仮面ライダー鎧武  サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!のエンディング

マルス「私は神だぞ!? それが何故、貴様らなんぞにぃ……がああっ!!」

仮面ライダー鎧武(ガイム)(かずら)()(こう)())は、オーバーロードの少年・ラピス達と共に仮面ライダーマルス/コウガネを倒した。
その次の瞬間、紘汰は元の沢芽市に戻っていた。

紘汰「ここは……。夢でも見てたのか?」
ラピス「紘汰」

冒頭と同じように、紘汰の背後にラピスが立っている。

紘汰「ラピス!?」
ラピス「ごめんね紘汰。君達には本当に迷惑をかけた。でも、全部終わった。これで僕も、安らかに眠ることができる」
紘汰「えっ? ラピス、それは一体どういう意味だ?」
ラピス「ありがとう紘汰。僕にサッカーを教えてくれて……」

ラピスが笑いながら、光となって消えていく。
ラピスは、コウガネとの戦いで全ての力を使い果たしていたのだった。

紘汰「そうか……そういう事だったのか。お前はずっと独りで……頑張ってたんだな……」

天を仰ぎ、廃墟の中を力強く歩み出す紘汰。

紘汰「見ていてくれラピス、俺は必ず取り戻す。傷つけ合う必要のない世界を!」

そしてヘルヘイムの森の片隅には、ボロボロになったラピスの腕輪と、サッカーボールが転がっていた──。


(終)

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最終更新:2020年01月03日 20:55