人間をも人のみにするという大蛇アナコンダにまつわる逸話は
何世紀もの間アマゾン川流域の先住民の民族の間で語り継がれてきた。
地球上で最も獰猛と言われているこの生き物は体長12メートルにも達するものもあり
実に貪欲で新たな獲物が現れると一度食べたものを吐き出して、それを襲う変わった習性を持つ。
(吹替ナレーション)
ナレーション・テロップ・タイトルが表示された後、夕方・夜中のアマゾン川の周辺で小屋で暮らしていて何かに怯えてた男性が無線で音をする。
男性「誰か×2!助けてくれ!。応答してくれ誰か聞こえないのか!。殺される!助けて!。もしもし聞こえるか!もしもし…誰かを応答してくれ!」
男性が無線で連絡する中で川の中に生物と思われるものが近づき、男性は無線で必死に応答する。
男性「もしもし誰か頼む!助けて!助けてくれ!誰か早く!応答してくれ早く頼む返事してくれ!助けて!」
男性が無線で連絡する一方、檻の中にいた動物は一斉に暴れだす。
男性「もしもし!」
男性は何かにぶつかった音に気付く。
男性「もしもし!応答してくれ!」
男性は再び何かがぶつかった音に気づいて席を立つと、拳銃を持って扉に木の板を打ち込む中、床の下から何かがぶつかってきて、それに合わせた男性は外に出て上に登ってポールによじ登る。
男性「神よ、父なる神よ、守りたまえ我を導きたまえ!」
男性がそう言うと拳銃で自ら頭を貫く。
変わってブラジルアマゾン奥地アリオジャングルホテル。
ホテルの個室内では女性テリー・フロレスがパソコンで原住民に関する情報を見ていた。
テリー「シリシャマ族…」
テリーはパソコンの電源を切った中、ドアをノックする音が聞こえて扉を開けると、そこにはスティーヴン・ケイルがいた。
スティーヴン「やあ、ケリー」
テリー「スティーヴン…遅かったじゃない?。着いたの?」
スティーヴンは部屋に入る。
スティーヴン「おとといだ。ガイドを探してたんだ。あの部族を知ってる者がいないかと思って…」
テリー「どうだった?」
スティーヴン「シリシャマ族がジャングルにいることは間違いないようだね…。必ず見つかるスポンサーにはそう言っといた。ガイドの発表の話によると…シリシャマ族はこの二つの村の間にいるらしい。シンボルを見たって」
テリー「凄いじゃない!」
スティーヴン「ああ、可能性は非常に高い」
テリー「撮影の方はあたしに任せて」
スティーヴン「頼りにしてる。だから雇ったんだ」
テリー「チャンスをくれて感謝してるわ」
スティーヴン「君の腕を買ってまでだ。いい仕事期待してる?」
テリー「それにしてもすごい格好…どうしたの?」
スティーヴン「ああ、これ?ピラニアに襲われて…危ないとこだった」
スティーヴンがそう言うと、その心配とは真逆にテリー笑顔になる。
最終更新:2019年09月06日 04:44