『これよりワープに入る』
宇宙船の中の森でロップルとチャミーが遊んでいた。
モリーナ「ロップル、待ちなさい! 走らないで。こら待て!」
モリーナが追いかけるとロップルはこけてしまう。
モリーナ「ホラ見なさい」
すると宇宙船が揺れる。
チャミー「何、何? どうしたの?」
モリーナ「大丈夫よ……」
警報品が響く。
船員「なんだ? どうしたんだ⁉︎」
そこへモリーナたちがやってくる。
船長「まずいな。エネルギー波の嵐だ」
操縦士「このままでは嵐に吸い込まれます!」「第2ロケットのブースター、破損」
バーンズ博士が宇宙服を取り出す。
カモラン「バーンズ博士。まさかこの嵐の中に出て行くつもりじゃ?」
モリーナ「お父さん! 何があったの?」
博士「モリーナ。ここにきちゃダメだと言っただろう……」
モリーナ「待ってよ。どうする気なのお父さん?」
博士「大丈夫。こう見えても宇宙船をいくつも作ってきたんだぞ……」
ロップル「気をつけてね、おじさん」
バーンズ博士は船の修理に取り掛かる。
すると船の機能が回復する。
船員「ブースター、動きました」
船長「よし、ワープから抜け出すぞ! 準備を急げ」
するとエネルギー波がバーンズ博士を襲う。
ロップル「おじさん!」
船長「急げ!」
命綱が切れ、博士は船から引き離される。
博士「うわっ!」
チャミー「お父さん! 誰かお父さんを助けて。お願い!」
博士「うわああーっ!!」
野比家。
ドラえもん「起きてよ。のび太くんってば…… ねぇ、ねぇ」
のび太「ん? あれ!?」
のび太が起きた衝撃でドラえもんが吹き飛ぶ。
ドラえもん「何驚いてるの?」
のび太「すっごい夢を見たんだよ。宇宙船を修理してる最中、エネルギー波の嵐に襲われたんだ!」
ドラえもん「あっ、今は嵐よりジャイアンだよ!」
のび太「ん?」
空き地で中学生が野球をしていた。
ジャイアン「のび太、大変だ。我がジャイアンズの球場が中学生に乗っ取られた…… なぁのび太、俺たちこのまま黙ってていいんだろうか?」
のび太「よくないって…… ここは僕らのホームグラウンドじゃないか」
スネ夫「そうだ!」
のび太「この空き地を使う権利が僕らにはある!」
スネ夫「さすがのび太。いいこと言うなぁ……」
出木杉「カッコいい、さすがだよ……」
のび太「それほどでも……」
ドラえもん「また乗せられて……」
ジャイアン「よーし! お前が我がジャイアンズに代表だ。責任を持って中学生から球場を取り戻せ!」
ジャイアンとスネ夫がのび太を突き飛ばす。
その表紙にのび太は中学生のズボンをおろしてしまう。
中学生「なんだお前は?」
のび太「ぼ、僕たちもここで野球をしたいなぁって……」
中学生「なんだと?」
のび太「だ、だって、中学生なら野球部に入ればいいじゃない……」
中学生「誰が野球部なんか……」「俺たちは自由に野球を楽しみたいの」
のび太「とかなんとか言って、下手すぎて入れてもらえなかったりして……」
一同「グサッ……」
のび太「えっ? 本当なの?」
中学生「気にしてること言いやがって……」
中学生たちがドラえもんとのび太を追いかける。
中学生「邪魔だたぬき!」
ドラえもん「僕はたぬきじゃない!」
のび太は道を左に曲がるが空き缶を踏んで工事中の穴に落ちてしまう。
中学生「どこ行った? 向こうを探せ!」
のび太「助けてよ…… ドラえもーん‼︎」
最終更新:2019年11月04日 16:16