ドラえもん のび太の宝島のエンディング

全てを終えたドラえもんたちは帰路につこうとしていた。

フロック「のび太!」
セーラ「しずか!」
のび太「フロック、元気で!」
しずか「セーラも」
フロック「みんなも‼︎」
セーラ「本当に、本当に……」
ドラえもん「クイズも元気で‼︎」
クイズ「いまの気持ちは、最初に潜水艦に乗った人数だチュン」
ドラえもん「えっ?　えーっと……」
ジャイアン「最後になんだよ。全然わかんねぇよ!」
のび太「もしかして、最初のクイズじゃない?」
スネ夫「確か、999人は潜水艦に乗ってたって言ってた……」
ドラえもん「999……　わかった。サンキューだ!」
クイズ「ピンポン!」

宇宙船が飛び去っていく。

フロック「ありがとう!」
セーラ「またいつか‼︎」
フロック「のび太!」
セーラ「しずか!」
のび太「またいつか、必ず‼︎」
ドラえもん「クイズ、サンキュー!」
しずか「セーラ、元気で」
フロック「みんな、元気で‼︎」
セーラ「みんなのこと、忘れない!」
のび太「さようなら‼︎」
ジャイアン「未来を頼んだぜ!」
スネ夫「フロックならできるよ‼︎　じゃあね!」
フロック（ありがとう、のび太……　本当に……　ありがとう!）

宇宙船が去っていく。

野比家。

ママ「のび太!　夏休みの宿題、終わったの?」
のび太「今、やってる……」

そこへパパが入ってくる。

パパ「のび太……」
のび太「パパ」
パパ「これ」
のび太「えっ?」

パパが差し出したのは小説だった。

パパ「ずっと忘れてたけど、パパも昔、この本に夢中になって、宝島を探しにいくって大騒ぎしたことがあるんだ。ごめんな、ボロボロで……」
のび太「ううん……　ありがとう。パパ!」
ドラえもん「ふふふ……」
ママ「……」
2人「のび太!」
ジャイアン「野球やろうぜ!」
のび太「うん。すぐ行く……」

のび太は椅子に足をぶつけてしまう。

パパ「おいおい……」
ドラえもん「あれまぁ……」

のび太がジャイアンたちと合流する。

ジャイアン「早く!」
のび太「ごめん」
ジャイアン「エラーしたら鼻でカルボナーラだからな!」

空き地。

ジャイアン「行ったぞ、のび太!」
のび太「オーライ、オーライ!　イテッ。ん?」

のび太が拾ったのは金貨だった。

のび太「これ……」
一同「えっ?」

（終）