セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記のオープニング

アガスティアベース。
謎の怪物が復活を遂げる。
本棚にはスーパー戦隊や仮面ライダーの本がたくさん並んでいた。
天井から斧が降ってくるが、怪物はそれを受け止めて破壊。
兵士が怪物に挑むも、あっさりやられてしまう。
怪物は人間の姿となって本を全て散らせてしまう。

怪物「これよりこれより物語は私が支配する…… さあ、禁忌の物語たちよ、混ざりあえ! 混沌の物語を作り出せ!」


芽依「飛羽真先生!  原稿はまだですか⁉︎」
倫太郎「筆が進まないようですね。スランプですか?」
飛羽真「ていうか俺、小説家に向いてない気がして……」
芽依「ええーっ?」
賢人「そんなことはない…… ルナはお前が作る物語は面白いって言っていただろ?」

(ルナ『飛羽真の作ったお話、すっごく面白い!』)

賢人「小説家は物語にとって神だ…… 物語で登場人物が苦しんだりするのは、書いてる俺。つまり神が苦しませてるわけで、俺は人を助けたくて仮面ライダーやってるのに、登場人物に合わせるのは矛盾してないかって……」
ユーリ「この本を参考にしたらどうだ? なかなか面白いぞ」

ユーリが差し出したのは「機界戦隊ゼンカイジャー 」という本だった。

飛羽真「ん? 何この本? 仕入れた覚えないけど」
ユーリ「どんな状況でも登場人物が苦しんだりしない!」
芽依「何、何? どんなの?」
倫太郎「見せてください!」
飛羽真「キカイノイドか。確かに面白いな……」

さらには「激走戦隊カーレンジャー」という本も置いてあった。

賢人「ここにも似たような本が…… あれ? 乱調?」

すると本が光り出した。

賢人「うっ、なんだ?」

賢人が消える。

芽依「賢人?」
倫太郎「賢人!」
飛羽真「この本も光ってるぞ!」
芽依「飛羽真、どうなってるの?」

飛羽真たちも消えてしまう。

倫太郎「みんなが、消えた?」


飛羽真たちの元にキカイノイドたちが集まっている。

キカイノイド「おい、大丈夫?」
飛羽真「うわあっ!」
芽依「何ここ? ロボットがいっぱい!」

ジュランが旗を掲げていた。

ジュラン「おう、お前ら。介人ってやつ、見なかったか?」
飛羽真「介人?」
ジュラン「本がピカーッと光っていなくなっちまってよ……」
芽依「うちらとおんなじ……」
飛羽真「君、もしかしてキカイノイド?」
ジュラン「いや、見りゃわかんだろう…… キカイノイドだよ。俺はジュランっつーんだ、ヨロシコ」
ユーリ「介人…… ジュラン…… 聞いた名前だな」

飛羽真は「ゼンカイジャー 」を取り出す。

飛羽真「この本の登場人物だよ! 俺たち、物語の世界に入っちゃったのか?」

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最終更新:2022年12月26日 17:45