かっての一年戦争から7年・・・・・・・・・。
徹底されぬまま終わった戦後処理は
地球連邦の傲慢という弊害を生み
それがスペースノイドとアースノイドの
対立へと発展するまでにさほどの時間は
要しなかった・・・・・・・・・・。
それは歴史の必然であったのか。
勝者となった連邦の驕りは
歪みとなって表面へと噴出し・・・・・・・・。
ジオン残党狩りを主任務とし
地球圏の平和を維持するエリート部隊
「ティターンズ」が結成される。
アースノイドのみで構成される
ジオン残党狩りを名目としたティターンズの
真の目的は「地球至上主義」の元に行われる
スペースノイドの弾圧であった。
歪んだ方向へと時代は流れる・・・・・・・・。
その地球連邦政府への不信感を露にした
スペースノイドたちは、半連邦組織
「A・U・E・G(エゥーゴ)」を結成。
エゥーゴとティターンズ、両者の反目は
人類全てを巻き込んで拡大を続けていた。
反目は半目を呼び、やがて憎悪へ・・・・・・・・・
そして血で血を洗う抗争へと発展していく。
愚行、というにはあまりにも愚かな争い。
人類の一年戦争で犯した過ちが
再び繰り返されようとしている・・・・・・・・・。
そして、宇宙世紀0087年3月。
エゥーゴとティターンズの抗争は
ついに表面へと吹き出し・・・・・・・・・
一年戦争に続いて二度目の
全面抗争を勃発させた。
後に言う「グリプス戦争」の始まりである。
最終更新:2021年04月08日 06:30