ウルトラマンネクサスに変身する「適能者」、姫矢准は、戦いの末に倒れ、
TILTに捕らえられ、調査を受けていた。
研究員「振動波、確認!」
「これが「ウルトラマン」の力のひみつだ!!」
「記録開始・・・・!!」
吉良沢(これまでの戦いのダメージで、君の体はもうボロボロなんだ。もう一度変身したら死ぬかもしれない)
姫矢は目を見開き、光と共に姿を消した。
研究員「!!」
「き・・・消えた!?」
吉良沢「それでも―――行くのかい?」
ナイトレイダー専用機ハイパーストライクチェスターが、とある異空間に突入してきた、
隊員「溝呂木が伝えてきた座標の特殊位相空間に到達しました!」
和倉「やつめ、なぜ我々を呼び出した!?ここでどんなワナを・・・」
弧門「!!、た、隊長ッ!」
ネクサスが蔦で囚われ、石壁に磔にされていた。
弧門「ウルトラマンが――――ー―!!」
飛んできた触手が、ハイパーストライクチェスターを捕らえた。
隊員「!!」
「ビースト!!」
蔦を伸ばしてきたのは、スペースビースト・クトゥーラだった。
溝呂木「ククク・・・全員そろったな。処刑を始めよう!!」
溝呂木がダークメフィストに変身した。
溝呂木「姫矢はもう終わりだ!!やつは宇宙から来た光に選ばれてウルトラマンになった。だが、もうすぐ闇の波動にのみこまれ、やつと同化していた光はこの地に放たれるのだ。俺はその光をうばい、無敵の力を手に入れる!!」
凪「く・・・!!溝呂木・・・!!」
溝呂木「お前らには最後のチャンスをやろう」
「俺にしたがうか、死ぬか。選べ!!」
その頃、姫矢に誰かの声が聞こえてきた―――――
?(ジュン)
姫矢(その声は―――――――セラか・・・・・!?)
声を届けたのは、かって姫矢と心を通わせた少女、セラだった。
セラ(あきらめないで、ジュン。あなたは光に選ばれたのよ。その力で、大切な人たちを・・・守ってあげて!!)
ネクサスが蔦を引き千切った。
溝呂木「なにっ!?」
ネクサスがメフィストと戦う。
溝呂木「バカな!!キサマの光はもう消えかけていたはずだ!!」
凪「ウルティメイトバニッシャー、シュート!!」
ハイパーストライクチェスターの新兵器、ウルティメイトバニッシャーがクトゥーラを倒した。
和倉「溝呂木―――――!!」
再度、ウルティメトバニッシャーが放たれたが、ダークメフィストには防がれた。
溝呂木「フン!バカなやつらめ!もういい、死ね!!」
吉良沢「こちらCIC,ウルトラマンのエナジーコアを撃ってきださい!!」
弧門「え!?」
吉良沢「ウルティメイトバニッシャーは、ウルトラマンのエネルギーをコピーしたものです!!つまり―――――」
弧門「そうか!!これでウルトラマンに――――――力を与えられる・・・!!」
ハイパーストライクチェスターがネクサスのエナジーコアを撃ち、
ネクサスがシュネッスに変身した。
弧門「この力は、けっして希望をすてない人々のためにある!!それに気づけぬおまえが、勝てるはずがないっ!!」
溝呂木「笑わせるな!!俺は無敵だ!!」
ネクサスのオーバレイ・シュトロームとダークメフィストのダークレイ・シュトロームが激突し――――
弧門・溝呂木「「!!」」
閃光がネクサスとダークメフィストを覆った。
弧門「姫矢さん―――――!!」
姫矢(弧門、光は絆だ。誰かに受継がれ、再び輝く・・・)
弧門「その言葉だけを残して、姫矢さんは消えた――――――」
そして―――――
憐「よっ」
少年、千樹憐の手にネクサスの変身アイテム、エボルトラスターが握られていた。
憐「光・・・か。このオレに――――――何を望むんだい?」
新たな光が・・・・!!
(つづく)
最終更新:2020年02月13日 18:15