映画のタイトルが表示された後、ガブリエル・シアーが演説する場面となる。
ガブリエル「ハリウッドの何が悪いか?クソ討つか、信じがたい、しかも平凡なクソだ。講釈だけの監督を気取る気はない。マリファナの煙に実存主義を見いだそうともしない。演技が下手だというのは簡単だ。演出が浅いと、映画会社がこんなくだらない言葉の羅列などどうでもいい。問題はリアリズムの結露。リアリズム、これこそが最近のアメリカ映画にかけている要素だ」
次にスタンリー・ジョブソンが話す。
スタンリー「例えば狼たちのゴン、これはパチーノの傑作。もちろんスカーフェイスだ。ゴッドファーザーには負けるが」
ガブリエル「シドニー・ドレッドでの幹部作では一番だ。撮影もいい役者にも脚本にも素晴らしい。だが…」
ガブリエルは途中で会話を止めて口にくわえていた葉巻に火をつける。
ガブリエル「あと一歩、踏み出せている。もし狼たちのゴン。ソニーがもっと本気で成功を望んでいたら…もし大人たち…もし彼らが人質を殺したら…何のためらいもなく、要求をのめ!。さもないとブロントとベルボトムを殺すぞ!。パンクしちゃう。またバスが来ない?バカ、役人が人質事件をマニュアルを逸脱するには。あと何人殺せばいい?これは、76年の話だ。まだCLLはない。またケーブルテレビもインターネットもじゃあ舞台を現代に移して、全く同じ状況…今の名義家はほんの少しで世界規模の騒ぎが起こせると…ボストンか…ブタペストまでも…10人に殺された。二時、三時、冷酷にパン!パン!。次から次へ…高画質で録画されコンピューターで色修正された。大凡の色まで移る。そこまでしてバス1台。政府の保証した数100万ドル?。人格は守ってあげないとな…。でも考えろ。今の映画界では絶対ありえない。もしそうなら…?」
スタンリー「その映画には問題がある」
ガブリエル「そうか?」
スタンリー「売れないよ」
ガブリエル「どうして?」
スタンリー「客はハッピーエンドを好む」
ガブリエル「たちの悪い彼らは金を持って逃げる。話を性転換してめでたしめでたしだ。どう」
スタンリー「だめだ」
ガブリエル「ああ主嫌い」
スタンリー「悪者は勝てない。倫理の問題だ。最後に悪い奴は死ぬ」
ガブリエル「まあ事実は小説より奇なりという」
ガブリエルがそう言うと加えた葉巻を灰皿に置き、テーブルにあったコーヒーを飲んだ後、腕時計で現在の時間を見る。
ガブリエル「さてと…もう時間だ。行かなきゃ。コーヒーをどうも」
ガブリエルが喫茶店を立ち去ろうとする中で特殊部隊が銃を構える。
ガブリエル「スタン。お仕事だ…来いよ。どけ、二度と言わせるな」
ガブリエルは入り口にいた特殊部隊を退けようとする中で脅しの道具としてか爆弾らしきものを持っており、入り口を包囲していた特殊部隊が彼を通すのを許すとサングラスをかけて道路を歩き、周辺では警察らの部隊が包囲してる中、それぞれの建物で銃を構えていた警官らが警戒態勢としてか大きく動く。
無線「視界良好。狙撃可能」
建物の屋上にいた狙撃部隊の一人がスタンリーめがけて発砲しようとしていた。
無線「狙撃手、目標確認」
ガブリエルとスタンリーが銀行内へと入る中、FBI の捜査官であるJ・T・ロバーツとその刑事らが様子を見ていた。
刑事「それでどうする?」
ガブリエルは銀行内へ入る。
ガブリエル「大丈夫、心配ない。もうすぐ終わる。彼女は?」
部下「完了です」
ガブリエル「出せ」
部下「よし、行こう」
人質にされていた女性の体には爆弾が巻き付けられており、部下は人質の女性と共に外へ連れ出す。
部下「心配だよにっこり笑って。大丈夫。すぐ戻れる」
スタンリーは人質の元へいく中で銃を持っていた部下に阻まれる。
部下「後ろ向いてろ」
スタンリーは部下の言う通りに後ろを向く。
一方で人質が銀行の外に出るのをロバーツと刑事らが確認する。
刑事「レスキューチーム出動」
ロバーツ「よし!行くぞ!」
刑事「そっちは誰だ?」
無線『全狙撃手、命令を待て』
部下「大丈夫だ。落ち着いて…×2。あそこ…」
狙撃部隊は人質の女性を連れていたガブリエルの部下の狙撃体勢に入る中で、数多くの報道陣がその様子を撮影・録画していた。
無線『全員、狙撃準備』
一方でガブリエルとスタンリーが話していた喫茶店内では家族の警察部隊がいた中、騒がしい状況にロバーツがビリー・ジョイに話す。
ロバーツ「ジョイ、どうですかね?」
ビリー「俺に任せろ!」
ロバーツ「下手なことはやめてください!人質が殺されます!」
ビリー「よしここのチームを二の舞にしろ!」
ロバーツが様子を見る中でガブリエルから連絡が入る。
ガブリエル「しゃべらずに聞いてるんだ。22人の人達が9 kgのC4爆弾を身につけている。さらに7 kg ステンレスのボールベアリングもな…つまり世界最大の歩く対人地雷だ」
ロバーツがガブリエルからとのことを聞くとオペレーターが話す。
オペレーター「狙撃できます!」
ロバーツ「待て!ここにあいつから電話がかかってる!。」
ビリー「ほっとけ!あいつに遊ばれるな!続けろ!」
ロバーツはビリーの行動を取りやめようとする中でガブリエルから連絡がくる。
ガブリエル「首には電波式の犬の首輪がついている。犬が庭の人から出るとバスが吹っ飛ぶ仕掛けだ。この銀行が庭。よく覚えとけ」
喫茶店。
無線部隊「ジョブソン!パートナーとその車両の間に移動!」
影に潜んでいた特殊部隊2名は動き出し、ロバーツはそれに気づく。
ロバーツ「おい!近づくな!」
警官「攻撃するな!」「下がれ!」
ロバーツ「直ちに攻撃は中止だ!」
ロバーツが制止するも間もなく、 狙撃体勢に入る。
部隊「打ってよし!狙撃2!」
屋上で狙いを定めていた狙撃部隊は女性を人質に取っていた男性を射殺する。
ロバーツ「くそっ!」
悲鳴をあげる女性を特殊部隊が連れ出そうとする。
部隊「こっち来て!」
ガブリエル「連れ戻せ!」
ガブリエルが一人の女性を連れ戻そうと間もなく、ロバーツの制止の声が届かかない。
ガブリエル「もう遅い!身を隠せ!」
部下「くそっ!」
スタンリー「おい!だめだ!そっち行くな!手を離せ!」
ロバーツ「人質を離せ!」
スタンリーとロバーツが一人の女性を連れ出した部隊に呼びかけるが声が届かない。
ロバーツ「まずい!伏せろ!」
ロバーツの命令で警官隊は離れて、人質の女性に巻かれていた爆弾はセンサーに反応して大爆発を引き起こすと同時に内蔵された無数のベアリング鉄球が包囲していた特殊部隊らの体ならびに建物のガラスを一斉に貫く。
生き残っていたスタンリーの元に血の付いた小型の鉄球が転んでくる。
最終更新:2019年04月25日 21:38