両親の死の真相を知ったスーパー1は、風の戦士として戦う事を選び、
仕えていた主君にして、両親の仇であった八鬼衆ジェネラルシャドウと相対していた。
スーパー1「おまえをたおす!!」
ジェネラルシャドゥ「・・・・・・・」
ジェネラルシャドゥはスーパー1に突っ込んで行き、サーベルでスーパー1の左腕を貫いた。
ジェネラルシャドゥ「ふふふ・・・もうパワーハンドは使えまい」
しかし、スーパー1は右手でジェネラルシャドゥの顔面を掴んだ。
スーパー1「うおお!」
そのまま、ジェネラルシャドゥを壁に叩きつけた。
スーパー1「きさまには・・・心の痛みなどわかるまい!!」
スーパー1はサーベルを引き抜き、投げ捨てた。
ジェネラルシャドウ「よ、よせ、スーパー1・・・組織の命令でやったんだ・・・おまえの両親を殺すつもりなど、おれにはなかったのだ」
「た、たのむ。許してくれ・・・」
そう言いながらも、ジェネラルシャドウは捨てられたサーベルを見ていて、
スーパー1はそれに気づいた。
ジェネラルシャドゥがサーベルに飛びつき、拾った。
ジェネラルシャドゥ「ニヤッ」
スーパー1「うおお!」
しかし、スーパー1はジェネラルシャドウに肘撃ちを炸裂させ、
壁に叩きつけた。
宙を舞ったサーベルをスーパー1が受け止め――――
スーパー1「地獄へおちろ!!」
ジェネラルシャドゥに投げつけ、サーベルはその胸を貫いた。
ジェネラルシャドゥ「地獄で・・・・・ま・・・・待ってる・・・・ぜ・・・・」
ジェネラルシャドゥは事切れた。
スーパー1の後ろにXライダーが来ていた。
スーパー1「Xライダー・・・・」
X「いこう。仲間が待っているところへ・・・・・」
その頃、ZXとスカイライダーは怪人達と戦っていた。
ZX「なにか感じねぇか、スカイ!!」
スカイ「なにかがおれたちを呼んでいる」
V3、ライダーマン、アマゾン、RXの4人も城の中を進んでいた。
アマゾン「呼んでいる・・・・・・」
ライダーマン「おれたちを呼んでいるぞ」
V3「1号ライダーだ!!」
RX「十人の戦士のパワーが共鳴して1号と心が通じ合ったんだ!!みんな、1号のもとへ向かっています!!」
V3(今、いくぜ、1号!!)
進んでいくV3達だったが、とある足音を聞き、立ち止まった。
V3「一度聞いたら、忘れられねぇ音だぜ・・・・・」
八鬼衆シャドームーンが現れた。
シャドームーン「久しぶりだな、V3!!」
V3「先にいけ!!」
ライダーマン「ばかな!!おまえ一人でやつと戦うつもりか!!」
V3「RXにはわかっているはずだ!!」
RX「1号の力が弱ってきているんです」
ライダーマン「なに!?」
V3「ぐずぐずするな!早くいけ!!」
RX「いきましょう!!」
ライダーマン「V3・・・・・」
RX達は先に進んだ。
アマゾン(V3・・・・・)
RX(ぼくは信じています。V3さんの力を・・・・・・!!)
V3「疾風弾!!!」
V3が疾風弾を放ったが、シャドームーンの掲げたシャドーセイバーに弾かれた。
V3「く・・・」
シャドームーン「いくぞ、V3!」
シャドームーンがV3に向かって行き、シャドーセイバーを振り抜いたが、
V3は飛び上がってかわした。
シャドームーン「ち!」
V3「疾風・・・」
シャドームーンがV3を追って、飛び上がった。
V3「真空斬!!」
V3が真空斬を放ったが、これもシャドームーンの掲げたシャドーセイバーに弾かれた。
V3「ばかな・・・やつには疾風弾も真空斬も効かねえのか・・・・」
シャドームーンのシャドーセイバーの柄での一撃がV3を打ち据えた。
V3が地面に落ち、シャドームーンがそこへシャドーセイバーを振り下ろしたが、
V3はかわし、そこから疾風弾を放ったが、シャドームーンにかわされ、後ろを取られた。
V3「し、しまった!!」
シャドーセイバーがV3の背中を切り裂き、V3は倒れた。
シャドームーン「ふふふ・・・おまえの力はそんなものか・・・・」
V3「くっ・・・」
V3が立ち上がったが、そこへシャドームーンがシャドーセイバーを突き出し―――
シャドームーン「さらばだ、V3!」
そこへ割って入ってきたトーベ―が錫杖でシャドーセイバーを止めた。
トーベ―「そうはさせんぞ!!」
シャドームーン「何者だ、きさま!」
トーベ―「ずっと後を追っていた。なんとか間に合ったようじゃ」
V3「あ、あんた風の谷の・・・」
トーベ―「おまえたちに出会ってすべてを思い出した。十人の戦士集まるとき、光あり・・・・十を一にせよ、その光こそ復活の光・・・・!!」
V3「トーベ―さん・・・・・」
トーベ―「いくがよい!さあ、1号のもとへ!!」
シャドームーン「ふふふ・・・・年寄りがなぜ死に急ぐ・・・・!!」
トーベ―「わしも1号とともに戦いぬいてきた戦士。時間かせぎぐらいはできようぞ!!」
トーベ―とシャドームーンが戦う。
V3は先に進んでいた。
V3(トーベ―さん・・・・あんた・・・死ぬ気で・・・・・・)
RX「ストロンガーさん!!」
ストロンガー「RX!!」
RX達は1号と捕らえられたストロンガー、2号の元に辿り着いたが、
怪人達に取り囲まれた。
ライダーマン「くっ!!」
怪人エレキドロンに、十字手裏剣が炸裂した。
ZX「ZX見参!!」
スカイ「どけい!」
スカイライダーも、駆けつけた。
ライダーマン「スカイライダー!!」
X「スーパー1を連れてきた!」
RX「Xさん!」
Xとスーパー1も怪人を蹴散らしていく。
RX「スーパー1・・・・・」
スーパー1「うおお」
アマゾン「2号ライダー!!」
ライダーマン「ストロンガー!!」
スカイ「みんな、ぶじか!?」
2号とストロンガーが助けられた。
ストロンガー「ブ・・・V3はどうした?」
V3もやって来た。
RX(V3さん・・・・)
ライダーマン「V・・・・3・・・・・」
RX「V3さん!!」
ライダーマン「V3!!」
ZX「V3!!」
V3「十人の戦士だ・・・・」
V3の額のシグナルから光が出てきた。
V3「な・・・・なんだ!!」
RX「シグナルから光が!!」
RXや他の戦士達のシグナルからも光が出てきた。
ライダーマン「この光はいったい!?」
トーベ-(十を一にせよ!その光こそ復活の光!!)
V3(十を・・・一に・・・・!!)
V3「みんな、光を重ねるんだ!!十人の光を・・・・・一つに!!」
十人はシグナルからの光を一つに重ね、巨大な光とした。
V3「復活の光だ・・・・!!」
その光は1号ライダーへ向かって行った。
RX「光が動き出した!!」
光は1号ライダーと重なり、一際強く輝いた。
「うわぁ!」
しかしその後、光は消えてしまった。
RX「光が消えた・・・・」
V3「ま・・・間に合わなかったのか・・・・・」
そこへ怪人達を引き連れたシャドームーンが来た。
V3「シャドームーン!!」
シャドームーン「ふふふ・・・・もうおまえたちはふくろのねずみだ・・・・」
その時、1号のシグナルが光り、その手が握りしめられる。
そして、1号を入れたクリスタルにひびが入り―――――
クリスタルが砕けちり、エネルギーが溢れ出した。
RX「V3さん・・・・」
シャドームーン「な、なんだ!?この巨大なエネルギーの解放は・・・・・!!」
RX「V3さん!!」
シャドームーン「き・・・きさまは・・・・!!」
1号「わが名は1号・・・・・永きねむりからよみがえりし、伝説の戦士!!」
(つづく)
最終更新:2021年05月27日 07:26