炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIXのエンディング

新たな敵・機械生命体エレ機族ゾンタークが、ヒューマンワールドの人類を支配しようと企む。
しかしゴーオンジャーとゴーオンウイングス、ゴーオンジャーから離反したと見せかけていた早輝、そしてケガレシアたち蛮機族ガイアークの思わぬ協力により、形勢は逆転する。
残る敵はゾンタークのリーダー、闘首ノイーズンただ1人。

ノイーズン「よくも!」
ブラック「走輔!」
レッド「本気で時間がねぇ! ノイーズンを倒して、Nチップ発動を止めるんだ!」
ノイズン「革命まで、あと10秒。そうはいきませんよ!」
スピードル「走輔、俺たちも行くぜ! ドルドル──っ!」
ボンパー「みんな、炎神キャストを!」
走児「うん!」
ケガレシア「ほいきたでおじゃる!」

ケガレシアが取り戻したスピードルたちの炎神キャスト、走児のベアールVに、ボンパーの放った炎神ソウルが装填される。
炎神7体が巨大化して、ゴーオンジャーとゴーオンウイングスたち7人が乗り込む。

一同「ミラクル炎神合体!!
スピードル「7体の炎神と7人の心が1つになって、今回限りのフルスロットルな技が炸裂するぜ!」

スピードル、バスオン、ベアールV、バルカ、ガンパード、トリプター、ジェットラスの7体が合体して、新たな炎神の王・エンジンオーG7が合体する。

一同10YEARS(テンイヤーズ)グランプリ!!

エンジンオーG7が火の玉と化し、強烈な突進がノイーズンに炸裂する。

ノイーズン「グワアァ──ッッ!! 見事だ! おめでとう…… 感動したぁ──っ!!」

ノイーズンが大爆発し、最期を遂げる。

一同「チェッカ──フラーッグ!!
走児たち「やったぁ!!」


街中では、人々を密かに支配していたアイテム・Nチップが、跡形もなく消え去る。


レッド「へへっ、どんなもんだ!」

レッドが走児に向かって、チェッカーフラッグのポーズを決める。
走児も笑顔で、そのポーズを真似て応える。


後日の夕暮れ。
オープニング同様、虐めっ子の少年たちが、少女からランドセルを取り上げている。

少年たち「やーい!」
少女「返して! 返してよぉ!」
走児「おぉい!!」

走児が仁王立ちになり、彼らを厳しく睨みつける。

少年たち「なんだ、走児。どうせまた、逃げんだろ?」
走児「もう逃げない! 約束したんだ……!」

懐から、走輔のコインを取り出す。

走児「マッハでぶっ飛ばす!!」

走児がコインを指で弾き、少年たち向かって駆け出す。
少年たちが、その走児の気迫に押される。

走児「うぉおお──っっ!!」


エンディングテーマに乗せてのエピローグ。

ゴーオンジャーとゴーオンウイングスたちの新たな活動拠点、須塔探偵事務所。
軍平が早輝に、ゴーオンジャケットを押し付けようとしている。

軍平「ほらぁ! 早輝もこれ、着て着て!」
早輝「だから嫌なんだってばぁ」
軍平「なんで!?」
範人「やっばぁ! もうすぐバイトの時間だ!」

範人や美羽が掃除に勤しむ傍らで、大翔は筋トレに励んでいる。

大翔「相変らず、騒がしい奴らだ……」
美羽「兄、1人で恰好つけてないで、掃除手伝ってよ!」
連「はぁい、オムレツできたっスよ! 危ないな、範人」

連は相変らず、給仕を担当している。
皆が騒がしくする一方、走輔は1人、看板を手にして見惚れている。

ボンパー「走輔、さっきから何やってるの? ボンボン」
走輔「自分の才能に惚れ惚れするぜ」


連「よぉし、走輔、ここだ!」
走輔「よっしゃ! こんなもんかな」

連が玄関の探偵事務所を外し、代りに走輔が手作りのゴーオンジャーの看板を、なぜか斜め向きに貼る。

連「走輔、なんでこんな斜めに上がってんスか」
走輔「右肩上がりっていうだろ?」
連「みんな、走輔がこれ!」

他の一同が呆れてそれを見つめががらも、笑顔を交わす。


ゴーオンジャーのロゴタイトルをバックに、一同が手を振る。

一同「まったね──っ!!」


(終)

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最終更新:2020年03月21日 06:35