呪文を唱える言葉が発すると同時に映画のタイトルとテロップが映った後、杜の湖畔周辺のの湖が映る。
語り手「心の内なる声がはっきりと聞こえ、その声に従って生きる人がいる。そういう人たちは狂人と言われた…あるいは伝説となる」
一人の少年が湖畔周辺の森で走り、 老人となるワン・スタッブが呪文を唱える場面となる。
語り手「トリスタン・ラドルスは内輪の月の9月に生まれた。あれは厳しい冬だった。トリスタンを産むために母親は命落としそうになった」
再び一人の少年が湖畔周辺で走り続ける場面となる。
語り手「わしは父親のラドロー大佐から赤子を渡され、熊の毛皮に包んでその夜はひと晩中抱いていた」
変わってトリスタンが草むらに隠れてうかがいながら何かを見ている場面となる。
語り手「男に成長していくトリスタンにわしは狩りの喜びを教えた。ハンターが仕留めた獲物の温かい心臓を切り取り、斧が手に握ることで獲物の霊魂は肉体から解き放たれる」
トリスタンは川周辺の掛けでとらえた動物の肉を焼いて食べる場面となり、ワン・スタッブが原住民と思われる言葉で話す場面となる。
語り手「ラドロー大佐には3人の息子がいたが、一番のお気に入りはトリスタンだった。わしにも息子がいたが皆はこの世を去って遠いところへいった」
変わって原住民と思われる民族らが草原を歩いて新たな居住区を探し求める場面となり、ラドロー大佐がその様子を見ていた。
語り手「本当に辛い時代だった…。大佐はわしらインディアンを救おうとした。だが努力は叶わなかった。そこで自分の心に従った道へ行く決心をした」
変わってラドロー大佐の親族・親戚と思われる民族と共に馬車に乗って旅をする場面となる。
語り手「軍隊の狂気の届かぬところへ身を置き人生を出直した」
次に山奥にある木製の家・農場が映る。
語り手「軍隊の狂気と大佐は言った。長い年月が流れ少年たちは強い男に成長した」
その三兄弟であるトリスタン、アルフレッド、サミュエルが紅葉の森の中で木製の剣と盾で戦いの特訓ならびに川で魚を捕らえ、農場で手伝いする場面となる。
語り手「一番上の息子はアルフレッド。次男がトリスタン。末の息子はサミュエル。二人の兄はサミュエルを宝物のように大切に扱った」
二人の兄弟が崖から降りる一人を手助けし、その三兄弟は真夜中の草原で就寝する場面となり、ウィリアムはそれを見守っていた。
語り手「ある年のこと。わしも年をとり何年だったが覚えてないが、あれは赤い草の月10月だった。3人兄弟の母親イザベル・ラドローは冬の避けるために家を出た。この土地の冬はあまり厳しくて耐え難いし、熊が怖いのというのも理由だった」
次に街へ出かけようとするイザベルが馬車に乗ってウィリアムとそのラドロー三兄弟がそれを見送る場面となる。
語り手「あの人はとても変わった女性だった。春が来ても彼女は帰ってこなかった。その後も滅多に訪れることもなかった。アルフレッドはよく母親に手紙を書いた。だがトリスタンは母親の話スラしようとしなかった」
変わってトリスタンがワンに薬と思われるものの作り方を教える場面となり、ワンがトリスタンの顔に漆を塗る場面となる。
語り手「トリスタンの世界はこの土地とこのわしたちの魂の家にあった。インディアンの選手は皆、良い死が訪れることを願う。だがトリスタンは待てなかった。自分から求めた…」
変わってトリスタンが真夜中の森で獲物を探す場面となり慎重に歩く中で何かに触れようとした中、それは熊で気配に気付いたクマはトリスタンに向けて威嚇の咆哮を上げて近づく中、トリスタンは全速力で逃げ出し隠れるも肩に爪の切り裂きの一撃を受ける、トリスタンはその痛みに耐えながら熊の手にナイフを刺そうとするも指を切り落とし、その熊は痛みに耐えきれなかったのかトリスタンのもとを離れる。
最終更新:2023年10月16日 11:48