ナバロンの要塞のオープニング (吹替版)

ナレーションが語ると共にギリシャのパルテノン神殿付近のエーゲ海の光景が映る。

ギリシャとエーゲ海の島々は多くの神話や戦いそして冒険の伝説を世に送り出してきた。

次にパルテノン神殿周辺の光景が映る。

かつて栄光に満ちたこれらの廃墟や朽ち果てた寺院、エーゲ海の島々に伝わる伝説を作り出した多くの英雄たちを目の当たりよりに眺めてきた証人である。
しかし現代に生きる我々には現代の伝説が作られそこで活躍する英雄は古代のような神の化身ではなく我々と同じごく普通の人間なのだ。

次にギリシャの島々で生活する人々の光景が映る中、中心にはイギリス軍の兵士が移動する光景の白黒映像が映る。

1943年、2000名のイギリス軍将兵が小さなケロス島に孤立した。
疲れ果てた彼らの命はあとわずか一週間。
なぜならベルリンのドイツ軍総司令部が中立国トルコに味方にせんがだめ
エーゲ海における圧倒的戦力を誇示してトルコに脅威を与えんものと重要な決定を下したのだ。
このデモンストレーションの場にケロス島が選ばれたのである。
こうして強力なドイツ軍が攻撃態勢を整えて待機しケロス島のイギリス軍将兵は島を脱出しなければ
全員虐殺される運命となった。

変わってエーゲ海付近の島々がうつる。

しかも、ケロス島唯一の水路はレーダーで監視されナバロン島の巨大な二問の大砲によって制圧されていた。

ナレーションが語った後、ナバロン島の二問の大砲が発射される場面となり、戦艦が破壊される。

想像を絶する破壊力と正確さを誇る巨大な兵器の目の前に連合軍は為すすべを知らなかった。
連合軍情報部がドイツ軍のケロス島攻撃作戦を知ったのはわずか一週間前。
その後の6日間がナバロンにおける現代の伝説となった。

ナレーションが語った後、パルテノン神殿を背景に映画のタイトル・テロップが映る。

THE GUNS OF NAVARONE

1日目午前2時。
中東連合国空軍基地。
プロペラ戦闘機が煙を巻く中でその1機が着陸する中でジープから大尉であるキース・マロリーが降りて来て基地の作戦司令室の部屋に入るとジェンセン住所がいた。

ジェンセン「何だ?」
キース「ジェンセン准将にお会いしたいんですが」
ジェンセン「私だよ。まぁ、入りたまえ。遅いぞ」
キース「すいません。クレタ島を出た後にすぐに敵襲を受けずっと片肺飛行で来ましたので」
ジェンセン「ドイツ軍は君とアンドレアの首に1万ポンドの賞金をかけたそうだが。君も大したもんだな」
キース「どうして、それをご存じなんです?」
ジェンセン「君も上官として当然だろう。この一年半君は私の指揮下にあった。そしてついに念願の対面ができたんだ。休暇と言われて来たのかね?」
キース「はい、そうですが」
ジェンセン「気の毒だが休暇は延期して特別任務についてほしい。昔なじみが入るぞまず挨拶でもするか?」

ジェンセンがそういった後、後ろに座っていたロイ・フランクリンが起き上がる。

ロイ「よう、しばらくアテネ時代から変わっていないな。」
キース「やあ」

ジェンセンはロイと握手する。

ジェンセン「じゃあ、早速始めよう」

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最終更新:2020年12月26日 18:26