映画のタイトルが映し出された後。真っ黒な宇宙を背景に一隻の宇宙船が地球へと近づくと脱出ポッドらしきものが排出され地球に落ちる。
変わってバル・ベルデの砂浜付近では数多くの軍事部隊がたくさんいて、着陸したヘリコプターから数多くの兵士・要人が降りてきてその後にジープに乗っていた兵士たちの中からその一人であるダッチことアラン・シェイファー少佐が降りてきてホーマー・フィリップス少将と握手をする。
ホーマー「元気そうだなダッチ」
ダッチ「お久しぶりです将軍」
ホーマー「中へ入ろう」
変わってホーマーが作戦をダッチに説明していた。
ホーマー「18時間前、我が軍のヘリがこの国の大臣を乗せたまま、ジャングルに墜落した。ヘリの緊急発信器で位置を掴んだ。おおよそこの辺りだ」
ホーマーは定規の先端で墜落位置を示す。
ダッチ「その大臣ですが…いつも国境を無視して飛んでるんですか?」
ホーマー「コースを誤ったんだろうな。生きてるが、ゲリラの手に落ちているはず」
ダッチ「なぜここにいる軍を使わず俺たちを呼んだんです?」
ジョージ「どこかのバカのお前が適任だと推薦したんだよ」
ダッチ「ディロン!」
酒を飲んでいたジョージ・ディロンがそう言うと、ダッチは振り向く。
ダッチ「この野郎!生きていたのか!」
ダッチとジョージは握手をする。
ダッチ「どうした? CIA のデスクワークで訛ったのか?」
ダッチとジョージは腕相撲をしながら会話をする。
ダッチ「降参か?」
ジョージ「誰が、お前なんかに負けるか?。分かった降参だよ!」
ダッチ「強情なのは変わってないな」
ジョージ「久しぶりだなダッチ」
ダッチ「なんだこの似合わない態は?」
ジョージ「ほっとけ、余計なお世話だ。ベルリンじゃいい仕事はした。まあ聞いてるぞダッチ」
ダッチ「どうってことない」
ジョージ「そんなに自信があるのにボリビアをなぜ断った?」
ダッチ「俺のスタイルじゃなかった」
ジョージ「この仕事にスタイルもくそもあるか!。言えよ!なんで断った?」
ジョージがそう言う中でダッチは加えていた葉巻をライターの火でつける。
ダッチ「俺たちはレスキュー部隊だ。ゲリラじゃない。将軍、我々に何をしろと?」
ホーマー「問題の大臣は我が国にとっても極めて重要な人物でね」
ジョージ「みすみすゲリラの手で殺させるわけにはいかない。だからお前を呼んだんだ。彼を救えるのはお前しかいない」
ダッチ「作戦は?」
ジョージ「スピードが命だ。1日で済ませよう。現場を辿ってゲリラ基地で人質を奪還して俺たちが痕跡を残さず引き上げる」
ダッチ「俺達と言ったのか?」
ジョージ「俺も一緒に行く」
ダッチ「我々は常に単独行動です。ご存知でしょ?」
ホーマー「上からの命令だよ少佐。目的地に到着した後はディロンが指揮を取る、わかったな?」
最終更新:2019年04月25日 21:56