アメリカとメキシコの境にある荒野。
馬に乗った男であるジョー(通称「名無しの男」)が田舎町サン・ミゲルにやってきて馬から降り、井戸から水をすくって飲んだ中、子供がやってきてジョーはその様子を見ていた。
その子供は町の家の中に入ると。
ガンマンの男「おいまた来たのか出てけ!」
家の中にいた男がそう言うと、入ってきた子供は泣く。
ガンマンの男「何回言ったらわかるんだこのガキが!」
男がそう言うと、その子供は家から出てくる。
ガンマンの男「さあ、行くんだ!」
男がそう言うと拳銃で威嚇発砲をする中、その父親と思われる男が子供を抱いた。
子供「パパ…」
男「おいお前のせいだぞ、殺されたいのか!」
ガンマンの男はその子供の父親を蹴り上げる中、井戸の前にいたジョーに気づき、ガンマンの男は何も仕掛けず離れて、子供の父親は子供を抱えて家に戻る。
そんな中、家の中にいた女性・マリソルは笑顔になっているジョーを見た後、窓を閉める。
変わってジョーは馬に乗って別の町へ来た中、 後ろに「Odios amigo」と紙が貼り付けられていたガンマンが通り過ぎて、馬に乗って街を歩く中、村人フアン・テディオスに呼びかけられる。
フアン「あのどちらへおいでですか?。私はフアン・テディオスですよ。誰に会いに?ラモンでしょ?いや違うな?バクスターですか?いやいやそれとも違う。金が欲しいんでしょ?それじゃあこれはぴったりですよ。腕があればね。この街はみんな、金持ちになるか、それとも殺されるかです。何を買います?ライフル…酒?いや、買うんじゃない鉛の弾を売るんだ!。いい金になりますよ…死なきゃね…でも死んだら鐘を鳴らしてあげますよ」
ジョーが馬に乗って歩く中で家の中にいた村人らはその様子を見ていた中、後ろにいた無法者のガンマンに呼びかけられる。
無法者ら「どこへ行くつもりだ」「死刑囚もいいぜ」
「そっちは地獄へ通じてるんだ」「どっかで道を間違えたんだろう?」
「生きてるのが嫌になったんじゃね」「よかったらいつでも手伝ってやるぜ」
「働きてぇか?がらじゃねえな」「カカシの代わりくらいにはなるかな」
「やめろ、カラスに脅かされて逃げられるのが関の山だ」
無法者らは拳銃で威嚇発砲をしジョーが逃げる中でなぜか看板の柱につかむと、目の前にはカルロスがいた。
ジョー「やあ」
カルロス「やあ」
カルロスがそういった後、ジョーは掴んでいた柱から手を離し、地面に着地し、互いに向き合うと後ろからフアンが呼びかける。
フアン「フハハハ!金儲けも大変だ!よっぽどうまくやられたら命がねえ」
フアンがそういった後、カルロスとジョーは酒場の中に入る。
カルロス「こんな街へ来てろくなことはねぇのに、何探してる?」
ジョー「食事となんか飲み物を…」
カルロス「水はそこにある」
ジョー「水?水はいらねぇ」
カルロス「おめえさん達はみんな同じだ。飲むことと殺すことしか考えやしねぇ、そうだろ?」
ジョー「ああ、頼みがあるんだ。話に乗ってもらいたいんだ」
ジョーがそう言うと、タバコをくわえて火をつける。
カルロス「分かってる。金がねぇんだろ?街へ来たばかりだからな。だが人を殺すことさえ嫌がらなければ金を出そうってすればすぐに見つかるぞ」
カルロスは食事を持ってくる。
カルロス「踊り子のもんだ。殺されたよ。最近じゃ客も来ねえ。殺し合いと組織じゃ暇がねえんだろう…」
ジョー「街にもまるで活気がねえな…」
カルロス「住んでる人間もそうだ」
ジョー「何かあったのか?」
カルロス「みんな殺された。住んでる女の3人に一人は互恵だ。ここは人殺しの町だ。稼ぎはみんな取り上げられてしまう。もう働く者もいねえ…」
ジョー「まるっきり、そうでもないらしいぜ」
ジョーがそう言うと、音に気づいたカルロスは窓を開けると外では棺を作っていたその職人であるピリペロがいた。
ピリペロ「こんにちは」
カルロス「お前さんを見ただろう寸法を取ってるんだよ。いつ必要になるか分からんからな。用意しとかなきゃな…。どうした?おかしいか?笑ってるうちにあいつらに殺されんようにすることだ。わしは悪いことはいわん。そいつを食べたら町を出ろ命のあるうちに…」
ジョー「金は払えねえぜ」
カルロス「金はいらん。歩けるうちに出て行ってくれ」
ジョー「どこに出る?」
カルロス「バルコニーだ。上がってどうする?」
ジョー「ああ、見物だ上に上がるとよく見えるんでね。」
カルロス「何を見るんだよ?そんなヒマはねぇぞ!」
最終更新:2020年12月26日 18:19