ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイションのオープニング (吹替版)

配給・製作会社のオープニング映像後、ベラルーシの草原。

ウィリアム「ベンジー?ベンジー、応答しろ、ベンジー」

ウィリアム・ブラントがそう言うと、草むらに隠れていたベンジー・ダンが姿を見せる。

ウィリアム「イーサンはどこだ?」
ベンジー「今は話せない」

ベンジーは双眼鏡で草原の近くにある飛行場の輸送機を見ていた。

ウィリアム「例のブツが輸送機に積まれた」
ベンジー「ああ、分かってる。今プランBを練ってるところだ。厳密にはもうプランCだけど」

司令室でウィリアムはベンジーと話していた。

ウィリアム「このままじゃアウトだぞ」
ベンジー「分かってるってブラント。いちいち言うな」
ウィリアム「イーサンはどこだ?」
ベンジー「さあね、通信は切ってる」
ウィリアム「輸送機にブツを乗せたまま飛ばすわけにはいかないんだ」

ウィリアムがそういう中で無線からルーサーの声が聞こえる

ルーサー(無線)『今、何とかする』
ウィリアム「ルーサーそこで何やってるんだ!?。マレーシアの任務に行ってるはずだろ?」

マレーシアの管制塔らしきところでルーサー・スティッケルは制御盤らしきものを細工しようとしていた。

ルーサー「マレーシアだよベンジーが助けてくれって言うから」
ベンジー「助けてとは言ってない。手伝ってくれって言ったんだ。大間違いだろ」
ウィリアム「ブツは乗ったままだぞ」

危険物並びにミサイルらしきものが格納されていた輸送機のタラップが閉まり離陸しようとする。

ベンジー「ブツが乗ってるのはわかってるって。遠隔操作で止めるよ」
ウィリアム「できるのか?」
ルーサー「パイロットが衛星リンクをオンにしてくれればできる」

ルーサーは制御盤にその準備として細工する。

ベンジー「今、オンだ」
ウィリアム「で、どうやってアクセスするんだ」
ルーサー「ロシアの通信衛星をハッキングする」
ウィリアム「それはちょっと許可できない」
ルーサー「だから許可は求めなかった」
ウィリアム「勝手な行動すると監査がうるさいぞ」
ルーサー「ブツはもう乗ってる。他にどうしろってんだ?」

その危険物を搭載した輸送機は離陸準備としてかプロペラが回り始める。

ベンジー「あ…ルーサー…」
ウィリアム「温度の上昇を感知したぞエンジンが始動した」
ベンジー「ああ、分かってるけど。衛星と繋がらないことには何もできないんだよ!」
ルーサー「ベンジー、繋がった」
ベンジー「待ってました!」

ルーサーがそう言うとベンジーはタブレットを起動する。

ウィリアム「ブツはまだ載ったままだぞ。
ルーサー「燃料ポンプを止めろ」

ベンジーは燃料ポンプを止めるボタンをタッチするがアクセス拒否される。

ベンジー「メカはロックされてる」
ウィリアム「電気系統は?」
ベンジー「お!行けるかも!あぁだめ」

ベンジーは次に電気を停止するボタンをタッチするもアクセス拒否される。
一方でルーサーも輸送機の構造をタブレットで見ていた。

ルーサー「油圧系は!」
ベンジー「ちょっと、待った。暗号化されてる」
ウィリアム「ベンジー、ブツが!」
ベンジー「ブーツは載ったままだってんだろ!わかってるよ!」

ベンジーがそういう中で、飛行場そのそばにやってきたイーサン・ハントが全速力で走ってやってくる。

イーサン「ドアは開けられるか?」
ウィリアム「イーサン。今、どこだ?」
イーサン「輸送機のそばだ。ベンジー!ドアを開けられるか!」
ベンジー「ああ、はい、ドアね。う~ん、多分」
イーサン「合図したら開けろ!」

イーサンは離陸寸前の輸送機の翼に飛び乗り、輸送機の横にしがみつく。

イーサン「輸送機に乗ったドアを開けろ!」
ベンジー「どうやって入ったんだ」
イーサン「中に入ったんじゃない!。上に乗ってるんだ!ドアを開けろ!」

イーサンがそう言うとベンジーはイーサンが輸送機のドアの穴ににしがみついているところを目にする。

イーサン「ベンジー!早く!ドアを開けろ!」
ベンジー「はい!×4。今やるよ!」

輸送機が離陸する中でドアの穴にしがみついたイーサンはドアを開けるのを待ってその風圧に持ちこたえる*1

ウィリアム「ベンジー、開けろ!急げ!」
ベンジー「今、やってる!」

輸送機は離陸し、しがみついていたイーサンは持ちこたえている中でベンジーはタブレットを操作してドアを開けようとしている。

ルーサー「急げ、ベンジー」
ウィリアム「ベンジー、ドアを開けろ!」
ベンジー「急げ!×3」

ベンジーは必死にタブレットを操作する中で輸送機のシステムにアクセスに成功する。

ベンジー「よし!開いた!」

扉が開いたのは輸送機の後のタラップであった。

イーサン「違う!そっちじゃない」
ルーサー「ベンジー、そっちじゃない!。もう一つのドアだ!」
ベンジー「もう一つのドアね…。別のドア…OK、はいはいこれね!」

ベンジーは再びタブレットを操作して横の扉を開けようとする。
輸送機の乗組員は後ろのタラップが開いてるのに気づく。

パイロット「見てこい」

乗組員が様子を見る中でベンジーは横側の扉を開けるコマンドを探していた。

ベンジー「パラシュート降下用のドアだろ?開いた!」

ベンジーがそう言うと輸送機の横の扉が開いて、イーサンは放り出される形で輸送機の中に入り、危険物のマークがある輸送物を見ている中、乗組員がやってくると、イーサンはパラシュートのレバーを引いて輸送物もろとも脱出する。

MISSION:IMPOSSIBLE
―ROGUE NATION―

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2023年08月30日 18:09

*1 イーサン役のトム・クルーズは飛行機に数本のワイヤーを付けて何回かこの場面のノースタントを行った。また、ワイヤーが見える部分はCGで消されている。