砲火が飛び交う曇空に巨大な光の穴が出現した。
オペレーター「座標125マイナス9779にて、原因不明の特異点発生。
拡大開始しました。重力異常あり、内部質量、急速的に増加中」
それまで戦っていた空中戦艦の艦隊や人型機動兵器ヴァリアンサーの部隊が特異点から逃げていく。
隊長「退避!退避しろー!」
オペレーター「プロトヴァリアンサー二号機に推力異常!現状の加速度のままでは飲み込まれます!」
一機のヴァリアンサーが特異点に吸い寄せられていく。
隊長「二号機どうした!加速しろ!」
パイロット「くっ、くそ!」
「うっ!うわあぁ――!!」
ヴァリアンサーが特異点に飲み込まれた。
2014年の日本。
スマートフォンがアラームを鳴らしている。
ベッドで寝ていた少年が、手を伸ばしスマートフォンのアラームを止めた。
その少年の妹の翼が扉から顔を出した。
翼「起きろ―――、渡瀬青葉!」
青葉「はいはい・・・」
少年、渡瀬青葉がベッドから起きた。
青葉「ふあ~あ」
青葉が翼と母親の朋世と一緒に朝食を食べる。
朋世「もう、新学期から遅刻じゃないの?」
青葉「12分の電車に乗れば、大丈夫だから」
朋世「たく、本当に?」
青葉「ごちそうさま」
翼「高校生は通勤大変だね」
青葉がカバンで翼の頭を小突いた。
青葉「うっせえ、中坊」
朋世「翼、さっさと準備しなさい」
翼「はーい」
青葉「じゃあ行ってくるから」
青葉は、消防士だった父の写真を見てから、出て行った。
翼「行ってらっしゃーい」
朋世「気をつけて」
青葉「ちょっとやばいかもな」
青葉は駅に着いた。
青葉「何とか間に合った」
駅には、青葉の友達の隆太郎がいた。
隆太郎「青葉、こっち」
青葉「おっ、久しぶり。夏休み何してた?」
隆太郎「ハワイ」
青葉「マジで?」
どこかの建物の中に、シートを被せられた巨大な何かがあった。
入ってきた少女が、その‘何か‘に話しかける。
少女「おはよう」
青葉「おはよー」
隆太郎「うっす」
青葉と隆太郎が教室に入る。
二人の友達の純一が教室にいた。
純一「うっすー、席変わってっぞ」
隆太郎「うわ、一番前じゃねえか」
青葉「俺、後ろだ。ラッキー。えっと・・・」
青葉が後ろの方を見ると、先程の少女、弓原雛の隣の席だった。
青葉「あ・・」
純一「青葉、弓原の隣じゃん」
隆太郎「おう」
雛は青葉から目をそらした。
青葉が雛の隣に座る。
青葉「おはよう、弓原」
雛「お、おはよう!あ、青葉くん・・・よろしく!」
青葉「よろしく・・・」
八丈島沖。
空に歪みが生じ・・・
教師「二学期初日ということで、今後の予定を確認しておくぞ。まず、中間テストが10月・・・」
青葉(弓原雛。四月から日本に帰ってきて、この高校に入学した帰国子女、ってぐらいしか知らないけど・・・何か俺に冷たいっていうかよそよそしいって言うか・・・俺、こいつに何かしたっけか?)
青葉と目線が合った雛が消しゴムを落とした。
青葉がその消しゴムを拾った。
青葉「はい」
雛「え?」
青葉「ほら」
青葉が投げた消しゴムを雛が受け止めようとして、
倒れかけた所を青葉に支えられた。
青葉「大丈夫?」
雛「だ・・・大丈夫です!ありがとう!」
青葉「あ・・・ああ、てか何でそんなよそよし・・・」
教師「渡瀬、弓原!何やってるんだ」
青葉「あ、いや、別に・・・な、何でもないです!どーもすみません。あははは・・・」
生徒達が校舎から出て行く。
サッカー部がグラウンドで走る横で、
青葉と隆太郎がバスケをしていた。
隆太郎がドリブルしながらゴールに向かうも、
青葉に阻まれ、ボールを落とされた。
隆太郎「あー、くそ」
青葉「えへへ」
純一「また青葉の勝ちかよ」
隆太郎「容赦ねーヤツ」
純一「よーし、じゃあ次俺の番かな」
純一が青葉にボールを渡した。
青葉「へい」
純一「青葉、おめーあの帰国子女に何かした?」
青葉「ん、弓原のこと?」
純一「そっ、雛ちゃんだっけか。可愛いよなー。うらやましいぞ、青葉」
青葉「は、意味分んねえよ。俺、何もしてないぜ」
純一「でもさー、あいつ入学式の時からずっとお前のことばっか見てるつーか・・・」
純一が話してる隙を付いて、青葉が純一の横を抜けて、ボールをゴールに入れた。
純一「人が話してんのにズリイって」
青葉「待つルールなんかねえよ」
雛が携帯端末を確認しながら、青葉達を見ていた。
隆太郎「あいつバスケ上手いだろ」
隆太郎が雛に話しかけてきた。
雛「あ」
隆太郎「中学では俺たちバスケ部でさ。でも、俺が怪我しちまって」
「この高校選んだの俺なんだよ、リハビリの病院が近くてさ。
そしたら青葉のヤツ、俺もって言い出してさ。別に俺の怪我、あいつのせいじゃないのに」
「嬉しかったよ。怪我の上に一人離れた高校に通うのは不安だったから・・・良いヤツだろ」
雛「・・・・」
隆太郎「おい弓原。青葉のどこが好きなんだ」
雛「・・・私はそんなんじゃ・・・」
雛の持つ携帯端末がアラームを鳴らし出した。
雛「!」
八丈島沖。
あの特異点が開き、飲み込まれたヴァリアンサーがベイの上に着地した。
パイロット「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・どうなったんだ・・・どこだ、ここは?座標は?」
パイロットがディスプレイを確認する。表示された時刻は2014/09/01だった。
パイロット「時計が狂っているのか?」
パイロットが再度、ディスプレイを確認したが、時刻は間違いなく2014/09/01だった。
パイロット「2014年だと!?まさか!」
パイロットが上空の特異点を見上げる。
パイロット「俺は、時を超えたのか・・・?つまり、ここは過去か・・・・だとしたら!」
パイロットの操作で、コンソールに様々なデータが表示された。
パイロット「はっ、確かに過去だ!何だこのザルなセキュリティは?」
表示されたデータの一つは、青葉の学生証だった。
パイロット「はははは!そうだ!確かにお前だ!渡瀬青葉!はははは!こんな所でもお前に会えるとはな!くっ・・・今行くぞ・・・・!」
ヴァリアンサーが飛び出していった。
その衝撃でベイが揺れ、地震の注意報が発令された。
その注意報が、青葉のスマートフォンに来た。
青葉「ん、何だ?」
隆太郎「どうした?」
青葉「注意報だって」
隆太郎「揺れた?」
純一「ううん、誤報じゃね」
青葉「そうかもな」
雛「青葉君、みんな・・・」
青葉「ん、なに?」
隆太郎「おい、あれ見ろ・・・・」
ヴァリアンサーが青葉達の前に降り立ち、
衝撃で青葉達が吹き飛ばされた。
青葉「何だよこれ・・・」
雛「やっぱり来たのね」
サッカー部員たち「何だあれ・・・」
「デケエ・・・」
パイロットがセンサーで青葉を確認する。
パイロット「なんて間抜けな面だ!渡瀬青葉!俺がこんな所に来るなんて夢にも思ってないって顔だな!だが、こいつは夢じゃないぞ!」
ヴァリアンサーがライフルを青葉に向けた。
青葉「!」
青葉「逃げろ!」
ヴァリアンサーがライフルを撃った。
青葉は隆太郎と純一を連れ出しながらも、その衝撃に晒される。
雛「きゃあ!」
他の生徒達が逃げ出していく。
パイロットはセンサーで青葉達が校舎に入ったことを確認した。
パイロット「くそっ!」
ヴァリアンサーが校舎の中の青葉達を狙って、ライフルを打ち続ける。
青葉・隆太郎・純一「「「うわあっ!」」」
青葉達が校舎から出た。
青葉「こっちだ!」
ヴァリアンサーは青葉達の後ろに降り、
隆太郎と純一が衝撃に晒される。
青葉「隆太郎!純一!」
ヴァリアンサーは青葉の方に回って、ライフルを撃った。
青葉「俺狙いかよ・・・」
パイロット「くっ!当たらん!何故なんだ!」
「位置情報の精度が甘すぎる!目視が必要なのか・・・」
ヴァリアンサーが再度、青葉を狙ってライフルを撃つも、やがて弾が切れた。
パイロット「ちいっ!弾切れか!」
ヴァリアンサーがライフルを投げ捨て、
ライフルは純一と隆太郎の前に落ちた。
純一「何で青葉が狙われてんだ!?」
青葉「純一!借りるぞ!」
純一「何をだよ!」
ヴァリアンサーは、光刃を備えた槍、ネクターランスを持って、回り込んだ。
パイロット「これで終わりだ!」
青葉「うおおおお――っ!」
純一の自転車に乗った青葉が走り出し、
ネクターランスをよけて、ヴァリアンサーの股をくぐり、走り続ける。
パイロット「何だと!」
ヴァリアンサーが振り返るも、その拍子によろけ、校舎にぶつかった。
青葉「狙いが俺なら付いてこい!」
パイロット「ふざけるなぁ!」
ヴァリアンサーが学校から飛び出していった。
それを見た雛がバイクに乗って走り出した。
通行人たち「おい、何か飛んでくるぞ・・・」
「ロボットだろアレ」
青葉「みんな、逃げろ!くっ、何なんだよ一体・・・!」
ヴァリアンサーがネクターランスで青葉を狙い続ける。
パイロット「狭い所をちょろちょろと・・・逃げられると思うのか!」
青葉「何処行った・・・?」
青葉の横に雛の乗るバイクが来た。
青葉「弓原!」
雛「私についてきて!」
青葉「何でだよ!どうしてお前・・・」
雛「時間が無いわ!急いで!」
雛が加速していった。
青葉「おいっ!くそっ!」
ヴァリアンサーはネクターランスで青葉を狙い続ける。
パイロット「くそっ!」
雛は‘何か‘を隠している建物の中に入った。
雛「CBBP014A!起動!」
青葉は建物の前に留められた雛のバイクを見付けた。
青葉「遠いって・・・」
ヴァリアンサーが青葉の真上に来た。
パイロット「終わりだぁ!」
青葉「・・・・・っ!」
その時、ヴァリアンサーが銃撃を受け、はじき飛ばされた。
パイロット「何だ!」
建物の中から、ピンク色のヴァリアンサー、カルラが起き上がった。
青葉「こいつもかよ・・・!」
雛「起動プロセス、オールグリーン。間に合った・・・」
カルラを操縦しているのは雛だった。
パイロット「あれは・・・!」
カルラは右腕に持つライフルを連射し、ヴァリアンサーが上空に飛び退いた。
青葉がカルラから逃げようとする。
雛「待って!」
雛がコクピットハッチを開き、青葉に姿を見せた。
雛「乗って!」
青葉「弓原!」
雛「急いで!」
青葉「あ・・・」
パイロット「まさか・・・」
パイロットは、カルラに乗り込む青葉と雛を見ていた。
パイロット「まさか・・・・」
青葉「お前、本当にあの弓原・・・?」
雛「黙ってて」
パイロット「何故だ・・・何故なんだ・・・何故だ―――!」
ヴァリアンサーがネクターランスを構え、カルラに向かう。
カルラはライフルから、光剣ネクターソードを取り出し、
ヴァリアンサーと切り結ぶ。
パイロット「ヒナ!お前どうして!?」
ヴァリアンサーとカルラが空中で切り結ぶ。
パイロット「どうしてなんだ!雛!」
カルラのコクピットに、各所が赤く染まっているカルラのシルエットが表示されている。
雛「分ってる、この一回でいいの」
パイロット「うおおおおお―――っ!」
ヴァリアンサーがネクターランスをカルラ目がけて突いた。
カルラもネクターソードを突いたが、
ヴァリアンサーのネクターランスに左腕を切り落とされた。
パイロット「・・・ッ」
しかし、カルラはライフルを構えていた。
雛「さよなら」
カルラのライフルからの銃撃がヴァリアンサーの左目を撃ち抜いた。
ヴァリアンサーが落下していき、カルラはライフルを連射し、ヴァリアンサーの各部を撃ち抜いていく。
パイロット「うわあぁぁぁ・・・・」
ヴァリアンサーは建設中のビルの中に墜落した。
青葉「すごい・・・」
カルラが着地する。
雛「はぁ・・・はぁ・・・残弾数2,敵活動エネルギー消滅・・・」
青葉「倒したのか?」
雛「ええ・・・あっ、な、何を見てるの!」
青葉「大丈夫か?」
雛「大丈夫よ・・・」
青葉「聞いてもいいか?」
雛「何を?」
青葉「全部」
雛「・・・分ったわ。はぁ・・・信じられないと思うけど、私はあのロボットに乗ってた人と同じ未来からこの世界に来たの」
青葉「えっ、それって・・・」
雛「未来人ってこと!私も、そして彼もね」
青葉「じゃあこれは?このロボットも?」
雛「そうよ、同じ未来から来たの。もう色んなことがガタガタになっていきちゃってるけど」
青葉「・・・」
雛「私はこの時代に来てからずっと、貴方を見守ってたの」
青葉「俺を?」
雛「そう、渡瀬青葉を、ずっと。私が出会う前の青葉、貴方をね。
今日、席が隣になった時は本当にビックリしたわ。まさか貴方と私が隣同士に座る時が来るなんて、夢にも思わなかったもの」
青葉「・・・・」
雛「不思議そうね。でも、私は貴方から離れる訳には行かなかった。だって、いつか彼が貴方を殺しに来るって知ってたから」
青葉「何で?」
雛「それは・・・あなたに聞いたからよ」
青葉「はぁ?」
カルラの周りに、パトカーやヘリ達が集まってきた。
青葉「おいおい、大騒ぎになるぞ」
雛「青葉、下りて」
青葉「え?」
雛「私の仕事は終わったわ。あなたの命を狙う敵が倒せた。
貴方は、またここでの生活に戻るの。未来から来た連中なんて話、忘れていいわ」
青葉「待てよ弓原!お前はどうするんだよ!」
雛「逃げるの!捕まりたくないしね」
青葉「未来に、帰るのか・・・?」
雛「そんな方法知らないわ!ただ逃げるだけよ!」
青葉「ただ逃げるだけってどこ行くんだよ!こんな大きなロボット、一度見つかっちゃたら・・・」
雛「分ってるわよ!でも、今はそうするしかないでしょ!」
青葉「あ・・・・」
雛が操作するも、コンソールには、CAUTIONの表示が出た。
雛「分ってるてば・・・」
その時、ヴァリアンサーが起き上がった。
雛「!」
パイロット「うおおおお―――っ!!」
ヴァリアンサーは周囲の車をなぎ倒しながら、
カルラに突っ込み、ビルに叩きつけた。
パイロット「ヒナ!例え食らっても、死んでも出来ることはある!」
パイロットが赤いボタンを押すと、
カルラのコンソールに5分のタイマーが表示された。
雛「まさか自爆する気!?」
青葉「なに!?」
雛「脱出!」
雛は脱出しようとしたが、コクピットハッチは開かなかった。
雛「開かない!?」
カルラはヴァリアンサーの頭を掴むも、
ヴァリアンサーはブースターでカルラに掴まれたまま、飛び上がった。
カルラの右腕にスパークが走った。
青葉「おい、こっちがダメージ受けてるぞ・・・」
雛「メンテ不足でボロボロなの!」
カルラに、ヴァリアンサーからの通信が入った。
パイロット「まさかお前が来ていたとはな、ヒナ・・・」
雛「私はあなたが来ることを知っていたわ」
パイロットの腹には、ガラスの破片が突き刺さっていた。
パイロット「そうか・・・だったらこの先も知ってるか?お前は渡瀬青葉と、そしてこの俺と一緒に死ぬんだ!」
雛「・・・・!」
その時、カルラのコンソールに、特異点のデータが表示された。
雛「これは!特異点の・・・そうか、そうなんだ」
青葉「え?」
雛「掴まってて!」
カルラはヴァリアンサーと共に特異点に向かった。
パイロット「ヒナ、何をするつもりだ・・・何を考えている!?」
雛はヴァリアンサーからの通信を切った。
雛「やっと分ったわ。こういう運命だったのね」
青葉「運命・・・」
雛「ずっと不思議だった。どうして貴方が私の前に現れたのかって。どうして私が貴方を忘れられないのかって」
青葉「弓原・・・?」
雛「雛よ」
青葉「雛・・・」
雛「青葉、私を信じて」
青葉「分った、雛!」
雛「・・・!人をすぐに信じる!」
パイロット「飛び込む気なのか!?」
雛「閉じ始めてる!」
カルラの片方のブースターが停止した。
雛はスロットルレバーを押し続けているが、
そこへ青葉が手を添えた。
雛「行くわよ!」
カルラとヴァリアンサーが特異点に飛び込んだ直後に、特異点は閉じた。
特異点の中は光の通路になっていた。
ヴァリアンサーが崩壊を始めた。
パイロット「うあああぁぉ・・・・」
ヴァリアンサーが爆発四散した。
雛「青葉、これでお別れね・・・」
青葉「え、お別れ?」
雛「あなたは今から未来に行くの」
青葉「未来に・・・雛は?」
雛は首を横に振った。
雛「ディオが待ってる・・・」
青葉「え、誰?」
カルラも崩壊を始めた。
青葉「ちょっ、どうなってるんだ!雛!?何なんだよ!何なんだよこれ!」
雛の体が光に包まれ、青葉から離れていく。
雛「ディオが待ってるわ。青葉・・・・」
青葉「雛!雛――――!!」
?「ディオ!ディオ!ディオ・・・ディオ、聞こえる!」
ディオ「こちらディオ!二機に付かれた!さすがにきつい!」
?「すまん!こっちも手が離せない!」
?「悪い!俺もだ、ディオ!」
ディオ「・・・何とかします!」
青葉「ディオ・・・?ディオ!?」
青葉がいた空間―――、ヴァリアンサーのコクピットの中に明かりが点った。
青葉「っ!?」
青葉の乗っている、青と白のヴァリアンサー、ルクシオンが瓦礫の中から起き上がった。
青葉「え、えええ!?」
「火力を集中しろ!中隊、効力射急げ!」
「目標が早すぎる!後退、後退!」
「第一高射ドッグ大隊、戦闘不能!」
外では、戦車が砲撃を放ち、
空中では‘ディオ‘の乗る赤と白のヴァリアンサー、ブラディオンを初めとしたヴァリアンサー達がドッグファイトを繰り広げていた。
パイロットたち「やべーな!もう殆ど残ってねえんじゃねえの!?」
「援護なしでこいつらの相手か!」
青葉「何だよこれ・・・?」
空中戦艦・シグナスのブリッジ。
まゆか「ルクシオン!フィーリングマッチ・・・・」
レーネ「何を言ってる、那須伍長!」
エルヴィラ「ちょっとまゆか!あっちは誰も乗ってないわよね?」
まゆか「でも、反応が・・・それにディオと凄いマッチングしています!」
ディオ「俺にマッチングするなんて誰だ!?」
青葉「何処だよ、ここは・・・雛は!?」
ルクシオンのコンソールの表示が黄色く変わっていった。
アナウンス「ナイスカップリング」
ルクシオンの目に光が点り――――
(続く)
最終更新:2019年07月14日 19:16