林が密集している真夜中の道路を走る。
一方でコナーを乗せた車に乗ってるマイクは他の車に無線連絡をする。
マイク「モーガン邸には22分後、到着する予定。油断するな。おい、コナー。だめだ。ちゃんと座ってシートベルトを」
コナー「いやって言ったら?」
マイク「オニールにタマを殴られるぞ」
マイクがそう言うとコナーと後部座席に乗っていたシークレットサービスは笑顔になる。
マイク「180度警戒、続けてるか?」
コナー「360度でしょ?」
マイク「ああ、テストした」
コナー「バニングっていつもそう」
マイク「それじゃあ、次だ。ホワイトハウスの下にある非常口は?」
コナー「四つ」
マイク「執務室からエレベーターへの避難距離は?」
コナー「35メートルで~す」
マイク「扉が閉まってから危機管理センター になる時間」
コナー「4分」
マイク「監視カメラでマイク付きはいくつある?」
コナー「公共の場だけ」
運転手「やるな」
マイク「優秀だ。ああ、シークレットサービスにスカウトするか…」
運転手「でもシートベルトをしないのはどうかな?」
マイク「言えてる」
マイクがホワイトハウスに関連するクイズをコナーに答えさせた一方、 アッシャー夫妻のマーガレットは窓からの吹雪の景色を見ており、ベンジャミンは書類を見ていた。
マーガレット「かなり吹雪いてきたわね…。私、頭を丸めようかと思ってる」
ベンジャミン「それはいいかも…」
無線「天候が悪くなった速度を下げます」
護衛用の車がそういった中、 マーガレットはクリスマスプレゼントが入ったボックスをベンジャミンに差し出す。
マーガレット「メリークリスマス。大統領」
ベンジャミン「すまないね」
ベンジャミンはマーガレットから受け取ったクリスマスプレゼントのラッピングを外すと 中には腕時計が入っていた。
ベンジャミン「驚いた祖父の腕時計だ。どうやってこれを?」
マーガレット「裏技を使ったの」
ベンジャミン「ありがとう」
ベンジャミンがそう言うとマーガレットにキスをする。
マーガレット「どういたしまして」
ベンジャミン「頭を丸めるって言ってたけど?。私は誰だと思ってる?。イエス。億万長者のパーティーに出た時は?」
イエス「初めてです」
ベンジャミン「大したことはない」
イエス「わかりました」
ベンジャミン「あれ、なんだろう?。不思議だなあ…どうしてこんなものが?。メリークリスマス」
ベンジャミンはマーガレットにクリスマスプレゼントを差し出す。
大統領らが乗った車が橋に通りかかった中、 吹雪の弾みで落ちた折れた大きな樹木が車にぶつかり 車はスリップする。
マイク「すぐ車を止めろ!」
マイクの命令で護衛の車は急停車する中、 アッシャー夫妻の乗っていた車は落ちようとするが引っかかって、なんとか止まる。
マイク「コナー!ここで待ってろ!」
アッシャー夫妻を救助しようとマイクは車の外に出てアッシャー夫妻を助けようとしていた。
ベンジャミン「よし連絡しよう」
イエス「こちらイエス。大統領夫人が負傷!」
マイク「車をおさえてて!。ビル!後ろを押さえろ!」
マイクは他のシークレットサービスと共に落下寸前のアッシャー夫妻の車を抑え込む。
マイク「誰も動かないで!。鍵を!」
マイクは後部座席の扉を開けようとするが。開かない。
マイク「くそっ!ドアが開かない!。早く!早く!大統領を!」
マイクは何とか後部座席の扉を開けてアッシャー夫妻を引っ張り出そうとする。
マイク「大統領!」
ベンジャミン「シートベルトが外れない!」
マイク「車から降りてください!。妻は私が!。どうだそっちは?ドアを開けろ!」
シークレットサービス「つっかえてて開けられない!。君はそっちから出せ!」
マイクはアッシャー夫妻を助け出そうと。
シークレットサービス「落ちるぞ!落ちる!。おい、しっかり押さえろ!」
シークレットサービスらが大統領の車を後ろから加重で押さえ込み続けていた。
シークレットサービス「マイク落ちるぞ!。しっかり抑えろ」
ベンジャミン「おいマギーを先に!」
マイク「くそっ!大統領失礼します!」
ベンジャミン「何をする!」
ベンジャミンはナイフを取り出してシートベルトを切ろうとしていた。
シークレットサービス「だめだ落ちる!」
マイクはなんとかベンジャミンを車の外に引っ張り出すことに成功するが、乗っていたシークレットサービスとマーガレットの車は転落する。
ベンジャミン「やめろー!」
コナー「パパ!」
車の中にいたアッシャー夫妻の息子・コナーが駆けつける。
コナー「ママぁ!」
ベンジャミンはそういったコナーを抱え込み、マイクは何も言葉を出さぬまま唖然する中、ヘリコプターがやってくる。
パイロット「こちらバード2、投下します。 バード1は待機してください」
最終更新:2019年04月25日 21:08