美月の部屋。
御神鏡が輝き、勇斗が送還されてきた。
勇斗「美月・・・の部屋・・・?」
美月が部屋に入ってきた。
美月「勇くん!?」
勇斗「美月・・・美月・・・・?」
美月「そ、そっちこそ、本当に勇くん・・・?」
勇斗「ああ!俺だ、勇斗だ!」
美月「勇くん・・・会いたかったよ・・・・!」
美月が勇斗に駆け寄り、勇斗は美月を抱きしめた。
勇斗「俺もだ・・・俺も・・・」
美月「これってサプライズ?」
勇斗「えっ・・・」
美月「帰って来るなら来るって電話くれればよかったのに。戦争行くって言ってたから、死ぬ程心配してたんだよ?」
勇斗「美月!スマホ貸してくれ!」
美月「どうしたの急に?」
勇斗「頼む!」
美月「う、うん」
勇斗が美月のスマートフォンを借り、フェリシアに渡してきた自分のスマートフォンにかけようとするが・・・
美月「誰にかけてるの?」
勇斗「俺のスマホに!」
勇斗のスマートフォンには繋がらなかった。
勇斗「やっぱり繋がらねえか・・・」
美月「大丈夫?あっちで心配なことでもあるの・・・?」
勇斗「まあ・・・でも、雷は退けたし、豹も撤退したはずだ」
美月「そっか」
美月が勇斗の顔に手をかけた。
美月「すっごく静観になって大人びてるけど、ちゃんと昔の面影がある。写真よりずっとかっこいい」
勇斗「そ、そうか・・・」
美月「お帰り、勇くん」
勇斗「ただいま、美月」
美月「また勇くんと会えて、こうして触れあえて、私はすっごくすっごく嬉しいよ」
勇斗「俺もだ、美月」
盃が落とされた。
前回、勇斗に敗れたロプトがシギュンからの報告を受けていた。
ロプト「本当か・・・シギュン!?」
シギュン「ああ・・・間違いなく、この世界から消えたよ」
ロプト「ちっ!あいつは!俺の手で殺すと言っただろ!」
シギュン「勿論、手なんか出したくなかったさ。だけどね、あんたは豹の跡目を譲った夫、その身に何かあっちゃ困るのさ」
ロプト「まあいい・・・・狼に今までの借りを返す!」
スティンソール「何だって!スオウユウトが消えただと!?うっ・・・」
スティンソールが前回の戦いでルーネに負わされた傷を押さえる。
高官「はい、詳しいことは分かりませんが、スオウユウトはもういない。総大将の居なくなった狼など恐れるに足らずと、〈〈豹〉〉の兵士が騒ぎ立てています」
スティンソウル「仮の兄弟め、よもや暗殺でもしたのではないか?」
高官「恐らく〈〈豹〉〉はガシナ砦を攻め入ることでしょう」
スティンソール「当然ガシナ攻めに加わるさ。あそこは元々俺たちのものだ。
まっ正直、スオウユウトがいねえとなると・・・・やる気はかなり失せてるがな・・・!」
ルーネも、フェリシアに手当てをしてもらいながら、勇斗の帰還を聞かされた。
ルーネ「な!父上が天の国にお帰らりになられただと!?」
フェリシア「し!外の兵士達に聞かれたらどうするのです」
ルーネ「す、すまん・・・だがとても聞き流せることではなかったぞ。説明してくれ」
フェリシア「お兄様は・・・この世界につなぎ止めていた秘法が〈〈豹〉〉のシギュンによって打ち消されたのです・・・」
ルーネ「そんな・・・・フェリシア、父上を呼び戻すことは出来ないのか!?」
フェリシア「無理よ・・・ここには御神鏡がないもの・・・それに、お兄様の気持ちを考えたら・・・」
アルベリティーナが駆け込んできた。
アル「大変だよ大変だよ!」
ルーネ「アルベリティーナ、いきなり入ってくるな!」
アル「だってだって、〈〈豹〉〉と〈〈雷〉〉が動き始めたって噂が・・・・」
ルーネ「何だと!」
現代日本。
勇斗と美月はデパートに来ていた
勇斗「本当に帰ってきたんだな」
美月「勇くんすっごく大きくなったから色々買わないとね」
勇斗「ああ、家にあった服これくらいしか着れなくて驚いた」
美月「勇くん勇くんちょっと来て!これなんか似合いそう」
美月が出した服の値段は、2万円だった。
勇斗「高!?いい感じだけどもっと安いのでいいって」
美月「もー、〈〈狼〉〉の宗主様が何言ってんの。そんなんじゃ下の者に舐められるぞ」
勇斗「うっせー、こっちじゃ無職の少年なんだよ」
美月「はいはい」
勇斗「あ、あれでいい、あれで」
勇斗が黒系の服が掛けられたセールの棚を指さした。
美月「もー見事に黒系ばっかり。もうちょっと明るい色にしなよ」
勇斗「任せる・・・・」
勇斗「っつかれたー、何かもう死ぬほど疲れたわ―――」
美月「何言ってるの、ちょっと服選んだぐらいで」
勇斗「ちょっとどころじゃねえだろ。もうかれこれ1時間は経ってるぞ。服選びだけで」
美月「そんなの普通じゃない?むしろ短く済ませたつもりだけど」
勇斗「マジか・・・もう当分買い物は勘弁って感じだな」
美月「もう―――ちょっと待ってよ-」
勇斗「あっ・・・・」
勇斗はデパートを見て、不意に、イヤールンウィズの市場を思い返した。
美月「どうしたの?」
勇斗「あっ、別に・・・ところでお前、自分の服はいいのかよ?」
美月「あたし金欠だもん」
勇斗「買ってやるよ、多少高いものでもいいぞ」
美月「えっ?で、でも悪いって言うか・・・お金そんなに無いんでしょ?いいよ、あたしは」
勇斗「お前にはこの3年、散々心配かけたからな。お前への礼は今日の買い物の最優先事項だ」
美月「そっか、最優先か・・・ありがとね、じゃー何がいいかな?色々欲しいものはあるんだけど―――う―――ん、あっ!」
勇斗「もう決まったのか?」
美月「ううん、せっかくだし勇くんが選んでよ」
勇斗「はいっ!?」
美月「だ~から~」
勇斗「でも俺なんか選んだらそれこそ・・・」
美月「いいのよ。例え宴会芸用のバーコード頭のカツラでも大事にする」
勇斗「いいのか!本当にそんなんでお前満足か!?」
美月「家宝にしちゃうよ。〈〈狼〉〉の宗主様から直々にいただいた品として、神棚に飾っちゃうね」
勇斗「分かったよ・・・・じゃあせめて好みぐらいは言ってくれ」
美月「じゃあ私、ヘアアクセがいいな。それだったらずっと身につけていられるし」
勇斗「服じゃねーのかよ。まあいいけど」
その頃、ルーネは出陣しようとしていた。
フェリシア「本当に戦うの・・・・?まだ傷も癒えてないのに」
ルーネ「仕方無いだろ。〈〈豹〉〉と〈〈雷〉〉はすぐそこまで迫っている」
フェリシア「でもお兄様がご帰還された今、あなたまで居なくなったら〈〈狼〉〉軍は・・・」
ルーネ「だからこそだ。私まで戦線を離脱しては、士気がもたん。常に最前線で戦い、兵を守るのがワーナガルムの務めだ」
フェリシア「ホント・・・お兄様の言うことしか聞かないんだから・・・・」
ルーネ「最後に父上のお声ぐらいお聞きしたかったが、仕方ない。父上にはお前から伝えておいてくれ。ジークルーネは最期まで立派に戦った、とな」
ルーネが馬に乗って出撃していった。
フェリシア「ルーネ・・・・」
帝都の宮殿。
クリスティーナがリーファの元に来ていた。
リーファ「よもやそんなことになっておったとはのう」
クリス「ミスガルズの魔女、シギュン。ユグドラシルでも三本の指に入る秘法使いとは、やっかいなものです」
リーファ「奴の秘法を破り、勇斗を呼び戻せるとなる、ユグドラシル広しと言えど、わらわ位のものじゃろう」
クリス「それでは・・・」
リーファ「うむ、わらわで勇斗を召喚しよう。戻るかどうかは勇斗次第じゃが」
〈〈角〉〉の国。
リアーネ「まさか、〈〈豹〉〉と〈〈雷〉〉が出張ってきてるとは・・・それで兄上はご無事なのか?」
高官「そ、それが・・・勇斗様は先の戦いで討ち死にされたと・・・」
リアーネ「な・・・・う、嘘だ!兄上は天の国から参られた方だぞ!お亡くなりになる訳がない!」
高官「し、しかし・・・そうとしか考えられないのです」
リアーネ「あっ・・・あ・・・」
倒れかけたリアーネを高官が支えた。
高官「姫様!」
リアーネ「嘘だ・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!」
高官「姫様!お気を確かに。宗主たる貴女がそんなことでどうします!・・・この機会に主導権を奪い返し、〈〈狼〉〉を乗っ取ることも・・・」
リアーネ「恩を仇で返せというのか!そんな不義理ができるか!」
高官「し、しかし!」
リアーネ「兄上は!兄上は生きている!僕の兄上なんだ!きっと生きておられる!きっと・・・」
公園。
美月「勇くんとお花見なんて久しぶりだね」
勇斗「ああ。それより・・・・」
美月「待ちきれない?すぐに用意するからね」
美月が重箱を広げた。
勇斗「おお、これおばさんが作ったのか?」
美月「ううん、あたしだよ」
勇斗「ええ・・・食えるのかこれ・・・」
美月「ちょっとヒドイ!あたし料理それなりに得意なんだからね!」
勇斗「そう言われても俺・・・昔、お前に泥団子食わされそうになった記憶あるぞ・・・」
美月「一体いつの話してるのよ!もういい!あげない!」
勇斗「ちょっおい!冗談、冗談だから!ホント悪かった。謝るから食べさせてくれ」
美月「知りません」
勇斗「うぅ・・・」
美月「でも、あたしが勇くんに食べさせていいなら、食べてもいいよ」
勇斗「ええ!」
美月「はい、じゃあ勇くんの好きな唐揚げから。あ――――ん・・・・」
美月が唐揚げを勇斗の前に出した。
勇斗「・・・・」
美月「食べてくれないの?」
勇斗「いや、だって・・・・」
美月「フェリシアさんやジークルーネさんには、あーんしてもらったくせに・・・・そんなにあたしの、あ―んじゃ食べたくないの?」
勇斗「分かったよ、食う。食うから」
勇斗が美月の出した唐揚げを食べた。
美月「どう?」
勇斗「・・・旨い!」
美月「ホント!?」
勇斗「ああ正直驚いた!本当に旨い!」
美月「良かった」
勇斗「平和そのものだな」
美月「うん、勇くんはもう戦わなくていいんだよ」
勇斗「あっ・・・そ、そうだな・・・」
美月「勇くんは今まで〈〈狼〉〉のみんなのために頑張ったんだもん。だから、もういいんだよ」
勇斗が立ち止まり、拳を握った。
美月「勇くん?」
勇斗「分かってるんだ、頭では。俺は帰ってきたんだって・・・でも・・・」
美月「心配なんだね、みんなのことが。分かるよ、勇くんのことは何でも」
美月のスマートフォンが着信音を鳴らした。
美月・勇斗「「あ・・・・」」
美月「あっ・・・勇くんの番号から電話がかかってきてるよ!」
勇斗「え!?」
勇斗が美月からスマートフォンを受け取り、電話に出た。
勇斗「もしもし・・・」
イングリット「勇斗!勇斗か!?」
勇斗「イングリット!」
イングリット「良かった・・・どうにか声が届いたよ・・・」
勇斗「こっちから何度かけてもつながらなくて・・・みんなは?みんなはどうしてる?」
イングリット「ああ、今フェリシアに代わるよ」
フェリシア「お兄様!」
勇斗「フェリシア・・・無事だよな?」
フェリシア「はい・・・・お兄様こそよくご無事で・・・こうして声が聞けて心より安心いたしました・・・」
勇斗「俺はピンピンしてるよ・・・フェリシア?」
フェリシア「お兄様・・・申し訳ございません、ガシナ砦は守ることが出来ませんでした」
勇斗「あ・・・!」
フェリシア「〈〈豹〉〉と〈〈雷〉〉に敗走し、どうにかイヤールンウィズに帰って
勇斗「ルーネは?ルーネは無事なのか?」
フェリシア「はい・・・ではルーネに代わります」
ルーネ「ち、父上・・・」
勇斗「ルーネ、大丈夫か?」
ルーネは左腕を三角巾で吊っていた。
ルーネ「はい、大したことはございません・・・申し訳ありませんでした・・・ガシナ砦をみすみす敵に明け渡したばかりか、多くの将兵の命を・・・」
勇斗「お前が気に病むことじゃない。全ては俺が突然居なくなったせいだ。よく踏ん張ってくれたな。ルーネ、フェリシアに代わってくれ」
フェリシア「はい」
勇斗「なあフェリシア・・・一つだけ聞きたい。同じ手順を踏めばもう一度俺をユグドラシルに召喚できるか?」
フェリシア「リーファ様でしたら可能かと・・・ただ」
勇斗「ただ?」
フェリシア「お兄様がどんな決断を下そうと、私はそれに従いますわ。例えそれが、こちらの世界に戻ってこないということでも」
勇斗「本当にそれでいいのかよ・・・」
フェリシア「私は何よりも第一に勇斗お兄様の妹ですから。妹は兄の幸せを願うもの、ですよ」
勇斗「・・・・分かった、ありがとな、フェリシア」
フェリシア「はい・・・」
ルーネがフェリシアを抱きしめた
フェリシア「何です、いきなり・・・」
ルーネ「父上の前では明るく振る舞っていたからな。その分ぐらいは、胸を貸してやる」
フェリシア「あ、ありがとう・・・」
フェリシアが泣き出した。
話を聞いていた美月は勇斗に微笑みかけていた。
夜の神社。
美月が神前に御神鏡を置いた。
美月「ここから全てが始まったんだよね・・・」
そこへ勇斗が来た。
勇斗「美月!」
美月「勇くん。ごめんね、こんな時間に呼び出したりして」
勇斗「いや。ていうか、どうしたんだよ急に?」
美月「ねえ勇くん。勇くんはユグドラシルに帰りたいんだよね?」
勇斗「・・・・・!」
美月「やっぱりね」
勇斗「どうして・・・」
美月「言ったでしょ。勇くんのことなら何でも分かるって」
勇斗「・・・・・」
美月「どうしてそんな顔してるの?」
勇斗「俺がユグドラシルへ行ったら、またお前に心配かけることに・・・」
美月「大丈夫、勇くんのしたいようにして」
勇斗「美月・・・」
美月「その代わり、あたしもあたしのしたいようにするから」
勇斗「?」
美月「あたしも一緒にユグドラシルに行く!」
勇斗「そうか一緒に・・・はあっ!?」
美月「ダメ?だってさ、あたしが一緒にユグドラシルに行けばもう悩まなくて済むよね!
迷うことなく、狼のみんなを助けに行けるね!」
勇斗「ば、出来るわけねーだろ、んなこと!」
美月「どうして?勇くんがまた行けるなら、あたしがついて行くことだって出来るはずだよ?」
勇斗「そ、そういうコト言ってるんじゃない!美月、お前分かってんのか!?もしかしたら二度と帰ってこれねえかもしれねえ!」
美月「分かってるよ!だから一緒に行くんじゃない・・・もう待ってられないから・・・・だからいいでしょ!」
勇斗「ば、馬鹿!お前には家族がいるだろ!百合ちゃんとか友達だっているだろ!そいつらみんなと会えなくなるんだぞ!」
美月「・・・もちろん、もうみんなに会えなくなると思うと、寂しいよ・・・」
勇斗「だったら・・・」
美月「でもね!勇くんと会えない時の方が寂しかったよ、切なかった・・・もう離れたくなんてないよ・・・だってあたしは・・・あたしは、勇くんのことが好きだから!」
勇斗「も、もう少し考えろよ!人生の選択になるんだぞ!」
美月「考えたよ!名一杯考えた!でも・・・どれだけ考えても、勇くんの居ない未来はイヤだなって思ったの・・・・」
勇斗「電気もガスも水道も、何もない世界だぞ・・・」
美月「でも勇くんがいるよ!」
勇斗「現代ではしなくていい苦労をしまくるぞ・・・」
美月「好きな人と一緒にいるための苦労だったら喜んでするよ!」
勇斗「やっぱりバカだ・・・お前・・・」
美月「もう、バカバカ言わないでよ、自覚はあるけどさ・・・そ、れ、よ、り~早く答えを聞かせてくれないかな?」
勇斗「美月・・・」
美月「なあに?」
勇斗「俺の・・・・奥さんになってください!」
美月「え・・・お、奥・・・・ええええっ!?」
勇斗「彼女程度じゃ全て投げ打って付いてきてくれなんて、とても言えねえ。
でも自分の妻だったらきっぱりはっきりこう言える。俺についてこいってな」
美月「ええっ・・・・」
勇斗「だから、俺の奥さんになってくれ」
勇斗が美月に手を差し出した。
美月「あ・・・あ、あぁ・・・・はい・・・勇くんの奥さんに、してくださ・・・ああっ!?」
美月が勇斗の手を取ると同時に、勇斗は美月を引き寄せ、抱きしめた。
勇斗「言ったな、もう離さないからな・・・」
美月「うん、離さないで・・・・」
美月「月が、綺麗だね・・・・」
勇斗「ああ・・・・・」
そして、勇斗と美月がキスをした―――――
イヤールンウィズ。
帰還を果たした勇斗を人々が歓声をもって迎えていた。
民衆「「「ジーク・パトリアーク!ジーク・パトリアーク!ジーク・パトリアーク・・・」」」
城の展望台から、フェリシア達が勇斗を見ていた。
アル「おーい!お父さま・・・・ああああっ!?」
落ちかけたアルベルティーナをクリスティーナが支える。
クリス「ほらアル姉、あんまりはしゃぐと落ちますよ」
エフィーリア「すごーい!あんなに大勢の人達がご主人様をたたえています!」
リアーネ「ここだけではない、角の民だって兄上のことを慕ってるのだ!」
イングリット「あんなに、大きくなるなんてな・・・」
リーファの後ろから、ユグドラシルの衣服に着替えた美月が出てきた。
リーファ「お主が美月とやらか」
美月「は、はい・・・志百家美月です」
リーファ「羨ましいのぉ、勇斗に思いを寄せられているとはな」
美月「な、長い付き合いなんで・・・」
リーファ「わらわはリーファじゃ。よろしくな」
美月「はい!」
ルーネ「ありがとな、フェリシア」
フェリシア「え?」
ルーネ「我らを父上と巡り合わせてくれて。父上と盃を交わせたことを誇りに思う」
フェリシア「うふ・・・・お帰りなさいませ、お兄様!」
最終更新:2019年06月19日 22:28