配給・制作会社のオープニング映像の後、インドネシア共和国のバリ島・バリ州の自然豊かな景色が映る中で主人公となるリズ・ギルバートがナレーションとして語る。
リズ(私の友人のデボラは心理学者。彼女はフィラデルフィア市当局からアメリカに行って来たばかりのカンボジア難民)
リズが語る中でリズが乗った自転車が橋を渡る場面が映る。
リズ(いわゆるのオート・ピープルへのカウンセリングを依頼された。だけどデボラは自身がなかった。大量虐殺を生き延び、飢えに耐え、肉親を目の前で殺され、難民キャンプで何年も暮らし、ボートで西側に脱出してきた難民達)
自転車に乗っていたリズは自転車で道路を走る。
リズ(彼らの苦しみにどうやっての寄り添い、力になれば良いのかって…)
自転車に乗っていたリズは道路を走った末に村へと到着し、自転車を止めた付近にあった寺の中へと入る。
リズ(でも、実際にデボラが聞かされたのは、どんな悩みだったと思う?。例えばこう、難民キャンプで出会った男性と恋に落ちたの。でもボートが別々で彼は私のいとこと結婚、なのに今になって愛してるって電話をしてくる、どうしたらいい?。人間なんてそんなもの)
リズが寺の中を歩く中で花の手入れをしていた僧侶に呼びかけられる。
僧侶「何か御用?」
リズ「私、リズ・ギルバートっていいます。雑誌にバリの記事を書くにあたって呪い師の薬屋さんに是非お会いしたいんです。いらっしゃいます?」
僧侶「待ってて」
リズ(私だってそうだもの。先祖代々呪い師で9代目である彼に私が何を聞くと思う?、神に近づく道?、それから子供達の飢えを救う方法?)
リズが待機している中で呪い師であるクトゥリエがやってくる。
クトゥリエ「初めましてクトゥリエです」
リズ(違う、私が聞いたのは男のこと)
変わってクトゥリエはリズの手のひらの線を見ながらリズに占いを話し合う。
クトゥリエ「あんたは世界を旅する。それに長生きする。多くの友へ、多くの経験を売る。結婚は2回だね、長いのと短いのと」
リズ「今の結婚はどっちの方?」
クトゥリエ「さあね…それと…お金を全部失う…6ヶ月から10ヶ月くらいのうちに…心配ないちゃんと全部取り戻せるから。その後、またバリに戻る。そして3、4ヶ月ここに滞在し私に英語を教えてくれる。私は今までで英語の練習相手がいなくてね、代わりに私が全部知っていること教えてあげよう」
クトゥリエがそう言い、リズが寺を離れようとする中でクチュリエが何かを持ってくる。
クトゥリエ「待って。これをあげよう」
クトゥリエが持ってきたのは仏教の神と思われるのが描かれた紙であった。
クトゥリエ「4本の足が如く、大地に立てば…決して揺らぐことはない…そして世界を見る時は頭ではなく心で見るようにする。そうすれば、神がわかる。だからここへ来たんだろ?。チュンレンタアリゲタ」
リズはクトゥリエから仏教の神が描かれた紙をもらう。
最終更新:2020年12月26日 18:25