電光超人グリッドマンの第25話


決戦!ヒーローの最期
〔前編〕


毒煙怪獣ベノラ登場



直人たちの住む町・桜が丘は、直人たちとグリッドマンの活躍により、表向きは平和が保たれていた。

一平「いい天気だなぁ~。このままどっかにツーリングでもしたいぜ」
ゆか「ダメよ。英語の宿題があるでしょ?」
一平「わかってるけどさ、青空が俺たちを呼んでるんだよな~」
直人「そう! 『遊びにおいで』ってね」
ゆか「何言ってんの。『少年老い易く学成り難し』って言うでしょ?」
一平「『小便漏れやすいガキになりたい』……?」
ゆか「……どう聞き間違えばそうなるのよ。若いうちに勉強しとかなきゃ、あっという間に年を取っちゃうってことよ」
直人「だからって、こんないい天気なのに」
一平「そうそう。明日この空が曇って、永遠に青空が見えなくなるかもしれないんだぜ?」
ゆか「そんなこと、あるわけないでしょ?」

直後、何かを見つけた一平が急に血相を変えて自転車を走らせ始めた。
後を追う直人とゆか。


3人が向かった先では、なじみの中古電器屋が閉店の準備をしている。

一平「おじさん! どうしたの?」
店主「ああ、一平くん。ご覧の通り、店じまいだよ」
一平「店じまい? なんで……」
店主「最近、コンピューターの異常でよく事件が起きてるだろ? そのおかげでコンピューターは売れないし、返品が多くて商売にならないんだよ」
直人「コンピューターの異常って……」
ゆか「カーンデジファーだわ」
店主「えっ? カーン何?」
ゆか「あっ、いえ…… 別に」
一平「いや、店じまいされたら俺たち困るよ。これから『ジャンク』のパーツ、どこで手に入れたらいいんだよ?」
店主「そう言われても仕方ないんだ…… 悪いな」
一平「そうか…… 仕方ないか…… じゃあ、元気でね」

肩を落として立ち去る3人。
店主も寂しそうだ。

直人「どこか新しい店探してくれよ」
一平「そう言われても困るよ」

そう言い合いながら3人が通りかかった先では、引っ越し業者が作業するのを横目に、小金村巡査が主婦たちと立ち話をしている。

主婦A「あのご家族、とうとうこの町を離れる決心をしたんですって」
主婦B「だって、この半年の間、妙な事件が立て続けに起こりましたものね。ほら、スーパーがパニックになったり*1、水道から塩酸が流れたり*2……」
主婦A「そうよ! お巡りさん、いったいどういうつもりなんですの? あたしたちだってこのままじゃ、安心して生活もできないわ」
主婦B「なんとか事件を未然に防ぐ方法はなかったのかしら?」
小金村「い、いや、桜が丘署としましても、こればっかりは……」
主婦A・B「こればっかりはって、いつもでしょ!?」
小金村「い、いや、興奮しないでくださいよ、奥さん方!」

詰め寄られる小金村巡査を見ていたたまれなくなり、逃げるようにその場を立ち去る直人──。


直人は町はずれの展望台から町を眺めている。

一平「いったいどうしたんだよ、直人?」
直人「……俺たち、カーンデジファーが送り込んできた怪獣を倒すことで、世の中の平和を守ってる気になってたよな。だけど、本当に守れてたのかな? 現にああして、店を閉めたり、この町を離れる人がいるってことは、俺たち…… カーンデジファーに勝ったことにならないんじゃないか?」
一平「そりゃそうだけど……」
ゆか「直人の言う通りかもしれないわ」
一平「だからって、この町だけじゃないぜ、コンピューターワールドで怪獣が暴れた時の影響は! どこへ逃げたって、おんなじなんだぜ?」
直人「だからなおさらさ!」
ゆか「そうよね…… 世界中でいろんな混乱が起きてるのは確かだもの。でも直人、だからこそ私たちは戦い続けるんじゃない? カーンデジファーの魔の手から、世界を救うために。私たちがやってきたことが、無駄ってことはないわ」
一平「そうだぜ、直人。ゆかの言う通りだ。カーンデジファーの陰謀から世の中を守ってきたのは俺たちじゃないか! 俺たちのこの手で守ったんだ」

しかし、直人の表情は晴れない。

一平「思い出してもみろよ、奴の悪だくみのせいでいろんな人たちがどんな目に遭ってきたか。あの時だって……」

回想──

弾力怪獣バモラが現実世界に出現しようとした事件(第2話)。
透明怪獣ステルガンがコンピューターを搭載した自動車を暴走させたせいで、自動車に乗っていた直人の父・宗一郎が死の危機にさらされた事件(第4話)。
裂刀怪獣バギラが引き起こした、食料品の流通停止事件と買い占め騒動(第5話)。
グリニッジ天文台を襲撃した結晶怪獣メカギラルスの暗躍により、世界中の人々の体感時間が狂わされた事件(第14話)。
磁力怪獣マグネガウスがゆかの家のセキュリティシステムを改ざんしたことで、ゆかの母と兄が家の中に閉じ込められた事件(第12話)。
不協和音を受けて悪の怪獣と化した電子アニマル・アノシラスが、町中に騒音を流した事件(第6話)。
兄弟怪獣・ブリザラーとフレムラーが各家庭のエアコンを操り、町の住民を酷寒・酷暑で散々苦しめた事件(第8話)。
鋼鉄怪獣メタラスが仕掛けた、恐怖の「買い物ゲーム」(第11話)。
火炎怪獣メカフレムラーが、パーマ機器を暴走させて美容院を全焼させようと企んだ事件(第19話)。
地底怪獣テラガイヤーが水の消毒に使われる塩素を利用して水道水を塩酸に変え、町中を水不足に陥らせた事件(第10話)。
超鋼鉄怪獣ネオメタラスがショベルカーを操り、貴重な恐竜の全身化石を破壊しようとした事件(第22話)。

直人、ゆか、一平の3人は、これまでに起きた様々な事件を振り返った。
魔王カーンデジファーの送り込んだ怪獣によって苦しめられた人々の顔を
思い出すことにより、カーンデジファーへの新たな怒りがこみ上がった。

一平「カーンデジファーが何を仕掛けてきても、負けちゃいけないんだ、俺たちは!」
直人「ああ!」
ゆか「力を合わせて、頑張りましょう」

決意を新たにした3人が、互いの手を重ね合わせる。

だが…… その頃、武史は……。

帰宅途中の武史が工場地帯を歩いている。

武史「まったく、汚いところだ。空気が汚れきってる」

そのまま信号のない横断歩道を渡る武史だが、下を見ながら歩いているせいでトラックが来たことに気づかない。
トラックがクラクションを鳴らしながら急ブレーキをかける。

武史「うわ!」

慌てて立ち止まり、トラックから離れる武史。

運転手「こら、どこ見て歩いてんだ!」

トラックは武史に排気ガスを吹きかけながら走り去っていった。

運転手「気をつけろ!」
武史「僕が悪いんじゃないのに…… 公害までまき散らしやがって!」

走り去るトラックを睨み、さらに周囲を見渡す武史。

武史「どいつもこいつも空気を汚しやがって。今に見てろよ」

帰宅した武史は、さっそく空気清浄機を起動させながらパソコンの前に座る。

武史「これでよし。有害物質に汚染された空気など、死んでも吸うものか」
カーンデジファー「汚染された空気だと」
武史「ええ。いいアイデアを思いついたんです」

工業地帯の地図をカーンデジファーに見せる武史。

武史「人は公害の危険を叫びながら、空気を汚すことをやめようとはしない。だったら、もっと汚してやろうと思うのです」
カーンデジファー「う~む、なるほど」
武史「この工場地帯の煙を処理するシステムに怪獣を送り込んで、もっと煤煙を吐き出させてやる」
カーンデジファー「それは面白いが、それだけでは足りん。あの小癪なグリッドマンの息の根を止めるために、煙に細工を施すのだ」
武史「いったいどんな?」
カーンデジファー「わしに考えがある。むはははははは……!!」


その頃、直人の弟・大地は、一平の妹・カナをスーパーマーケットの前に呼び出していた。

カナ「どうしたの、突然呼び出したりして」
大地「あのね、今日うちで掃除の手伝いをしたら、珍しく小遣いくれたんだ」
カナ「それで?」
大地「たまにはカナちゃんに何かおごってあげようと思ってさ」
カナ「お金で釣ろうってわけ?」
大地「そんな! 僕はただ……」
カナ「あたし、忙しいんだけど」

帰ろうとするカナ。食い下がる大地。

大地「ソフトクリームでもどう!?」
カナ「……たまにはいいわね」

大地がガッツポーズをする。


武史の怪獣作成はいよいよ佳境を迎えていた。
手足、尻尾、胴体──各パーツを組み合わせ、二足歩行型の怪獣が形作られていく。

武史「『毒煙怪獣ベノラ』。体の突起から毒ガスを噴射し、口からは火炎弾を吐く!」
カーンデジファー「いい出来だ。力を与えてやるぞ──むんっ!!」

カーンデジファーの魔力を受けて、武史が描いたベノラの絵が実体を持つ怪獣に変わった。

武史「さあ行け、ベノラ! 工場の排煙処理システムのコンピューターの中に潜入して、暴れまくるんだ」

ベノラが武史のパソコンの中から出撃、排煙処理システムのコンピューターワールドに降り立つ。

武史「ベノラが工場の排煙処理システムに潜入しました」
カーンデジファー「よーし、ベノラよ、破壊を開始しろ! 東京中の空という空を、有毒ガスで覆い尽くすのだ!!」

工場の煙突を模したコンピューターワールド上のプログラムが、ベノラの剛腕で崩れ去っていく。
まだ処理されていない排煙にまみれていくコンピューターワールド。
そしてコンピューターワールドの異常は、たちまち現実世界に反映され始めた。

職員「排煙処理システムに異常事態発生…… うっ!」

コンピューターそのものから排煙が噴出、施設全体に充満する。

職員「苦しい……!!」


大地とカナは呑気にソフトクリームを食べ歩いている。

大地「あそこの店はミントチョコもいけるんだ。今度またおごってあげるよ」
カナ「言っとくけど、ソフトクリームをダシに使えばあたしがいつでも付き合うだろうなんて思わないでね。今日はたまたま気が向いただけなんだから」
大地「でも、これおいしいでしょ」
カナ「うん、大好き」
市民「ちょっと、あれ何?」

人々が指さす先からは巨大な黒い雲が流れてきている。
桜が丘の空が黒雲に覆われていく。

大地「なんだ、ありゃ?」
カナ「何?」


一方、ジャンクの地下室で勉強中の直人たちは外の異変に気づいていない。

一平「うーん、喉乾いたな。ジュースでも買ってくるわ」
直人「あっ、俺、オレンジね」
一平「OK」

一平が外に出た直後、空が暗くなる。
黒雲は一平の家がある地区まで覆いつつあった。

一平「なんだぁ……!?」

急いで地下室に戻る一平。

直人「なんだって!?」
一平「とにかく表見てみろよ!」
ゆか「ええ」

ベノラの破壊活動はますます激化。連動して黒雲の流れる速度も速くなる。

一平「ほら、見てみろよ」
ゆか「どんどん広がってるわ!」

武史「フフフフフ…… もっと暴れろ、ベノラ。お前の毒ガスで、世界を恐怖の闇に陥れるんだ」
カーンデジファー「さぁ、早く来いグリッドマン。待っているぞ。今度こそ貴様の息の根を、止めてやるぞ!!」

一平「なんだと思う?」
直人「まさか、またカーンデジファーの仕業かな……」
ゆか「じゃなきゃいいけど」

そこに、一平の両親・寛司と彩子が店の中から出てくる。

寛司「あれか」
彩子「なんだか怖いわねぇ」
一平「父ちゃん、母ちゃん、なんなんだ? あれ」
彩子「ああ、今ニュースでやってたんだけどね、工場地帯の排煙なんとか……」
寛司「排煙処理施設。できるだけ公害を出さないための施設なんだ」
彩子「そうそう、それが壊れて、煙突から毒ガスが噴き出してるんですって」
直人「毒ガスですか!?」
寛司「母ちゃん、毒ガスじゃないよ。有毒ガス」
彩子「似たようなもんじゃない!」
寛司「まあ、そりゃそうだけど…… だけど、あれだけの量だ。ただじゃすまんぞ……」

直人のアクセプターが鳴り出し、危機を知らせる。
慌ててアクセプターを押さえる直人。

寛司「なんだ、今のは」
一平「あ、いや……」
ゆか「腕時計の時報です。ね、直人」
直人「そうそう、勉強に戻る時間」
一平「うん、勉強勉強……」

3人が地下室へ戻っていく。

彩子「まぁ~、うちの一平ちゃんもついに勉強する気になったのねぇ。ねぇ、ちょっと。ねぇ」
寛司「いや、勉強はいいが…… この異様な雲は、いったい……?」

地下室へ入る直人たち。
ジャンクのモニターにグリッドマンが出現。

グリッドマン「直人! 出動だ!」
直人「わかってる」
ゆか「工場地帯の排煙処理施設のコンピューターよ」
一平「直人、急げ」
直人「アクセス・フラッシュ!!」

直人は、ハイパーエージェントから預かった『アクセプター』を使って、
グリッドマンと合体した!

画面の中に飛び込んだ直人がグリッドマンと合体。

一平「アクセスコード、」
ゆか「『GRIDMAN』!」

そして、パサルートを飛び、工場地帯のコンピューターワールドに向かった!

コンピューターワールドに突入したグリッドマンは、すぐさま巨大化プログラムを使って巨大化。機敏な動きで立ち回り、ベノラに反撃の隙を与えない。

ゆか「その調子よ!」
一平「一気に叩きのめせ、グリッドマン!」


武史の家──

カーンデジファー「とうとう現れたな、グリッドマン。貴様の運命もこれで最後だ。さぁ、ベノラよ! 奴をたっぷりいたぶってやるがいい!」
武史「この毒ガスの仕掛けが、グリッドマンに見抜けるかな?」

武史の指示を受けたベノラが両肩から毒ガスを噴射。
直撃を受け、苦しむグリッドマン。

ベノラの毒ガスを吸い込んだグリッドマンの体に、何かが起きた……。

グリッドマンの視界を、これまでの戦いの中で、特に怪獣たちに苦しめられた時の映像が支配していく──

電気怪獣ジェネレドンにエネルギーを吸い取られ、圧倒される場面(第13話)。
カーンデジファーと武史が仕掛けた罠にはまり、両足を封じられた場面(第10話)。
火炎怪獣フレムラーの火炎攻撃(第7話)。

頭を抱えて混乱するグリッドマン。

ゆか「グリッドマンの様子が変よ!?」
一平「どうしたんだ、グリッドマン!!」

無力化されたグリッドマンに、ベノラが火炎弾を連射。さらに毒ガスを浴びせていく。

透明怪獣ステルガンの衝撃波攻撃を受け、吹き飛ぶ場面(第4話)。
弾力怪獣メカバモラに叩きのめされる場面(第16話)。
透明化したステルガンの攻撃に翻弄される場面(第4話)。

グリッドマンはわけもわからぬまま、目に映る怪獣の幻覚を攻撃する。
キックを外し、転倒したグリッドマンをあざ笑うベノラ。そしてふらつく足で近寄ってきたグリッドマンをたやすく受け止めると、腹に膝蹴りを食らわせ、投げ捨てた。

一平「いったいどうしたってんだ!」
ゆか「あのガスのせいよ。怪獣が吐き出してるガスに何か仕掛けがしてあるんだわ」

ゆかがベノラのデータを調べ始めた。
が、その間にもベノラの毒ガス攻撃はグリッドマンを苦しめ続ける。

超音波怪獣ニセアノシラスの超音波ビームで動きを封じられた場面(第17話)。
磁力怪獣マグネガウス、鋼鉄怪獣メタラスの猛攻(第12、11話)。

グリッドマンは、過去に戦った怪獣たちの悪夢に苦しめられていた!
これはすべて、毒ガスの影響だった。ベノラが吐き出すガスの中に、
グリッドマンの中枢神経をマヒさせる物質が仕掛けられていたのである。

カーンデジファー「フハハハハハハ!! どうだ、グリッドマン! 毒ガスの威力を思い知ったか。今こそ、貴様の息の根を止めてくれるわ!」
武史「お前の無様な姿、東京中のさらし者にしてやる。『デッドプロジェクター』、オン!」

武史は、コンピューターワールドから光を飛び出させ、煙に反射させて、
怪獣に苦戦しているグリッドマンの映像を上空に映し出した!

大地「あっ、グリッドマンだ!*3
カナ「怪獣にやられてるじゃない!」
大地「グリッドマン、負けるな!」
カナ「あっ、またやられた!」

やがて、上空に堆積した排煙が地上に降り注ぎ始める。

カナ「やだ、服が汚れちゃう!」
大地「カナちゃん!」

排煙を吸ったり浴びたりした人々が咳き込み、倒れていく。


もはや立つことさえままならないグリッドマンを、ベノラが一方的に痛めつける。
額のランプが点滅。
ジャンクの警報音が鳴り響き、火花が散る。

グリッドマンのエネルギーは、手作りパソコン『ジャンク』に連動している。
ジャンクがパワーダウンしてしまうと、グリッドマンもコンピューターワールドから
消し去られてしまうのだ!

一平「やっべーよ、なんとかしなきゃ!」
ゆか「落ち着いて! ドラゴンフォートレスを送り込むわ」
一平「頼むぜ! グリッドマンを援護してくれよ!」
ゆか、一平「出動! ドラゴンフォートレス!!」

2人が同時にエンターキーを押すと、パサルートが開き、アシストウェポン・ドラゴンフォートレスが発進した。

一平「よし、怪獣に攻撃開始だ!」
ゆか「ミサイル発射!」

ゆかがジョイスティックでドラゴンフォートレスを操作。弾幕を張ってベノラをグリッドマンから引き離す。

一平「今だ! ダイナドラゴンに変形だ!」

ドラゴンフォートレスが地上に降下し、恐竜型ロボット・ダイナドラゴンに変形。
その間に、ベノラのショルダータックルを受けたグリッドマンが大きく吹き飛ばされる。

ゆか「あっ、グリッドマンが!」

ダイナドラゴンが飛んできたグリッドマンをうまく受け止めた。
そのままベノラに向かっていくが、相手は火炎弾を連射してダイナドラゴンを近づかせない。
ベノラの火炎弾を受けるダイナドラゴンの姿を見せられて、またもグリッドマンの脳裏を悪夢がよぎっていく──

忍者怪獣シノビラーの手裏剣攻撃(第9話)。
火炎怪獣メカフレムラーの超高熱火炎(第19話)。
裂刀怪獣メカバギラの追尾ブーメラン(第18話)。

ゆか「グリッドマンのエネルギーがなくなる!」

グリッドマンは喉をかきむしり、ついに倒れ伏した。

一平「戻れ、グリッドマン!!」
ゆか「このままじゃ死んじゃうわ!!」
武史「やった……! ついに僕の怪獣が勝ったぞ!!」
カーンデジファー「これで邪魔者は消えた。ベノラよ、思いっきり暴れるがいい! 人間どもを、恐怖のどん底へ陥れるのだ…… フハハハハハ…… フハハハハハハッ!!」



魔王カーンデジファーの陰謀に、ついにグリッドマンが倒れた。
空を覆った有毒ガスは、東京中を覆い始めていた……。

このままでは、世界はカーンデジファーに支配されてしまう!
どうした、グリッドマン? 目を覚ませ!
立ち上がれ、グリッドマン!!



つづく


※ この続きは電光超人グリッドマンの第26話をご覧ください。

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最終更新:2021年05月06日 00:49

*1 第5、11話。

*2 第10話

*3 直人、ゆか、一平の家族は第21話でグリッドマンの存在を認知している。大地のみ、第2話の時点で現実世界に出ようとしたバモラと戦うグリッドマンの姿を目撃していた。