アリソンらがロッククライミングの中で偶然にも地中に建てられた倉庫で少女アナを発見したことを機にその身代金を巡る誘拐事件に巻き込まれた中で誘拐犯となるマクレイはアリソンとの格闘戦の末に転落死し、キッドは逃走の中でアンディに捕らえられ、事件は終息した。
火災の煙を吸って意識不明のアリソンは担架に乗せられ救急班に運ばれる。
無線『1番街60番地帯で火災が発生しました。1番街60番地、周辺を封鎖しています』
アリソンが搬送される中で周辺にはマスコミなどの多くの人々が集まっていた。
無線『女性1名搬送します。煙を大量に吸っている模様です』
そんな中、アリソンの元にアナがやってくると、アリソンは目を覚ます。
アリソン「アナ…もう大丈夫…」
アリソンはアナを抱きつく。
アリソン「大丈夫だから…大丈夫…終わったわ」
アリソンが救急車に入れられ、その様子をダルコが見守っていた。
変わって森林内では男性が集まっており、そこに一台の車がやってくる。
ボディーガード「来ました。あの車です」
その車が止まると乗っていたアンディは拳銃を持つ。
アンディ「こいら何だ?」
ダルコ「彼女を父親だ報酬をもらう」
アンディ「まるで、待ち伏せだね妙なことになったら、その頭のぶち抜くぞ。わかったな」
ダルコ「車の中にいろ。後で呼ぶから。話してくる」
アンディ「人生を縮めるような真似をするな」
ダルコ「あの人はビジネスマンさ」
アンディ「戦争犯罪人って話だが…」
ダルコ「まあな…」
ダルコは車から下りるとアナの父親に抱きつく。
アンディはその様子を見ていた。
アナの父「流石…」
ダルコ「問題ありません」
アナの父「連れてくるんだ」
アナの父がそう言うとボディーガードは車の後ろのトランクを開けて、 キッドを連れ出すと同時にアンディも車から降りる。
キッド「50万ユーロをやる...1時間で用意できるぞ…ダメか…まあそうだよな…」
アナの父「私の娘はさぞいいカモに見えたんだろうな。私が渡した慰謝料で別れた妻は相当な暮らしをしていたからな。金を持ってる女には必ず資金源になる男がついている。その男が何をしているか調べておくべきだったな。身ぐるみ剥いでやる」
アナの父の指示でボディーガードらはキッドの服を脱がせる。
アナの父「相棒を失ったとダルコに聞いたが?」
アンディ「そうだ…」
アナの父「そう悲しむことはない…報酬を独り占めできるんだからな。娘は無事だった君には仮ができたようだ」
アンディ「十分に返せるだろう」
アナの父「報酬はすでに振り込んである。車も持って行け餞別代わりだ。そのまま転がせ道具を用意しろ」
ボディガードは素っ裸となったキッドを投げ置く。
アンディは車に乗ってアナの父の元を離れる。
変わって救急車内でアリソンと一緒に乗ったアナは目を覚ます。
アナ「ありがとう…」
アナの声に気付いた、アリソンは目を向き合う。
アリソン「よく聞こえなかった…」
看護師「ありがとうって言ったの」
看護師がそういう中でアリソンは再び横になる。
アリソン「ねえ?大丈夫?」
最後はアリソンがそういったところで終わる。
最終更新:2019年09月06日 04:52